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■ 2014/3/23 第1戦 カタール ドーハ
天気 気温 観客
晴れ(ナイトレース) 21度 10,020人

ラバット選手が開幕優勝、中上選手はテクニカル違反で失格!






プロトタイプの車体に、全車が同じホンダの4ストローク600ccエンジンを搭載したマシンで戦うMoto2クラス。
マシン差がほとんどないだけに、毎戦にわたって混戦が展開されるカテゴリーだ。
今年で5年目を迎えたMoto2クラスに、今年もダンロップはオフィシャルサプライヤーとして全チームに同じタイヤを供給する。
開幕戦は、今年も中東カタールにあるロサイルサーキットで開催された。砂漠から飛んでくる砂埃のため、滑りやすい路面にいつも悩まされるコースだ。
今回ダンロップは、フロントにオフの間に開発してきた新しいハードコンパウンドのタイヤと、ミディアムタイヤ。リアには去年の後半使用したハードタイヤとミディアムタイヤを提供した。

昨年のMoto2クラスのチャンピオン、P・エスパルガロ選手と2位のS・レディング選手がMotoGPクラスにステップアップ。逆に、Moto3クラスのチャンピオン、M・ビニャーレス選手が加入し、新たなシーズンを迎えた。
予選では、昨年のランキング3位E・ラバット選手(KALEX)がMoto2クラスで3度目のポールポジションを獲得する。
「風が強かったけど、その中で予選のファステストラップ記録を更新できてよかった。セッティングは良くなってきた。明日はスタートを決めてがんばるよ」とラバット選手。
続いて、S・コルテス選手(KALEX)が2位につけるが、予選終盤に他車と接触して転倒。大事には至らなかったが、体を強打していた。
今年IDEMITSU Team Asia に移籍した中上貴晶選手(KALEX)はフロントロー3位を確保した。
「強風だったので、ギアのセッティングを変更したが、いまひとつだった。1列目になれてよかった。明日に向けて、セッティングを調整したい」と中上選手。
また、今年からフル参戦を開始した長島哲太選手(TSR)は34位につける。「自己ベストは更新できたが、予選終盤にミスがあって、さらにタイムを詰めることはできなかった。明日は初レースなので楽しみです」と長島選手は話していた。

開幕戦のスタートが切られると、中上選手がホールショット。後ろからT・ルティ選手(SUTER)、コルテス選手、M・カリオ選手(KALEX)、ラバット選手などが続く。
序盤から中上選手は積極的にレースをリードしていく。後ろからカリオ選手が徐々に接近し、3周目にはテールトゥノーズに。1秒半後方からはラバット選手、コルテス選手、S・コルシ選手(FORWARD KLX)、ルティ選手などが続く。
中盤に向けて、ラバット選手が上位2台に近づき、中上選手、カリオ選手、ラバット選手の3台が先頭集団となる。中上選手はトップをキープしていくが、カリオ選手、ラバット選手がぴたりとついていく。
残り10周になるとラバット選手が2位に上がり、中上選手に接近。
さらに13周目、ラバット選手は中上選手を抜き去るとトップに浮上する。後ろから中上選手、カリオ選手が僅差で続く。
残り5周になっても、3台は密着状態でラストラップへ。中上選手は最後まで食い下がるが、ラバット選手はトップをキープ。コントロールラインではほぼ横に並ぶが、ラバット選手がコンマ04秒差、まさに鼻の差で開幕優勝を決めた。
中上選手は2位でゴールラインを通過した。
続いて、カリオ選手が3位でチェッカー。前日、予選の最後で他車の転倒に巻き込まれてクラッシュしていたが、表彰台をつかんだ。
また、長島選手は21位で完走している。
ところが、レース後の車検検査で、中上選手のマシンにテクニカル違反が発覚。中上選手は失格となってしまった。

●レース後のコメント
優勝 E・ラバット選手
「スタートは良かったけど、1コーナーでブレーキが速すぎて中上選手に抜かれて、少しはらんでしまった。それからリズムをつかんで、追い上げていったんだ。最後はもう限界までプッシュしたよ。スタートと序盤をもっと速く走れるようにしたい」

2位 M・カリオ選手
「昨日、転倒してマシンを作り直さなくてはならなかったし、背中に痛みがあった。レースではいいペースで走れたけど、終盤前の2人を抜くことはできなかった。転倒したくなかったから、無理しなかったんだ。中上選手には不運だったけど、2位になれてラッキーだったね」

3位 T・ルティ選手
「最初からフロントに問題があって走るのが大変だった。後半は少しよくなってリズムをつかんだ。3位になれたなんてラッキーだったね。去年はケガで大変だったんだ」

21位 長島哲太選手
「スタート直後の1コーナーで前に混乱があって、少し遅れをとったのは残念だった。レース中、他のライダーのラインや走りを見ることができて勉強になった。もう少しマシンに合わせた走りをしていきたい」

失格 中上貴晶選手
「予選の後、セッティングを変えたので、心配だったが、いい感じで走れた。ラバット選手には届かなかったが、とにかくベストを尽くしました」


オーストラリアの19歳、ミラー選手が初優勝






Moto3クラスは3年目を迎えた。4ストローク250cc単気筒エンジンを積んだマシンの戦いだ。KTM、KALEX、SUTERなどの車体に、KTMやHONDAなどのエンジンを積んだマシンがエントリーしている。タイヤはワンメイクで、Moto2同様ダンロップが、全チームに同じタイヤを供給する。
今回、フロントとリアともにミディアム&ハードコンパウンドのタイヤを提供した。

予選でポールポジションを獲得したのは、去年ランキング2位を獲得したA・リンス選手(HONDA)。今年はホンダのマシンに乗り換え、事前のテストではセッティングに苦しんでいたが、開幕戦のポールシッターとなった。
「風が強くて大変だったが、単独で最速タイムを出せた。明日は6、7台の混戦になると思う。終盤が勝負になるね」とリンス選手。
続いて、チームメイトのA・マルケス選手(HONDA)が2位となり、Estrella Galicia 0,0チームが1、2位を独占。3番手にJ・ミラー選手(KTM)がつけた。

決勝レースは、ミラー選手のホールショットで始まる。後ろからマルケス選手、D・ケント選手(HUSQVARNA)、I・ヴィニャーレス選手(KTM)などが続き、リンス選手はやや出遅れる。
序盤は、ミラー選手、マルケス選手が1、2位につけて、3位以下の集団から約1秒のリードを奪う。
ミラー選手とマルケス選手は、トップを入れ替えながら周回を重ねていく。3位以下は、E・バスケス選手(HONDA)、リンス選手、M・オリヴィエーラ選手(MAHINDREA)、J・コーンフェイル選手(KTM)など10台以上が密着状態で続く。
マルケス選手とミラー選手はテールトゥノーズを続けながら、中盤には3秒近いアドバンテージを築く。3位争いはバスケス選手、リンス選手、オリヴィエーラ選手を中心に7台が混戦を続けていく。
終盤に向けて、上位2台と3位争い集団の差は1秒まで接近。残り3周になるとその差はなくなり、トップ集団は8台に。マルケス選手がからくもリードを守っていくが、徐々に差は詰まっていった。
ラストラップへ、マルケス選手、ミラー選手、リンス選手、オリヴィエーラ選手のオーダーで突入する。トップを守っていたマルケス選手だったが、コーナーで少しアウトにはらんでしまい後退。この隙にミラー選手がトップに立つと、そのまま後続を抑えてチェッカー。19歳のオーストラリア人ライダー、ミラー選手は初優勝を飾った。
ミスで一旦4位に下がりながら、最終コーナーの攻防で競り勝ったマルケス選手が2位。
3位争いはバスケス選手とオリヴィエーラ選手のテールトゥノーズとなり、バスケス選手が僅かの差で3位表彰台をつかんだ。
ポールシッターのリンス選手は5位でゴールしている。

●レース後のコメント
優勝 J・ミラー選手
「初優勝なんて、なんていって言いか分からない。チームや両親に感謝したい。信じられない気持ちだよ。ラストラップは少し怖かったよ。とにかく、プッシュしていったんだ」

2位 A・マルケス選手
「新人みたいなミスをしてしまった。ラストラップ、コーナーでギアがニュートラルに入ってしまったんだ。2位でもうれしいよ。この調子でがんばっていきたい」

3位 E・バスケス選手
「初めてのMoto2の表彰台なんだ。僕のマシンは6速ギアのセッティングがよくて、トップスピードがあったから、うまく前に出て3位になれたと思う。ウインターテストでがんばってきた成果がでてうれしい。」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 E.Rabat Marc VDS Racing Team KALEX '40.20.963 DUNLOP user
2位 M.Kallio Marc VDS Racing Team KALEX '40.22.022 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 SUTER '40.24.704 DUNLOP user
21位 長島哲太 Teluru Team JiR Webike TSR '41.32.354 DUNLOP user
失格 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX   DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Miller RedBull KTM Ajo KTM '38.05.810 DUNLOP user
2位 A.Marquez Estrella Galicia o,o HONDA '38.06.043 DUNLOP user
3位 E.Vazquez SaxoPrint-RTG HONDA '38.06.090 DUNLOP user

第1戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 E.Rabat Marc VDS Racing Team KALEX 25 DUNLOP user
2位 M.Kallio Marc VDS Racing Team KALEX 20 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 SUTER 16 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Miller RedBull KTM Ajo KTM 25 DUNLOP user
2位 A.Marquez Estrella Galicia o,o HONDA 20 DUNLOP user
3位 E.Vazquez SaxoPrint-RTG HONDA 16 DUNLOP user