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■ 2013/4/7 第1戦 カタール ロサイル
天気 気温 観客
晴れ(ナイトレース) 22度 9,704人

エスパルガロ選手が開幕優勝。中上選手が初の表彰台3位を獲得






プロトタイプの車体に、全車が同じホンダの4ストローク600ccエンジンを搭載したマシンで戦うのがMoto2クラス。パワー差がないだけに、毎回大混戦が展開されるカテゴリーだ。ダンロップは、今年もオフィシャルサプライヤーとして全チームに同じタイヤを供給する。
迎えた開幕戦。ロサイルサーキットは中東カタールの砂漠の中にあるため、砂埃で路面はざらつき感が大きい。タイヤの消耗が激しいコースだ。
今回ダンロップは、昨年の第2戦ヘレスから導入したプロファイルのソフト&ハードフロントタイヤを供給。リアには、昨年のカタール戦と同じソフト&ハードタイヤを持ち込んだ。
 
今シーズン初の予選で、最速タイムを出したのは昨年同クラス・ランキング2位だったP・エスパルガロ選手(KALEX)。予選序盤で転倒を喫したが、再スタートして最終ラップにファステストラップを叩き出した。
「最初に転倒しちゃって大変だったけど、リズムを取り戻してポールを取れた。速いライダーが多いのでハードなレースになると思う」とエスパルガロ選手。
続いて、フリープラクティスまでトップに立っていた中上貴晶選手(KALEX)が2位。
「ポールを取れると思ってたので悔しいです。でも、大事なのは決勝。明日は、激しいバトルになると思うが、いいレースができると思う。とにかく初戦で勝ちたいです」と中上選手。
3番手にベテランのM・カリオ選手(KALEX)が続く。
また、元GPライダーの岡田忠之氏が率いるIDEMITSU Honda Team Asiaからエントリーした高橋裕紀選手(MORIWAKI)は23位となった。
「すべてがゼロのところから始まったが、走るごとによくなっている。まだ上位を走るポテンシャルにはなっていないが、ポイント圏内を目指します」と高橋選手。
 
今年もカタールのナイトレースで戦いの幕を開けた。
決勝が始まると中上選手が好スタートを決めてホールショット。そのままレースをリードしていく。後ろからエスパルガロ選手、S・レディング選手(KALEX)、D・アーゲター選手(SUTER)などが続く。
まずは、中上選手、エスパルガロ選手、レディング選手の3台がトップグループを形成。僅差の戦いを展開していく。
トップの中上選手は後続を引き離しにかかり、3周目にエスパルガロ選手、レディング選手に約1秒の差をつける。
5周目になると、レディング選手がエスパルガロ選手を抜いて2位に上がり、トップの中上選手との差をつめていく。
レース中盤、中上選手、レディング選手、エスパルガロ選手が再びダンゴ状態に。
8周目、レディング選手は中上選手を抜き去り、先頭に立つ。中上選手、エスパルガロ選手も負けじとついていく。さらに、中上選手がコーナーではらんだ隙にエスパルガロ選手が2位に上がる。
後半に入ると、レディング選手とエスパルガロ選手がトップ争いとなり、中上選手はペースが上がらず単独3位となっていく。
レース終盤、レディング選手とエスパルガロ選手がテールトゥノーズ。息詰まるような接近戦をみせていく。約4秒後方で中上選手が単独3位につける。
そして、残り5周でエスパルガロ選手が前に出て、後ろからピタリとレディング選手がついていく。
迎えたラストラップ。レディング選手が、トップのエスパルガロ選手に何度も並びかけようとするが、前に出ることはできず。エスパルガロ選手がトップを守り切って開幕優勝を果たした。
「最初は中上選手が速くて、ついていくのが大変だった。それから追いついて、ペースを上げることができた。レディング選手を引き離せなかったけど、トップをキープできた。開幕戦で25点を取れてうれしいよ」とエスパルガロ選手。
2位はレディング選手は、「スタート直前にクラッチが故障して、すぐにスタッフが直してくれたんだ。スタートしてからは、ちょっと変だったけど、すぐにペースを上げることができた。最終ラップにはなんとか前に出たかったけど、無理だったね」とレディンス選手。
続いて、中上選手は、初の表彰台3位を獲得した。
「序盤は予定どおり前に出たんだけど、10周目くらいからペースを守るのが難しかった。勝てなかったのは悔しいが、初めて表彰台に上がれたのでうれしいです」と中上選手。
一方、高橋選手は23位に入っている。「スタート直後に他車の転倒に巻き込まれて最後尾になってしまった。初のバイク、初のレースだったので、難しかった。これから、チームとともに、マシンをよくしていきたいです」と高橋選手は語った。


サロム選手が混戦を制して開幕優勝






2年目を迎えたMoto3クラス。使用されるのは4ストローク250cc単気筒エンジンを積んだマシンで、メーカーは特に決まっていない。KTM、KALEX、SUTERなどの車体に、KTMやHONDAなどのエンジンを積んだマシンで戦う。タイヤだけはワンメイクで、Moto2同様ダンロップがオフィシャルサプライヤーとして、全チームに同じタイヤを供給する。
カタールには、昨年同様フロントはミディアム&ハードのタイヤを準備。リアタイヤは、去年ほとんどの選手がミディアムを使用したため、去年のハード&ミディアムを変更して、今年はソフト&ミディアムを供給した。
予選では、去年のランキング2位L・サロム選手(KTM)が、初めてポールポジションを獲得した。
「初のポールでうれしい。チームスタッフのおかげだと思う。明日は大集団による混戦になると思うけど全力でがんばる」とサロム選手。
続いて、昨年ランキング3位のM・ヴィニャーレス選手(KTM)が右手の指にケガを負いながらも2位をゲット。A・リンス選手(KTM)が3位と、KTM勢がフロントローを独占した。
また、今年から初参戦した渡辺陽向選手(HONDA)は32位となっている。
「自分の走りは周りの人とずれている感じがする。明日は初のGPのレースで、なんとか完走して、ひとつでも前でゴールしたい」と渡辺選手はコメントした。
 
決勝レースは、サロム選手のホールショットでスタートした。後ろから、リンス選手、ヴィニャーレス選手、J・フォルガー選手(KALEX KTM)などが続く。
序盤からトップ争いは大混戦。リンス選手、ヴィニャーレス選手、サロム選手、フォルガー選手など7台が僅差で続く。リンス選手が2周目から先頭に上がるが、ライバルたちもついて行く。
トップのリンス選手はハイペースで逃げ切りを図るが、後ろからサロム選手、ヴィニャーレス選手などもくらいついていく。去年のMoto2チャンピオン、M・マルケス選手の弟、A・マルケス選手(KTM)もトップ争いに加わる。
レース中盤に入ると、トップ集団はリンス選手、サロム選手、ヴィニャーレス選手、フォルガー選手、マルケス選手の5台に絞られ、順位を入れ替えながら周回を続ける。先頭を奪い合うのは、サロム選手とリンス選手。
マルケス選手も果敢にサロム選手、リンス選手の競り合いに加わっていく。すぐ後ろからヴィニャーレス選手、フォルガー選手も遅れずに続き、終盤に入っても5台の混戦模様は続く。
そして最終ラップに入ると、サロム選手がトップを奪うとラストスパート。そのままライバルたちを圧倒して、開幕優勝を達成した。
「いい走りができた。大変なレースだったけど、タイヤの使い方もうまくいった。今年、僕らはすごく戦闘力が高いと思う」とサロム選手。
2位争いはヴィニャーレス選手とリンス選手のサイドバイサイドの戦いとなり、ヴィニャーレス選手が千分の6秒という僅かの差で2位となる。
「手が痛くて大変だったけど、なんとか2位になれてよかった。いいレースができたと思う。次のオースチンはもっとがんばるよ」とヴィニャーレス選手。
リンス選手は3位に入り、スペイン勢が表彰台を独占した。「終盤はすごく厳しかった。最後はちょっとサロム選手に離されてしまって、もう追いつけなったよ。」とリンス選手はコメントした。
また、マルケス選手は、ラストラップに入るストレートで先頭に出たが、すぐに抜かれてしまい、惜しくも4位。フォルガー選手はアタックできずに、5位でゴールした。
一方、デビューレースに臨んだ渡辺選手は27位で完走した。「初めてのレースで緊張した。完走できてよかった。次はみんな初めてのコースなので、もっといい成績を出したいです」と渡辺選手は語った。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 P.Espargaro Tuenti HP 40 Kalex '40.31.782 DUNLOP user
2位 S.Redding Marc VDS Racing Team Kalex '40.32.626 DUNLOP user
3位 中上 貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '40.43.880 DUNLOP user
23位 高橋 裕紀 IDEMITSU Honda Team Asia Moriwaki '41.36.076 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM '38.26.859 DUNLOP user
2位 M.Vinales Team Calvo KTM '38.27.276 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM '38.27.282 DUNLOP user
27位 渡辺 陽向 La Fonte Tascaracing Honda '39.49.899 DUNLOP user

第1戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 P.Espargaro Tuenti HP 40 Kalex 25 DUNLOP user
2位 S.Redding Marc VDS Racing Team Kalex 20 DUNLOP user
3位 中上 貴晶 Italtrans Racing Team Kalex 16 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM 25 DUNLOP user
2位 M.Vinales Team Calvo KTM 20 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM 16 DUNLOP user