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■ 2014/8/31 第12戦 イギリス シルバーストーン
天気 気温 観客
晴れ 16度 67,500人

ラバット選手がカリオ選手を抑えて今季6勝目






第12戦の開催地は、イギリスのシルバーストーン。全長5.9キロと比較的長いコースで、右コーナー10、左コーナー8とコーナー数も多いレイアウトとなっている。
ダンロップは前戦と同じタイヤ・セット、フロントにミディアム&ハード、リアにはハード&ミディアムを供給した。
初日から肌寒い気温の中で走行が始まった。初日は雨がぱらついたが、予選はドライコンディションで行われた。
気温は17度で行われた予選では、フランス人のJ・ザルコ選手(CATERHAM SUTER)がMoto2で初めてポールポジションを獲得する。
「今回はすごく順調だよ。予選では、スリップストリームをうまく使っていいタイムを出せた。でも、重要なのは明日。速いライダーが多いから、スタートから集中して走って、いい結果を残したい」とザルコ選手。
続いて、M・カリオ選手(KALEX)が2位、S・コルシ選手(KALEX)が3位と続く。
ランキングトップのE・ラバット選手(KALEX)は、フロントローを逃して4位2列目となった。
また、中上貴晶選手(KALEX)は12位。「昨日から1秒くらいタイムを上げられた。バイクのフィーリングはよくなっている。もう少しアベレージを上げて、レースに臨みたい」と中上選手。
長島哲太選手(TSR)は、予選前のフリープラクティス3で転倒したマシンに倒されてしまいクラッシュ。右足と腰の骨折など重症を負い、病院に搬送されてしまった。全治に3ヶ月はかかる見込みということで、今シーズン中の復帰は難しい状況だ。

決勝当日は好天に恵まれた。ドライコンディションでレースはスタート。ザルコ選手が好ダッシュを決めて、後ろからカリオ選手、S・コルシ選手(KALEX)、J・フォルガー選手(KALEX)、ラバット選手などが続く。すぐにカリオ選手がトップを奪うが、ザルコ選手も食い下がり2台が先頭を入れ替えていく。後ろからS・コルシ選手、ラバット選手、フォルガー選手などが続く。1周目に他車にぶつけられ遅れていたM・ヴィニャーレス選手(KALEX)もこの戦いに加わり、序盤は上位9台が僅差で続く。
中盤に入ると、トップのカリオ選手が逃げ切りを図る。その後方では、ザルコ選手、ヴィニャーレス選手、ラバット選手の2位争いが激化。フォルガー選手とコルシ選手もすぐ後ろから続き激しいドッグファイトを展開していく。
終盤になると、コルシ選手とフォルガー選手が転倒リタイア。これで、2位争いは、ヴィニャーレス選手、ラバット選手、ザルコ選手に絞られ、ラバット選手が2台を離してカリオ選手を猛追していく。
残り2周になると、カリオ選手とラバット選手はテールトゥノーズとなり、残り2周でラバット選手がトップを奪う。
ラストラップに入ると、ラバット選手、カリオ選手の戦いにヴィニャーレス選手も加わり、3台の激戦となる。息詰まるような戦いが続き、ラバット選手が2台を抑えきって、今季6勝目を決めた。
僅か百分の6秒差でカリオ選手は2位でゴール。ヴィニャーレス選手は3位表彰台をつかんだ。この結果、ポイントテーブルでは、首位のラバット選手と2位カリオ選手の差は17点に広がっている。
また、中上選手は15位でチェッカーを受けている。

●レース後のコメント

優勝 E・ラバット選手
「予選はいまいちだったから、勝てて本当にうれしい。今までの人生で最高のレースといっていいくらいだよ。序盤、フルタンクのときペースが上がらなかったけど、徐々にペースを上げられた。ブレーキングでがんばったよ。まだいっぱいレースはあるし、カリオ選手は強いから集中して戦っていきたい」

2位 M・カリオ選手
「ほとんどレースをリードしていて最後に抜かれたからがっかりだよね。終盤、どうして後続のライダーたちが速くなったのか分からないんだ。ストレートでスリップストリームを使ったりしたせいかな? 僕は単独走行だったから。最後、ラバット選手に抜かれて、抜き返す場所がなかった。勝つときもあるし、2位になるときもある。これがレースだから仕方ないよ」

3位 M・ヴィニャーレス選手
「いいレースができたよ。今年ベストレースかな。勝ちたかったけど、ザルコ選手との競り合いにてこずったから厳しかったと思う。最初にアーゲター選手にぶつけられたけど、転倒しなかったし大丈夫だったよ。次のミサノはもっといい結果を残せると思う」

15位 中上貴晶選手
「今週は、ウイークを通してフロントのフィーリングがよくなった。立ち上がりでリアのトラクションが不足して、タイムをロスしてしまった。単独で走っていれば、自分のライン取りでもっとスムーズに走れたと思うが、集団の中に入ってしまったので、立ち上がりで遅れて、ブレーキングで追いつくというパターンだった。非常に厳しいレースだったし、悔しい1日だった」



リンス選手が大激戦を制して今季初優勝






Moto3クラスには、フロントは前戦と同じミディアム&ハードタイヤを供給。低い気温を予想して、リアにはミディアムとソフトのタイヤを用意した。
ポールポジションをゲットしてのは、A・リンス選手(HONDA)で今季3度目の獲得となった。
「走り出しからうまくいっている。明日に向けてセッティングの確認をするけど、いい方向に進んでいると思う。でも、このクラスは大集団のバトルになるだろうから、うまくレースを進めていきたい」とリンス選手。
続いて、N・アントネッリ選手(KTM)が2位、A・マルケス選手(HONDA)が3位と続く。
ポイントリーダーのJ・ミラー選手(KTM)は、8位3列目となる。

決勝レースは、リンス選手のホールショットで始まる。後ろからマルケス選手、予選4位のE・バスティアニーニ選手(KTM)、アントネッリ選手などが続く。
まずは、リンス選手とマルケス選手が先頭を奪い合っていく。すぐ後ろからミラー選手、A・マスブー選手(HONDA)、アントネッリ選手、バスティアニーニ選手などが続く。
序盤は、マルケス選手、リンス選手、バスティアニーニ選手、ミラー選手の4台がトップ争いを展開していく。
競り合いを続けるうちにマスブー選手、M・オリヴィエーラ選手(MAHINDRA)など後続も追いつき、再び先頭グループは大集団に。
中盤に入っても、マルケス選手、バスティアニーニ選手、リンス選手を中心にトップ争いは繰り広げられる。後ろからミラー選手、オリヴィエーラ選手などもぴたりと続き、上位15が僅差で続く大混戦。
中盤になると、オリヴィエーラ選手、バスティアニーニ選手がレースをリードしていくが、なおも大混戦は続く。
残り6周になると、バスティアニーニ選手、リンス選手、オリヴィエーラ選手、マルケス選手の4台が後続を離して4台のトップグループを形成する。
終盤トップに立ったのはバスティアニーニ選手で、他の3台を抑えていくが、戦いは激しさを増していく。
ラストラップは4台がサイド・バイ・サイドのバトルを展開。リンス選手がラストラップにトップに立ち、そのまま後続を抑えきって今季初優勝を決めた。
2位はマルケス選手、3位にバスティアニーニ選手。オリヴィエーラ選手は惜しくも4位となった。上位4台がほとんどコンマ1秒以内でチェッカーを受ける僅差だった。
また、ミラー選手は後半苦戦すると、6位でゴール。
この結果、首位ミラー選手と2位マルケス選手の差は、13点に詰まっている。

●レース後のコメント

優勝 A・リンス選手
「ようやく勝てて最高の気分だよ。最後の3つのコーナーはうまくいった。4台のバトルは本当に大変だった。僕もチームメイトのマルケス選手も最初からプッシュしていく作戦だったと思う。バスティアニーニ選手やアントネッリ選手が加わってきたから、すごく大変だった。この勝利はチームのおかげだね」

2位 A・マルケス選手
「いいレースできたと思う。序盤からトップ争いできた。大集団のトップグループの人数を減らそうとしていたけど、ストレートでスリップストリームを使えるから難しかった。後半になってやっと4台の戦いになった。最後はもう少しアグレッシブに行くべきだったかな。でも、ミラー選手とのポイント差が詰まったからよかったよ」

3位 E・バスティアニーニ選手
「残り4周のときトップに立っていたから勝ちたかった。いけると思ったんだけど、ゴールから3つ前のコーナーでワイドラインに押し出されちゃって、それで前に出られなかった。最後の作戦をもっと考えないと。全てを出し切ったけど、経験が足りなかったと思う。3位でもハッピーだよ」



順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 E.Rabat Marc VDS Racing Team KALEX '38.29.795 DUNLOP user
2位 M.Kallio Marc VDS Racing Team KALEX '38.29.858 DUNLOP user
3位 M.Vinales Paginas Amarillas HP 40 KALEX '38.29.998 DUNLOP user
15位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '38.50.665 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 HONDA '38.11.330 DUNLOP user
2位 A.Marquez Estrella Galicia 0,0 HONDA '38.11.341 DUNLOP user
3位 E.Bastianini Junior Team GO&FUN Moto3 KTM '38.11.402 DUNLOP user

第12戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 E.Rabat Marc VDS Racing Team KALEX 233 DUNLOP user
2位 M.Kallio Marc VDS Racing Team KALEX 216 DUNLOP user
3位 M.Vinales Pons HP 40 KALEX 166 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Miller RedBull KTM Ajo KTM 179 DUNLOP user
2位 A.Marquez Estrella Galicia 0,0 HONDA 166 DUNLOP user
3位 A.Rins Estrella Galicia 0,0 HONDA 150 DUNLOP user