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■ 2013/9/29 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦 SUPERBIKE RACE in OKAYAMA
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晴れ 28度 5,580人

加賀山選手の代役の武田選手が、7位完走を果たす




全日本選手権シリーズは、残り2戦となった。JSB1000クラスは、第6戦SUGO以来の戦いとなる。舞台は、岡山県東部の内陸部にある岡山国際サーキットだ。
今回、チームカガヤマの加賀山就臣選手は、左膝手術のために欠場となった。加賀山選手は、昨年9月にオートポリスで負った左膝のケガを抱えながら全日本選手権、鈴鹿8耐に参戦してきた。しかし、ケガの経過が悪く、骨感染などの危険性もあったため手術を受けた。手術後の治療に専念するために、今回はやむなく欠場となった。
今回は代役として、ダンロップの開発ライダーも務めている武田雄一選手が参戦した。
予選から秋晴れの中で走行が行われた。
武田選手は、今年初めての参戦ながら7位を獲得。3列目からスタートすることになった。実は、岡山国際サーキットは、ダンロップタイヤの開発のためによくテスト走行を行っているコースだ。
また、藤田拓哉選手(YAMAHA)は8位。今野由寛選手(SUZUKI)は、チームの都合のために参加していない。

決勝当日も秋晴れに恵まれた。武田選手は順当なスタートを切ると、序盤から7番手につける。前方には、山口辰也選手(HONDA)、渡辺一樹選手(KAWASAKI)がいる。
武田選手は、全日本のレギュラー選手に追いつくことはできなかったが、単独7位につけ安定した走行を重ねていく。
欠場した加賀山選手の71番をつけた武田選手は、7位を走り続けるとそのままゴール。代役としての仕事を無事にこなして、完走を果たした。
「前も後ろも離れてしまった単独の7位だったので、あまりレースを楽しんだ実感がないまま終わってしまいました。もっとタイムを出して前の方を走れると思っていたのですが、予想以上にタイムが落ちるのが早くて、結果を出せなくて悔しいです。それでも、チームがレースに集中する環境を作ってくれて感謝しています。今後のタイヤのテストにつながる課題がはっきり分かりました。レースでしか得られない、良いデータを取れたことはよかったです」と武田選手は語った。
また、応援にかけつけた加賀山選手は、「テスト走行とレースでは要求されることも違うのですが、予選で設定したタイムをクリアしてくれて、レースも完走してデータを収集することもできました。11月の最終戦には出場できるように、なんとか調整したいと思っています。今回の武田選手のがんばりを結果につなげたいです」と語った。
また、藤田選手は武田選手に続いて、8位でチェッカーを受けた。



中冨選手が2位表彰台を獲得



ST600の予選では、伊藤勇樹選手(YAMAHA)が2位、稲垣誠選手(YAMAHA)が3位でフロントローをゲット。
さらに、國川浩道選手(HONDA)が4位、中冨伸一選手(YAMAHA)が5位と、2位から5位までをダンロップ勢が占めた。
一方、篠崎佐助選手(YAMAHA)は11位となった。

決勝レースのスタートが切られると、伊藤選手がホールショット。後ろからポールシッターの渡辺一馬選手(HONDA)、中冨選手、國川選手などが続く。
1周目に渡辺選手がトップに出るが、伊藤選手、中冨選手なども追従していく。
レース序盤は、トップの渡辺選手を伊藤選手が追いかける展開となる。中冨選手は単独3位、國川選手は6位に後退する。
トップの渡辺選手は徐々にリードを広げていき、中冨選手が追い上げて伊藤選手と2位争い展開。8周目に中冨選手が前にでる。さらに後方から井筒仁康選手(KAWASAKI)も追いつき、中冨選手、伊藤選手、井筒選手の3台の2位争いとなる。
中盤に入ると、中冨選手は他の2台を離して単独2位を走行。伊藤選手と井筒選手は3位争いとなり、12周目に伊藤選手は井筒選手に抜かれてしまう。すぐに逆転を狙ったが、伊藤選手はこの周のダブルヘアピンひとつ目で転倒してしまった。
レース終盤、2位の中冨選手は、約3秒前の渡辺選手を追いかけていったが届かず。
とはいえ、中冨選手は前戦のSUGOに続いて2位でチェッカーを受けた。
「スタートしてすぐにポジションは上がったのですが、問題を抱えていて、ペースを上げられませんでした。伊藤選手を抜いて追い上げられるかと思いましたが、渡辺選手は余裕があったと思います。最終戦鈴鹿で勝負したいと思います」と中冨選手。
また、國川選手は5位で今季最高位を獲得。「表彰台を狙えたペースでも走れたのに、4位争いから抜け出せませんでした。最終戦鈴鹿へはこの好調の流れのまま臨みます」と國川選手。
一方、稲垣選手は8位、篠崎選手は9位となった。



長島選手が念願の初優勝を決める




GP-2クラスの予選では、前回無念の転倒リタイアを喫したD・クライサルト選手(YAMAHA)が、GP-2クラスで初のポールポジションを獲得した。
「金曜日の走行では、マシンが十分できあがっていなかったので、予選はどこまでいけるのか不安でしたが、走り出したら思い切りアタックすることができました。決勝でも、この流れをそのまま持ち込めると思っています。スタートではホールショットを狙っていきたいです。チャンピオンを取るのは不可能なので、残り2戦でいい結果を出せるように、ベストを尽くします」とクライサルト選手。
続いて、長島哲太選手(TSR2)は3位につけ、フロントローにダンロップ勢2人が並んだ。
また、大木崇行選手(HONDA)が9位につける。

決勝が始まると、長島選手が好スタートし、野左根航汰選手(YAMAHA)、クライサルト選手、井筒仁康選手(KAWASAKI)などが後ろから続く。
1周目に野左根選手がトップに上がるが、クライサルト選手、井筒選手、長島選手がピタリとつけ、4台が激しいトップ争いを繰り広げていく。
3周目に長島選手はトップに浮上し、すぐに逃げ切りを図る。野左根選手、クライサルト選手の2台が1秒弱後方から続き、井筒選手は後退する。
レース中盤になっても、長島選手がトップを快走。約1秒後方から、野左根選手とクライサルト選手が追う展開が続く。クライサルト選手は、2位の野左根選手に約1秒の差をつけられるが3位をキープしていく。
終盤に入ると、長島選手は徐々に野左根選手に差を詰められていく。その差は徐々に詰まり、残り4周でコンマ7秒、残り3周でほとんどテールトゥノーズ状態となる。クライサルト選手は単独3位を走行していく。
周回遅れも絡む難しい展開の中、長島選手は周回遅れをうまく利用しながら、野左根選手を抑えていく。
そして、逃げ切りに成功した長島選手が今季初優勝を決めた。
「やっと勝つことができました。昨年の勢いのまま開幕戦を迎え、ポールポジションを取ったのに決勝は転倒もあって6位。そこから、何度かポールを取れたのですが、決勝ではうまくいかず、流れをつかむことができずに、ここまで来てしまいました。この流れのまま、最終戦もいいレースがしたいです」と長島選手。
クライサルト選手は3位表彰台をつかんだ。
「実はマシンにちょっと問題があり、レース中にそれがだんだん大きくなってしまった。それでもがんばって走っていたのですが、今日はだめでしたね。この結果はとても悔しいので、最終戦は優勝だけを狙っていきます」とクライサルト選手。
また、大木選手は7位となった。



國峰選手が独走で今季3勝目を決める




J-GP3クラスも、前回のオートポリス戦に続く戦いとなった。
予選では、目下ランキング2位につける國峰啄磨選手(TSR)がコースレコードを更新して、今季3度目のポールポジションを獲得した。
「事前テストから調子がよかった。テストで出せたタイムには届かなかったが、レコードを更新してポールポジションも取れたのでよかったです。決勝は、できれば前半にスパートをかけて逃げたいですが、接戦になれば、その時点で作戦を考えます。開幕戦で転倒してしまい、2戦目も転倒してチャンピオンは難しいので、残りのレースはレコード更新と優勝を狙います」と國峰選手。
続いて2位に大久保光選手(HONDA)が続く。
また、今回仲城英幸選手が、IODAマシンの実戦テストを兼ねてスポット参戦。賞典外ながら4番手につけた。(結果には順位はつかない)
山本剛大選手(HONDA)は5番手(仲城選手を除くため正式結果は4位、以下同)、小室旭選手(HONDA)は8番手、宇井陽一選手(IODA)は22番手となっている。

決勝レースは國峰選手のホールショットでスタート。後ろから仲城選手、山田誓己選手(HONDA)、大久保選手などが続く。
まずは、國峰選手、仲城選手、山田選手の3台がトップグループを形成する。3周目になるとトップの國峰選手がペースアップ。コースレコードを更新する速さを見せ、後続に1秒以上の差をつける。
2位争いは、山田選手、仲城選手、大久保選手の3台が繰り広げていく。
10周目になると、國峰選手は後続に4秒以上の差をつけて独走態勢を築く。2位争いは、仲城選手、大久保選手、山田選手が何度も順位を入れ替えていく。大ベテランの仲城選手と、若手の大久保選手、山田選手は激しいバトルを展開。中盤から山田選手、大久保選手、仲城選手のオーダーで周回を続ける。
終盤に入ると、トップの國峰選手は5秒以上の大量リード。2位争いから仲城選手が徐々に遅れ、山田選手と大久保選手の一騎打ちとなっていく。
國峰選手は最後までハイペースで走り切ると2連勝で、今季3勝目を達成した。
「決勝では、ベストタイムを上回りたかったのですが、風の影響もあり、できなかったのが残念です。今回は逃げるレースがしたいと思っていたので、逃げることができてよかったです。タイトルのことは考えずに、速さをみせるレースをしようと、気持ちを切り替えています。最終戦も最速を目指してがんばります」と國峰選手。この結果、首位の山田選手との差は18点となった。
2位争いは、ラストラップに大久保選手が前にでる場面もあったが、山田選手に逆転を許し、大久保選手は3位でゴールした。
「序盤でタイムを上げられず、仲城さんと山田選手とのバトルになりました。最後は、勝負できるところまでマシンを持っていくことができず3位でした。これで、チャンピオンの可能性は消えてしまいましたが、ランキング2位へのチャンスは残っているので、少しでもポジションをアップできるよう、最終戦に挑みたいです」と大久保選手。
仲城選手は、公式結果には残らないが4番手でチェッカーを受けた。
また、正式結果で小室選手は5位、山本選手は8位、宇井選手は13位となった。



順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 中須賀克行 ヤマハYSPレーシングチーム YAMAHA '36.07.671  
2位 柳川明 TEAM GREEN KAWASAKI '36.11.670  
3位 津田拓也 ヨシムラスズキレーシングチーム SUZUKI '36.15.931  
7位 武田雄一 Team KAGAYAMA SUZUKI '36.56.801 DUNLOP user
8位 藤田拓哉 DOGFIGHT RACING YAMAHA YAMAHA '37.11.445 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 渡辺一馬 Kohara Racing HONDA '29.46.290  
2位 中冨伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ YAMAHA '29.49.691 DUNLOP user
3位 井筒仁康 RS-ITOH & ASIA KAWASAKI '29.52.042  
5位 國川浩道 赤い3輪車レーシングチーム HONDA '29.59.974 DUNLOP user
8位 稲垣誠 AKENO SPEED MIC YAMAHA '30.06.218 DUNLOP user
9位 篠崎佐助 SP忠男レーシングチーム YAMAHA '30.13.845 DUNLOP user
リタイヤ 伊藤勇樹 PETRONAS・HLYM YAMAHA '17.17.598 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 長島哲太 テルル&EM★KoharaRT TSR '29.35.618 DUNLOP user
2位 野左根航汰 ウェビックチームノリックヤマハ YAMAHA '29.37.161  
3位 D.Kraisart Yamaha Thailand Racing Team YAMAHA '29.40.017 DUNLOP user
7位 大木崇行 MOTO BUM HONDA HONDA '29.57.857 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 國峰啄磨 Projectμ7C HARC TSR '30.42.570 DUNLOP user
2位 山田誓己 TEAM PLUSONE & ENDURANCE HONDA '30.49.825  
3位 大久保光 HotRacing HONDA '30.50.819 DUNLOP user
仲城英幸 IODA Racing・7C IODA '30.51.271 DUNLOP user
5位 小室旭 テルル&EM★KoharaRT HONDA '31.15.152 DUNLOP user
8位 山本剛大 Team NOBBY FTR-HONDA '31.21.191 DUNLOP user
13位 宇井陽一 41Planning.IODA RacingJapan IODA '31.31.658 DUNLOP user
*仲城選手は賞典外でのエントリーのため順位はつかない。

第8戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 高橋 巧 MuSASHi RTハルクプロ Honda 118  
2位 柳川 明 TEAM GREEN Kawasaki 116  
3位 中須賀克行 ヤマハYSPレーシングチーム Yamaha 111  
6位 藤田 拓哉 DOGFIGHT RACING YAMAHA Yamaha 72 DUNLOP user
8位 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA Suzuki 71 DUNLOP user
10位 今野 由寛 MotoMap SUPPLY Suzuki 50 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 渡辺 一馬 Kohara Racing Honda 108  
2位 横江 竜司 RT森のくまさん佐藤塾 Yamaha 104  
3位 大崎 誠之 伊藤レーシングGMDスズカ Yamaha 84  
4位 中冨 伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ Yamaha 83 DUNLOP user
6位 稲垣 誠 AKENO SPEED MIC Yamaha 65 DUNLOP user
13位 國川 浩道 赤い3輪車レーシングチーム Honda 41 DUNLOP user
14位 篠崎 佐助 SP忠男レーシングチーム Yamaha 39 DUNLOP user
16位 伊藤 勇樹 PETRONAS・HLYM Yamaha 37 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 野左根 航汰 ウェビックチームノリックヤマハ Yamaha 135  
2位 生形 秀之 エスパルスドリームレーシング Suzuki 127  
3位 浦本 修充 MuSASHiRTハルク・プロ HONDA 102  
6位 長島 哲太 テルル&EM★KoharaRT TSR 75 DUNLOP user
10位 井筒 仁康 RS-ITOH&ASIA Kawasaki 58 DUNLOP user
11位 大木 崇行 MOTO BUM HONDA Honda 54 DUNLOP user
15位 中村 豊 MOTO BUM HONDA Honda 34 DUNLOP user
22位 中本 郡 レーシングチームOutRun Yamaha 14 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 山田 誓己 TEAM PLUSONE & ENDURANCE Honda 137  
2位 國峰 啄磨 Projectμ7C HARC TSR 119 DUNLOP user
3位 大久保 光 HotRacing Honda 98 DUNLOP user
4位 山本 剛大 TEAM NOBBY FTR-Honda 84 DUNLOP user
7位 小室 旭 テルル&EM★KoharaRT Honda 61 DUNLOP user
14位 亀井 雄大 18 GARAGE RACING TEAM Honda 35 DUNLOP user
15位 宇井 陽一 41Planning.IODARacingJapan IODA 34 DUNLOP user