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■ 2015/4/12 第2戦 アメリカ オースチン
天気 気温 観客
曇り 23度 119,673人(3日間)

イギリス人のロウズ選手が初優勝を飾る






第2戦の会場は、アメリカ南部テキサス州オースチンにある、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ。2012年に完成し、翌年よりGP開催しているサーキットで、1.2キロのストレートを持つ約5.5キロの高速コースだ。
ダンロップは、フロントタイヤに前戦でも使ったミディアムNo.2と、ハードNo.123を、リアタイヤにハードNo.3と、スペシャルハードNo4を用意した。
悪天の中、初日から走行が始まった。翌日も午前中はレインコンディションだったが、午後は曇り空の中、ほぼドライコンディションで予選は行われた。
ポールポジションを獲得したのは、ベルギー人のX・シメオン選手(KALEX)。自身2度目の獲得となった。
「ポールを取れたなんて驚きだよ。最後はタイヤをかえて全力で走ったらいいタイムがでたんだ。明日はラバット選手やロウズ選手が速いからどうなるか分からないけど、100%がんばるよ」とシメオン選手。
続いて、S・ロウズ選手(SPEED UP)が2位、T・ラバット選手(KALEX)が3番手となる。
また、中上貴晶選手(KALEX)は6番手2列目につけた。
「フィーリングがよくなってきた。セッティングをあまり変えずに走っている。流れはいいので、明日のレースが楽しみです」と中上選手。

決勝当日、曇り空だったが、ほぼドライコンディションで決勝レースを迎えた。
好スタートを切ったのは、4位2列目スタートのJ・ザルコ選手(KALEX)で、ラバット選手、ロウズ選手、シメオン選手などが続く。
序盤は、ザルコ選手、ロウズ選手が1、2位につけてレースをリードしていく。3位以下は、シメオン選手、F・モルビデッリ選手(KALEX)、ラバット選手などが続く。
4周目ころから雨がぱらつくが、レースは続行されていく。
中盤に向けて、ザルコ選手とロウズ選手が接近し、トップ争いを始める。さらに後方からシメオン選手、8位3列目スタートのA・リンス選手(KALEX)も追いつき、4台が等間隔で続く。この頃には雨はほとんど止んでいた。
後半に入っても、ザルコ選手、ロウズ選手、シメオン選手、リンス選手の4台は僅差で続く。
残り6周になるとリンス選手が遅れ始め、トップ争いはザルコ選手、ロウズ選手、シメオン選手の3台に絞られる。
終盤に入るとロウズ選手がトップに浮上し、逃げ切りを図る。そして、残り4周でシメオン選手がザルコ選手と接触、シメオン選手は転倒してしまう。
このアクシデントで、ロウズ選手と2位以下の差は広がり、2位ザルコ選手、3位リンス選手も少し離れる。
そして、ロウズ選手は最後までトップを守りきり、初優勝を決めた。
続いて、ザルコ選手が2位、リンス選手がMoto2クラスで初の3位表彰台をゲットした。2戦終了時点で、リンス選手は1点差のランキングトップに立っている。
また、中上選手は10位でゴールしている。

●コメント

優勝 S・ロウズ選手(SPEED UP)
「コンディションが難しかったので、大変なレースでした。ザルコ選手がレースの大部分をリードしたので、僕は少し楽をすることができた。カタールではトップを走っていて転倒したし、ここに来てからも昨日までに転倒があった。今日は痛み止めのお世話になったけど、初優勝を達成できてうれしいです。チェッカーフラッグを受けてから涙が出ました。ここまでは長かったし、昨年は本当に大変だったから。チームに本当に感謝しています」

2位 J・ザルコ選手(KALEX)
「いいレースだった。トップに立って、引き離せると信じていたが、ロウズ選手の方が少し速かった。今後もこの調子でがんばります。シメオン選手との接触はレーシングアクシデントでした。僕の方が前にいて、切り返しのときに接触してしまった」

3位 A・リンス選手(KALEX)
「チャンピオンシップをリードしていますが、これからまだ16レースもあるからね。一番大事なことは表彰台に上がり続けること。Moto2クラスのレースでは、大きな集団の中でレースをすることが多く、ようやく今回トップグループについていくことができた。いい経験になりました」

10位 中上貴晶選手
「今週の流れを考えれば、悪くても6位でフィニッシュできると思っていた。しかし、朝方までの雨の影響でウェットパッチが残っていて、難しい走りを強いられた。序盤にペースを上げられなかったのが一番の原因です。転倒してはいけないと思っていたので、序盤に攻める走りができなかったのが10位になった原因です。今回の反省を次に生かしたいです」


ケント選手が独走で今季初優勝を達成







Moto3クラスには、フロントにミディアムとハード、リアにソフトとミディアムのタイヤを供給した。
ほぼドライコンディションで行われた予選で、ポールポジションを獲得したのはD・ケント選手(HONDA)。
「雨だったりドライだったりで、コンディションはすごく難しかった。明日は安定した走りで表彰台を狙います」とケント選手。
続いてM・オリヴィエーラ選手(KTM)、A・ロカテッリ選手(HONDA)が2、3番手に続く。
尾野弘樹選手(HONDA)は17位、鈴木竜生選手(MAHINDRA)は29位につける。
「予選の序盤で転倒して、少し体を痛めてしまった。タイムをあまり詰められなかった。明日は厳しい戦いになると思うが、ひとつでも順位を上げたいです」と尾野選手。
「最後にアタックするときトラブルがでてしまって、タイムを上げられなかった。感触はかなりいいです」と鈴木選手。

少しウェットパッチが残っていたが、ほぼドライコンディションで決勝レースはスタート。
好スタートを切ったのは、オリヴィエーラ選手で、後ろからN・アントネッリ選手(HONDA)、ロカテッリ選手、J・ナヴァーロ選手(HONDA)、ケント選手、F・クアタラーロ選手(HODNA)などが続く。
レース序盤は、オリヴィエーラ選手とアントネッリ選手がトップを入れ替えていくが、後続車もピタリとついていく。
4周目になるとケント選手が追い上げて、バックストレートで一気にトップに浮上。ケント選手はすぐさま後続を離していく。
中盤に向けて、トップのケント選手は3秒以上のリードを奪い独走体制。2位争いは、10位4列目から追い上げたA・マスブー選手(HONDA)、クアタラーロ選手、E・バスティアニーニ選手(HONDA)など7台が繰り広げていく。一方、2位集団に加わっていたアントネッリ選手と尾野選手は転倒してしまう。
後半に入るとケント選手は6秒以上のアドバンテージを築く。後続では転倒車が相次ぎ、ナヴァーロ選手、オリヴィエーラ選手もクラッシュする。
レース終盤、ケント選手の後方では、マスブー選手、クアタラーロ選手、E・バスケス選手(HODNA)、バスティアニーニ選手、B・ビンダー選手(KTM)が続く。
そして、ケント選手は完璧なレース運びを展開して独走で今季初優勝を達成。
2位争いは、最後まで5台のバトルが展開されたが、15歳のクアタラーロ選手が2位で初表彰台を獲得。
続いて、バスケス選手が3位を奪い取った。マスブー選手はゴール直前の最終コーナー立ち上がりで転倒し、再スタートするも16位となった。
また、鈴木選手も最終ラップで転倒している。

●コメント

優勝 D・ケント選手(HONDA)
「昨日までいいペースで走れていたので、今日の作戦は後続を引き離すことだった。でも、路面にウェットパッチが残っていたので、作戦を変更した。序盤にいくつかポジションを落として、コンディションの様子を見て、それから前に出ることにした。トップに立ってから集中して走っていたので、次にボードを見たときには8秒もリードしていた。優勝できたのはチームのおかげです。」 

2位 F・クアタラーロ選手(HONDA)
「ドライのセットアップで走ることができたのは昨日だけだったので、難しいレースウイークだった。決勝レースでは、コース上に水たまりが残っていて大変だった。いいスタートを切ることができた。他のライダーに抑えられていたけど、徐々にマスブー選手に追いつくことができた。とてもうれしいです。チームと家族に感謝したいです」

3位 E・バスケス選手(HONDA)
「序盤に大きなミスがあって、ポジションを大きく落としてしまった。マシンのセットアップを大きく変更していたが、ウォームアップのときはドライではなかったので、あまり試すことができなかった。そのため、マシンの感触を確かめるのに少し時間がかかった。徐々にトップグループに近づいて表彰台争いをすることができた」

リタイア 鈴木竜生選手(MAHINDRA)
「序盤からいい位置でレースできていたが、終盤に一台抜いた後フロントが切れ込んで転倒してしまった。マシンのセッティングは進んでいるので、次のアルゼンチンでも課題を解決していきたい」

リタイア 尾野弘樹選手(HONDA)
「難しいコンディションだったが、スタートもまずまずで、トップグループに加わることができた。その中で、自分の方が速いポイントもあった。しかし、1コーナーのブレーキングで、まだ濡れている場所があったようで、その上であっという間に転んでしまった。本当に残念だし、悔しいレースでした」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Lowes Speed Up Racing SPEED UP '41.45.565 DUNLOP user
2位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX '41.47.564 DUNLOP user
3位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX '41.50.187 DUNLOP user
10位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '42.03.329 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 D.Kent Leopard Racing HONDA '41.32.287 DUNLOP user
2位 F.Quartararo Estrella Galicia 0,0 HONDA '41.40.819 DUNLOP user
3位 E.Vazquez Leopard Racing HONDA '41.40.939 DUNLOP user

第2戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX 29 DUNLOP user
2位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 28 DUNLOP user
3位 J.Folger AGR Team KALEX 25 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 D.Kent Leopard Racing HONDA 41 DUNLOP user
2位 E.Bastianini Gresini Racing Team Moto3 HONDA 33 DUNLOP user
3位 F.Quartararo Estrella Galicia 0,0 HONDA 29 DUNLOP user