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■ 2013/9/1 第12戦 イギリス シルバーストーン
天気 気温 観客
晴れ 18度 73,456人

レディング選手が地元で優勝。中上選手が3戦連続の2位を獲得






3連戦の最後は、イギリスのシルバーストーンサーキット。ロンドンから約120キロ北にあるサーキットだ。6キロ近くある長い高速コースで、ストレート4本をコーナーでつなぐレイアウトのため、ストレートでタイヤが冷えやすい。いかにタイヤの温度を保ち、グリップ力を保つかが鍵となる。
今回、ダンロップは、ブルノに持ち込んだ耐久性の高いニュータイヤと、ミディアムタイヤをリアに、フロントには前回同様ソフト&ミディアムタイヤを提供した。
予選は、晴天ながら気温17度と、肌寒い中で行われた。ここ2戦で連続表彰台を獲得している中上貴晶選手(KALEX)が、2戦連続のポールポジションを獲得した。 「ポールポジションを獲得したことでモチベーションも上がっているし、明日は初優勝を狙っていきます。タイムが接近しているので、難しいレースになると思いますが、全力を尽くして初優勝を狙います」と中上選手。
続いて2番手に、首位に立つ地元イギリスのS・レディング選手(KALEX)。3番手には、フランス人ライダーのJ・ザルコ選手(SUTER)が続く。
また、ランキング2位のP・エスパルガロ選手(KALEX)は6位2列目に並ぶ。
一方、高橋裕紀選手(MORIWAKI)は、25位となった。
「フリー走行は、セッションをこなす毎にセッティングも進み、着実にタイムを出すことができました。しかし、予選では、ニュータイヤのパフォーマンスを生かすことができず、フリー走行のタイムに届きませんでした。明日の決勝に向けて、さらにセッティングを進めていきたいと思います」と高橋選手。

決勝当日も晴天に恵まれたが、予選同様に低い気温の中で行われた。
決勝レースがスタートすると、レディング選手がホールショット。後ろから中上選手、T・ルティ選手(SUTER)、ザルコ選手、D・アーゲター選手(SUTER)、E・ラバット選手(KALEX)と続く。
序盤はレディング選手がレースをリード。中上選手、ルティ選手、アーゲター選手が僅差で続き、この4台が先頭集団を形成する。
7周目に、中上選手はルティ選手の先行を許し3位となるが、ピタリと後ろにつける。レディング選手、ルティ選手、中上選手の3台が僅差で続き、アーゲター選手は単独4位となっていく。
後半に入った11周目に、中上選手はルティ選手をパス。さらに、12周目にはレディング選手を抜き去ると、トップに立つ。
ラスト5周に突入すると、中上選手、レディング選手、ルティ選手が僅差のバトルを展開。後ろからは、ラバット選手が追い上げてくる。
残り3周目になるとレディング選手が再びトップに。ルティ選手、中上選手が2、3位となり、ラバット選手もこの戦いに加わってきた。
終盤に入ると、レディング選手が逃げ切りを図る。中上選手はルティ選手、ラバット選手と2位争いを展開していく。
ラストスパートをかけたレディング選手は、後続に1秒の差をつけてチェッカーを受けた。
「今日はプレッシャーがあったけど、たくさんのサポートがあったので、優勝したいという気持ちが強かった。、レースでは、先頭に出たときできる限りプッシュした。最後は、6コーナーでバランスを崩し、次のコーナーで2位に下がった。しかし、その後中上選手が膨らんだので、僕がリードを奪い返した。ここでプッシュするべきだと思ってがんばったんだ」と今季3勝目を決めたレディング選手。
2位争いは最後まで激戦となり、何度も順位を入れ替えていったが、中上選手はルティ選手を抑えきって2位を死守した。 「今日のレディング選手は、とても集中していて強いレースをしていた。終盤のレディング選手との戦いも、ルティとの2位争いも、限界ギリギリの走りでしたし、そういう意味では楽しいレースでした。第10戦インディアナポリスは終盤何もできない状態で、チェコの2位は仕掛けるのが遅かったという反省点があったけど、今回はもうこれ以上は無理というレースができた。優勝できず悔しいけど、大きな自信になった。次のミサノはチームのホームグランプリになるので、今度こそ優勝を狙っていきます」と中上選手。
ルティ選手は前回に続いて3位を獲得した。
「再びトップグループで、優勝争いができるようになり、とてもいい気分でした。ケガのために、ウインターテストと序盤のレースを失いましたが、チームは一生懸命がんばってくれた。優勝できる状態まではまだまだですが、少なくとも優勝争いができる状態に戻ってきたと思う」とルティ選手。
また、エスパルガロ選手は8位に終わった。この結果、首位のレディング選手と2位エスパルガロ選手の差は、38点に広がっている。

一方、高橋選手は23位でゴールしている。
「今回が今季最後のレースになりますが、これまで通り、精一杯最後まで走ることができました。チームはもちろんのこと、これまで応援してくれたスポンサー、関係者、ファンの方々に感謝しています。ここまで結果を残せず、残念でした」と高橋選手。このレースを最後にチームを離れることが発表された。


サロム選手が2連勝で今季6勝目を達成






Moto3クラスには、フロントにミディアム&ハード、リアにソフト&ミディアムタイヤを準備した。
予選では、M・ヴィニャーレス選手(KTM)が今季2度目のポールポジションを獲得した。
「セッティングが順調に進んだ。単独走行でトップタイムを出せたんだ。タフなレースになると思う。トップで逃げ出せたらいいね」とヴィニャーレス選手。
続いて、2位にA・リンス選手(KTM)、3位に首位のL・サロム選手(KTM)と、ランキングトップ3がフロントローに並んだ。
また、渡辺陽向選手(FTR HONDA)は、25位につけた。
「集団についていくタイミングが悪く、スリップを使えず、思ったほどタイムを更新できませんでした。明日はいいスタートを切って、目標とするポイント圏内の集団の中で戦えればと思います」と渡辺選手は話した。

レースのスタートが切られると、サロム選手がホールショット。リンス選手、ヴィニャーレス選手、J・フォルガー選手(KALEX KTM)、A・マルケス選手(KTM)と続く。
オープニングラップを終了すると、ヴィニャーレス選手を先頭に立ち、レースをリードしていく。
序盤から、ヴィニャーレス選手、リンス選手、サロム選手、マルケス選手の4台が先頭集団を形成し、早くも後続を離していく。
6周目ころから、ヴィニャーレス選手が徐々に逃げ始め、一旦コンマ8秒まで差を広げるが、中盤になると4台は再び密着状態に。
ヴィニャーレス選手、サロム選手、リンス選手、マルケス選手の4台が激しいバトルを展開。前戦同様、サロム選手、マルケス選手とトップに立つライダーを何度も入れ替えていく。
終盤に向かって4台の戦いは続き、勝負の行方は全く分からない状況が続く。ストレートでは、スリップストリームの奪い合いとなり、戦いは厳しさを増していく。
そして、残り2周になるとサロム選手がトップを奪い、ラストスパート。
今回も、勝負強さと終盤の速さを見せたサロム選手が、2連勝で今季6勝目をマークした。
「作戦とかはなかった。いつも作戦を立てたりしない。、周りのライダーの様子を見て戦うだけ。レース終盤に向けてうまく走れるようになってがんばったんだ。本当にタフなレースだったよ。次のミサノは大好きなコース。だけど、もっと状態をよくしていかないとだめだと思う」とサロム選手。

2位争いは最後まで接戦となり、僅かの差でリンス選手が2位、マルケス選手が3位でゴールラインを駆け抜けた。
「厳しいレースだったよ。最後は、マルケス選手を抜いて、サロム選手を追いかけたけど無理だった。でも、前回は表彰台を逃したから、2位表彰台に上がれてうれしい」と2位リンス選手。
3位のマルケス選手は「大変なレースだったよ。でも、今回はタイヤマネージメントを考えて走った。昨日転倒したから、表彰台で終われてよかった」と語った。
ポールシッターのヴィニャーレス選手、僅かの差で惜しくも4位に終わった。
また、渡辺選手は23位に入っている。
「スタートからゴールまで集団の中で戦えたので、今年になって一番のレースだった。この3連戦は、大変でしたが、収穫は大きかったです」と渡辺選手は話した。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Redding Marc VDC Racing Team KALEX '38.22.897 DUNLOP user
2位 中上貴晶 Italtrans Racing Team KALEX '38.23.963 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 Racing SUTER '38.24.067 DUNLOP user
23位 高橋裕紀 IDEMITSU Honda Team Asia MORIWAKI '39.13.900 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM '38.17.291 DUNLOP user
2位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 KTM '38.17.340 DUNLOP user
3位 A.Marquez Estrella Galicia 0,0 KTM '38.17.989 DUNLOP user
23位 渡辺 陽向 La Fonte Tascararacing FTR Honda '39.06.819 DUNLOP user

第12戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Redding Marc VDS Racing Team Kalex 192 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Tuenti HP 40 Kalex 154 DUNLOP user
3位 E.Rabat Tuenti HP 40 Kalex 135 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM 233 DUNLOP user
2位 M.Vinales Team Calvo KTM 207 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia o,o KTM 200 DUNLOP user