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■ 2013/11/10 第18戦 スペイン バレンシア
天気 気温 観客
晴れ 23度 104,441人

テロール選手が今季3勝目、有終の美を飾る






2013年シーズンはいよいよラストラウンドを迎えた。
Moto2クラスは、前戦のもてぎでスペイン人ライダー、P・エスパルガロ選手(KALEX)が、初タイトルを獲得した。最終戦はスペイン東部、バレンシアで行われるだけに、エスパルガロ選手にとっては凱旋レースとなった。
バレンシアは、約4キロと比較的短いコースで、中低速コーナーの多いレイアウトとなっている。
ダンロップは、フロントに今年ずっと使用しているミディアム&ハードタイヤを供給。リアには、ミディアムコンパウンドのタイヤと、耐久性に優れているハードタイヤを準備した。

予選は、晴天ながら気温21度と涼しい気温の中で行われた。
新チャンピオンのエスパルガロ選手は、初日から好調の走りを披露。コースレコードを更新して、今季6度目のポールポジションを獲得した。
「シーズン最後のレースなので、だれもが勝ちたいと思っていると思う。僕は、Moto2クラスで最後のレースを楽しみたい。今シーズンは何度か大変な時期があったけど、チームがすばらしいサポートをしてくれた。今日はサーキットレコードを出して、すべて完ぺき!」とエスパルガロ選手。
2番手には、S・コルシ選手(SPPED UP)が今季初のフロントローをゲット。J・トレス選手(SUTER)が3番手をつかんだ。
また、中上貴晶選手(KALEX)は、セッティングに苦しみ10番手3列目からのスタートとなった。「フロントの接地感が足りず、ブレーキングでは何度もオーバーランしてしまった。一発のタイムも出てないので、27ラップを戦うのはとても厳しいと思います。明日の朝、ウォームアップでもう一度違うセットアップにトライしてみたいと思います」と中上選手。
負傷した選手の代役として今回も出場している野左根航汰選手(MOTOB)は27番手につけた。

決勝当日も晴天に恵まれた。今年最後のレースが始まると、エスパルガロ選手がホールショット。後ろからT・ルティ選手(SUTER)、コルシ選手、N・テロール選手(SUTER)などが続く。
序盤からエスパルガロ選手が後続を圧倒し、すぐに1秒以上のリードを奪う。2位争いはコルシ選手とテロール選手が展開。4位以下はトレス選手、D・アーゲター選手(SUTER)、E・ラバット選手(KALEX)、M・カリオ選手(KALEX)選手などが大混戦を見せていく。
そして、9周目にトップのエスパルガロ選手が転倒してしまう。これで、テロール選手とコルシ選手がトップ争いとなり、テロール選手が先行していく。
3位以下は、トレス選手、J・ザルコ選手(SUTER)、カリオ選手、ラバット選手、アーゲター選手が続く。この中からトレス選手とザルコ選手が抜け出して3位を争っていく。
中盤に入るとトップのテロール選手が約1秒のリードを奪う。コルシ選手が単独2位。3位のトレス選手がザルコ選手を徐々に離していく。
レースが終盤に向かっていくと、トップのテロール選手は約4秒の差をつけて独走態勢。3位のトレス選手が2位コルシ選手に追いつきテールトゥノーズ。そして、残り6周となった22周目にトレス選手が2位を奪う。
トップのテロール選手は最後までまったくライバルを寄せつけずにチェッカー、今季3勝目を決める。
2位はトレス選手となり、スペインのアスパーチームが1,2位フィニッシュを決めた。
「限界まで攻めて行ったよ。地元で勝てて、夢のような気持ち。表彰台で終わって最高のだね。来年はタイトル争いできるようにがんばるよ」とテロール選手。
「序盤は厳しくて、ストレートで抜かれたりした。でも、コーナーで挽回できて徐々に追い上げられた。(もてぎの転倒で)足が痛かったが、表彰台に上がれてよかった」とトレス選手。

3位争いは、ラストラップにザルコ選手がコルシ選手に追いついて接近戦となり、2台が横に並んでゴールラインを通過。ビデオ判定となり、ザルコ選手が3位をつかんだ。「序盤は調子が上がらなかったけど、僕は終盤が強いんだ。最後は、最終コーナーでコルシ選手をとらえることができたよ」とザルコ選手。
また、中上選手は苦戦を強いられ13位でゴール。
「リアの接地感がよくなくて、ウォームアップで解決策にトライしたのですが、セッティングがうまくいきませんでした。ベストは尽くしました。来年はタイトル争いしたいです」と中上選手。
野左根選手は終盤転倒し、リタイアに終わった。






ヴィニャーレス選手が優勝を決めて、初タイトルを獲得






最終戦を迎えて、首位のL・サロム選手(KTM)、ランキング2位のM・ヴィニャーレス選手(KTM)、同3位のA・リンス選手(KTM)が5点差で並んでいるMoto3クラス。3人がタイトルをかけた最後の戦いに臨んだ。
ダンロップは、フロントとリア共に、ミディアム&ハードのタイヤを供給している。
予選から、3人は激しいタイム競争を繰り広げ、リンス選手が今季8度目のポールポジションをつかんだ。
「いいセッティングができているが、大事なのは明日。レースはどうなるか最後まで分からないから。今夜はいつも通りに眠れるといいね」とリンス選手。
続いて2位にサロム選手、3位ヴィニャーレス選手がコンマ3秒以内でフロントローに並ぶ。
また、渡辺陽向選手(FTR HONDA)は、予選終盤に転倒があり、28位となった。
「アタックしているときに最終コーナーで転んで、すぐに再スタートしましたが、しっかりアタックすることはできませんでした。フリー走行では22番手だったので、残念です。決勝ではポイント獲得圏内を狙います」と渡辺選手はコメントした。

決勝レースが始まると、サロム選手がホールショット。ヴィニャーレス選手、J・フォルガー選手(KALEX KTM)、リンス選手と続く。
1周目にヴィニャーレス選手が先頭に立ち、サロム選手、リンス選手、フォルガー選手、J・ミラー選手(FTR HONDA)の5台が先頭集団となり、序盤から僅差の戦いが繰り広げられていく。
8周目になるとサロム選手がトップに浮上。ヴィニャーレス選手、リンス選手など4台もピタリと続く。10周目に再びヴィニャーレス選手が先頭に出る。
中盤になると、上位3台が激しい順位争いを開始。後ろからフォルガー選手、ミラー選手も離されずに続く。
そして14周目にサロム選手がクラッシュ。すぐに再スタートするが大きく後退してしまう。これでタイトル争いは、ヴィニャーレス選手とリンス選手に絞られる。
19周目、先頭集団に加わっていたミラー選手も転倒し、トップ争いはヴィニャーレス選手、リンス選手、フォルガー選手の3台の戦いとなる。
残り4周でリンス選手が前に出るが、その後はヴィニャーレス選手とリンス選手がドッグファイトを展開、緊迫した競り合いを見せていく。
ラストラップに入ると2人は何度も順位を入れ替え、ゴール直前の最終コーナーで、リンス選手をとらえたヴィニャーレス選手がトップでチェッカー。3勝目を決めると当時に、初タイトルを決めた。
「初タイトルをとれて本当にうれしい。もっとタイトルがほしいね。レースは、サロム選手が転倒して少し気持ちが楽になった。勝ててよかったよ」とヴィニャーレス選手。
そして、リンス選手はゴールラインでフォルガー選手とサイドバイサイドとなり、フォルガー選手が僅差で2位、リンス選手は3位となった。
2位のフォルガー選手は、「ペースが速くて大変だった。200%がんばったよ。最後に前に出られてよかった」と話した。
リンス選手は「シーズン最後のコーナーまでタイトルの可能性があったんだけど、でもがっかりはしてないよ。今年は2レースもノーポイントがあったんだ。来年こそ、タイトルをとれるようにがんばるよ」とコメントしている。

一方、サロム選手は14位でチェッカー。「転倒したのはフロントが切れ込んだから。自分でもよく分からない。今シーズンは、勝つこともできたし、チームには感謝している」とサロム選手。
また、渡辺選手は19位でゴールしている。
「1周目に28番手と遅れたが、その後ペースを上げてポジションを上げることができた。昨年のスペイン選手権よりも速いペースで周回でき、日本の15位を除いて、ベストリザルトの19位でうれしいです。来年のことは決まっていないが、どこかで走っていたいと思っています」と渡辺選手は語った。





順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 N.Terol Aspar Team Moto2 SUTER '42.24.972 DUNLOP user
2位 J.Torres Aspar Team Moto2 SUTER '42.29.019 DUNLOP user
3位 J.Zarco Came Iodaracing Project SUTER '42.30.965 DUNLOP user
13位 中上貴晶 Italtrans Racing Team KALEX '43.43.764 DUNLOP user
リタイア 野左根航汰 JiR Moto2 MOTOBI '23.08.786 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Vinales Team Calvo KTM '40.12.463 DUNLOP user
2位 J.Folger Mapfre Aspar Team Moto3 KALEX KTM '40.12.649 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 KTM '40.12.650 DUNLOP user
19位 渡辺陽向 La Fonte Tascararacing FTR HONDA '40.55.082 DUNLOP user

第18戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 P.Espargaro Tuenti HP 40 KALEX 265 DUNLOP user
2位 S.Redding Marc VDS Racing Team KALEX 225 DUNLOP user
3位 E.Rabat Tuenti HP 40 KALEX 215 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Vinales Team Calvo KTM 323 DUNLOP user
2位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 KTM 311 DUNLOP user
3位 L.Salom Red Bull KTM Ajo KTM 302 DUNLOP user