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■ 2013/3/31 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 SUPERBIKE RACE in MOTEGI
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ケガを負いながらも加賀山選手が6位に入る






2013年シーズンがいよいよ開幕した。大排気量マシンの戦い、JSB1000クラスには、今年もベテランの加賀山就臣選手(SUZUKI、Team KAGAYAMA)がダンロップ勢のエースとしてエントリーしている。
加賀山選手は、昨年よりダンロップタイヤの開発をしながら参戦を続け、第6戦菅生で初優勝を果たした。今年はさらなる飛躍を狙っている。
しかし、加賀山選手は昨年負った右膝のケガが悪化。2週間前に再手術をしたばかりで、まだ杖なしでは歩けない状態だ。本来ならレースできるような体調ではないが、それでも加賀山選手はケガをおして開幕戦に臨んだ。
また、MotoMap SUPPLYの今野由寛選手(SUZUKI)と、DOG FIGHT RACING YAMAHAの藤田拓哉選手(YAMAHA)もダンロップユーザーとして参戦している。
予選当日、朝まで雨が残ったが、午後に行われたJSB1000の予選はドライコンディションで行われた。冬のように低い気温の中、予選が行われた。
まず、40分間のQ1の結果で、11位以下のスターティンググリッドが決まる。Q1の上位10台は15分間のQ2に進み、グリッドを決める。
Q1で藤田選手は5位、加賀山選手は10位に滑り込み、2台はQ2へ進んだ。今野選手は11位となり、そのまま11番手グリッドを獲得した。
続いて行われたQ2では、加賀山選手は果敢にタイムを詰めていくと5番手を獲得する。
「膝の状態はあまりよくないです。開幕ダッシュをしたかったので、応援してくれている方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。欠場すれば無得点なので、少しでもポイントを取りたいと思って出場しました。レースでは、無理せず走ってトップ10以内で完走したいです」と加賀山選手は語った。また、藤田選手は6番手と好位置につけている。
 
決勝当日は、朝から冷たい霧雨の降る生憎の天候となる。真冬並みの寒い雨の中で今シーズンの戦いはスタートした。
JSB1000クラスの決勝は、サイティングラップで1台が転倒してコース上にオイルが出たため、スタートやり直しとなる。周回数は19周から3周減算され、16周の戦いとなった。
 
決勝レースが始まると、加賀山選手は1周目から6番手につけて、慎重なライディングを続けていく。今野選手は7位、藤田選手は8位につける。
霧雨と、吐く息が白くなるほどの寒さの中、加賀山選手は注意深く走り続け、6位をキープ。それでも、7位以下とは差を広げていく。
一方、今野選手は8周目に安田毅史選手(HONDA)に抜かれ8位に後退。藤田選手は、ヨシムラの津田拓也選手(SUZUKI)、渡辺一樹選手(KAWASAKI)と9位争いを展開していく。
最後まで、加賀山選手は6位を守りきって、無事完走を果たした。
「気温が思っていたよりも低すぎて、レインタイヤの選択が難しかった。本来のダンロップのレインタイヤの力を出すことができなかった。テストも十分じゃなかったので、走るのは大変だった。トップ10を狙っていたので、6位ならまずまずだと思う。第2戦鈴鹿は2週間後なのでまだ厳しいと思うが、第3戦のオートポリス(6月2日開催)ではなんとかしたい。これから毎日リハビリに努めて、夏に向けて体調をよくしていきたいです」と加賀山選手は語った。
続いて、今野選手は8位でゴールした。
藤田選手は終盤に向けて苦しい展開が続いた。最後は、カワサキの渡辺選手と10位争いのバトルを展開。ラストラップに渡辺選手の先行を許すと、藤田選手は11位でチェッカーを受けた。


稲垣選手が惜しくも表彰台を逃し4位




ST600クラスの使用マシンは、4気筒は401cc〜600cc、2気筒は600cc〜750ccのスーパースポーツ車。マシンの改造範囲が狭く、溝付きのスポーツタイヤを使用する。アジア選手権のSS600クラスとレギュレーションが近く、近年はアジアのライダーが参戦している。昨年は、タイ人として初めてD・クライサルト選手(YAMAHA)がタイトルを獲得した。
今年の主なダンロップユーザーは、昨年同クラス・ランキング2位の中冨伸一選手(YAMAHA、HiTMAN RC甲子園ヤマハ)、稲垣誠選手(YAMAHA、AKENO SPEED MIC)、國川浩道選手(HONDA、赤い3輪車レーシングチーム)、今シーズンはアジア選手権にも参戦する伊藤勇樹選手(YAMAHA、PETRONAS・HLYM)、篠崎佐助選手(YAMAHA、SP忠男レーシングチーム)。
 
徐々に路面が乾いていく中で予選は進んでいった。中冨選手は難しいコンディションの中、着実にタイムを上げていくと2番手フロントローを獲得。稲垣選手は5番手2列目に並ぶ。
また、國川選手は9位、伊藤選手は10位、篠崎選手は14位につける。
 
決勝レースが始まると中冨選手がホールショットを決めるが、そのままペースを上げることはできず、1周目は7位でコントロールラインを通過。稲垣選手は好スタートを決めてトップグループについていき、1周目から5位と好位置につける。伊藤選手は9位、國川選手は11位につけていく。
稲垣選手はハイペースで追い上げ、4周目に亀谷長純選手(HONDA)を抜き去ると4位に浮上する。
レース中盤、稲垣選手は単独4位をキープ。冷たい小雨の中、危なげない走りを見せていく。中冨選手は8位、伊藤選手9位につける。
そして、終盤に入ると上位の1台がコースアウトして後退し、稲垣選手は3位に順位を上げる。しかし、終盤に入るとベテランの横江竜司選手(YAMAHA)が稲垣選手に接近。稲垣選手は、ラストラップで抜かれてしまい、惜しくも4位となった。
「終盤、ヘルメットのシールドが曇って大変だった。表彰台を逃して残念ですが、また次がんばります」と稲垣選手はコメントした。
また、中冨選手は8位、伊藤選手は9位でゴール。國川選手はペースが上がらず12位で、篠崎選手は17位でチェッカーを受けた。


スタート前にアクシデント。長島選手は6位となる




J-GP2クラスは、ST600クラスマシンのシリンダーヘッドなどを少し改造したマシンと、4ストローク600ccエンジンをオリジナルフレームに搭載したマシンが出場している。タイヤは、スリックタイヤを使用。世界グランプリMoto2クラスに通じるカテゴリーとなっている。
ダンロップ勢では、J-GP3クラスからスイッチした長島哲太選手(TSR、テルル&EM★KoharaRT)、井筒仁康選手(KAWASAKI、RS-ITO & ASIA)、大木崇行選手(HONDA、MOTO BUM HONDA)、中村豊選手(HONDA、MOTO BUM HONDA)が参戦する。
ほぼドライコンディションで行われた予選。J-GP2クラス・ルーキーの長島選手が、2位以下に1秒近い差をつけてダントツのポールポジションを獲得した。
「最後にさらにタイムを上げようとしたら、途中で他のバイクにひっかかってしまった。J-GP3マシンからの乗り換えは違和感ないです。J-GP2のレースは初めてなので、バトルとかどうなるか分からないですね。もし雨になっても、雨は得意なので心配はしてないです」と長島選手。
また、大木選手は5位、中村選手は11位。井筒選手はタイムを上げていたときに転倒し7位となった。
 
決勝での活躍が期待された長島選手だったが、スターティンググリッドに向かうサイティングラップのときに転倒。グリッド上でマシンを修復してレースに臨むことになった。
決勝がスタートすると、長島選手は慎重に走りだし、序盤は8位につける。しかし、転倒でマシンに少しダメージを受けていたためペースを上げることができず、厳しいライディングを強いられる。
一方、その他のダンロップ勢では井筒選手が6位、中村選手は11位につける。
レース中盤、長島選手は我慢の走りを続けながらも、前を行く井筒選手に接近。中盤には、長島選手と井筒選手が7位争いを展開。13周目に長島選手は井筒選手を捕らえて前にでる。
そして、レース終盤に上位の1台が転倒すると、長島選手は6位でチェッカー。井筒選手は7位。また、中村選手が8位。大木選手はウェットコンディションに苦戦して15位となった。


波乱のレースで亀井選手、山本選手が2、3位を獲得





4ストローク250cc単気筒マシンで戦うJ-GP3クラス。ほとんどのライダーがホンダの市販レーサー、NSF250Rでエントリーしている。
主なダンロップユーザーは、昨年同クラス・ランキング5位の山本剛大選手(HONDA、Team NOBBY)、同ランキング6位の國峰啄磨選手(HONDA、Projectμ7C HARC)、同ランキング8位の亀井雄大選手(HONDA、18 GARAGE RACING TEAM)、小室旭選手(HONDA、テルル&EM★KoharaRT)。
さらに、アジア選手権で昨年から行われているアジアドリームカップ(HONDA、CBR250Rのワンメイクレース)で、初のチャンピオンに輝いた大久保光選手(HONDA、HotRacing)もダンロップタイヤで参戦。また、ベテランの宇井陽一選手(41Planning.IODARacingJapan)がIODAのマシンでエントリーしている。
今年、スペイン選手権に参戦する藤井謙汰選手(TSR、F.C.C.TSR Honda)が、世界GP Moto3クラス仕様のマシンでスポット参戦した。藤井選手は賞典外でポイントは付かない。
ハーフウェットのコンディションで行われた予選。今年16歳になる國峰選手がラストラップで最速タイムをマーク。初のポールポジションを奪った。
「最初は濡れていたのでレインタイヤで走っていたが、途中からスリックにかえた。グリップが良くてだんだんとタイムを上げられて、ラストラップにベストを出しました。初のポールでうれしいです。明日はぶっちぎりで勝ちたいです」と國峰選手。
2番手に山本選手が入りフロントローを死守。続いて4位亀井選手、7位藤井選手、宇井選手12位、大久保選手13位、小室選手は14位となった。
 
決勝がスタートすると國峰選手は、山田誓己選手(HONDA)に次ぐ2番手に付ける。3位以下は徳留真紀選手(TSR)、山本選手、大久保選手などが続く。
ところが2周目の90度コーナーで國峰選手は、無念の転倒、そのままリタイアとなってしまう。
この後、大久保選手が4番手につけ、D・トリウゴ選手(HONDA)、宇井選手、山本選手、亀井選手などが後ろからついていく。5周目になるとインドネシアのトリウゴ選手が転倒。大久保選手は単独4位となる。2秒ほど後方に5位亀井選手がつけ、宇井選手は山本選手、長尾健吾選手(HONDA)と6位を争っていく。冷たい雨の中、転倒車が続出していく。
 
レース後半に入ると、4番手につける大久保選手は、着実にペースをあげ、上位を追いかけていく。2周減算された14周のレースが終盤に入ると、大久保選手はファステストラップをマークしながら、上位陣との差を約2秒にまで詰めていく。
一方、亀井選手と山本選手は5位を争い、宇井選手は長尾選手と7位争いを繰り広げていく。
ところが、12周目に大久保選手が90度コーナーでクラッシュしてしまう。これで、亀井選手と山本選手の戦いは4位争いにかわる。
そしてラストラップ、雨のレースは最後まで波乱が続く。なんと上位2台がゴール直前で転倒。これで、亀井選手と山本選手の戦いが2位争いとなり、亀井選手が先にチェッカー。亀井選手2位、山本選手3位で表彰台に上がることになった。
「順位はゴールしてから分かりました。初めての表彰台でうれしいです。転倒しないように我慢のレースをしました。この勢いでこれからもがんばります」と初の2位表彰台を獲得した亀井選手。
3位の山本選手は「左手にケガをしていたので、転倒しないように慎重に走っていた。表彰台に上がれてラッキーでした」と語っていた。
続いて、宇井選手が長尾選手を抑えて4位。小室選手は6位、藤井選手7番目にチェッカーを受けた。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda Honda '32.21.387  
2位 高橋 巧 MuSASHi RT ハルクプロ Honda '32.38.833  
3位 中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム Yamaha '32.47.970  
6位 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA Suzuki '33.18.868 DUNLOP user
8位 今野 由寛 MotoMap SUPPLY Suzuki '33.27.657 DUNLOP user
11位 藤田 拓哉 DOGFIGHT RACING YAMAHA Yamaha '34.07.620 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 C.Polamai Yamaha Thailand Racing Team Yamaha '33.22.207  
2位 大崎 誠之 伊藤レーシングGMDスズカ Yamaha '33.22.352  
3位 横江 竜司 RT森のくまさん佐藤塾 Yamaha '33.29.489  
4位 稲垣 誠 AKENO SPEED MIC Yamaha '33.31.873 DUNLOP user
8位 中冨 伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ Yamaha '33.54.061 DUNLOP user
9位 伊藤 勇樹 PETRONAS・HLYM Yamaha '34.08.783 DUNLOP user
12位 國川 浩道 赤い3輪車レーシングチーム Honda '35.22.327 DUNLOP user
17位 篠崎 佐助 SP忠男レーシングチーム Yamaha '33.48.646 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 高橋 英倫 PITCREW&松戸FLASH Kawasaki '33.35.947  
2位 生形 秀之 エスパルスドリームレーシング Suzuki '33.36.420  
3位 星野 知也 SYNCEDGE 4413 Racing Honda '33.47.991  
6位 長島 哲太 テルル&EM★KoharaRT TSR '34.23.017 DUNLOP user
7位 井筒 仁康 RS-ITOH&ASIA Kawasaki '34.28.566 DUNLOP user
8位 中村 豊 MOTO BUM HONDA Honda '35.09.946 DUNLOP user
15位 大木 崇行 MOTO BUM HONDA Honda '33.55.471 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 山田 誓己 TEAM PLUSONE & ENDURANCE Honda '31.00.242  
2位 亀井 雄大 18 GARAGE RACING TEAM Honda '31.05.502 DUNLOP user
3位 山本 剛大 Team NOBBY Honda '31.06.033 DUNLOP user
4位 宇井 陽一 41Planning.IODARacingJapan Honda '31.14.875 DUNLOP user
6位 小室 旭 テルル&EM★KoharaRT Honda '31.17.634 DUNLOP user
賞典外 藤井 謙汰 F.C.C.TSR Honda TSR '31.21.823 DUNLOP user
29位 大久保 光 HotRacing Honda '24.26.650
-3laps
DUNLOP user
リタイア 國峰 啄磨 Projectμ7C HARC Honda '2.20.441 DUNLOP user

第1戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda Honda 25  
2位 高橋 巧 MuSASHi RTハルクプロ Honda 22  
3位 中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム Honda 20  
6位 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA Suzuki 15 DUNLOP user
8位 今野 由寛 MotoMap SUPPLY Suzuki 13 DUNLOP user
11位 藤田 拓哉 DOGFIGHT RACING YAMAHA Yamaha 10 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 C.Polamai Yamaha Thailand Racing Team Yamaha 25  
2位 大崎 誠之 伊藤レーシングGMDスズカ Yamaha 22  
3位 横江 竜司 RT森のくまさん佐藤塾 Yamaha 20  
4位 稲垣 誠 AKENO SPEED MIC Yamaha 18 DUNLOP user
8位 中冨 伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ Yamaha 13 DUNLOP user
9位 伊藤 勇樹 PETRONAS・HLYM Yamaha 12 DUNLOP user
12位 國川 浩道 赤い3輪車レーシングチーム Honda 9 DUNLOP user
17位 篠崎 佐助 SP忠男レーシングチーム Yamaha 4 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 高橋 英倫 PITCREW&松戸FLASH Kawasaki 25  
2位 生形 秀之 エスパルスドリームレーシング Suzuki 22  
3位 星野 知也 SYNCEDGE 4413 Racing Honda 20  
6位 長島 哲太 テルル&EM★KoharaRT TSR 15 DUNLOP user
7位 井筒 仁康 RS-ITOH&ASIA Kawasaki 14 DUNLOP user
8位 中村 豊 MOTO BUM HONDA Honda 13 DUNLOP user
15位 大木 崇行 MOTO BUM HONDA Honda 6 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 山田 誓己 TEAM PLUSONE & ENDURANCE Honda 25  
2位 亀井 雄大 18 GARAGE RACING TEAM Honda 22 DUNLOP user
3位 山本 剛大 Team NOBBY Honda 20 DUNLOP user
4位 宇井 陽一 41Planning.IODARacingJapan Honda 18 DUNLOP user
6位 小室 旭 テルル&EM★KoharaRT Honda 15 DUNLOP user