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CATEGORY
■ 2013/3/2 AMAスーパークロス第9戦/450SX第9戦/250SXイースト第3戦
ミズーリ州セントルイス/エドワード・ジョーンズ・ドーム
天気 気温 観客
日中1度〜深夜マイナス3度 60,178人

ビロポートがデッドヒートを制し今季4勝目をゲット!




 第9戦セントルイスは、AMAスーパークロス全17戦のちょうど折り返し点に位置している。シリーズ前半戦からは5人のウィナーが生まれたが、果たして今大会を境に戦況が変わるのか、あるいはこのまま混戦が続くのか興味深いラウンドである。会場のエドワード・ジョーンズ・ドームは、NFLのセントルイス・ラムズが本拠地としている多目的スタジアムで、今回は当地でのスーパークロスとしては新記録となる60,178人が観客席を埋めた。外は雪が舞う摂氏0度前後という寒さだったが、スタジアムの中にはフード付きジャケットを脱がなければならないほどの熱気が満ちていた。
 セントルイスはライダーからも人気があるラウンドで、多くが当地の良質な土を理由に挙げている。概して粒子の細かい粘土で、適度な水分を含んでいる時はタイヤの食い付きが非常に良い。軟質なので掘れた路面にはワダチができるが、難易度が高まる一方でコーナーなどではラインの選択肢が増えるメリットもある。今年の土は乾きが早く、当日の朝はしっとりとしていた路面も昼過ぎからの走行でどんどんドライになっていった。コースレイアウト的にはテクニックの差が出る部分が少なく、トップライダーのタイムは49秒あたりで拮抗していた。
 
 450SXのメインレース(20周)は、ホールショットのマイク・アレッシ(スズキ)を先頭に、ジャスティン・バーシア(ホンダ)、ジェイムズ・スチュワート(スズキ)、ライアン・ビロポート(カワサキ)らの好スタートで始まった。2周目にはスチュワートがトップに立ち、アレッシと入れ替わったバーシアとビロポートが追いかけた。2周目に転倒したカイル・チゾム(ヤマハ)を救出するため、3周目に赤旗中断。レースはスタッガードスタートにより再開された。
 レース中盤になってもトップ争いは接戦のままで、9周目にはスチュワート、ビロポート、バーシアがテールトゥノーズとなる。何度かオーバーテイクを試みた後、11周目にビロポートがトップに立ったが、12周目にはスチュワートが抜き返し、6万余人のボルテージがマックスに達した。この直後に赤十字と黄旗が提示された区間に差しかかった両者は、ジャンプをなめて徐行したが、出口で前に出たビロポートが以後リーダーとなる。14周目にはバーシアがスチュワートをかわして2位に浮上したが、直後に失速して連続ジャンプを飛べず、チャド・リード(ホンダ)とライアン・ダンジー(KTM)の先行を許した。
 終盤はビロポートが3秒ほどのセーフティリードを保ち、今季4勝目をゲット。2位スチュワート、3位リード、以下ダンジー、バーシアを挟んで、ポイントリーダーのデイビー・ミルサップス(スズキ)が6位でフィニッシュした。レース後、ビロポートがスチュワートを抜いたのが黄旗区間だったか否かが審査されたが、リザルトが訂正されることはなかった。この結果、ランキング首位ミルサップスと2位ビロポートの差は一気に詰まり、12ポイントとなっている。


ハーンが2連勝!ランキング首位浮上!


 250SXのメインレース(15周)では、ウィル・ハーン(ホンダ)がドッグレッグ型の1〜2コーナーを巧にクリアしてホールショット。その直後にはビンス・フリージー(ホンダ)、ブレイク・ウォートン(スズキ)、ランス・ビンセント(KTM)、ディーン・ウィルソン(カワサキ)、ギャビン・フェイス(ホンダ)が続いた。コントロールライン手前に設けられたS字のサンドセクションでは、ジャスティン・ヒル(カワサキ)が転倒を喫し、最後尾からの再スタートとなる波乱の幕開けとなった。4周目にはフェイスのアタックを受けたビンセントが転倒。その頃にはハーン、ウォートン、ウィルソンがトップ3となり、ハイペースで4位以下を引き離し始めた。
 トップのハーンは、ウォートンに対し2秒強のリードを築いたが、レース中盤8周目にウィルソンが2位に浮上するとマージンがなくなり、一騎打ちとなったトップ争いが俄然白熱する。先行するハーンは背後からプレッシャーを受けながらも、前戦アトランタでキャリア初優勝を飾ったばかりとは思えないほど落ち着いた走りで周回を重ねた。ラスト3周にはウィルソンが仕掛けたが、トップの座を譲り渡すことなくハーンが逃げ切った。3位ウォートンを挟み、4位にはマービン・ムスキャン(KTM)、5位にはジェレミー・マーティン(ヤマハ)が入賞した。
 ハーンの2連勝によって、ウィルソンはポイントリーダーの地位から一時的かもしれないが陥落した。次戦デイトナからは、新リーダーのハーンがレッドナンバープレートを装着することになる。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki "17.14.320 DUNLOP user
2 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki +3.396 DUNLOP user
3 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda +4.504 DUNLOP user
4 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +5.946 DUNLOP user
5 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +10.047 DUNLOP user
6 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki +14.912 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 19 W・ハーン Geico Honda Honda "12.46.488 DUNLOP user
2 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +0.897 DUNLOP user
3 13 B・ウォートン Rockstar Energy Racing Suzuki +11.580 DUNLOP user
4 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +17.963 DUNLOP user
5 77 J・マーティン Star Racing Yamaha +24.985 DUNLOP user
6 42 V・フリージー Slaton Racing Honda +35.453 DUNLOP user

AMAスーパークロス/450SX第9戦/250SXイースト第3戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki 189 DUNLOP user
2 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 177 DUNLOP user
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 166 DUNLOP user
4 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda 148 DUNLOP user
5 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 147 DUNLOP user
6 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 132 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 19 W・ハーン Geico Honda Honda 70 DUNLOP user
2 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 69 DUNLOP user
3 13 B・ウォートン Rockstar Energy Racing Suzuki 60 DUNLOP user
4 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 53 DUNLOP user
5 42 V・フリージー Slaton Racing Honda 39 DUNLOP user
6 67 G・フェイス Motoconcepts Honda 38 DUNLOP user