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CATEGORY
■ 2016/3/12 AMAスーパークロス第10戦/450SX第10戦/250SXイースト第3戦
カナダ・トロント/ロジャース・センター
天気 気温 観客
晴れ 日中14度〜深夜9度 50,605人

450SX ロクスンが今シーズン3勝目をゲット!





AMAスーパークロスが2年ぶりにカナダのトロントを訪れた。当地が昨年のレースカレンダーから外れていたのは、会場のロジャース・センターで人工芝の改修工事があったからだが、今後は天然芝への入れ替えなども計画されているため、同じようにスーパークロスの開催が見送られるケースがあるかもしれない。

トロントにはいつもハプニングが付き物だが、今年も例外ではなかった。大会直前に発表されたロックスターエナジー・ハスクバーナの声明には、チームに所属するクリストフ・プーセルとマーティン・ダバロスが、トロント戦を欠場すると記されていた。プーセルは負傷、ダバロスは個人的理由とのことだが、この一件で思い出されるのが2010年のトロント戦の後、ディーン・ウィルソンのアメリカ再入国が認められなかった事件。共通点はウィルソンがイギリス、プーセルがフランス、ダバロスがエクアドルと外国籍であることだ。詳細は明らかにされていないが、ダバロスは今回の欠場によって、250SXイースト首位を放棄しなければならない状況に追い込まれた。

今大会のコースレイアウトには、グリッドから1コーナーまでが短いショートスタートが採用されていた。路面は概ねドライで、表面はルーストが巻き上げられるほどのパウダーとマーブル状だったが、表層の下には砂利混じりの硬い土があった。ロジャース・センターの広いフロア面積を生かしたコースは十分な長さがあり、タイムドプラクティスのトップは、450SXがトレイ・カナード(ホンダ)=53秒917、250SXではジャスティン・ヒル(KTM)=55秒199だった。

450SXのメインレース(20周)では、懸念されたようにショートスタートならではのクラッシュが発生した。まず短いストレート上でチャド・リード(ヤマハ)が転倒リタイア。さらにホールショットを取ったジャスティン・ボーグル(ホンダ)が、1コーナー先の連続ジャンプで転倒し、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)、ブレイク・バゲット(スズキ)、トミー・ハーン(ヤマハ)らが巻き込まれてしまった。

オープニングラップのリーダーはイーライ・トマック(カワサキ)だったが、2周目にはケン・ロクスン(スズキ)が先頭に立った。3位以下にはライアン・ダンジー(KTM)、コール・シーリー(ホンダ)、マービン・ムスキャン(KTM)が続いていた。

中盤になると2位争いをしていたトマックのペースが鈍り、8周目にはダンジーが2位、10周目にはムスキャンが3位に浮上。ロクスンは常に3〜4秒のリードを保っていて、レースをほぼ掌握していた。終盤15周目にはロクスンを猛追していたダンジーが、あわや転倒というタイムロスを喫して、ムスキャンに先行を許した。

最終的にはロクスン、ムスキャン、ダンジーの順でフィニッシュ。ロクスンは今季3勝目を挙げ、ダンジーは26連続ポディアム(2015年AMASX第2戦以来)という新記録を達成した。


250SX ヒルが初優勝! マーティンが首位浮上!



250SXのメインレース(15周)の1コーナーでは、450SXよりも激しいマルチクラッシュが発生。マルコム・スチュワート(ホンダ)、RJ・ハンプシャー(ホンダ)、アーヌー・トヌス(カワサキ)、ジェレミー・マーティン(ヤマハ)、アーロン・プレシンジャー(ヤマハ)を含む10台ほどが絡んでいた。

ホールショットを取ったのはアレックス・フライ(KTM)だったが、すぐにマット・ビシェリア(スズキ)、シェイン・マケラス(KTM)が先行した。リーダーは3周目にマケラス、4周目にヒルと入れ替わり、3位にはタイラー・バウワーズ(カワサキ)が浮上する。トップに立ったヒルは、チームメイトのマケラスを徐々に引き離し、セーフティリードを確保。マケラスがタイヤ交換のためにピットインしてからは、ヒルが独走を決め込んだ。

レースのハーフウェイポイントを迎えると、最後尾近くから失地を挽回してきたマーティンが、8周目3位、9周目2位とポジションアップ。しかしリーダーのヒルとの間には20秒以上のマージンがあり、マーティンの猛追もここまでとなった。後半は余裕の単独走行を続けたヒルが、今シーズン初優勝をゲット。2位マーティン、3位ビシェリアがポディアムに登壇した。一時3位につけていたバウワーズは、2度の転倒で11位に後退した。

この結果、マーティンがランキング首位に浮上。2位ヒル、3位スチュワート。ポイントリーダーだったダバロスは、今回の欠場でランキング4位に後退。首位から20点のビハインドとなっている。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 94 K・ロクスン RCH Soaring Eagle Jimmy Johns Suzuki 18:32.119 DUNLOP user
2 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +03.401 DUNLOP user
3 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +07.706 DUNLOP user
4 14 C・シーリー Team Honda HRC Honda +15.036 DUNLOP user
5 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +17.484 DUNLOP user
6 10 J・ブレイトン BTOSports KTM +18.080  
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 36 J・ヒル Troy Lee Designs Red Bull KTM 14:24.917 DUNLOP user
2 6 J・マーティン Yamalube Star Racing Yamaha +20.769 DUNLOP user
3 32 M・ビシェリア MAD Racing Suzuki +30.314  
4 128 A・フライ Troy Lee Designs Red Bull KTM +33.687 DUNLOP user
5 63 J・ウェントランド RSR Starr Cycle Honda +42.516 DUNLOP user
6 50 M・スチュワート Geico Honda Honda +45.985 DUNLOP user

AMAスーパークロス第10戦/450SX第10戦/250SXイースト第3戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 233 DUNLOP user
2 94 K・ロクスン RCH Soaring Eagle Jimmy Johns Suzuki 199 DUNLOP user
3 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 175 DUNLOP user
4 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 170 DUNLOP user
5 14 C・シーリー Team Honda HRC Honda 163 DUNLOP user
6 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 156 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 6 J・マーティン Yamalube Star Racing Yamaha 65 DUNLOP user
2 36 J・ヒル Troy Lee Designs Red Bull KTM 63 DUNLOP user
3 50 M・スチュワート Geico Honda Honda 55 DUNLOP user
4 49 M・ダバロス Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 45 DUNLOP user
5 23 A・プレシンジャー Yamalube Star Racing Yamaha 45 DUNLOP user
6 53 T・バウワーズ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 35 DUNLOP user