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CATEGORY
■ 2014/1/11 AMAスーパークロス第2戦/450SX第2戦/250SXウエスト第2戦
アリゾナ州フェニックス/チェイス・フィールド
天気 気温 観客
晴れ 日中23度〜深夜8度 49,834人

ビロポートが今季初優勝を挙げ、ポイントリーダーに!





 この冬は北米各地が記録的な寒波に見舞われているが、第2戦の開催地フェニックスは平年並みの温暖な気候に恵まれた。避寒リゾート地として名高いアリゾナ州や、カリフォルニア州にシーズン序盤戦が集中している理由が伺える。フェニックスは元来の砂漠的な土地柄から湿度が低く、リトラクタブル(開閉式)ルーフを装備した野球場、チェイス・フィールドに造成されたコースは今大会も乾燥した土質が攻略の鍵となった。
  半径が大きめの1コーナーやフィニッシュジャンプが、センターのバックスクリーン前に置かれたレイアウトは、開幕戦よりも少し難易度が増した印象。長いフープスや最終コーナー手前のリズムセクションなどが、テクニックの差が出る部分だった。昼過ぎから行われるプラクティスが始まると、転倒者が続出したためインターバルに一部のセクションが手直しされた。路面は概ね乾燥した表面に粒子が浮いた状態で、非常に滑りやすかった。短めのサンドセクションも設けられていたが、手前のジャンプから一気に飛び越すトップライダーも現れた。
  19時30分からのナイトレースに進む40台を決めるタイムドプラクティス、450SXではライアン・ビロポート(カワサキ)が55秒546でトップ。250SXのベストラップタイムは、ジェイソン・アンダーソン(KTM)の55秒651だった。排気量のハンディキャップを感じさせない予選結果だ。残念だったのは、プラクティスで負傷したジョシュ・グラント(ヤマハ)、ザック・ベル(ホンダ)らのDNS。開幕戦で負傷したイーライ・トマック(ホンダ)も、フェニックスに来場してからの判断で出走を見合わせた。
  ヒート1&2、セミファイナル1&2、ラストチャンスから勝ち上がった22台による450SXのメインレース(20周)では、マット・モス(スズキ)がホールショットを取った。1周目には早くもジャスティン・ブレイトン(ヤマハ)、ライアン・ダンジー(KTM)、ジャスティン・バーシア(ホンダ)が先行。開幕戦の勝者、ケン・ロクスン(KTM)は5位につけた。モスは上位集団のペースに乗り遅れて徐々にポジションを失い、替わってスタート7位のジェイムズ・スチュワート(スズキ)、9位と出遅れたビロポートがトップグループに追い付く。
  序盤の見ものはリーダーのブレイトンvsバーシアの一騎打ちで、一時はバーシアがトップに出ることもあったが、バランスを崩す間に3位まで後退。7周目からはブレイトンがリードを広げ、その後方にダンジー、バーシア、ロクスン、ビロポート、スチュワートが2〜6位に僅差で連なる展開となった。ここからロクスンが転倒で脱落し、レース中盤にはブレイトン、ダンジー、ビロポートによる三つ巴のデッドヒートに集約される。ここでのビロポートは滑りやすい路面でもハイペースを維持し、12周目にはダンジーをパス、14周目にはブレイトンを攻略してトップに躍り出た。終盤には逆転を狙うブレイトンの接近を受けたが、ビロポートが逃げ切ってフィニッシュ。フェニックスで優勝経験のなかったビロポートが、見事な初勝利をゲットした。開幕戦アナハイムで活躍したロクスンが6位、ダンジーが3位にとどまったため、ポイントリーダーにはビロポートが浮上している。


アンダーソンが2戦連続逆転勝利!



 250SXのメインレース(15周)のホールショットは、SXルーキーのクーパー・ウェブ(ヤマハ)がゲットしたが、オープニングラップからコール・シーリー(ホンダ)とアンダーソンに先行された。2周目にはコースアウトを喫したウェブに替わって、シェイン・マケラス(ホンダ)、ディーン・ウィルソン(カワサキ)が3〜4位に浮上。しかしシーリーとアンダーソンのハイペースが際立っていて、トップ2台が3位以下を引き離す形になっていった。
  中盤の7周目には、マケラスとウェブが絡んで転倒。3位争いはウィルソンvsザック・オズボーン(ホンダ)によって激化した。今大会のコースレイアウトでは、ジャンプを3個ずつクリアするリズムセクションが250にとって難所だったが、ウィルソンは3個飛びを貫くことができずに苦戦。対照的にここでスピードに乗るオズボーンが、10周目にウィルソンをかわして3位に浮上した。
  トップを行くシーリーの背後には、ポイントリーダーの証である赤いナンバープレートを付けたアンダーソンが、終始1秒強の間隔を保ちながら追走した。開幕戦の一騎打ちを思わせる緊張感を保ったままファイナルラップに突入したが、サンドセクションで失速したシーリーのミスに乗じてアンダーソンが猛然とラストスパート。フィニッシュまで半周ほど残したヘアピンで、アンダーソンがシーリーのインに飛び込みトップに躍り出た。シーリーもすかさず反撃を試みたが、ミスもあって再逆転はならず。開幕戦と同様ファイナルラップに劇的なアタックを完遂したアンダーソンが、鮮やかな2連勝を飾った。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki "18.57.438 DUNLOP user
2 10 J・ブレイトン JGR Toyota Yamaha Yamaha +1.032  
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +3.778 DUNLOP user
4 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki +8.751 DUNLOP user
5 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +10.652 DUNLOP user
6 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +14.379 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 17 J・アンダーソン Rockstar KTM KTM "14.04.657 DUNLOP user
2 21 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +2.429 DUNLOP user
3 16 Z・オズボーン Geico Honda Honda +27.440 DUNLOP user
4 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +35.417 DUNLOP user
5 34 M・スチュワート Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +48.770 DUNLOP user
6 37 C・ウェブ Yamalube Star Racing Yamaha +52.485 DUNLOP user

AMAスーパークロス第2戦/450SX第2戦/250SXウエスト第2戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 43 DUNLOP user
2 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 42 DUNLOP user
3 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 40 DUNLOP user
4 10 J・ブレイトン JGR Toyota Yamaha Yamaha 37  
5 22 C・リード Discount Tire Racing Kawasaki 32 DUNLOP user
6 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 32 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 17 J・アンダーソン Rockstar KTM KTM 50 DUNLOP user
2 21 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 44 DUNLOP user
3 16 Z・オズボーン Geico Honda Honda 40 DUNLOP user
4 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 36 DUNLOP user
5 37 C・ウェブ Yamalube Star Racing Yamaha 31 DUNLOP user
6 34 M・スチュワート Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 29 DUNLOP user