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■ 2015/4/19 第3戦 アルゼンチン アウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンド
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ザルコ選手がポール&ウィンを達成!






第3戦は、昨年より復活したアルゼンチンGP。
今年も約1キロのストレートを持つアウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われた。
ダンロップは、前戦と同様にフロントタイヤにミディアムNo.3とハードNo.123、リアタイヤにハードNo.3、スペシャルハードNo.4を用意した。
晴天の中で行われた予選では、J・ザルコ選手(KALEX)が今期初のポールポジションを獲得。
「テキサスよりもフィーリングはいいよ。前回よりも勝つチャンスがあると思う。テキサスでは、不運もあったけど、今回はもっといいレースができると思う」とザルコ選手。
続いて、T・ラバット選手(KALEX)2位、T・ルティ選手(KALEX)が3位に続く。前戦のウィナー、S・ロウズ選手(SPEED UP)は4位2列目に並ぶ。
中上貴晶選手(KALEX)は15番手となる。
「ソフトタイヤでアタックしたが、ポジションを上げられなかった。昨日、ハードタイヤでロングランをしたところいい感触だったので、決勝ではそれを生かしたいです」と中上選手。

決勝レースがスタートするとザルコ選手が好ダッシュするが、1周目は、X・シメオン選手(KALEX)、ロウズ選手、ザルコ選手のオーダーでコントロールラインを通過する。
一方、ディフェンディング・チャンピオンのT・ラバット選手(KALEX)は、1周目にコースアウトして大きく順位を下げてしまう。
そして、3周目に入るとザルコ選手がトップに浮上し、すぐに引き離しにかかる。
2位以下は、シメオン選手、ロウズ選手、M・カリオ選手(KALEX)、A・リンス選手(KALEX)と続く。
ザルコ選手は着実に後続を引き離していき、2位集団はロウズ選手、シメオン選手、カリオ選手、リンス選手の4台が形成する。
中盤に入ると、ザルコ選手は約2秒のアドバンテージを築き、さらに引き離していく。2位争いは依然として4台が僅差で競り合っていく。
レース終盤になると、ロウズ選手とリンス選手が2位争い、シメオン選手とカリオ選手が4位争いとなるが、残り6周でシメオン選手が転倒してしまう。
ザルコ選手は3秒近い差をつけて、今期初優勝を達成。
続いて、残り3周でロウズ選手を捉えたリンス選手が2位でゴールし、ロウズ選手は3位となった。
また、ラバット選手は12位、シメオン選手は再スタートしたが22位に終わった。
一方、中上選手はペースが上がらず、20位となっている。

●コメント

優勝 J・ザルコ選手(KALEX)
「とてもいいレースだった。
序盤は難しかったが、その後、いいペースを維持できた。
長い間、差が広がらず、簡単ではなかったけど、最終的に差を広げることができた。
これはテキサスで学んだことです。
いいマシンを用意してくれたチームに感謝したいです」

2位 A・リンス選手(KALEX)
「チームが本当によくサポートしてくれた。
レース中は、自分のリズムを維持することに集中した。
その結果、どんどんよくなった。
次戦からのヨーロッパラウンドはどうなるか分からないけど、この調子でがんばりたい」

3位 S・ロウズ選手(SPEED UP)
「大変なレースウイークだったので、この結果はとてもうれしい。
ザルコ選手におめでとうと言いたいです。
レース中盤の彼のペースはすばらしかった。
追い付こうとしたけど、そのためにはかなりのエネルギーが必要でした。
終盤、リンス選手がすぐ後ろにいた。
彼にパスさせて様子を見ようとしたが、彼のペースに付いて行けなかった」

20位 中上貴晶選手
「今日はソフトタイヤを選択した。
タイヤの選択は間違っていなかったと思う。
ただ、フロントのフィーリングが昨日までとは違って、全く攻められなかった。
序盤からいいリズムで走れなかった。
次のレースに向けてデータを分析し、原因を突き止めたい」


ケント選手が独走で、2連勝を決める







Moto3クラスには、フロントタイヤは前戦と同じミディアム&ハードを用意したが、リアタイヤには前戦のソフト&ミディアムに替えてミディアム&ハードタイヤを供給した。
予選では、ポルトガル人のM・オリヴィエーラ選手(KTM)が今期初のポールポジションをつかんだ。
「妙な予選だったよ。最初はうまくペースが上がらなくて、グループの後ろについてスリップストリームを使ったらタイムが出た。ポールポジションを取れるとは思わなかった。明日は、多くのポイントを取りたいね。」とオリヴィエーラ選手。
続いて、前戦のウィナー、D・ケント選手(HONDA)が2位、N・アントネッリ選手(HONDA)が3位となる。
また、尾野弘樹選手(HONDA)は9位、鈴木竜生選手(MAHINDRA)は32位となった。
尾野選手は、「今回は初めてのコースだったが、順調に攻略できた。でも、マシンのセッティングはまだ完ぺきではないので、明日のウォームアップでもう一度調整したい。開幕から2戦連続で転倒リタイアしているので、今回は完走してポイントを獲得したいです」とコメント。
鈴木選手は「他のライダーにひっかかってしまって、うまくタイムを出すことができなかった。でも、フィーリングは悪くないので、レースにむけてしっかり準備したい」と鈴木選手。

決勝レースはオリヴィエーラ選手のホールショットで始まる。
後ろからケント選手、アントネッリ選手、I・ヴィニャーレス選手(HUSQVARNA)などが続く。
3周目になるとケント選手がトップに立ち、後続を引き離していく。
その差はすぐに広がり、5周目には2秒以上離れていた。
2位争いは、ヴィニャーレス選手、E・バスケス選手(HONDA)、F・クアタラーロ選手(HONDA)、アントネッリ選手に、尾野選手も加わり、10台以上が大混戦を繰り広げる。
5周目にはアントネッリ選手が他車と接触して転倒してしまう。
レース中盤、トップのケント選手は完全に独走体制。
2位争いは、10台以上が僅差で続く大混戦が続く。
バスケス選手、ヴィニャーレス選手、オリヴィエーラ選手、尾野選手がこの集団の前方で争っていく。
尾野選手は2位集団をリードするシーンもあり、大健闘を見せていく。
そして終盤、ケント選手が一人旅する後方では、なおも混戦が続いていく。
オリヴィエーラ選手が2位争いをリードし始めると集団はペースアップ。
オリヴィエーラ選手、バスケス選手、ヴィニャーレス選手を中心に戦いは展開されていく。
そして、ケント選手は、10秒以上の大差をつけて2連勝を獲得。
軽量級クラスでイギリス人が連勝するのは、1971年のB・シーン選手以来の快挙となった。
2位以下は、バスケス選手、ヴィニャーレス選手、オリヴィエーラ選手の順にゴールへなだれこんだ。
尾野選手は、最終ラップに7位につけていたが、他車と接触があり13位となった。
また、鈴木選手は27位で完走した。

●コメント

優勝 D・ケント選手(HONDA)
「大きな集団になると、すべてのコーナーでバトルが繰り広げられるので、
今日はなるべく早くレースをリードしようと思っていた。
前に出たらすぐにプッシュして引き離した。
この作戦は前回よりうまくいったね。
最後には10秒ものギャップが開き、少し驚いた。
全体的にはとても満足です。
この調子をキープしていきたい」

2位 E・バスケス選手(HONDA)
「今日は体調が万全ではなかったから、スタートからフィニッシュまで大変だった。
熱が出た状態でレースを戦うのは、本当にきついよね。
でもレースウイークを通して、とてもいい仕事ができた。最終的に20ポイント獲得できた。
今回のレースで、これだけのポイントを獲得できたというのはとてもいいことだと思う」

3位 I・ヴィニャーレス(HUSQVARNA)
「ハードレースだったよ。
プッシュして、ブレーキングをなるべく遅らせたよ。
僕のマシンは加速がいいからね。
表彰台に上がれてよかった。
次の地元ヘレスでは、新しいパーツも入ると思うし、またがんばるよ」

13位 尾野弘樹選手(HONDA)
「まずは、完走できてよかった。
大きな2番手グループの中で走れたし、一時はその集団のトップにも立てた。
最終ラップで、混戦の中で接触してポジションを大きく落としたのが残念。
あれがなければシングル・フィニッシュはできたと思う。
でも、とりあえずの目標を達成できたので、次はポジションをキープしてフィニッシュできるようにがんばります」

27位 鈴木竜生選手(MAHINDRA)
「前半に、マシントラブルが出て、トップスピードがあまり出なくなった。
集団に離されてしまって、苦しいレースになってしまった。
次のヘレスまでにトラブルの原因をつきとめたい。ヘレスは知っているコースなので、いい結果を出せるようにしたいです」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX '39.44.497 DUNLOP user
2位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX '39.47.212 DUNLOP user
3位 S.Lowes Speed Up Racing SPEED UP '39.48.658 DUNLOP user
20位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '40.12.276 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 D.Kent Leopard Racing HONDA '38.25.621 DUNLOP user
2位 E.Vazquez Leopard Racing HONDA '38.35.955 DUNLOP user
3位 I.Vinales Husqvarna Factory Laglisse HUSQVARNA '38.36.017 DUNLOP user
13位 尾野弘樹 Leopard Racing HONDA '38.38.122 DUNLOP user
27位 鈴木竜生 CIP MAHINDRA '39.27.082 DUNLOP user

第3戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 53 DUNLOP user
2位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX 49 DUNLOP user
3位 S.Lowes Speed Up Racing SPEED UP 41 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 D.Kent Leopard Racing HONDA 66 DUNLOP user
2位 E.Vazquez Leopard Racing HONDA 49 DUNLOP user
3位 E.Bastianini Gresini Racing Team Moto3 HONDA 40 DUNLOP user