RIDERS NAVI

FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
英国スーパーバイク選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2015/1/3 AMAスーパークロス第1戦/450SX第1戦/250SXウエスト第1戦
カリフォルニア州アナハイム/エンジェル・スタジアム
天気 気温 観客
晴れ 日中17度〜深夜5度 45,050人

450SX ロクスンが2年連続キックオフウィン!





 モンスターエナジーがシリーズスポンサーとなって以来、大盛況を博しているAMAスーパークロスがアナハイムで開幕した。今季のレースカレンダーには、初めてスーパークロスを開催する会場が2ヶ所(第6戦サンディエゴ/ペトコ・パーク、第15戦サンタクララ/リーバイス・スタジアム)含まれ、さらにシリーズ最多の観客動員数7万人を誇るアトランタ/ジョージアドームでは、2週連続(第8戦、第9戦)開催が組まれている。右肩上がりの活況は今年も続きそうだ。
 シーズンオフには、ライダーの移籍やチームのブランド変更が多々あり、ロックスターレーシングがKTMからハスクバーナへ、TLDがホンダからKTMへスイッチするなど、勢力分布に変動が起きている。懸念要素としては、ライアン・ビロポート(カワサキ/'11〜'14年450SXチャンピオン)の世界選手権MXGP参戦、ジェイムズ・スチュワート(スズキ)の出場停止処分など、トップライダーの不参加があったが、コール・シーリー(ホンダ)、ディーン・ウィルソン(KTM)、ブレイク・バゲット(スズキ)、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)ら、250SXからステップアップしたライダーの参入も多く、混戦が予想される顔ぶれとなった。
 異常気象に襲われたカリフォルニアでは、今大会の4日前に交通マヒが起きるほどの積雪がニュースとなった。レースが行われる週末は晴天に恵まれたが、気温は例年よりも低く、特に日没後は急激に冷え込んだ。エンジェル・スタジアムに設けられたコースは、ストレートを横断するレイアウトを駆使したもので、プラクティス中のラップタイムは54〜55秒と比較的長めだった。夜露で湿り気を帯びた硬質土がアナハイムの特徴だが、今回は大量の砂で造成されたサンドセクションが、路面にアクセントを与えていた。プラクティスではウィル・ハーン(カワサキ)が負傷するアクシデントがあったが、昨年長期欠場したデイビー・ミルサップス(カワサキ)や、トレイ・カナード(ホンダ)らが開幕戦から出場できたことは明るい話題だった。
 450SXのメインレース(20周)では、マイク・アレッシ(スズキ)がホールショットを取ったが、1周目のコントロールラインでは、ケン・ロクスン(スズキ)、アンドリュー・ショート(KTM)、アンダーソンが前に出た。4位アレッシを挟んで、ライアン・ダンジー(KTM)、イーライ・トマック(ホンダ)、ミルサップス、カナードが続く。この中から2周目には、トマックが転倒により脱落。さらに一時4位まで躍進したミルサップスも、2度の転倒で最後尾近くまで後退してしまった。
 2周目からはアンダーソンが2位に浮上し、トップのロクスンを追走する形となる。4周目にベストラップを出したロクスンは、序盤で4〜5秒のセーフティリードを蓄えた。やがて単独2位走行となったアンダーソンの背後には、スタート8位から着々と挽回してきたカナードが現れたが、アンダーソンのペースはほとんど衰えず、カナードに付け入る隙を与えなかった。
 コースに十分な長さがあったことと、セクションの難易度がそれほど高くなかったこともあり、レース後半になっても周回遅れがあまり発生しない状況下、ロクスンは安定したライディングを続けた。フィニッシュでは思い切りウィップを決め、2年連続となる開幕戦優勝を遂げた。


250SX KTMにスイッチしたTLDのネルソンが初優勝!



 250SXのメインレース(15周)では、ジェシー・ネルソン(KTM)が好スタートを切った。オープニングラップの上位を争う顔ぶれは、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)、ジョシュ・ハンセン(カワサキ)、マット・ビシェリア(ホンダ)、ジャスティン・ヒル(KTM)、タイラー・バウワーズ(カワサキ)。この中からネルソンとオズボーンが抜け出し、序盤のトップ争いを繰り広げる。両者のマージンは徐々に広がり、2秒差、3秒差となっていった。
 レース前半には有力ライダーの転倒が相次いだ。ザック・ベル(ハスクバーナ)、クーパー・ウェブ(ヤマハ)、ビシェリア…。そしてマルコム・スチュワート(ホンダ)に至っては、4周目のクラッシュで手首を痛めてリタイアを喫した。こうなるとリーダーのネルソンに追いすがる者は少数となり、後半になると2位オズボーンに対して6秒ほどのマージンを保ちながら独走した。3位にはハンセンをかわしたヒルがつけていたが、11周目にバウワーズのアタックに屈した。こうしてネルソン、オズボーン、バウワーズのトップ3が確定。ネルソンは250SXにおける初優勝をゲットした。
 昨年の開幕戦ではアンダーソンが劇的な勝利を収めたが、今年のネルソンもサプライズに値する結果を残した。2人の共通点は、KTM、そしてダンロップタイヤ。このクラスで本命と目されていたライダーたちが転倒で沈むのを尻目に、ネルソンはノントラブルで走り切った。昨年の勝者アンダーソンが、今年は450SXで2位に食い込んだことで、ネルソンの未来も明るく開けて見える。ちなみに450SXと250SXのベストラップタイムは、コンマ6秒しか違わない。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 94 K・ロクスン RCH Soaring Eagle Jimmy Johns Suzuki 18:39.706 DUNLOP user
2 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +04.199 DUNLOP user
3 41 T・カナード Team Honsa Honda +05.353 DUNLOP user
4 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +09.541 DUNLOP user
5 29 A・ショート BTOSports KTM +13.955  
6 51 J・バーシア JGR Toyota Yamaha Yamaha +17.208  
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 28 J・ネルソン Troy Lee Designs Lucas Oil KTM 14:02.690 DUNLOP user
2 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +06.450 DUNLOP user
3 911 T・バウワーズ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +08.040 DUNLOP user
4 32 J・ヒル Red Bull KTM KTM +10.471 DUNLOP user
5 157 A・プレシンジャー Yamalube Star Racing Yamaha +11.107 DUNLOP user
6 40 S・マケラス Troy Lee Designs Lucas Oil KTM +21.922 DUNLOP user

AMAスーパークロス第1戦/450SX第1戦/250SXウエスト第1戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 94 K・ロクスン RCH Soaring Eagle Jimmy Johns Suzuki 25 DUNLOP user
2 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 22 DUNLOP user
3 41 T・カナード Team Honsa Honda 20 DUNLOP user
4 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 18 DUNLOP user
5 29 A・ショート BTOSports KTM 16  
6 51 J・バーシア JGR Toyota Yamaha Yamaha 15  
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 28 J・ネルソン Troy Lee Designs Lucas Oil KTM 25 DUNLOP user
2 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 22 DUNLOP user
3 911 T・バウワーズ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 20 DUNLOP user
4 32 J・ヒル Red Bull KTM KTM 18 DUNLOP user
5 157 A・プレシンジャー Yamalube Star Racing Yamaha 16 DUNLOP user
6 40 S・マケラス Troy Lee Designs Lucas Oil KTM 15 DUNLOP user