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CATEGORY
■ 2013/3/23 AMAスーパークロス第12戦/450SX第12戦/250SXイースト第6戦
カナダ・トロント/ロジャース・センター
天気 気温 観客
晴れ 日中4度〜深夜マイナス3度 48,669人

4連勝を果たしたビロポートが着々と首位固め!




 カナダ最大の都市、トロントで開催されるスーパークロスが、AMA+FIMのダブルタイトルシリーズに組み込まれるようになって今年で6年目。オンタリオ湖対岸のアメリカ側からも国境を越えて観戦に訪れるファンが多く、トロントは近年の新規参入の中で最も成功した開催地となっている。会場のロジャース・センターは、MLBのブルージェイズが本拠地として使用している多目的スタジアムで、1989年にスカイドームの名でオープンした時には、世界初採用のリトラクタブルルーフが話題となった。ロジャース・センターはMLBのフランチャイズ球場の中では最も容積が大きく、スーパークロス開催時にはフロア面積の広さを利用した屋内最長のコースがレイアウトされる。今回のデザインも1コーナー先に配された折り返しや、ストレートを2回横断する部分などによって、1周に1分前後を費やす長いコースになった。
 今回の土は概してドライで、全周にわたってルーストが巻き上がるほど表面がサラサラのサンド質だった。しかし表層の下は意外に硬く、コーナーには掘れたワダチではなくパウダーを掃き寄せたようなバンクが出来た。また混入している砂利の多さも当地ならではの特性で、ブレストガードを着用するライダーもいた。以前のトロントでは、雪や霜の影響により土がウェットになりすぎるきらいがあったが、最近はすっかりドライコンディションが確保されるようになった。レイアウト的にはきついフープスとリズムセクションが鍵で、特に250では飛び方により差が付く難所となった。
 
 450SXのメインレース(20周)では、ライアン・ビロポート(カワサキ)が好スタートを切ったが、2〜3コーナーでチャド・リード(ホンダ)、デイビー・ミルサップス(スズキ)が先行した。2周目にはミルサップスがリードをかわしてトップに立ち、3周目にはビロポートが2位に浮上。リードの後ろ、4位以下にはライアン・ダンジー(KTM)、ジェイムズ・スチュワート(スズキ)、ジャスティン・バーシア(ホンダ)らが続いた。そのバーシアのチームメイト、トレイ・カナード(ホンダ)は、前戦でクラッシュしたため大事を取って欠場。また、アトランタからインディアナポリスまでスポット参戦してきたイーライ・トマック(ホンダ)は、250SXウエストの再開に備えるため今大会にはエントリーしていない。
 ミルサップスとビロポートは、序盤からテールトゥノーズの状態をキープ。やや間隔を置いて、3位に浮上したダンジーが追う形となる。何度かチャンスをうかがっていたビロポートが仕掛けたのは12周目。コーナーでミルサップスのインに飛び込んで仕留めると、その後は2〜3秒のセーフティリードを作った。ダンジーもこのトップ争いに加わりそうだったが、12周目のエンストで後退してしまった。同様のエンストは16周目まで5位を走行していたスチュワートにもあり、このミスで7位までポジションを下げた。チェッカーは4連勝のビロポート、ミルサップス、ダンジーの順に振られた。この結果、ポイントリーダーのビロポートとランキング2位ミルサップスの差は12点に広がった。


ムスキャンが3連勝!首位ハーンに急接近!


 250SXのメインレース(15周)では、デイトナ、インディアナポリスと連勝中で波に乗るマービン・ムスキャン(KTM)が、ホールショットを取った。ムスキャンはプラクティス中のリズムセクションで、難易度の高い3-3に挑んでクラッシュしていたが、予選ヒートをトップで通過して好感触を取り戻していた。2位以下にはジミー・デコティス(ホンダ)、ブレイク・ウォートン(スズキ)、ビンス・フリージー(ホンダ)、ウィル・ハーン(ホンダ)が続く。一方、オープニング早々にジャスティン・ヒル(カワサキ)が転倒リタイア。負傷欠場中のダリン・デュラム(カワサキ)、ディーン・ウィルソン(カワサキ)に続く3人目を欠き、名門チームのプロサーキットがコース上から消えてしまった。
 2周目にはデコティスの転倒などもあって、トップグループのポジションが入れ替わる。ムスキャンが独走態勢を固める後ろで、ウォートンvsハーン、そしてフリージーvsジェレミー・マーティン(ヤマハ)の接戦が繰り広げられる形となった。7周目にはハーンが2位に浮上し、チャンピオンを争う2人の直接対決となったが、5秒以上のリードを築いていたムスキャンの優位は揺るがなかった。余裕で3連勝を果たしたムスキャンに続き、ハーンがフィニッシュ。3位にはマーティンの猛追撃を振り切ったウォートンが入賞した。ファイナルラップにはフリージーとカナダ出身のコール・トンプソン(ホンダ)による5位争いが注目されたが、0.002秒差でフリージーが前だった。
 ムスキャンの3連勝により、250SXイーストのポイントランキングは、首位ハーンと2位ムスキャンの差がまた詰まった。そのマージンは6点…。開幕から12週間連続で開催されてきたAMAスーパークロスは、ここでようやくブレイク。イースターホリデーを挟んだ4月6日に、第13戦ヒューストンが開催される。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki "19.48.182 DUNLOP user
2 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki +3.598 DUNLOP user
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +7.539 DUNLOP user
4 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda +9.730 DUNLOP user
5 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +31.475 DUNLOP user
6 12 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki Kawasaki +35.833 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM "15.04.402 DUNLOP user
2 19 W・ハーン Geico Honda Honda +3.570 DUNLOP user
3 13 B・ウォートン Rockstar Energy Racing Suzuki +20.172 DUNLOP user
4 77 J・マーティン Star Racing Yamaha +20.986 DUNLOP user
5 42 V・フリージー Slaton Racing Honda +24.275 DUNLOP user
6 48 C・トンプソン AXTour Honda +24.277 DUNLOP user

AMAスーパークロス/450SX第12戦/250SXイースト第6戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 252 DUNLOP user
2 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki 240 DUNLOP user
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 230 DUNLOP user
4 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 196 DUNLOP user
5 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 184 DUNLOP user
6 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki 169 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 19 W・ハーン Geico Honda Honda 134 DUNLOP user
2 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 128 DUNLOP user
3 13 B・ウォートン Rockstar Energy Racing Suzuki 108 DUNLOP user
4 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 87 DUNLOP user
5 42 V・フリージー Slaton Racing Honda 81 DUNLOP user
6 50 K・ピータース AG Motorsports Honda 78 DUNLOP user