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■ 2013/6/30 第7戦 オランダ アッセン
天気 気温 観客
晴れ 18度 90,000人

エスパルガロ選手が、レディング選手に競り勝って2連勝で今季3勝目






第7戦の舞台は、オランダのアッセン。1949年、世界グランプリ初開催から行われている大会で、今年で第65回目となった。当時からコースは改修されており、現在のコースは約4.5キロで、左コーナー6、右コーナー12が続くテクニカルなレイアウトとなっている。またアッセンは、天候の変化が激しい地域にあり、毎年のようにライダーたちは“ダッチウェザー”といわれる悪天候に苦しめられる。
ダンロップは、リアに去年アッセンでほとんどのライダーが使用したソフトタイヤとミディアムタイヤ、フロントにはソフト&ミディアムのタイヤを準備した。
 
今年も初日から雨に見舞われ、予選当日も朝は雨が降っていた。しかし、昼前に雨は止み、予選はドライコンディションで行われた。前戦のウィナー、P・エスパルガロ選手(KALEX)は、2戦連続今季3度目のポールポジションを獲得した。
「だいぶ状態はよくなっているよ。今回も徐々にセッティングが決まって、よいリズムで走れている。天気は変わるし、気温は低くて風も強かったけど、いい感じで走れた」とエスパルガロ選手。
続いて、J・ザルコ選手(SUTER)が2位、首位のS・レディング選手(KALEX)が3位フロントローに並んだ。
また、中上貴晶選手(KALEX)はセッティングに苦しみ、13位に沈んでしまった。「セッティングが決まらず厳しい状態です。明日に向けて、セッティングを大きく変更して追い上げたいです」と中上選手。
高橋裕紀選手(MORIWAKI)は31位となっている。「今回も問題が出ていて、うまく走れていない。なんとか問題解決の糸口をみつけたい」と高橋選手は語った。
 
決勝当日、朝のフリー走行はウェットコンディションとなる。中上選手はフリー走行で転倒して鎖骨を骨折、戦列を離れた。
その後雨は止み、ドライコンディションで決勝を迎えた。
レースが始まると、エスパルガロ選手がホールショット。後ろからレディング選手、E・ラバット選手(KALEX)、ザルコ選手が続く。
レース序盤から、エスパルガロ選手とレディング選手がトップを入れ替え、2周目からレディング選手がレースをリード。ライバルのエスパルガロ選手が僅差で続き、2台の後ろからはD・アーゲター選手(SUTER)、ラバット選手、ザルコ選手などもくらいついていく。
レディング選手はリードを広げることはできず、エスパルガロ選手、アーゲター選手、ラバット選手とともに先頭集団を形成。中盤になるとX・シメオン選手(KALEX)、M・カリオ選手(KALEX)など後続も追いつき、10台の大集団に膨れ上がる。
9周目になるとエスパルガロ選手が先頭に上がるが、なおも混戦は続く。
そして中盤に入ると、徐々にエスパルガロ選手とレディング選手が後続を離して、トップ争いを始める。2台の後方では、ラバット選手、アーゲター選手、ザルコ選手を中心に6台が3位争いを演じていく。
レース終盤に入ってもタイトルを争う2人、エスパルガロ選手とレディング選手はテールトゥノーズ。残り4周となった20周目にレディング選手が前に出てラストスパートをかけるが、エスパルガロ選手も猛追していく。
そして、ラストラップに入ると1コーナーで、エスパルガロ選手がレディング選手をパスしてトップに浮上。エスパルガロ選手はライバルをブロックしていくとそのままトップでチェッカー。2勝目で今季3勝目を決めた。
「今回は自信があった。でも、フロントに問題が少しあって厳しかったよ。コースの最後のパートをうまく走れたので、レディング選手を抑えることができたよ」とエスパルガロ選手。
2位はレディング選手。「最後のシケインでエスパルガロ選手はすごく速かった。僕のマシンは少しトップスピードが足りないと思う。もう少し状態をよくしたい。でも、2位でもうれしいよ」とレディング選手。
この結果、ポイントテーブルでは首位レディング選手と2位エスパルガロ選手の差は、30点と5点詰まった。
また、3位争いも、ラバット選手、アーゲター選手、ザルコ選手、カリオ選手の4台が最後まで激戦を演じ、アーゲター選手が今季初の3位表彰台をつかんだ。「最後はリスクを犯して表彰台を取りに行ったよ。中盤は苦しかったが、粘り強く走れた」とアーゲター選手。
また、高橋選手は26位でゴールした。「今回、またマシンのフィーリングが変わってしまった。レースでは少しよくなったが、また違う問題がでてしまった」と高橋選手は振り返っていた。


サロム選手が激戦を制して3連勝、今季4勝目を決める






Moto3クラスには、フロントに前回同様ミディアム&ハードのタイヤを供給。カタルニアよりも気温が低くなると予想されたため、リアにはハードタイヤではなく、ソフト&ミディアムタイヤを投入した。
Moto3クラスの予選もドライコンディションで行われた。ポールポジションは、ポルトガル人のM・オリヴィエーラ選手(MAHINDRA)が初めて獲得。ポルトガル人ライダーがポールシッターになるのは、GP史上初の快挙となった。
「僕にとっても、MAHINDRAにとっても初のポールポジションをとれてうれしいです。レースは混戦になると思うが、表彰台を狙ってがんばります」とオリヴィエーラ選手。
続いて、A・マルケス選手(KTM)が2位、M・ヴィニャーレス選手(KTM)が3位となる。首位のL・サロム選手(KTM)は4位2列目からのスタートとなった。
また、渡辺陽向選手(FTR HONDA)は28位につける。「まだラップタイムにばらつきがある。転ばないように、順位を上げていきたい」と渡辺選手。
 
決勝がスタートするとマルケス選手がホールショット。A・リンス選手(KTM)、サロム選手、J・フォルガー選手(KALEX KTM)、オリヴィエーラ選手などが続く。
3周目にはリンス選手がトップに立つが、サロム選手、オリヴィエーラ選手、ヴィニャーレス選手など9台がトップ集団を形成。激しい順位争いを繰り広げていく。
中盤に向けて、リンス選手が後続を引き離しにかかり、約1秒の差をつける。後ろからサロム選手、マルケス選手、ヴィニャーレス選手、オリヴィエーラ選手、フォルガー選手の5台の2位集団が密着状態で続く。この中からフォルガー選手が徐々に後退していく。
後半に入ると、2位集団が少しずつトップのリンス選手に追いつき、15周目になると5台のトップグループとなる。
17周目、ヴィニャーレス選手がトップに浮上。2位以下はリンス選手、マルケス選手、サロム選手、オリヴィエーラ選手のオーダーに。バトルは終盤、さらに激しさを増していく。
残り2周になると、ヴィニャーレス選手がレースをリード。そのままヴィニャーレス選手がトップでラストラップに突入するが、サロム選手がコース後半の高速コーナーでヴィニャーレス選手をパス。そのままサロム選手が後続を抑えていくと、トップでゴールラインをかけぬけた。
「ラストの2周はうまく走れた。いいレベルで走れていると思う。今は、1戦1戦を大事に戦っていくだけ」と3連勝で今季4勝目をあげたサロム選手。
続いて、ヴィニャーレス選手が惜しくも2位となる。「バトルではベストを尽くした。だから2位でもうれしい」とヴィニャーレス選手。
3位にリンス選手が入った。「序盤は前に出てプッシュした。中盤で追いつかれたけど、3位に入れてよかった。毎回表彰台に上がりたいね」とリンス選手は語った。
また、渡辺選手は31位でゴールした。「序盤から前のライダーとバトルになって、その前の集団から遅れてしまった。序盤でもう少し前にでるようにしたいです」と渡辺選手は語った


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 P.Espargaro Tuenti HP 40 Kalex '39.51.883 DUNLOP user
2位 S.Redding Marc VDS Racing Team Kalex '39.52.000 DUNLOP user
3位 D.Aegerter Technomag carXpert Suter '39.55.392 DUNLOP user
26位 高橋 裕紀 IDEMITSU Honda Team Asia Moriwaki '40.52.736 DUNLOP user
欠場 中上 貴晶 Italtrans Racing Team Kalex   DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 L.Salom RedBull KTM Ajo KTM '38.20.086 DUNLOP user
2位 M.Vinales Team Calvo KTM '38.20.208 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM '38.20.368 DUNLOP user
31位 渡辺 陽向 La Fonte Tascararacing FTR Honda '39.57.853 DUNLOP user

第7戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Redding Marc VDS Racing Team Kalex 134 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Tuenti HP 40 Kalex 104 DUNLOP user
3位 E.Rabat Tuenti HP 40 Kalex 86 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM 152 DUNLOP user
2位 M.Vinales Team Calvo KTM 142 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM 117 DUNLOP user