RIDERS NAVI

FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
英国スーパーバイク選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2015/1/10 AMAスーパークロス第2戦/450SX第2戦/250SXウエスト第2戦
アリゾナ州フェニックス/チェイス・フィールド
天気 気温 観客
晴れ 日中20度〜深夜12度 49,672人

450SX トマックが初優勝を遂げ、開幕戦のバッドラックを払拭!





 アリゾナ州フェニックスにあるチェイス・フィールドは、オープンエアのスタジアムが多いシリーズ序盤戦の中で、唯一リトラクタブル(開閉式)ルーフを装備している野球場である。ここに設けられるスーパークロスコースは、フェニックス特有の砂漠的な気候の影響で乾燥したサラサラの路面になるのが常だが、今大会は例年とは異なっていた。入念な撒水作業によって十分に湿った土はソフトで、コーナーの出口などには加速時に掘れたワダチができていた。昼間のプラクティス開始時や19時からの予選ヒートがスタートした直後は、ブルドーザーで均された路面が保たれていたが、決勝レースが行われる頃には再びできたワダチが深くなった。
 コースレイアウトの特徴としては、まずストレートが短いスタートとタイトな1コーナーが挙げられる。緩く広めのコーナーだった開幕戦アナハイムとは対照的に、今大会は急激に絞られた180度ターンが設けられていたので、コースアウトやクラッシュが頻繁に発生した。全体的にタイトなコーナーが多いため、スタートで出遅れると挽回が難しく、コーナーよりもフープスやリズムセクションがパッシングポイントになった。
 日中に行われたタイムドプラクティスでは、イーライ・トマック(ホンダ)が54秒403で450SXのトップ。250SXではクーパー・ウェブ(ヤマハ)が56秒068。両者とも開幕から2戦連続のポールポジション獲得で、好調さがうかがえるタイムアタックとなった。
 450SXのメインレース(20周)では、そのトマックがホールショットを決めたが、オープニングラップ中にケン・ロクスン(スズキ)が先行。前戦では2周目に転倒を喫していただけに、トマックはロクスンとの勝負を焦らず慎重に追走した。この2台からやや離されて、ウェストン・パイク(ヤマハ)、ライアン・ダンジー(KTM)、デイビー・ミルサップス(カワサキ)、ディーン・ウィルソン(KTM)らが序盤のセカンドグループを形成する。
 リーダーのロクスンに対して、0.7〜0.8秒のビハインドをキープしていたトマックが、一気にスパートを開始したのは6周目。サイドバイサイドのトップ争いが始まった。トマックが前に出ると、ロクスンが抜き返すという熱戦が繰り広げられたが、8周目にはトマックがトップの座を確保。以後ロクスンを突き放してリードを広げた。ロクスンの後方では、パイクとダンジーの3位争いが展開されていたが、18周目になってようやくダンジーがパイクを攻略。表彰台の一角に食い込んだダンジーであった。
 レース終盤になるとロクスンがペースダウンしたこともあって、トマックが6〜7秒差を保って独走。ステップアップ2年目のトマックが、450SX初優勝を果たした。開幕ウィナーのロクスンをクリーンバトルで破った会心の勝利によって、トマックはタイトル争いに名乗りを上げた。


250SX ウェブがスーパークロス初優勝! 首位ネルソンに次ぐ2位にランクアップ!



 250SXのメインレース(15周)では、ホールショットのザック・オズボーン(ハスクバーナ)をかわし、マルコム・スチュワート(ホンダ)が1周目からリーダーとなった。3位には予選タイムトップのウェブがつけ、ジェシー・ネルソン(KTM)、クリス・オールドレッジ(カワサキ)、アーロン・プレシンジャー(ヤマハ)が続く。序盤のハイペースに乗り切れないオズボーンが徐々に後退し、2位にウェブ、3位にはネルソンが浮上した。
 序盤から飛ばすウェブはすぐにスチュワートを追い詰め、5周目にトップへと躍り出る。この時にベストラップの56秒076を記録し、ウェブは瞬く間に独走態勢を築いた。レース中盤に差しかかると、一旦は開いていたセカンドグループ、2〜5位の間隔が詰まってくる。その後方には、タイラー・バウワーズ(カワサキ)、ジャスティン・ヒル(KTM)といったスタートの出遅れを挽回してきたライダーが接近。バウワーズは10周目に5位、ヒルは13周目に6位に浮上した。最終ラップにはプレシンジャーがヒルの背後に迫ったが、ポディアム登壇はならず、逆にバウワーズのスパートに屈し5位となった。
 こうしてレースの大半を独走したウェブが、250SX初勝利を収めた。2位スチュワート、3位にはキックオフの勝者ネルソンが入賞。開幕戦では転倒によって不本意な7位にとどまっていたウェブだが、今大会の優勝によりチャンピオン候補として急上昇してきた点が、450SXのトマックを巡る状況と酷似している。フェニックスという地名が暗示しているように、今回の戦果が両者の地位を甦らせることになりそうだ。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 3 E・トマック Geico Honda Honda 18:57.075 DUNLOP user
2 94 K・ロクスン RCH Soaring Eagle Jimmy Johns Suzuki +06.424 DUNLOP user
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +10.596 DUNLOP user
4 23 W・パイク JGR Toyota Yamaha Yamaha +23.538  
5 18 D・ミルサップス Monster Energy Kawasaki Kawasaki +24.718 DUNLOP user
6 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +28.490 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 17 C・ウェブ Yamalube Star Racing Yamaha 14:22.452 DUNLOP user
2 34 M・スチュワート Geico Honda Honda +05.447 DUNLOP user
3 28 J・ネルソン Troy Lee Designs Lucas Oil KTM +07.618 DUNLOP user
4 911 T・バウワーズ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +09.813 DUNLOP user
5 157 A・プレシンジャー Yamalube Star Racing Yamaha +11.286 DUNLOP user
6 32 J・ヒル Red Bull KTM KTM +18.966 DUNLOP user

AMAスーパークロス第2戦/450SX第2戦/250SXウエスト第2戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 94 K・ロクスン RCH Soaring Eagle Jimmy Johns Suzuki 47 DUNLOP user
2 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 38 DUNLOP user
3 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 37 DUNLOP user
4 41 T・カナード Team Honsa Honda 33 DUNLOP user
5 23 W・パイク JGR Toyota Yamaha Yamaha 32  
6 29 A・ショート BTOSports KTM 30  
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 28 J・ネルソン Troy Lee Designs Lucas Oil KTM 45 DUNLOP user
2 17 C・ウェブ Yamalube Star Racing Yamaha 39 DUNLOP user
3 911 T・バウワーズ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 38 DUNLOP user
4 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 36 DUNLOP user
5 32 J・ヒル Red Bull KTM KTM 33 DUNLOP user
6 157 A・プレシンジャー Yamalube Star Racing Yamaha 32 DUNLOP user