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■ 2015/3/29 第1戦 カタール ドーハ
天気 気温 観客
晴れ(ナイトレース) 22度 10,820人

フォルガー選手が、波乱の開幕戦で初優勝を決める






2015シーズンも、中東カタール、ドーハで開幕戦を迎えた。今シーズンもダンロップタイヤは、Moto2、Moto3クラスのオフィシャルサプライヤーとして、タイヤを供給する。2クラスとも全チームが同じタイヤを使用するワンメイクタイヤのルールが採用されている。 Moto2クラスには、フロントにソフトNo.1と、ミディアムNo.2、リアにミディアムNo.2と、ハードNo.3という、昨シーズンの終盤から使っているタイヤを供給した。 開幕戦は、ナイトレースとして行われるため、変則的なスケジュールで、木曜日の夜から走行が始まった。 予選では、イギリス人のS・ロウズ選手(SPEED UP)が初のフロントローを獲得する。 「初ポールポジションで今シーズンをスタートできて最高だね。予選の最後にミスして転んだけど、問題ない。フィーリングもいいし、明日のレースは楽しみだよ」とロウズ選手。 2位に、J・ザルコ選手(KALEX)、3位に昨年のチャンピオン、T・ラバット選手(KALEX)がフロントローに並んだ。 また、中上貴晶選手(KALEX)は18位につける。 「厳しい予選になってしまった。昨日から変更したんですけど、変わらなかった。明日に向けて対策を練りたいです」と中上選手。

開幕戦のスタートが切られると、ロウズ選手がホールショット。後ろからザルコ選手、ラバット選手、F・モルビデッリ選手(KALEX)などが続く。スタート直後にラバット選手はマシンが振られてしまい、8位に後退する。 序盤は、ザルコ選手とロウズ選手がトップ争いを展開し、ザルコ選手が先頭を奪う。2台の約1秒半後ろでJ・フォルガー選手(KALEX)、モルビデッリ選手、X・シメオン選手(KALEX)が続く。 3周目のラストコーナーで、2位につけていたロウズ選手がクラッシュ。さらに、同じ3周目にラバット選手とS・コルシ選手(KALEX)が接触して2台とも転倒してしまう。 これでザルコ選手の独走となり、約4秒後方からフォルガー選手とシメオン選手が続く。 レース中盤、トップのザルコ選手は約4秒のリードをキープ。後ろから2位フォルガー選手と3位シメオン選手が1秒以内の間隔で続く。 レース終盤に入ってもザルコ選手は安定したペースでトップを快走。フォルガー選手が単独2位、シメオン選手が単独3位につける。 ところが、残り3周というところで、ザルコ選手のマシンにトラブルが発生してペースダウン。走行は続けていくが、順位を落としていく。 これでフォルガー選手がトップに浮上。シメオン選手が2位、ルティ選手が3位に浮上する。 ディフェンディング・チャンピオンのリタイヤ、トップを走っていたザルコ選手のトラブルと、波乱の開幕戦でフォルガー選手が同クラス初優勝を果たした。 2位にシメオン選手が入る。 3位は終盤、ルティ選手とA・リンス選手(KALEX)の戦いとなり、ルティ選手が僅差で3位表彰台を死守した。 また、中上選手はポイント圏内の14位に入った。

●コメント

優勝 J・フォルガー選手(KALEX)
「パーフェクトなシーズンスタートになったね。このような結果は予想していなかったよ。レース序盤はいまひとつだったけど、リズムをキープしてプッシュしていった。ザルコ選手がトラブルで遅れたので驚いたけど、気持ちを落ち着かせて、がんばってゴールを目指したよ。次のオースチンも大好きなコースだから、この調子でがんばるよ」

2位 X・シメオン選手(KALEX)
「今年はコンスタントに戦おうと思っていて、最初からいい結果が出てうれしい。これもテストからがんばっているチームのおかげだね。表彰台を目指して戦っていて、ロウズ選手が転倒して、ザルコ選手が遅れていった。少しミスして、フォルガー選手から遅れてしまったけど、表彰台に上がれたから本当にうれしいよ」

3位 T・ルティ選手(KALEX)
「開幕戦でいい結果が出たからモチベーションが上がるね。今年はチームも変わって、マシンもKALEXに替わったから、準備が大変だったんだ。レースでは、スタート直後の1コーナーでミスして遅れたけど、追い上げていった。だんだんとリズムがよくなっていった。最後はリンス選手と競り合ったけど、表彰台に上がれて本当にうれしいよ」

14位 中上貴晶選手
「初日のセッティングに戻して決勝に挑んだが、序盤からリアの感触が合わなくて、ペースをつかめなかった。4日間を通して初日の良い流れを決勝まで作ることが出来なかった。今日の敗因を分析し、次のアメリカ戦に備えたいと思います」


ベテランのマスブー選手が開幕ポール&ウィンを達成







Moto3クラスには、フロント・リアともにミディアム&ハードのタイヤを用意した。 予選は上位5台がコンマ1秒差で続く接近戦となり、27歳のフランス人、A・マスブー選手(HONDA)が、キャリア初のポールポジションを獲得した。 「ここはいつも難しいね。最後は前の集団について、うまくスリップストリームを使ってタイムを出せたよ。明日も大集団のレースになると思うけど、がんばるよ」とマスブー選手。 2位にI・ヴィニャーレス選手(HUSQVARNA)、3位にN・アントネッリ選手(HONDA)と続く。 また、初のフル参戦を果たした尾野弘樹選手(HONDA)は15位。 「予選序盤からうまく走れなかった。最後、少しラインをミスってしまった。明日は少しでも順位を上げられるように走ります」と尾野選手。 GP初挑戦の17歳、鈴木竜生選手(MAHINDRA)は31位となった。 「バイクのフィーリングはよくなってきている。スタートを決めて、いいレースをしたい」と鈴木選手。

決勝レースがスタートすると、マスブー選手がホールショット。後ろからアントネッリ選手、B・ビンダー選手(KTM)、ヴィニャーレス選手などが続く。 序盤からレースは大混戦、アントネッリ選手、F・バグナイア選手(MAHINDRA)、ビンダー選手、F・クアタラーロ選手(HONDA)、マスブー選手、D・ケント選手(HONDA)、E・バスケス選手(HONDA)などが僅差で続く。 トップに立つライダーは、ケント選手、ビンダー選手、マスブー選手、アントネッリ選手、バスケス選手、さらに15歳のルーキー、クアタラーロ選手と次々に代わっていき、18台の大集団を形成。特にメインストレートでは、毎回激しい順位争いを見せていく。 後半に入っても、大集団による激戦が続いていく。この中で、予選21位7列目から追い上げてきたE・バスティアニーニ選手(HONDA)は、終盤へ向けて猛チャージをかけていく。 ラストラップへは、そのバスティアニーニ選手がトップで突入し、すぐ後ろからバスケス選手、バグナイア選手が続く。ケント選手は5位、マスブー選手は7位につけていた。 そして、最後の1周でマスブー選手は見事な追い上げを披露。最終コーナー手前でバスティアニーニ選手の後方2番手につける。 そして、マスブー選手は、メインストレートでバスティアニーニ選手を抜き去ると、開幕ウィンを飾った。 僅かに百分の2秒差でバスティアニーニ選手が2位、3位にケント選手が入った。 健闘をみせた15歳のルーキー、クアタラーロ選手は7位に入っている。 また、尾野選手は13位につけていが、8周目に他者と接触して転倒。鈴木選手は23位となった

●コメント

優勝 A・マスブー選手(HONDA) 「最高の形でシーズンスタートが切れたね。昨日も速く走れていたから、表彰台を狙えるとは思っていた。レース中盤は、混戦で大変だったよ。このコースは、長いストレートの前の最終コーナーが重要だと思っていた。最後はうまく立ち上がって、バスティアニーニ選手を抜いて勝つことができた。次のアメリカ戦もロングストレートがあるので、同じようにしっかりマシンを仕上げて優勝を目指します」

2位 E・バスティアニーニ選手(HONDA) 「予選21番手だったから、大変だったよ。でも、今日はマシンの調子はよかったから、追い上げていったんだ。表彰台に上がれるなんて、信じられない気持ちだよ。次のアメリカGPでもがんばるよ」

3位 D・ケント選手(HONDA) 「いつもシーズン序盤がよくなかったから、今年はいいスタートが切れてよかった。チームのおかげだね。レースでは、大集団だったから大変だったよ。こういうときは頭を使わないとね。うまく表彰台に上がれてよかった」

リタイア 尾野弘樹選手(HONDA) 「トップグループに追いつけたし、表彰台も狙えたと思うので、悔しいです。初めてトップグループで戦えたので、そういう意味では自信になりました。接触した相手は、クアタラーロ選手でした。決して進入で無理していたわけではなく、彼のブレーキングがちょっと早かったのかもしれない。ぶつけたような、そうでないような微妙な状況でしたが、転んでしまった。次は初めてのサーキットなので、今回の反省点をしっかり生かして挑みたいです」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Folger AGR Team KALEX '40.18.532 DUNLOP user
2位 X.Simeon Federal Oil Gresini Moto2 KALEX '40.23.583 DUNLOP user
3位 T.Luthi Derendinger Racing Interwetten KALEX '40.30.655 DUNLOP user
14位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '40.48.316 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Masbou SAXOPRINT RTG HONDA '38.25.424 DUNLOP user
2位 E.Bastianini Gresini Racing Team Moto3 HONDA '38.25.451 DUNLOP user
3位 D.Kent Leopard Racing HONDA '38.25.566 DUNLOP user
23位 鈴木竜生 CIP MAHINDRA '38.54.860 DUNLOP user

第1戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Folger AGR Team KALEX 25 DUNLOP user
2位 X.Simeon Federal Oil Gresini Moto2 KALEX 20 DUNLOP user
3位 T.Luthi Derendinger Racing Interwetten KALEX 16 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 A.Masbou SAXOPRINT RTG HONDA 25 DUNLOP user
2位 E.Bastianini Gresini Racing Team Moto3 HONDA 20 DUNLOP user
3位 D.Kent Leopard Racing HONDA 16 DUNLOP user