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■ 2013/10/13 第15戦 マレーシア  セパン

天気 気温 観客
晴れ 31度 84,250人

ラバット選手が今季3勝目を決める






2013年シーズンも、いよいよ残り4戦となった。第15戦から3戦はアジアとオセアニアの3連戦となる。
今回の舞台は、東南アジア、マレーシアのセパンサーキット。約5.5キロと比較的長いコースで、2つのストレートを持つ。セパンの最大の特徴は熱帯特有の気候で、午後に雨が降ることも多く、蒸し暑さもライダーを苦しめる。
ダンロップは、熱帯地方の気候を考えて、フロントにミディアム&ハードタイヤ、リアには通常のソフトタイヤと、高温でも耐久性を発揮するソフトタイヤと、2種類のソフトタイヤを用意した。

今年もまた初日から熱帯の天候に悩まされた。初日、2日目とにわか雨に見舞われる。予選当日も昼前にわか雨が降ったものの、午後の予選はドライコンディションで行われた。
Moto2クラスでは、初日からトップタイムをマークしていたE・ラバット選手(KALEX)が今季2度目のポールポジションを獲得する。
「セッティングもいいし、いいリズムで走れている。もう少しリアグリップをよくするように調整したい。明日は優勝を狙っていくよ」とラバット選手。
続いて、T・ルティ選手(SUTER)が2位、P・エスパルガロ選手(KALEX)が3位に並ぶ。
また、中上貴晶選手(KALEX)、初日、2日目と2度転倒を喫するなど調子が上がらず,6位2列目。
「昨日からセッティングがまったく進みませんでした。コーナーの進入でフロントの安定性がなく、コーナーの立ち上がりもスピンする感じです。攻めていくと、すぐに転びそうになり、予選では最終コーナーで転んでしまいました。この2日間、いろいろやったのですが、全く改善されず、正直お手上げの状態です。今回は順位よりも、しっかり完走したいと思います」
一方、ランキング2位のエスパルガロ選手に20点差で首位に立つS・レディング選手(KALEX)は、10位4列目となる。

決勝当日も朝方雨が降ったが、決勝レースはドライコンディションで行われた。
レースはラバット選手のホールショットで始まったが、オープニングラップで多重クラッシュが発生して赤旗中断。周回数が12周に短縮され、決勝はやり直しとなった。
スタートが切られると、今度はエスパルガロ選手がホールショットを決めて、ラバット選手、ルティ選手、中上選手などが続く。
1周目にラバット選手が先頭に立ちレースをリード。ラバット選手は逃げ切りを図ると、4周目には1秒のリードを奪う。
後方では、エスパルガロ選手とルティ選手が2位争いを展開していく。
6周目にエスパルガロ選手はコーナーで遅れをとり、D・アーゲター選手(SUTER)、M・カリオ選手(KALEX)に一旦詰め寄られる。この上位5台の後ろで、中上選手はレディング選手、J・ザルコ選手(SUTER)と6位争いをみせていく。

レース後半に入ると、ラバット選手は1秒半ほどの差をつけてトップをキープ。2位争いはルティ選手と、遅れを取り戻したエスパルガロ選手が展開。残り2周というところでエスパルガロ選手が前に出る。
トップのラバット選手は、最後まで後続を寄せ付けない速さを見せると、今季3勝をつかんだ。
「スタートが決まって、最初からプッシュしていった。でも、予選のときのようには走れなくて、少し問題があったから改善したい。次も全力で戦うよ」とラバット選手。
エスパルガロ選手は、そのまま2位を死守。
「今日はラバット選手は速かった。僕はレディング選手との点差を詰められたからよかったよ。タイトルに向けてすべてをかけて戦うよ」とエスパルガロ選手。
ルティ選手は3位となった。「2位になりたかったけど、終盤きつかったよ。でも、表彰台でよかった」とルティ選手。
また、レディング選手は、ラストラップにザルコ選手に抜かれ7位に終わる。この結果、首位のレディング選手とランキング2位エスパルガロ選手の点差は9点と詰まっている。
一方、中上選手は、レディング選手に続いて8位でゴールしている。
「朝のウォームアップでセッティングを変えたのですが、それがあまりうまくいかなかったので、さらに調整して決勝に挑みました。しかし、大きな変化はなく、ブレーキングがうまくいかず、ポジションを落としました。苦しいレースでしたが、最後まで走り切れたので、この経験を次のオーストラリアで生かしたいと思います」と中上選手は語った。





サロム選手が、大バトルを制して今季7勝目






タイトル争いが混戦になってきたMoto3クラス。首位のL・サロム選手(KTM)259点、2位A・リンス選手(KTM)250点、3位M・ヴィニャーレス選手(KTM)247点で1〜3位につけ、ミスの許されない緊迫した状況となっている。
今回ダンロップは、フロントに前回同様ミディアム&ハード、今回リアにはソフト&ミディアムタイヤを供給した。
予選では、サロム選手が今季3度目のポールポジションを獲得。
「今回は状態はいい。まだ4レースあるから、とにかく毎戦集中してやっていくだけ。ベストを尽くすよ」とサロム選手。
2位にA・マスブー選手(FTR HONDA)、3位にN・アントネッリ選手(FTR HONDA)が入り、2人とも今季初のフロントローとなった。
また、リンス選手は6位2列目、ヴィニャーレス選手は9位3列目となった。
一方、渡辺陽向選手(FTR HONDA)は29位につける。
「セパンは、本当にいろんなキャラクターのコーナーがあって、セットアップが難しいサーキットです。自分の走りのイメージはよくなってきているので、明日は少しでも上の順位でフィニッシュしたいと思います」と渡辺選手。

決勝が始まると、マスブー選手がホールショット。サロム選手、リンス選手、ヴィニャーレス選手、M・マルケス選手(KTM)などが続く。
オープニングラップからサロム選手がトップに浮上するが、リンス選手、マルケス選手、ヴィニャーレス選手、マスブー選手など13台の大集団が激しい順位争いを展開。先頭に立つライダーは、サロム選手、マルケス選手、リンス選手とめまぐるしく代わっていく。
中盤になると、マルケス選手、リンス選手、ヴィニャーレス選手、サロム選手など8台の戦いとなるが、なおも混戦模様が続いていく。
そして、残り6周に入ると、リンス選手、マルケス選手、サロム選手、オリヴィエーラ選手の4台が、後続と1秒以上の差をつける。ヴィニャーレス選手はセカンド集団でJ・ミラー選手(FTR HONDA)、マスブー選手などと競り合いを続けていく。
残り3周に入ると、トップ争いはさらに激化。マルケス選手、サロム選手、リンス選手がバトルを展開しているうちに、後方からヴィニャーレス選手、ミラー選手も追いつき、6台が大混戦。
ラストラップへ、サロム選手、リンス選手、オリヴィエーラ選手、ヴィニャーレス選手、マルケス選手、ミラー選手のオーダーで突入。
サロム選手とリンス選手はデッドヒートを繰り広げていくが、サロム選手がトップをキープ。最終コーナーをトップで立ち上がると、サロム選手が真っ先にチェッカー、今季7勝目を決めた。
「いいレースだった。ラストラップは限界まで攻めたよ。残り3戦も同じように戦うよ」とサロム選手。
リンス選手が2位。「最後サロム選手を抜きたかったけど、無理だったよ。でも、最後まで諦めずにがんばるよ」とサロム選手。
続いて、オリヴィエーラ選手が初の表彰台3位をつかんだ。
「スタートが悪くて、追い上げるのが大変だった。ようやく表彰台に上がれてうれしい。今日は100%出し切ったよ」とオリヴィエーラ選手。
また、ヴィニャーレス選手は5位に終わる。
この結果、首位のサロム選手と2位リンス選手は14点差、ヴィニャーレス選手は首位と26点差となった
一方、渡辺選手は22位でゴールしている。
「自己ベストは走るごとに更新できましたし、アベレージも上げられました。やれることはやったのですが、今回もポイント獲得にはつながりませんでした。14番手争いの大きな集団の中で、なかなか前に出られず、残念でした。でも、ポイント獲得まで本当にあと少しなので、次のオーストラリアでがんばりたいです」と渡辺選手は話した。




順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 E.Rabat Tuenti HP 40 KALEX '25.45.411 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Tuenti HP 40 KALEX '25.46.974 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 Racing SUTER '25.48.321 DUNLOP user
8位 中上貴晶 Italtrans Racing Team KALEX '25.57.305 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM '40.42.441 DUNLOP user
2位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 KTM '40.42.510 DUNLOP user
3位 M.Oliveira Mahindra Racing MAHINDRA '40.42.849 DUNLOP user
22位 渡辺 陽向 La Fonte Tascararacing FTR Honda '41.19.520 DUNLOP user

第15戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Redding Marc VDS Racing Team KALEX 224 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Tuenti HP 40 KALEX 215 DUNLOP user
3位 E.Rabat Tuenti HP 40 KALEX 196 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM 284 DUNLOP user
2位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 KTM 270 DUNLOP user
3位 M.Vinales Team Calvo KTM 258 DUNLOP user