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■ 2013/4/21 第2戦 アメリカ テキサス
天気 気温 観客
晴れ 22度 61,091人

テロール選手が後続を離して初優勝を決める






第2戦の会場は、アメリカ・テキサス州に昨年新設されたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。MotoGPを開催するのは、今回が初めてとなる。
全長5.513Kmのサーキットは、1.2メートルのホームストレート、9箇所の右コーナー、11箇所の左コーナーを持つレイアウトとなっている。高低差もあり、中高速コーナーが多いことから、ライダーにとっては攻め甲斐のあるコースだ。
Moto2クラスの事前テストはなかったため、全てのライダーにとって初めての走行になる。
ダンロップは、路面のグリップが低くタイヤの消耗が厳しいコースという事前調査を元に、リアにハード&エクストラ・ハードのタイヤを用意。フロントには、開幕戦カタールと同じ、ソフトとハードのタイヤを供給した。
 
初日から晴天の中で走行が始まった。1日目からトップにつけていたS・レディング選手(KALEX)が、予選の最終ラップに最速タイムをマークして、初のポールポジションを獲得した。
「最後にうまくクリアラップが取れて、いいタイムを出せた。でも、明日は大変なレースになると思う。タイヤの消耗が激しいコースなので、タイヤマネージメントをうまくやって、いい成績を残したいね」とレディング選手。
前戦で初表彰台に上がった中上貴晶選手(KALEX)は2位。「最後に抜かれてしまって、ポールを取れず悔しいです。明日は難しいレースになると思うが、しっかり準備して、優勝を狙っていきたい」と中上選手。
N・テロール選手(SUTER)が3位フロントローに並んだ。開幕戦のウィナー、P・エスパルガロ選手(KALEX)は調子が上がらず、7番手3列目となる。
また、高橋裕紀選手(MORIWAKI)は26位となった。「マシンの開発中ということもあって、セッティングを詰めきれてなくて、予選中に転倒もあった。明日に向けて、いい方向にしていきたいです」と高橋選手。
 
決勝当日も朝から晴天に恵まれた。
テキサスでの初レースは、レディング選手の好スタートで始まる。後ろから中上選手、テロール選手、D・アーゲター選手(SUTER)、S・コルシ選手(SPEED UP)などが続き、エスパルガロ選手は7番手につける。
オープニングラップで激しい順位争いが展開され、2周目になるとレディング選手を先頭に、アーゲター選手、テロール選手、M・カリオ選手(KALEX)、エスパルガロ選手、コルシ選手のオーダーへ。中上選手はペースが上がらず7位に後退する。4周目になると、エスパルガロ選手が転倒リタイアしてしまう。
4周目にトップに立ったのはテロール選手で、レディング選手、カリオ選手、アーゲター選手、コルシ選手の5台がトップグループを形成、僅差の戦いを見せていく。
レース中盤に向けてテロール選手が後続を離し始め、1秒半後方からカリオ選手、アーゲター選手、レディング選手が続き、コルシ選手は7周目に転倒。また、中上選手は7周目にマシントラブルのためにピットに戻ってしまう。
10周目、トップのテロール選手は約3秒のリードを奪う。2位争いはカリオ選手、レディング選手、アーゲター選手が僅差で続いていたが、レディング選手が徐々に遅れ始め、E・ラバット選手(KALEX)に追いつかれる。
レース終盤、トップのテロール選手は約3秒のアドバンテージを守っていく。2位争いは、カリオ選手とアーゲター選手に、レディング選手を抜いたラバット選手も加わり、3台が何度も順位を入れ替えるバトルを展開していく。
テロール選手は最後までリードを守りきると、初優勝を達成した。
「Moto2クラスで優勝するなんて夢みたいだ。タイヤに厳しいコースだったから難しかったよ。とにかく、集中して走ったよ。パーフェクトだった」とテロール選手。
2位争いは最後まで大激戦。ラストラップの攻防の末に、ラバット選手が2位をゲットした。「スタート直後の1コーナーでカリオ選手と接触して、クラッチレバーが少し曲がってしまった。それで、ギアがうまく作動しなかったり大変だった。なんとかがんばって追い上げて行ったよ」とラバット選手。
カリオ選手が3位となった。「レースに向けてフロントのセッティングを変えたらよくなった。ゴール前の最終コーナーでは、ブレーキングを遅らせすぎて立ち上がりではらんでしまった。2位になれるところだったけど、3位でもうれしいよ」とカリオ選手はコメントした。
アーゲター選手は最終ラップにカリオ選手と接触して遅れをとり、4位でチェッカー。レディング選手は5位となったが、2戦を終えた時点で首位に立っている。
また、高橋選手は19位でゴールした。「レースでは今できるベストのセットで走って、いろいろとデータ収集できた。次は新しい車体を投入するので、がんばりたい」と高橋選手。
リタイアに終わった中上選手は「スタート直後の1コーナーでマシンの挙動が変だった。1、2周目でギアが入らなかったりおかしくなってコースアウトもしたので、しかたなくピットに戻りました」と説明していた。


リンス選手が波乱のレースを制して、初優勝






Moto3クラスも事前テストはなく、全ライダーにとって初走行となった。
ダンロップは開幕戦カタールと同じ、フロントにミディアム&ハードのタイヤ、リアにソフト&ミディアムのタイヤを用意した。
予選でポールポジションを獲得したのは、スペイン人のA・リンス選手(KTM)だった。
「僕のキャリアの中で2度目のポールポジションを獲得できてうれしい。でも、大事なのは明日。サロム選手、ヴィニャーレス選手も速いから、タフなレースになると思う。できれば、序盤から逃げたいね」とリンス選手は語った。
続いて、L・サロム選手(KTM)が2位、M・ヴィニャーレス選手(KTM)が3位と、開幕戦の表彰台に上がったKTMに乗る3人がフロントローに並んだ。
また、渡辺日向選手(HONDA)は予選中に転倒して、背中を痛めたために欠場となった。
 
決勝レースがスタートすると、サロム選手がホールショット。リンス選手、ヴィニャーレス選手、J・フォルガー選手(KALEX KTM)などが続く。
オープニングラップにリンス選手がトップに浮上し、ヴィニャーレス選手、サロム選手が続き、上位3台は4位フォルガー選手を離していく。
序盤からリンス選手、ヴィニャーレス選手、サロム選手の3台がトップ争いを展開。後方では、フォルガー選手が単独4位、A・マルケス選手(KTM)が単独5位につけていく。
中盤に入るとサロム選手が後退し始め、リンス選手、ヴィニャーレス選手の2台は、ハイペースでトップ争いを続けていく。
そして、12周目に入ったところで後続の1台が転倒して、赤旗中断。10周目終了時点の順位でグリッドに並び、残り5周のレースを行うことになった。この5周の結果が総合結果となる。
 
2度目のスタートが切られると、再びサロム選手がホールショット。後ろからリンス選手、ヴィニャーレス選手、フォルガー選手と続く。
1周目にヴィニャーレス選手がブレーキングミスして5位に後退。サロム選手、リンス選手の2台が先行し、フォルガー選手、N・アジョ選手(KTM)、ヴィニャーレス選手と続く。
3周目になると、サロム選手とリンス選手がトップ争い、フォルガー選手とヴィニャーレス選手が3位争いを繰り広げていく。
リンス選手とサロム選手は激しいバトルを展開し、ヴィニャーレス選手はフォルガー選手を離して、トップ2台に追いついていく。
ラストラップは、サロム選手、リンス選手、ヴィニャーレス選手のオーダーで突入。ロングストレートで並びかけたリンス選手がコーナー入口で先頭に出る。そして、最終コーナーで今度はサロム選手がインをついて逆転を狙うが、立ち上がりではらんでしまう。この隙にリンス選手、ヴィニャーレス選手が先行し、リンス選手はそのままトップでゴールラインを駆け抜けた。
「赤旗が出たとき、レースが終わって勝ったと思った。そしたら、5周のレースをするときいて、気持ちを整理するのが大変だった。再スタートしてからも厳しいレースだったよ。最後は、一度サロム選手に抜かれたが、逆転の可能性はあると思った。最後はもう必死でスロットルを開けていったよ」とリンス選手。
2位はヴィニャーレス選手。「再スタートの後、ミスがあってきつかった。なんとか追いついて、2位に入れたからよかったよ」とヴィニャーレス選手。
サロム選手は3位となった。「予選はよかったけど、レースは厳しかった。転倒しそうになったこともあった。最後はアタックしたけど、無理だったね」とサロム選手は語った。
また、4位はフォルガー選手。5番手で再スタートしていたマルケス選手は転倒している。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 N.Terol Mapfre Aspar Team Moto2 Suter '42.02.689 DUNLOP user
2位 E.Rabat Tuenti 40HP Kalex '42.05.814 DUNLOP user
3位 M.Kallio MarcVDS Racing Team Kalex '42.05.864 DUNLOP user
23位 高橋 裕紀 IDEMITSU Honda Team Asia Moriwaki '42.47.003 DUNLOP user
リタイヤ 中上 貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '13.35.456
-13 laps
DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM '11.26.535 DUNLOP user
2位 M.Vinales Team Calvo KTM '11.26.779 DUNLOP user
3位 L.Salom RedBull KTM Ajo KTM '11.27.082 DUNLOP user
欠場 渡辺 陽向 La Fonte Tascaracing Honda - DUNLOP user

第2戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Redding Marc VDS Racing Team Kalex 31 DUNLOP user
2位 N.Terol Mapfre Aspar Team Moto2 Suter 27 DUNLOP user
3位 E.Rabat Tuenti 40HP Kalex 27 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM 41 DUNLOP user
2位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM 41 DUNLOP user
3位 M.Vinales Team Calvo KTM 40 DUNLOP user