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■ 2015/9/13 第13戦 サンマリノ ミサノ
天気 気温 観客
曇り 27度 92,315人

首位のザルコ選手が完勝で6勝目。中上選手が2年ぶりの3位表彰台を獲得






第13戦の会場は、イタリア北東部のミサノ。4.2キロのテクニカルコースだ。今年は路面が再舗装され、ラップタイムの更新が期待される。
ダンロップは、前回のイギリスGPと同じフロントにソフトNo.1、ミディアムNo.2、リアにミディアムNo.2、ハードNo.3を供給した。
予選は、夏のような暑さの中で行われた。
今季圧倒的な強さを見せているJ・ザルコ選手(KALEX)が今季6度目のポール・ポジションを獲得した。
「朝のフリー走行ではレース用タイヤでも速く走ることができ、結構いいタイムを出せた。予選では、チームからソフト・タイヤで走るように指示され、ソフト・タイヤで走った。ラインやブレーキング・ポイントに集中し、いいタイムを出せた。明日の目標は優勝。明日は冷静に走りたいです」とザルコ選手。
2番手は、去年のミサノのMoto3ウィナー、A・リンス選手(KALEX)。ディフェンディング・チャンピオンのT・ラバット選手(KALEX)が3位につける。
また、中上貴晶選手(KALEX)は8番手となる。
「今日は、アラゴンのテストで使ったフロントフォークから、従来のフロントフォークに戻した。結果的にフィーリングがよくなり、タイムを更新できた。予選では、最初のアタックで1分37秒中盤をマークし、これが限界だったため、それ以上はタイムを更新でなかった。明日朝のウォームアップでさらに調整し、アベレージを上げられるようにしたいです」と中上選手。。

Moto2クラスを迎えたころ雲が広がったが、ドライ・コンディションで決勝を迎えた。
スタートが切られると、ザルコ選手が好スタート。後ろから予選5番手のD・アーゲター選手(KALEX)、リンス選手、中上選手などが続く。まずはザルコ選手、アーゲター選手、リンス選手、H・シャリン選手(KALEX)、S・コルシ選手(KALEX)の5台がトップ集団を形成。約1秒後ろから6位の中上選手が続く。
アーゲター選手がレースをリードするが、6周目にリンス選手と接触して2台とも転倒してしまう。これでザルコ選手がトップに浮上。シャリン選手、コルシ選手が2、3位に続く。J・フォルガー選手(KALEX)に続いて、中上選手は5番手につける。
トップに立ったザルコ選手は逃げ切りを図る。その差は着実に広がっていく。コルシ選手とフォルガー選手が2位争い、中上選手は4位に続く。シャリン選手は後退していった。
レース中盤、ザルコ選手は2秒半のリードを築く。2位争いはフォルガー選手、コルシ選手、中上選手が展開。さらに、後方からラバット選手も追いつく。
終盤を迎えると、ザルコ選手は4秒以上の差をつけて独走態勢。中上選手はフォルガー選手、コルシ選手をパスして2位に浮上するも、ラバット選手が接近。2台が2位争いとなる。残り3周で中上選手はラバット選手に抜かれたものの3位をキープしていく。
ザルコ選手は、そのままトップでチェッカー。3連勝で今季6勝目を達成。ラバット選手が2位に入り、中上選手は2年ぶりの3位表彰台を獲得した。
この結果、首位のザルコ選手はランキング2位のラバット選手に93点差となり、はやくも次戦の結果次第で初タイトル獲得の可能性がでてきた。

●コメント

優勝 J・ザルコ選手(KALEX)
「アーゲター選手はソフト・タイヤを使用していたので、限界でプッシュしていた。彼はブレーキングがとても強いので、集中力を維持するためにも、彼とバトルした。とても大変だった。リンス選手も速かった。このふたりがいなくなってからは、次第にペースを上げていった。今日のコンディションは難しく、そのため感触も違うので、あまり速く走れなかった。でも、結果的にギャップを作れたし、完ぺきでした。チャンピオンシップにおいても完ぺきです。アラゴンが楽しみです」

2位 T・ラバット選手(KALEX)
「序盤はフロントのフィーリングが悪かった。フリー走行や予選ではないことだった。その後、燃料が減ってからは、だんだんいい走りができたし、他のライダーを抜くこともできた。今、ザルコ選手とリンス選手が速く、もう少しペースを上げないと彼らについていけない。明日はここでテストをします。コーナースピードをもっとよくして、ザルコ選手に追いつけるようになりたいです。ホーム・グランプリのアラゴンでは、優勝したいです」

3位 中上貴晶選手(KALEX)
「タイヤは直前まで決めてなかったが、ソフトを選んだ。今日はスタートもよく、序盤にポジションを上げられたのがよかった。ソフトを選択したことで、終盤はリズムを維持するのがとても大変だったが、なんとか表彰台に立てた。サポートしてくれた方々に感謝しています。久しぶりの表彰台なので、最高の気分です」


地元イタリアのバスティアニーニ選手が激戦を制して初優勝







昨年のミサノはハードのフロント・タイヤを提供したが、今年のプロファイルのタイヤでは、柔らかめのタイヤのほうがマッチすると判断し、フロント、リアともにソフト&ミディアムのタイヤを用意した。
晴天で行われた予選では、目下ランキング2位、地元イタリアのE・バスティアニーニ選手(HONDA)が、今季3度目のポール・ポジションを獲得した。
「ミサノでは初めてのポール・ポジションとなった。ファンがたくさん来てくれているので、最高の気分です。速いライダーがたくさんいるので、明日のレースはとても難しいと思う。大きな集団になると思うので、落ち着いてレースに挑みたい」とバスティアニーに選手。
続いて、2位にB・ビンダー選手(KTM)、3位に首位のD・ケント選手(HONDA)続く。
また、尾野弘樹選手(HONDA)は10位、鈴木竜生選手(MAHINDRA)は19位となる。
「午前のフリー走行ではセッティングを変えていたが、予選は前日の状態に戻して走った。しかし、目標に届かず残念です。明日はトップ・グループについていきたいです」と尾野選手。
「今日の予選はいい流れでできた。バイクのフィーリングもいい。最後遅いライダーにひっかかってタイム更新できなかったが、19番手で自己ベストを更新できた。明日もいいレースをしたいです」と鈴木選手。

決勝レースがスタートするとバスティアニーニ選手が好ダッシュ。後ろからビンダー選手、予選5番手のR・フェナーティ選手(KTM)、予選4番手のN・アントネッリ選手(HONDA)などが続く。
4周目にビンダー選手が先頭に立つが、M・オリヴィエーラ選手(KTM)、バスティアニーニ選手、E・バスケス選手(HONDA)、フェナーティ選手、アントネッリ選手、ケント選手の上位7台が僅差で続く大混戦。先頭が何度も入れ替わっていく。
レース中盤になると、後続の5台も追いつき、12台の先頭集団となる。オリヴィエーラ選手がトップに立つが、後続のバスティアニーニ選手、アントネッリ選手、フェナーティ選手なども僅差で続く。12周目頃から再び7台の集団となり8位以下は離れる。
14周目、ケント選手が何度もコースを外れて走行したとして、ポジションをひとつ下げるペナルティを受ける。さらに15周目にはバスケス選手がクラッシュ。
これでトップ集団は、オリヴィエーラ選手、バスティアニーニ選手、アントネッリ選手、フェナーティ選手、ビンダー選手の5台となる。
終盤になるとバスティアニーニ選手、オリヴィエーラ選手、アントネッリ選手の戦いとなる。そして、最終ラップでオリヴィエーラ選手を抜いた地元イタリアの17歳、バスティアニーニ選手が真っ先にチェッカー。初優勝を決めた。
続いてオリヴィエーラ選手が2位、アントネッリ選手は3位となる。
ケント選手は6位でゴール。この結果、首位のケント選手と2位バスティアニーニ選手の差は55点となった。
また、尾野選手は16位、鈴木選手はリタイアしている。

●コメント

優勝 E・バスティアニーニ選手(HONDA)
「これまで何度も優勝を逃したが、ミサノのファンの前でようやく手に入れて、最高の気分です。この勝利を家族やチームに捧げたい。今夜はお祝いをしたいけど、明日はテストなので、あまり騒ぎ過ぎないようにします。チャンピオンシップでケント選手に追いつけるように、引き続きがんばります。今回の優勝でさらに自信がついた。ケント選手に追いつけるようにがんばります」

2位 M・オリヴィエーラ選手(KTM)
「トップを走っていたときは、精神的にきつかった。リズムはよく、バイクのフィーリングもよかった。ストレートでは抜かれないと思っていたけど、最終ラップは違っていたね。今回新しいフレームがきて、セッティングを出して結果がでたので。この調子でシーズン終盤も表彰台に上がりたい」

3位 N・アントネッリ選手(HONDA)
「ペースはとてもよかった。実は、ギアボックスの調子が悪く、最終ラップにオリヴィエーラ選手とバスティアニーニ選手を抜くことはできなかった。そのことは残念だけど、3戦連続の表彰台になってよかった。今は強さがあるので、すべてのレースでいいポジション争いができる自信がある」

16位 尾野弘樹選手(HONDA)
「今日は思うようにペースを上げられなかった。大集団となってしまい、なかなかペースを上げられず、オーバーランもあってポジションを落とした。予選までの走りを決勝につなげられず、とても残念です。明日のテストでは、課題を克服できるようにがんばります」

リタイア 鈴木竜生選手(MAHINDRA)
「サイティング・ラップを終えたときにエンジンがおかしいと分かったが、走るしかなかった。がんばって走っていたが、ラスト8周でエンジンが壊れてしまった。走りのフィーリングは悪くない。次のアラゴンは知っているコースなので、いい走りができるようにがんばります」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX '42.38.099 DUNLOP user
2位 T.Rabat EG 0,0 Marc VDS KALEX '42.41.949 DUNLOP user
3位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '42.43.487 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 E.Bastianini Gresini Racing Team Moto3 HONDA '39.43.673 DUNLOP user
2位 M.Oliveira Red Bull KTM Ajo KTM '39.43.710 DUNLOP user
3位 N.Antonelli Ongetta-Rivacold HONDA '39.44.018 DUNLOP user
16位 尾野弘樹 Leopard Racing HONDA '40.09.397 DUNLOP user

第13戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 274 DUNLOP user
2位 T.Rabat EG 0,0 Marc VDS KALEX 181 DUNLOP user
3位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX 164 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 D.Kent Leopard Racing HONDA 234 DUNLOP user
2位 E.Bastianini Gresini Racing Team Moto3 HONDA 179 DUNLOP user
3位 R.Fenati SKY Racing Team VR46 KTM 139 DUNLOP user