FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2013/6/2 第5戦 イタリア ムジェロ
天気 気温 観客
晴れ 21度 76,326人

レディング選手が2連勝を決める






第5戦イタリアは、観光地で有名なフィレンツェ郊外の山間にあるムジェロ。1.141キロのストレートを持つ、アップダウンのある5.2キロの高速サーキットだ。
ダンロップは、フロントに前回のル・マンと同じソフトタイヤと、ムジェロで性能を発揮してきたハードタイヤをセレクト。リアには、耐久性のあるミディアムタイヤと、昨シーズン、多くのコースで好感触を得ているハードタイヤを提供した。
 
悪天候が心配されたが、初日、2日目ともほぼドライコンディションで走行は行われた。予選でポールポジションを獲得したのは、前戦のウィナー、S・レディング選手(KALEX)。「朝のプラクティスで転倒して、マシンがダメージを負ったがスタッフが直してくれた。予選ではすぐにいいフィーリングで走れて、最後の3周はプッシュしていいタイムを出せたよ」とレディング選手。
2番手に中上貴晶選手(KALEX)。「序盤に出したタイムはそんなに速くないと分かっていた。最後はタイムを更新できなかった。ペースは悪くない。明日はリラックスしてレースに臨みたい」と中上選手。
続いてドイツ人のM・シュロッター選手(KALEX)が、初のフロントロー3位を獲得した。
また、高橋裕紀選手(MORIWAKI)は、新しい車体を持ち込んだが28位となっている。「新しい車体はフロントの旋回性がなくて、苦労している。これからいい方向を探っていきます」と高橋選手は語った。
 
決勝レースが始まると中上選手がホールショット。後ろからレディング選手、N・テロール選手(SUTER)、J・ザルコ選手(SUTER)、E・ラバット選手(KALEX)などが続く。
4周目になるとレディング選手がトップに浮上。テロール選手が2位、ザルコ選手が3位に上がり、中上選手は4位へ後退する。
トップのレディング選手はすぐさま引き離しにかかるが、テロール選手、ザルコ選手、中上選手も僅差で続く。
ところが9周目、4位につけていた中上選手がクラッシュ。そのままリタイアとなってしまう。
これでトップ争いは、レディング選手、テロール選手、ザルコ選手の3台に絞られる。11周目にテロール選手がトップに立つが、レディング選手、ザルコ選手もテールにくらいついていく。
後半に入った14周目、レディング選手が先頭に出ると、逃げ切りを図る。テロール選手、ザルコ選手との差を少しずつ広げ始め、残り4周でレディング選手は1.3秒のリードを築く。
レディング選手は、そのままライバルたちを寄せ付けず、2連勝を決める。
「土曜日の午前中に転倒したけど、午後の予選でポールを取れたことがよかった。僕は体が大きいので、このコースはきついんだ。コーナーで膝が路面についたりする。テロール選手、ザルコ選手が来たのは予想してなかったけど、最後はプッシュして勝つことができたよ」とレディング選手。
続いてテロール選手がザルコ選手を引き離して2位をつかんだ。
「今週走り出したときはフロントにチャタリングがあった。でも、だんだんよくなった。表彰台に上がれてうれしいよ。次は地元バルセロナだから、気合を入れていくよ」とテロール選手。
ザルコ選手は、Moto2クラス初の表彰台3位を獲得した。
「なんとか表彰台に上がろうとがんばった。残り3周でテロール選手と戦うよりも、3位表彰台をキープすることが大事だと思ったよ」とザルコ選手は語った。
また、P・エスパルガロ選手(KALEX)は、予選10位4列目から目覚ましい追い上げを披露。M・カリオ選手(KALEX)、J・トレス選手(SUTER)などとの大バトルを制して4位に入っている。
この結果、ポイントテーブルでは、テロール選手が2位に上がり、首位のレディング選手と43点差となっている。
一方、高橋選手は24位。「フロントの旋回性がうまくいかない。苦しいレースでした」と振り返っていた。
転倒した中上選手は、「今朝のウォームアップ走行からクラッチの調子が悪くて、走り出してからもマシンがおかしかった。転倒してしまってとても悔しいです」と語っていた。


6台の大バトルをサロム選手が制して、今季2勝目






Moto3クラスには、フロントには前戦と同じミディアム&ハードタイヤを提供。リアには、新しいハードコンパウンドのタイヤと、前戦と同じミディアムタイヤを準備した。
予選では、ドイツ人ライダーのJ・フォルガー選手(KALEX KTM)が今季初のポールポジションをゲット。「ヴィニャーレス選手の後ろについて、スリップストリームを使ってタイムを出すことができた。ラッキーだった。明日もヴィニャーレス選手に食らい付いていきたい」とフォルガー選手。
続いて、2位に目下ランキングトップのM・ヴィニャーレス選手(KTM)、3位にA・リンス選手(KTM)と続く。
また、渡辺陽向選手(FTR HONDA)は29位となった。「マシンのセッティングを詰めていった。まだ1秒くらい詰められそうです」と渡辺選手。

決勝レースは、フォルガー選手のホールショットで始まった。後ろからヴィニャーレス選手、リンス選手、L・サロム選手(KTM)と続く。
序盤からフォルガー選手、ヴィニャーレス選手、リンス選手、サロム選手の4台がトップ集団を形成。さらに、M・オリヴィエーラ選手(MAHINDRA)、A・マルケス選手(KTM)も僅差で続く。
3周目になるとヴィニャーレス選手がトップを奪うが、後続を引き離すことはできない。
レース中盤になると、ヴィニャーレス選手、リンス選手、フォルガー選手など6台が激しい競り合いを展開。長いメインストレートでは、毎回のようにサイドバイサイドの順位争いが展開されていく。
14周目に入るとマルケス選手が、翌周はオリヴィエーラ選手とトップに立つライダーが目まぐるしく入れ替わっていく。ヴィニャーレス選手、サロム選手などもピタリと後ろから続き、チャンスをうかがっていく。終盤に入ると、フォルガー選手は遅れ始める。
レース終盤に向けて、5台のトップ争いはさらに激しさを増していく。
残り3周になるとサロム選手が先頭に立つがマルケス選手、リンス選手、オリヴィエーラ選手、ヴィニャーレス選手も食い下がる。
ラストラップに入るとサロム選手はラストスパート。後続との差をやや開く。後ろからリンス選手、ヴィニャーレス選手が追いすがるが、サロム選手が逃げ切って今季2勝目を達成。
「ヴィニャーレス選手やマルケス選手も速くて、バトルは激しかった。最後は必死で逃げたよ。次は地元スペインで、大好きなコースだから、この調子でいきたい」とサロム選手。
僅差の2位には、リンス選手が入る。「最終コーナーでミスして、すこし大回りになってしまった。でも、2位に入れてよかったよ」とリンス選手。
続いて3位にヴィニャーレス選手が入った。
「エンジンに少し問題があったから、3位は優勝みたいにうれしいよ。」とヴィニャーレス選手。
この結果、ポイントテーブルでは、首位のヴィニャーレス選手と2位サロム選手の差が4点と詰まっている。
一方、渡辺選手は27位となっている。「1、2周目に、集団に飲まれてしまって遅れてしまった。次はそこを克服したい」と渡辺選手は話していた。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Redding Marc VDS Racing Team Kalex '39.53.942 DUNLOP user
2位 N.Terol Mapfre Aspar Team Moto2 Suter '39.56.117 DUNLOP user
3位 J.Zarco Came Iodaracing Project Suter '39.58.329 DUNLOP user
24位 高橋 裕紀 IDEMITSU Honda Team Asia Moriwaki '40.56.419 DUNLOP user
リタイヤ 中上 貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '15.16.135 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 L.Salom RedBull KTM Ajo KTM '39.53.827 DUNLOP user
2位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM '39.53.926 DUNLOP user
3位 M.Vinales Team Calvo KTM '39.54.130 DUNLOP user
27位 渡辺 陽向 La Fonte Tascararacing FTR Honda '40.47.413 DUNLOP user

第5戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Redding Marc VDS Racing Team Kalex 101 DUNLOP user
2位 N.Terol Mapfre Aspar Team Moto2 Suter 58 DUNLOP user
3位 M.Kallio Marc VDS Racing Team Kalex 58 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Vinales Team Calvo KTM 106 DUNLOP user
2位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM 102 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM 81 DUNLOP user