FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2014/5/4 第4戦 スペイン ヘレス
天気 気温 観客
晴れ 27度 117,001人

カリオ選手がポールトゥウィンで今季初優勝






ヨーロッパへ戻り、熱狂的な大観衆を集めることでも知られているスペイン、ヘレスで第4戦が行われた。
ダンロップは、シーズン前にテスト走行を行い、ライダーからの好感触を得ている。
今回は、フロントは前戦同様にミディアムとハードのタイヤ。リアには、耐久性が向上したとライダーから評価されているソフトとミディアムのタイヤを提供した。ヘレスでは、前戦よりもソフト寄りのタイヤ選択となった。

予選は、気温30度の暑いコンディションで行われた。M・カリオ選手(KALEX)が今季初のポールポジションを奪った。
「思ったよりもいいタイムが出た。マシンのバランスがすごくいいし、タイヤとの相性もいい。明日のレースが楽しみだよ」とカリオ選手。
続いて、2位にS・コルテス選手(KALEX)、3位に前戦で3位表彰台を獲得したL・サロム選手(KALEX)が入る。目下、首位のE・ラバット選手(KALEX)は、エンジントラブルや転倒に見舞われ、6位2列目となる。
また、中上貴晶選手(KALEX)は、セッティングに苦しみ13位5列目となる。「セッティングがうまくいかず、予選で変更したセッティングも裏目にでた。高速コーナーでの旋回性が必要だ」と中上選手。
長島哲太選手(TSR)は29位。「暑くて厳しいコンディションだったが、少しずつタイムは上がっている。明日に向けてセッティングを調整します」と長島選手。

決勝当日は、雲ひとつない快晴に恵まれる。
決勝レースがスタートすると、カリオ選手がホールショット。D・アーゲター選手(KALEX)、T・ルティ選手(SUTER)、J・フォルガー選手(KALEX)などが続く。
トップのカリオ選手はすぐさま引き離しにかかる。後ろからアーゲター選手、フォルガー選手が続くが、4周目になるとカリオ選手は1秒以上のリードを奪う。アーゲター選手とフォルガー選手は2位争いを繰り広げる。
レース中盤に入っても、トップのカリオ選手は約1秒半のアドバンテージを守りながらハイペースで周回を重ねる。
2位を争うアーゲター選手とフォルガー選手は、中盤に入る頃には1秒弱の差がつく。一方、首位のラバット選手は、序盤出遅れながらも追い上げて4位に上がっていたが、3位とは3.6秒の差がついている。
レース後半に入ると、上位3台はそれぞれが約1秒間隔で単独走行になり、カリオ選手、アーゲター選手、フォルガー選手のオーダーで終盤へ向かう。
レース終盤に入ると、カリオ選手は約2秒にまでリードを広げると、そのままトップを守りきりポールトゥウィンで今季初優勝を達成した。
続いてアーゲター選手が自己最高の2位。
フォルガー選手も自己最高のMoto2クラス初の3位表彰台をつかんだ。
ラバット選手は、最後に3位のフォルガー選手との差を詰めていったが、4位でゴール。ランキングトップの座を守った。
また、中上選手は11位につけ、終盤追い上げていたが、最終ラップで2度転倒し、リタイアとなった。
長島選手は22位で完走している。

●レース後のコメント

優勝 M・カリオ選手
「グレートレースだった。僕にとって最高のレースのひとつだね。マシンの調子がすごくよかった。作戦はスタートを決めて、自分のペースを守っていくだけだった。後ろとの差を確認しながら集中して走ったよ」

2位 D・アーゲター選手
「序盤に少しミスをして、カリオ選手と差がついてしまった。差を詰めようと全力を尽くしたけど無理だった。でも、僕にとって2位は最高位だからうれしいよ。この調子でもっと表彰台に上がりたい」

3位 J・フォルガー選手
「ここまで予選やプラクティスでいい走りができていたんだけど、結果がでなかった。だから、表彰台に上がれてよかった。スーパーハッピーだよ。最後はラバット選手が後ろから追いついてきていたからきつかった。」

22位 長島哲太選手
「レース中、数台とバトルすることができた。何度もグループのトップに立つこともできたから、いい経験を積めたと思う。次のル・マンまでにテストがあるから、もっとセッティングを詰めたいです」

リタイア 中上貴晶選手
「全体的に厳しかった。序盤からペースを上げられず、10周目ころから少しペースを上げられた。終盤、前のルティ選手を抜こうとしていたら、フロントが切れ込んで転倒した。再スタートを試みたら、2度目の転倒をしてしまった」


フェナーティ選手が激戦を制して2連勝を達成






Moto3クラスもソフト寄りの選択となり、フロント、リア共に、ミディアム&ソフトのタイヤを準備した。
予選では、目下ポイントリーダーのJ・ミラー選手(KTM)が3戦連続のポールポジションを獲得。
「昨日からセッティングを変えてよくなった。でも、暑いから、明日は体力的にも大変なレースになりそうだね」とミラー選手。
続いて、N・アントネッリ選手(KTM)が自己最高の2位、A・リンス選手(HONDA)が3位に並ぶ。

決勝レースはアントネッリ選手のホールショットで始まる。すぐにミラー選手がトップに上がり、アントネッリ選手、I・ヴィニャーレス選手(KTM)、E・バスケス選手(HONDA)などが続く。
2周目になるとバスケス選手がトップに上がり、ミラー選手、ヴィニャーレス選手、アントネッリ選手などが続くが、3周目にアントネッリ選手は転倒してしまう。
序盤は、バスケス選手、ミラー選手、予選10位スタートのR・フェナーティ選手(KTM)、ヴィニャーレス選手、リンス選手などが11台が僅差で続く。
その後、フェナーティ選手、ヴィニャーレス選手、リンス選手が目まぐるしくトップを入れ替えていく。9周目に、ヴィニャーレス選手はコースアウトしてやや遅れる。
中盤に入ると、フェナーティ選手、リンス選手、バスケス選手、ミラー選手など8台による混戦模様となる。
残り5周になると、バスケス選手が先頭に立つが、フェナーティ選手、リンス選手、ミラー選手、ヴィニャーレス選手など8台がなおも激戦を演じていく。
終盤になると、フェナーティ選手、バスケス選手、リンス選手の3台の戦いとなり、ラストラップへはフェナーティ選手がトップで突入する。
そして、最終コーナーでリンス選手がインを突いて前に出るが、立ち上がりではらんでしまう。この隙にフェナーティ選手がトップを奪回してチェッカー。2連勝を達成した。
バスケス選手もゴール直線でリンス選手を抜き去って2位。
最終コーナーからの立ち上がりで失速してしまったリンス選手は3位となった。
また、ミラー選手は4位でゴール。この結果、首位のミラー選手とランキング2位のフェナーティ選手の差は5点となった。

●レース後のコメント

優勝 R.フェナーティ選手
「いいレースができたと思う。10位4列目からのスタートだったから大変だった。昨日は少しマシンに問題があったけど、スタッフが調整してくれてよくなった。最後はリンス選手がインに入ってきたけど、アウトにはらんでいたね。ファンタスティックなレースだったよ。新しいチームだから多くの経験はないんだけど、次のル・マンもスタッフと一緒にがんばるよ」

2位 E・バスケス選手
「予選があまりよくなかったから、2位でもうれしいよ。このサーキットは家から近いんだ。レースでは、最後まで焦らずについていって、最終ラップで勝負しようと思っていた。勝てなかったけど、表彰台に上がれてよかった」

3位 A・リンス選手
「多くの地元ファンの前で3位になれてうれしい。フェナーティー選手やバスケス選手といいバトルができた。最終コーナーでは、リスクを犯してインを付いたんだ。フェナーティ選手の後ろから立ち上がったら、バスケス選手に抜かれるのは分かっていたよ」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Kallio Marc VDS Racing Team KALEX '44.56.004 DUNLOP user
2位 D.Aegerter Technomag carXpert SUTER '44.58.438 DUNLOP user
3位 J.Folger AGR Team KALEX '44.59.672 DUNLOP user
22位 長島哲太 Teluru Team JiR Webike TSR '45.59.720 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 R.Fenati SKY Racing Team VR46 KTM '41.28.584 DUNLOP user
2位 E.Vazquez SaxoPrint-RTG HONDA '41.28.728 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 HONDA '41.28.731 DUNLOP user

第4戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 E.Rabat Marc VDS Racing Team KALEX 83 DUNLOP user
2位 M.Kallio Marc VDS Racing Team KALEX 67 DUNLOP user
3位 M.Vinales Pons HP 40 KALEX 49 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Miller RedBull KTM Ajo KTM 79 DUNLOP user
2位 R.Fenati SKY Racing Team VR46 KTM 74 DUNLOP user
3位 E.Vazquez SaxoPrint-RTG HONDA 62 DUNLOP user