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CATEGORY
■ 2014/3/22 AMAスーパークロス第12戦/450SX第12戦/250SXイースト第6戦
カナダ・トロント/ロジャース・センター
天気 気温 観客
曇り 日中3度〜深夜マイナス7度 48,892人

450SX スチュワート2連勝! 歴代2位となる通算49勝をマーク!





シリーズの中で唯一国境を越え、カナダで開催されるトロント戦。五大湖沿岸ではクリーブランド、ジョリエット(シカゴ郊外)などでもAMAスーパークロスが行われたことがあるが、いずれもトロントほど盛況ではなかった。今大会の会場ロジャース・センターは、観光名所CNタワーに隣接した多目的スタジアムで、25年前の開業時には世界初採用のリトラクタブルルーフが脚光を浴びた。
トロントではコース造成用の土が降雪の影響でウェットになることが多かったが、近年は調達法を変更したことでドライコンディションが保てるようになった。さらに昨年まで不評だった砂利の混入が改善されたため、今年はハンドガードを装着するライダーもいない。路面は締まったサンド質で、ルーストの元となるサラサラの表面の下にはかなり硬いベースがあった。またコーナーやジャンプの踏み切り斜面には、軟質路面に多数のワダチができていた。
今大会は12時30分にスタートしたプラクティスの段階から波乱含みだった。まず、250SXのアダム・シアンサルーロ(カワサキ)が転倒で肩を負傷。そして450SXではライアン・ビロポート(カワサキ)が、体調不良によりフリープラクティス(8分)、タイムドプラクティス(10分×2)の走行をすべて見合わせた。両クラスのポイントリーダーが揃って受難するというハプニングは、タイトルの行方にも影響を及ぼしそうだった。タイムアタックの結果は、ジェイムズ・スチュワート(スズキ)が49秒079で450SXのトップ。250SXではマーティン・ダバロス(カワサキ)の50秒982が最速だった。
450SXのメインレース(20周)では、ケン・ロクスン(KTM)がホールショットを取り、ジャスティン・バーシア(ホンダ)、ジャスティン・ブレイトン(ヤマハ)、そしてビロポートが続いた。タイムドプラクティスを走っていないビロポートだが、シード権を行使してナイトプログラムの予選ヒートに出走し、セミファイナル経由で決勝に駒を進めていた。
4周目にはバーシアがリーダーとなり、ロクスンにマークされながらも快調に飛ばした。やがてロクスンの背後にはライアン・ダンジー(KTM)
、そしてスタート11位から挽回してきたスチュワートが接近し、2〜3〜4位争いが始まる。今大会のコースにはフロアの広さを生かした長いリズムセクションがあったが、スチュワートはここでトリプル(3個飛び)とクワド(4個飛び)を織り交ぜたジャンプを駆使し、他のライダーを圧倒する速さを見せていた。12周目にダンジー、13周目にロクスンを抜いたスチュワートは、15周目にはバーシアを攻略してトップに躍り出た。
終盤は少しスピードをセーブしながらも、独走状態を保ったスチュワートが今季4勝目のチェッカーを受ける。前戦デトロイトにおける優勝で、リッキー・カーマイケルのスーパークロス通算記録48勝に並んだスチュワートだったが、今大会で単独2位となる49勝をマークした。ちなみに最多勝記録は、ジェレミー・マクグラスの72勝である。体調不良を押して出走したビロポートは6位止まりだったが、ランキング首位の座はキープしている。


250SX ボーグル初優勝! シアンサルーロ脱落!



250SXのメインレース(15周)では、ジャスティン・ボーグル(ホンダ)がホールショットを取った。直後にはシアンサルーロ、ジミー・デコティス(ホンダ)、マット・ビシェリア(ホンダ)が控えていた。オープニングラップのフープスでビシェリアが転倒するなど、荒れぎみの序盤だったが、3周目にはシアンサルーロが肩を脱臼してコースアウト。すぐに救護スタッフの処置を受けてコースに戻ったが、再度脱臼したためシアンサルーロは痛恨のリタイアを喫した。
これで2位に繰り上げとなったのがダバロス。その後にはマット・ラモイン(カワサキ)、ビンス・フリージー(ホンダ)、ジェレミー・マーティン(ヤマハ)、ブレイク・バゲット(カワサキ)が続いた。リーダーのボーグルは予選から絶好調だったが、ダバロスに対し5〜6秒差を保って独走した。レース後半に差しかかると、ダバロス、ラモイン、マーティン、バゲットによる2〜5位争いが激しくなったが、その中で12周目にバゲットが転倒。マシン損傷がひどかったため、リタイアとなった。
レースはボーグル優勢のままファイナルラップに突入。慎重なペースダウンによって、10秒あった貯金が3秒まで減ったが、ボーグルがトップでチェッカーを受け、キャリア初優勝をゲットした。2位ダバロス、3位ラモイン…。この結果、ダバロスがランキング首位に浮上。2位シアンサルーロ(4点差)、3位ボーグル(2位と1点差)と入れ替わった。前戦までは抜群の安定感を誇っていたシアンサルーロのつまずきによって、250SXイーストのチャンピオン争いは急転。ボーグルの可能性も含めて、タイトルの行方は混沌としてきた。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki 17.27.650 DUNLOP user
2 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +3.254 DUNLOP user
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +6.547 DUNLOP user
4 10 J・ブレイトン JGR Toyota Yamaha Yamaha +11.487  
5 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +19.104 DUNLOP user
6 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki +23.494 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 32 J・ボーグル Geico Honda Honda 13.23.267 DUNLOP user
2 31 M・ダバロス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +3.024 DUNLOP user
3 78 M・ラモイン JAB Motorsports Kawasaki +3.937 DUNLOP user
4 19 J・マーティン Yamalube Star Racing Yamaha +5.330 DUNLOP user
5 52 C・トンプソン Rockstar KTM KTM +17.351 DUNLOP user
6 42 V・フリージー The Factory Metal Works Honda +22.065 DUNLOP user

AMAスーパークロス第12戦/450SX第12戦/250SXイースト第6戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 246 DUNLOP user
2 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 221 DUNLOP user
3 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki 207 DUNLOP user
4 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 197 DUNLOP user
5 10 J・ブレイトン JGR Toyota Yamaha Yamaha 185  
6 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 156 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 31 M・ダバロス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 124 DUNLOP user
2 46 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 120 DUNLOP user
3 32 J・ボーグル Geico Honda Honda 119 DUNLOP user
4 4 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 100 DUNLOP user
5 42 V・フリージー The Factory Metal Works Honda 90 DUNLOP user
6 30 K・カニンハム Smartop Motoconcepts Honda 76 DUNLOP user