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■ 2013/8/25 第11戦 チェコ ブルノ
天気 気温 観客
曇り 17度 142,030人

中上選手が2戦連続の2位表彰台をつかむ






アメリカ大陸からヨーロッパに戻り、第11戦はチェコのブルノで行われた。
今回、ダンロップは新しく開発したより耐久性のあるリアタイヤを投入。ミディアムコンパウンドのリアタイヤと共に供給した。フロントには、前回同様、ソフト&ミディアムのタイヤを用意した。

曇り空の元で行われた予選。初日から好調な走りを見せていた中上貴晶選手(KALEX)が、ル・マン以来の今季2度目のポールポジションをゲットした。
「昨日から今日にかけてセットアップが進み、タイムも大幅に更新することができました。今回はロングランもできているので、決勝に向けて自信はあります。明日はいい報告ができるようにがんばります」と中上選手。
続いて、P・エスパルガロ選手(KALEX)が2位、前回の勝者、E・ラバット選手(KALEX)が3位につける。
ランキングトップのS・レディング選手(KALEX)は調子が上がらず、13位からのスタートとなる。
また、高橋裕紀選手(MORIWAKI)は、20位につけた。「新しいフロントフォークに換えたので、また最初からのセットアップになり、フリー走行はセットアップに集中しました。明日はポイント獲得を目標に、全力を尽くします」と高橋選手は語った。

決勝当日は、曇り空で17度という肌寒い天候となる。
決勝レースがスタートすると中上選手は好ダッシュを決めて、トップに立つ。3周目に入ると、カリオ選手が中上選手をパスしてトップに浮上。中上選手、エスパルガロ選手、N・テロール選手(SUTER)、T・ルティ選手(SUTER)など10台近くが僅差で続く。
序盤から上位陣は目まぐるしく順位を入れ替えていき、8周目になるとテロール選手が先頭に上がり、後ろからカリオ選手、ルティ選、中上選手、さらにエスパルガロ選手、レディング選手なども僅差で続く。
レース中盤、テロール選手、カリオ選手、ルティ選手が激しくトップを入れ替えていく。すぐ後ろから中上選手、エスパルガロ選手なども続き、なおも9台が僅差で続く。
14周目、カリオ選手が再び先頭に立つが、ルティ選手、カリオ選手、中上選手、テロール選手、エスパルガロ選手など6台もピタリと後ろから続き、勝負の行方はまったく分からない状況が続く。
そして、後半に入ると今度はルティ選手が先頭に出るが、残り2周でカリオ選手が再びトップを奪回して、ラストスパート。中上選手、ルティ選手もすぐ猛追したが、カリオ選手は、ラストラップで自身のファステストラップをマーク。後続を振り切って、Moto2初優勝を決めた。カリオ選手にとっては2008年の250クラス以来の優勝となった。
「今週は、走り出しから調子がよかったから、自信があった。コンスタントに走れたよ。今日は作戦通りのレースができた。最後2周は、後ろを見ないで集中して走った。久々の優勝で本当に信じられない気持ちだよ」とカリオ選手。
中上選手は前回に続いて2位を獲得。
「昨日からコンディションが変わって、今日は朝からフィーリングがいまいちだった。だから、苦戦すると分かっていた。悔しい気持ちもあるけど、2位に入れてよかったです。優勝はできませんでしたが、インディアナポリス、そして今回と連続で2位になり、大きな自信になりました。3連戦最後のイギリスでは、優勝を目指してがんばります」と中上選手。
3位にはルティ選手が入った。
「予選が8位だったけど、決勝では上位に入れると思っていた。最後はシケインで2位を狙っていたけど、無理だった。でも、表彰台に上がれてハッピーさ」とルティ選手。
また、エスパルガロ選手はルティ選手に僅かに及ばず4位、レディング選手は8位でゴール。この結果、首位のレディング選手と2位エスパルガロ選手の差は21点と詰まっている。
一方、高橋選手は18位に入っている。「今日はリアのトラクション不足に苦しみました。そのため、立ち上がりで離されてしまうので、どうしてもブレーキングで無理をしなければならず、さらに立ち上がりが遅れるという繰り返しでした。今回もポイントは獲得できませんでしたが、トップとのタイム差は確実に詰まっています」と高橋選手はコメントした。
「ポイント圏内を狙えるかと思ったのですが、スタートでミスしてしまって。その後、チャタリングがでてしまった。それでも、レースウィークを通した流れは悪くなかったと思う」と高橋選手は語った。


サロム選手が大激戦を制して今季5勝目を達成






Moto3クラス用にダンロップは、フロントにミディアム&ハード、リアにソフト&ミディアムのタイヤを持ち込んだ。
予選では、前戦のウィナー、A・リンス選手(KTM)が前回に続いて今季5度目のポールポジションを獲得する。
「今日はすごくうまくいった。ひとりで走っていいタイムがでた。また混戦になると思うが、勝負強いライダーが勝つということだね」とリンス選手。
続いて、首位に9点差でランキング2位につけるM・ヴィニャーレス選手(KTM)が2位、A・マスボー選手(FTR-HONDA)が今季初のフロントロー3位をゲットする。
また、首位のL・サロム選手(KTM)は、前回の転倒で左踵にケガを負った影響もあり、5位2列目に留まる。
また、渡辺陽向選手(FTR-HONDA)は、27位につけている。「最終的に27番手になりましたが、アベレージは悪くないので、自分とタイムが競り合っている集団よりも、もうひとつ前の集団で戦えればと思います」と渡辺選手。

決勝レースは、ヴィニャーレス選手のホールショットで始まる。序盤からサロム選手、ヴィニャーレス選手、リンス選手、J・フォルガー選手、(KALEX KTM)、A・マルケス選手(KTM)など7台が僅差で続き、大混戦を繰り広げる。
トップに立つライダーは、サロム選手、リンス選手、ヴィニャーレス選手、マルケス選手と目まぐるしく入れ替わっていく。
レース中盤、トップ集団は6台に。リンス選手、ヴィニャーレス選手、マルケス選手、サロム選手を中心に戦いは演じられていく。
後半に入っても、6台によるドッグファイトは続き、誰もこの集団から抜け出すことができない。
残り5周になると、リンス選手が先頭に立ち、ヴィニャーレス選手、マルケス選手、サロム選手、フォルガー選手、マスボー選手の5台も続き、トップ集団の戦いは佳境を迎えていく。
そして、ラストラップに入ると、サロム選手が先頭に出て、そのままトップをキープ。後続を寄せ付けない速さでトップを守り切った。
「大変なレースだったよ。今朝あまりいいフィーリングじゃなかったけど、レースではよかった。ラストラップは全力で走ったよ」とサロム選手。
2位を巡る戦いは混迷を極めた。ラストラップ、リンス選手とマルケス選手が激しく競り合っている隙に、ヴィニャーレス選手が前に出て、2位を奪い去った。
「最後、僕とマルケス選手とリンス選手が競り合ったことでサロム選手を逃がしてしまった。でも、いいレースができた。2位で終われてよかった」とヴィニャーレス選手。
さらに、終盤5番手につけてフォルガー選手が、ストレートで並走していたリンス選手とマルケス選手をスリップストリームを使って一気に抜き去り、3位をつかんだ。
「ラッキーだったね。いいレースだったと思う。マシンも前回のインディアナポリスから少しずつ良くなっている。この表彰台はとても重要だね」とフォルガー選手。
終盤まで表彰台圏内にいたリンス選手は4位、マルケス選手は5位に終わる。この結果、ポイントテーブルでは、首位のサロム選手と2位ヴィニャーレス選手の差が14点に広がっている。
また、渡辺選手は29位に入った。
「自分としては、いいレースをする自信があったのですが、決勝ですべてがバラバラになったという感じでした。マシンの動きがおかしくて、ライディングも決まらず、どうしてそうなったのか、分かりませんでした。次に向けて原因を調べて、シルバーストーンではしっかり走ろうと思います」と渡辺選手はコメントした。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Kallio Marc VDC Racing Team KALEX '41.11.785 DUNLOP user
2位 中上貴晶 Italtrans Racing Team KALEX '41.12.375 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 Racing SUTER '41.12.584 DUNLOP user
18位 高橋裕紀 IDEMITSU Honda Team Asia MORIWAKI '41.41.315 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM '40.58.770 DUNLOP user
2位 M.Vinales Team Calvo KTM '40.59.277 DUNLOP user
3位 J.Folger Mapfre Aspar Team Moto3 KALEX KTM '40.59.785 DUNLOP user
29位 渡辺 陽向 La Fonte Tascararacing FTR Honda '42.04.921 DUNLOP user

第11戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Redding Marc VDS Racing Team Kalex 167 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Tuenti HP 40 Kalex 146 DUNLOP user
3位 E.Rabat Tuenti HP 40 Kalex 122 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM 208 DUNLOP user
2位 M.Vinales Team Calvo KTM 194 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM 180 DUNLOP user