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■ 2013/9/29 第14戦 スペイン アラゴン
天気 気温 観客
晴れ 23度 61,303人

テロール選手が独走で2勝目






第14戦の舞台は、スペイン北東部の内陸部にあるアラゴンサーキット。1キロ弱のバックストレートを持ち、アップダウンのある約5キロのコースだ。前半は中低速コーナーが続き、後半にストレート部分を含む高速セクションがある。


ダンロップは、フロントには前戦同様ミディアム&ソフトタイヤ、リアにはチェコGPに投入した耐久性の高いニュータイヤと、ミディアムタイヤを準備した。

Moto2クラスの予選は、すべてドライコンディションで行われた。

前日、25歳の誕生日を迎えた地元スペインのN・テロール選手(SUTER)がMoto2で初のポールポジションを獲得した。
「Moto2で初めてポールをとれてうれしいよ。地元だしね。マシンの調子もすごくいいし、明日は2勝目を目指してがんばるよ」とテロール選手。
続いて、E・ラバット選手(KALEX)が2位、P・エスパルガロ選手(KALEX)が3位と、スペイン人ライダーがフロントローを独占。
中上貴晶選手(KALEX)はセッティングに手間取り4位2列目。4戦続いていたフロントローが途切れた。
「なかなかバイクを仕上げられず、苦しい予選となった。ロングランもできず準備不足ですが、全力でがんばります」と中上選手。

また、首位のS・レディング選手(KALEX)は、13位5列目と苦しい位置からのスタートとなった。

決勝当日も朝方雨が降ったが、ドライコンディションで決勝を迎えた。
決勝レースがスタートするとテロール選手がホールショット。後ろからエスパルガロ選手、中上選手、ラバット選手などが続く。
テロール選手はすぐさま引き離しにかかり、2周目には2秒以上のリードを奪う。
トップのテロール選手の後方では、エスパルガロ選手、ラバット選手、中上選手、レディング選手、J・トレス選手(SUTER)が激しい2位争いを展開。ところが、4周目に中上選手はコースアウトして遅れをとってしまう。
5周目には、トップのテロール選手は4秒以上のアドバンテージを築く。2位争いは、レディング選手、ラバット選手が展開。後方からエスパルガロ選手、トレス選手、M・カリオ選手(KALEX)も続く。
レース中盤、テロール選手は4秒以上の差をキープ。
2位争いはレディング選手とラバット選手がバトルを演じ、ラバット選手が先行。2台の約1秒後方にエスパルガロ選手が続く。
残り5周あたりから、2位ラバット選手がトップのテロール選手との差を少しずつ詰め始め、残り3周でその差は3秒を切る。
逆に3位レディング選手はエスパルガロ選手、カリオ選手に追いつかれ、目の離せないドッグファイトを展開していく。
終盤、ラバット選手は追い上げて行ったが、テロール選手が逃げ切って今季2勝目を達成した。

「今週は金曜日から調子がよかった。レースでは、集中するのが難しかったがうまくいった。地元で勝てて本当にうれしい。この調子でトップ5を維持していきたい」とテロール選手。
最後はトップに1.7秒差まで詰めたラバット選手が2位。
「1周目にエスパルガロ選手や中上選手と競り合いになって、彼らをかわしたときにはテロール選手とは差がついていた。また1周目がよくなかったので、なんとかしたい。金曜日からずっとトップを守って、勝ちたいよね」とラバット選手。
3位争いは、エスパルガロ選手、レディング選手、カリオ選手の3台が僅差のバトルを演じ、エスパルガロ選手が3位表彰台を死守した。「予選までセッティングに苦しんでいたから3位になれてよかった。序盤は苦しかったが、だんだんとペースをつかむことができたよ」とエスパルガロ選手。
これで、スペイン人ライダーが表彰台を独占した。レディング選手は4位でゴール。この結果、首位のレディング選手と2位エスパルガロ選手の差は、20点と詰まった。

また、中上選手は、序盤のコースアウトで24位にまで後退したが、見事な追い上げを見せて11位でチェッカーを受けた。
「4周目に他車に追突しそうになって、それを避けるためコースアウトしてしまいました。それから追い上げてポイントを獲得できたことはよかったです。ミスを反省して、次はまたしっかりがんばります」と中上選手は語った





リンス選手が2連勝で今季5勝目






Moto3クラスには、フロント、リアともにミディアム&ハードタイヤを供給した。
予選当日、朝方雨が降ったために午前中の走行はハーフウェットとなったが、午後の予選はドライコンディションとなった。


目下ランキング3位につけるA・リンス選手(KTM)が今季6度目のポールポジションをゲットした。
「走り出しから調子がいいんだ。予選では前のライダーのスリップストリームを使えたからラッキーだった。明日はまた何台かの混戦になると思う」とリンス選手。
続いて、同2位のM・ヴィニャーレス選手(KTM)が2位、A・マルケス選手(KTM)が3位となる。
また、首位のL・サロム選手(KTM)は、8位3列目となる。
渡辺日向選手(FTR HONDA)は33位となった。

 

決勝のスタートが切られると、リンス選手がホールショットを決める。まずは、リンス選手、ヴィニャーレス選手、マルケス選手、P・エッテル選手(KALEX KTM)の4台のトップグループとなり、僅差の戦いを見せる。サロム選手は、M・オリヴィエーラ選手(MAHINDRA)、J・フォルガー選手(KALEX KTM)と5位集団を形成していく。
レース中盤に入ると、ヴィニャーレス選手、リンス選手、マルケス選手の3台が密着状態で続き、11周目からヴィニャーレス選手が先行するが、他の2台もピタリとついていく。
エッテル選手は上位3台から遅れて単独4位となり、後方からオリヴィエーラ選手、サロム選手に追いつかれる。
レース終盤を迎えると、トップ集団からマルケス選手が遅れ始め、ヴィニャーレス選手とリンス選手の一騎打ちとなる。
そして、ヴィニャーレス選手、リンス選手のオーダーでラストラップへ突入。第1コーナーでリンス選手がトップに浮上し、そのまま逃げ切ると、今季5勝目を獲得した。
「ヴィニャーレス選手は速かったから、大変だった。ラストラップで前に出たときは、ハードにプッシュしたよ」とリンス選手。
2位はヴィニャーレス選手。「ギアに問題があってちゃんと動かず、最後はアタックできなかった。次はリンス選手に勝ちたい」とヴィニャーレス選手。
マルケス選手は、3戦連続の3位となった。


「終盤はかなり苦しかったので、3位を守ることにしたんだ。今週はセッティングに苦しんだし、3位になれてよかった」とマルケス選手。
また、サロム選手はオリヴィエーラ選手を抑えると4位を死守した。
この結果ポイントテーブルでは、首位のサロム選手と、リンス選手が9点差、ヴィニャーレス選手と12点差と、3人が12点差以内に並ぶ混戦模様となってきた。
一方、渡辺選手は24位完走を果たした。
「今年初めて、チームメートよりも前でゴールすることができました。ポイント獲得はできなかったが、内容としては、今年のベストレースです。これからマレーシア、オーストラリア、日本と続く3連戦は、ポイント獲得を目標に全力で挑みたいです」と渡辺選手はコメントした




順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 N.Terol Aspar Team Moto2 SUTER '40.15.232 DUNLOP user
2位 E.Rabat Tuenti HP 40 KALEX '40.16.968 DUNLOP user
3位 P.Espargaro Tuenti HP 40 KALEX '40.18.762 DUNLOP user
11位 中上貴晶 Italtrans Racing Team KALEX '40.39.156 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 KTM '40.04.214 DUNLOP user
2位 M.Vinales Team Calvo KTM '40.04.640 DUNLOP user
3位 A.Marquez Estrella Galicia 0,0 KTM '40.16.591 DUNLOP user
24位 渡辺 陽向 La Fonte Tascararacing FTR Honda '40.57.064 DUNLOP user

第14戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Redding Marc VDS Racing Team KALEX 215 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Tuenti HP 40 KALEX 195 DUNLOP user
3位 E.Rabat Tuenti HP 40 KALEX 171 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM 259 DUNLOP user
2位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 KTM 250 DUNLOP user
3位 M.Vinales Team Calvo KTM 247 DUNLOP user