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■ 2015/6/27 第8戦 オランダ アッセン
天気 気温 観客
曇り 21度 97,150人

首位のザルコ選手が、今季3勝目を決める






第8戦は、1949年の第1回大会から開催している歴史のあるオランダGP。
会場のアッセンサーキットは2006年に大幅にモディファイされ、現在は約4.5キロのコースとなっている。
ハイスピードコーナーを多く持つ高速コースだ。
ダンロップは、フロントにル・マン戦と同じタイヤセレクトのソフトNo.1、ミディアムNo.2、リアにはムジェロ戦から投入した新しいミディアムNo.2、ハードNo.3のタイヤを供給した。
予選は、曇り空の元、ドライ・コンディションで行われた。
初日をトップで終えていた首位のJ・ザルコ選手(KALEX)は予選でも快調な走りを見せると、2戦連続今季3度目のポールポジションをゲットした。
「今週はうまくいっているよ。最初から速く走れたんだ。ラバット選手が速かったからどうかなと思ったけど、最後ニュータイヤに変えてがんばったら、いいタイムが出たんだ。明日は雨かもしれないけど、落ち着いてレースしたいね」とザルコ選手。
続いて、ランキング2位のT・ラバット選手(KALEX)が2位、S・ロウズ選手(SPEED UP)が3位につける。
また、中上貴晶選手(KALEX)は、10位3列目からのスタートとなった。
「午前中のフリー走行で、フロントサスペンションをカタルニア戦まで使っていた仕様に戻した。それでフィーリングが良くなり、昨日よりは攻められるようになった。トップ3はすごく速いけど、4位以下はタイムがあまりないので、明日はスタートを決めてできるだけポジションを上げたいです」と中上選手。

決勝当日、朝から雲が出ていたが、ドライコンディションで決勝レースを向けた。
ラバット選手のホールショットで決勝レースはスタート。
しかし、1コーナーでL・サロム選手(KALEX)が転倒し、コースにオイルが出ると赤旗中断となる。
24周のレースは16周に短縮されて再スタートとなった。
2度目のスタートはJ・フォルガー選手(KALEX)がホールショット。後ろからラバット選手、ザルコ選手、X・シメオン選手(KALEX)、ロウズ選手などが続く。
フォルガー選手はそのまま引き離しにかかり、2周で約1秒のリードを奪う。
2位争いはザルコ選手、ラバット選手、シメオン選手、ロウズ選手が展開。
ラバット選手が単独2位に上がり、フォルガー選手を猛追。フォルガー選手とラバット選手がトップ争いを始める。
ザルコ選手は3位につけていく。
8周目になるとラバット選手がトップに浮上。
2位以下のフォルガー選手、ザルコ選手、ロウズ選手は等間隔となる。
後半に入ると、ザルコ選手は2位に上がり、後続を離してラバット選手とトップ争いを始める。
3位以下はロウズ選手、フォルガー選手、A・リンス選手(KALEX)など5台の戦いとなる。
レース終盤、ラバット選手、ザルコ選手の後ろにロウズ選手も追いつき、3台の戦いとなる。
そして、ザルコ選手は残り3周でラバット選手をパスしてトップに上がると、そのままライバルを抑えて2連勝で今季3勝目を決めた。
フランス人ライダーの連勝は、1984年のC・サロン選手以来の記録となった。
2位はラバット選手が入り、ロウズ選手が3位表彰台を獲得した。
また、序盤トップを走ったフォルガー選手は終盤ペースが落ちてしまい結局7位に終わった。
これで首位のザルコ選手は、ラバット選手との差を45点に広げている。
一方、中上選手は13位でゴールしている。

●コメント

優勝 J・ザルコ選手(KALEX)
「赤旗の後も問題なかった。今朝もいい感じだったので、速く走れることは分かっていた。赤旗の後も落ち着いてレースに臨んだ。序盤は、ラバット選手が速くて少し遅れた。ちょっと心配だったけど、終盤プッシュしたらいいペースで走れて勝つことができたよ。この調子でこれからも戦っていきたい」

2位 T・ラバット選手(KALEX)
「いいレースができたと思う。2回目のスタートではフォルガー選手が速くてなんとか追いついてトップに立つことができた。最後はザルコ選手に抜かれてしまった。今日は彼の方が速かった。でも、表彰台で終われたからよかった」

3位 S・ロウズ選手(SPEED UP)
「朝のフリー走行でマシントラブルがあって大変だった。だから、表彰台に上がれてよかった。ハッピーだよ。今回は、ザルコ選手とラバット選手は速くてかなわなかった。僕の状態は徐々に上がってきているから、これからもがんばるよ」

13位 中上貴晶選手(KALEX)
「最初のスタートはうまくいって、7番手までポジションを上げられた。2度目のスタートのときは、コーナーのライン取りに失敗して、後続グループに飲み込まれてしまった。大混戦の中で序盤にペースが上がらずポジションを落としたのが痛かった。後半はペースを上げることができて、13位までポジションを上げられたが、納得のいかない結果に終わった。次戦ドイツでは、混戦の中でもパフォーマンスを発揮できるような状態に仕上げたいです」


オリヴィエーラ選手が今季2勝目を決める







Moto3クラスには、フロントは前戦と同じソフト&ミディアム、リアはルマン戦と同じソフトNo.1、ミディアムNo.1を用意した。
予選でポールポジションを獲得したのは、E・バスティアニーニ選手(HONDA)で2戦連続の獲得となった。
「ポールポジションが取れたので、ちょっと驚いた。セッティングは大変だったけど、最後にいいタイムを出せたんだ。初優勝したいけど、周りのライダーたちが経験豊富だから、なかなか難しい。とにかくがんばるよ」とバスティアニーニ選手。
続いて、2位にJ・ナバーロ選手(HONDA)、3位K・ハニカ選手(KTM)が続く。
ハニカ選手は初のフロントロー獲得となった。
ランキングトップのD・ケント選手(HONDA)は4位2列目となる。
また、尾野弘樹選手(HONDA)は22位。
「セッティングに苦戦しています。特に高速セクションでついていけず、結果的にコーナーの進入が速くなりすぎて、という悪循環になった。明日は少しでもポジションを上げられるようにがんばります」と尾野選手。
鈴木竜生選手(MAHINDRA)は29位につける。
「コース攻略はだいぶうまくいっている。セッティングも悪くないです。他のライダーとバトルができるようにがんばります」と鈴木選手。

決勝レースが始まると、6位2列目スタートのM・オリヴィエーラ選手(KTM)がホールショット。後ろからバスティアニーニ選手、ナバーロ選手、ケント選手、F・クアタラーロ選手(HONDA)と続く。
レース序盤は、オリヴィエーラ選手、クアタラーロ選手、ケント選手、バスティアニーニ選手、R・フェナーティ選手(KTM)など7台がトップ集団を形成。僅差の戦いを展開していく。
レース中盤に入っても7台が密着状態。
フェナーティ選手、ケント選手、オリヴィエーラ選手、さらにはバスティアニーニ選手と、目まぐるしくトップを入れ替えていく。
レース終盤に入ると、戦いは激しさを増しドッグファイトを繰り広げる。
そして、ラストラップをトップで入ったのは、オリヴィエーラ選手だったが、クアタラーロ選手以下6台もピタリと後ろから続く大混戦。
クアタラーロ選手が一旦前に出るが、オリヴィエーラ選手は最後のシケイン手前でトップを奪回。そのまま今季2勝目を決めた。
クアタラーロ選手は2位、首位のケント選手は3位表彰台を死守した。ランキング2位のバスティアニーニ選手は6位。この結果、ポイントテーブルでケント選手は57点にリードを広げている。
また、尾野選手は14位、ポイント圏内でフィニッシュ。
鈴木選手は電気系トラブルのために1周目にリタイアした。

●コメント

優勝 M・オリヴィエーラ選手(KTM)
「最後は2番手にいて、最後のシケインでいいポジションにつけた。それで勝つことができたんだから、スーパーハッピーだよ。昨日とコンディションは違ったけど、後ろについていくのは大変じゃなかった。ラストラップでクアタラーロ選手に抜かれたけど、最後のブレーキングポイントで抜き返せたんだ」

2位 F・クアタラーロ選手(HONDA)
「ここ3レース、あまりいいレースができなかったから、今回は、金曜日からいつも以上にがんばった。今回はセッティングもよかった。レースでは、ラストラップは大変だった。勝ちたかったけど、表彰台でもうれしいよ。次は勝ちたいね」

3位 D・ケント選手(HONDA)
「ずっと大集団のバトルが続いたから、本当に大変だった。あっちこっちで激しい戦いがあった。僕はトップスピードに少し問題があった。風もあったし、冷静に戦うのは大変だったよ。最後のシケインへは少しブレーキングが速かったように思ったけど、3位表彰台に上がれてよかった。ランキング上のライバルはバスティアニーニ選手だから、彼との差を広げられてよかった」

14位 尾野弘樹選手(HONDA)
「ポイントを獲得できたし、レース内容は悪くなかったと思う。多くのライダーとバトルができのたで、いい経験になった。初めてのアッセンだったから、大変な面もあったけど、レースを楽しむことはできたよ。次のザクセンも初のコースだけど、楽しみだよ」

リタイア 鈴木竜生選手(MAHINDRA)
「エンジンの電子制御装置にトラブルがでてしまった。残念ながらリタイアに終わった。気持ちを切り替えて、次のドイツ戦に向けて、しっかり準備します」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX '26.13.410 DUNLOP user
2位 T.Rabat EG 0,0 Marc VDS KALEX '26.14.167 DUNLOP user
3位 S.Lowes Speed Up Racing SPEED UP '26.15.490 DUNLOP user
13位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '26.31.514 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Oliveira Red Bull KTM Ajo KTM '37.54.427 DUNLOP user
2位 F.Quartararo Estrella Galicia 0,0 HONDA '37.54.493 DUNLOP user
3位 D.Kent Leopard Racing HONDA '37.54.544 DUNLOP user
14位 尾野弘樹 Leopard Racing HONDA '38.16.631 DUNLOP user

第8戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 159 DUNLOP user
2位 T.Rabat EG 0,0 Marc VDS KALEX 114 DUNLOP user
3位 S.Lowes Speed Up Racing SPEED UP 96 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 D.Kent Leopard Racing HONDA 165 DUNLOP user
2位 E.Bastianini Gresini Racing Team Moto3 HONDA 108 DUNLOP user
3位 M.Oliveira Red Bull KTM Ajo KTM 102 DUNLOP user