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CATEGORY
■ 2008/3/9 第1戦 カタール ドーハ
天気 気温 観客
晴れ 18度 8,454人(3日間)

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Pasini Polaris World Aprilia '40.16.202 DUNLOP user
2位 H.Barbera Team Toth Aprilia Aprilia '40.16.759 DUNLOP user
3位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM '40.17.231 DUNLOP user
5位 高橋裕紀 JiR Team Scot 250 Honda '40.29.146 DUNLOP user
16位 青山博一 Red Bull KTM 250 KTM '41.27.233 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Gadea Bancaja Aspar Team Aprilia '38.09.444 DUNLOP user
2位 J.Olive Belson Derbi Derbi '38.10.376 DUNLOP user
3位 S.Bradl Grizzly Gas Kiefer Racing Aprilia '38.11.104 DUNLOP user
19位 中上貴晶 I.C.Team Aprilia '38.42.790 DUNLOP user
リタイア 小山知良 ISPA KTM Aran KTM '17.13.628 DUNLOP user

パシーニが250クラスデビューウィンを飾る

2008年シーズンは、中東のカタールのドーハでGP史上初のナイトレースで始まった。
今季、250クラスは、チャンピオンのJ・ロレンツォ選手、ランキング2位のA・ドビジオーソ選手、ランキング3位のA・デ・アンジェリス選手がMotoGPへとステップアップ。
昨年のランキング4位のA・バウティスタ選手(アプリリア)、同5位のH・バルベラ選手(アプリリア)、同6位の青山博一選手(KTM)などと、125クラスから転向してきたM・パシーニ選手(アプリリア)、L・ペゼック選手(アプリリア)などが、どのような勢力図を作るのか、だれがタイトルを争うのか注目されている。


事前テストはあったものの、予選は初の夜間走行となった。各ライダー、チームとも初日から慎重に走行していった。
250クラスは最後の走行となるために、予選開始時間は夜中の0時10分という夜中の時間帯だった。
そして、初日はバルベラ選手が暫定ポールにつけていたが、2回目の予選で32歳のスペイン人、A・デボン選手(アプリリア)が自身初のポールポジションを獲得した。2006〜2007年はアプリリアの開発ライダーを担当していたデボン選手だが、復帰戦でいきなり2年間のくやしさを晴らした。


「2年間裏方でやってきて、やっとレースに戻れた。いきなりポールを取って、いいスタートができてうれしいよ。明日もこの調子でがんばります」とデボン選手。
続いて、バルベラ選手が2位。3、4番手にバウティスタ選手、カリオ選手(KTM)と続いた。
また、高橋裕紀選手(ホンダ)は8位。「なんとか2列目になれました。ダンロップタイヤは、調子がよく終盤もいい走りができると思う」。青山博一選手(KTM)は12位につけている。「昨日とコンディションが変わって、うまくタイムを出せなかった。とにかくいいレースをして、ヨーロッパ戦につなげたい」と語った。


夜の9時15分に決勝レースがスタート。まずはT・ルティ選手(アプリリア)がトップに立つが、ジャンプスタートをとられ、ピットスルーペナルティのために後退する。
この後、トップ集団を形成したのは、バウティスタ選手とバルベラ選手で、デボン選手、カリオ選手、パシーニ選手、高橋選手がの4台がセカンド集団となる。
トップの2台は、テールトゥノーズのままレースは進んでいく。


後半に入ると、2位につけていたバウティスタ選手が徐々に後退。2位集団からデボン選手が抜け出して、トップのバルベラ選手に迫っていく。さらに、パシーニ選手、カリオ選手もトップの2台に追い付き、4台がトップ争いを展開。高橋選手は、終盤遅れをとり、単独5位となっていった。
バルベラ選手、デボン選手、パシーニ選手、カリオ選手の4台のバトルは何度も順位を入れ替える大激戦。終盤までバルベラ選手がトップを守っていたが、残り2周でパシーニ選手が一気にデボン選手、バルベラ選手を抜き去ってトップに浮上。ラストスパートをかけると、後続を抑えきってトップでゴール。250クラス初レースでデビューウィンを飾った。


「素晴しい日になった。初日から車体をよくしようとがんばって、どんどんよくなった。最高のリザルトを獲得できて、チームに感謝している」とパシーニ選手。
バルベラ選手は2位、カリオ選手が3位に滑り込んだ。デボン選手は終盤コーナーでアウトにはらむミスがあり、4位に終わった。
バルベラ選手は「右手に問題があって、終盤は腕に力が入らなくて厳しかった。だから2位でもよかったよ」とコメント。カリオ選手は「今週はマシンにいろんな問題がでたから、3位で終われて上出来だと思う」と語った。
続いて、高橋選手は5位でゴール。高橋選手は「上位陣で走れるとは思っていなかった。思ったよりいいペースで走れた。この調子でがんばりたいです」とコメントした。
青山選手はマシントラブルのためにペースが上がらず、16位でゴールした。「レースでは、調子を取り戻したかったのに、だめだった。ペースが上がらず、後半にはクラッチにトラブルがでて苦しかった」と青山選手は肩を落としていた。


波乱の大激戦、ガデア選手が開幕優勝を果たす

250クラスでは、ベテランのデボン選手が初ポールを獲得したが、125クラスでは、17歳のイギリス人、B・スミス選手(アプリリア)が初のポールポジションを獲得した。イギリス人としては36年ぶりのポール獲得となった。また、予選終了間際に転倒する場面もあったが、ケガはなかった。
「イギリス人として久々のポールを取れてうれしい。最後に転倒してしまったけど、これは落ち着けってことかな。明日は初めての夜のレースだから、どうなるかは分からない。全力を尽くすよ」とスミス選手。
続いて、ディフェンディング・チャンピオンのG・タルマクシ選手(アプリリア)が百分の6秒差で2位となる。「ちょっとバイブレーションがでていたが、だいぶよくなった。2番手になってよかった。明日はどんなレースになるか分からないけど、がんばるよ」とタルマクシ選手。


3番手はM・デ・メグリオ選手(デルビ)が続き、4番手に入ったのがS・レディング選手(アプリリア)。15歳のイギリス人、レディング選手は、デビュー戦で最年少でフロントローを獲得するという快挙を成し遂げた。「1回目の予選でマシンに問題があったから、2列目でもうれしかったけど、1列目を取れたなんて最高だね」とレディングはコメントしていた。
また、小山知良選手(KTM)は、21位。「マシントラブルがあったりして、厳しい開幕戦になった。とにかく、少しでもマシンをよくして、いいレースしたいです」と小山選手。
今季から初参戦している中上貴晶選手(アプリリア)は23位となっている。「ちょっとエンジントラブルがでて、昨日のタイムを更新できなかった。ここは初めてのコースで、タイムを出すのが難しかった。夜間走行は問題ないです。明日は楽しく走ってポイントをとりたい」と中上選手は語っていた。


決勝レースは、今季最初のレースとして午後8時から始まった。ホールショットを決めたのはスミス選手で、タルマクシ選手、デ・メグリオ選手、R・デ・ロサ選手(アプリリア)などが後ろから続く。
期待されたスミス選手は2周目にマシンの不調から遅れてしまう。序盤からタルマクシ選手、デ・メグリオ選手、デ・ロサ選手、J・オリーブ選手(デルビ)、D・ウェブ選手(アプリリア)、S・ガデア選手(アプリリア)の6台がトップ争いを展開。その後、レディング選手も追い付いて、戦いは7台に膨れあがる。タルマクシ選手を中心にレースは進んでいった。


トップ集団の7台は、何度も順位を入れ替えながらドッグファイトを見せていく。後半に入ると、ウェブ選手が徐々に後退。そして、トップに立っていたタルマクシ選手のマシンが突然スローダウン、大きく遅れてしまう。
さらに、16周目にデ・ロサ選手がオリーブ選手に接触して転倒。オリーブ選手も一旦遅れを取るが、トップ争いに踏みとどまる。この波乱を尻目にガデア選手はトップに浮上、すぐさま引き離しにかかった。
終盤になると、後方からS・ブラドル選手(アプリリア)が追いついて2位争いに加わり、セカンド集団は、オリーブ選手、デ・メグリオ選手、レディング選手、ブラドル選手の4台となる。
ラストスパートをかけたガデア選手は後続を抑えきると開幕優勝。


「事前テストで転倒して鎖骨を痛めていたから、すごく苦しかった。それでも、スタートからゴールまで100%がんばって走った。最高のシーズンスタートだね。少し休んで次のレースに臨むよ」とガデア選手。
2位には、アクシデント後に追い上げたオリーブ選手が入る。
「デ・ロサ選手の転倒に巻き込まれて遅れてしまった。なんとかガデア選手に追い付きたかったけど、無理だったね」とオリーブ選手。
ラストラップに入ると、3位争いはデ・メグリオ選手、レディング選手、ブラドル選手の3台の戦いとなり、最後のストレートで前に出たブラドル選手が初の3位表彰台をつかんだ。
「夢みたいで信じられない。マシンはストレートで速くてそのおかげで前に出られた。サポートしてくれたみんなに感謝している」と17歳のブラドル選手は語った。
また、タルマクシ選手は12位、スミス選手は16位でゴールしている。


一方、中上選手は19位となった。「今日のフリー走行からセッティングに問題がでて、高速コーナーでうまく走れなかった。次ぎは第2の地元ヘレスなので、結果を残したいです」と中上選手。
小山選手はセッティング不足から苦しい走りを強いられ、10周目に転倒リタイアした。「スタートからプッシュしていたが、エンジンがうまく走らなかった。今週ずっと悪い流れがあって、イライラしてしまって、フロントから転倒してしまった。次ぎは気持ちを切り替えてがんばります」と小山選手はコメントした。