| 晴れ | 18度 | 8,454人(3日間) |
| 1位 | M.Pasini | Polaris World | Aprilia | '40.16.202 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | H.Barbera | Team Toth Aprilia | Aprilia | '40.16.759 | |
| 3位 | M.Kallio | Red Bull KTM 250 | KTM | '40.17.231 | |
| 5位 | 高橋裕紀 | JiR Team Scot 250 | Honda | '40.29.146 | |
| 16位 | 青山博一 | Red Bull KTM 250 | KTM | '41.27.233 |
| 1位 | S.Gadea | Bancaja Aspar Team | Aprilia | '38.09.444 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | J.Olive | Belson Derbi | Derbi | '38.10.376 | |
| 3位 | S.Bradl | Grizzly Gas Kiefer Racing | Aprilia | '38.11.104 | |
| 19位 | 中上貴晶 | I.C.Team | Aprilia | '38.42.790 | |
| リタイア | 小山知良 | ISPA KTM Aran | KTM | '17.13.628 |
2008年シーズンは、中東のカタールのドーハでGP史上初のナイトレースで始まった。
今季、250クラスは、チャンピオンのJ・ロレンツォ選手、ランキング2位のA・ドビジオーソ選手、ランキング3位のA・デ・アンジェリス選手がMotoGPへとステップアップ。
昨年のランキング4位のA・バウティスタ選手(アプリリア)、同5位のH・バルベラ選手(アプリリア)、同6位の青山博一選手(KTM)などと、125クラスから転向してきたM・パシーニ選手(アプリリア)、L・ペゼック選手(アプリリア)などが、どのような勢力図を作るのか、だれがタイトルを争うのか注目されている。
事前テストはあったものの、予選は初の夜間走行となった。各ライダー、チームとも初日から慎重に走行していった。
250クラスは最後の走行となるために、予選開始時間は夜中の0時10分という夜中の時間帯だった。
そして、初日はバルベラ選手が暫定ポールにつけていたが、2回目の予選で32歳のスペイン人、A・デボン選手(アプリリア)が自身初のポールポジションを獲得した。2006〜2007年はアプリリアの開発ライダーを担当していたデボン選手だが、復帰戦でいきなり2年間のくやしさを晴らした。
「2年間裏方でやってきて、やっとレースに戻れた。いきなりポールを取って、いいスタートができてうれしいよ。明日もこの調子でがんばります」とデボン選手。
続いて、バルベラ選手が2位。3、4番手にバウティスタ選手、カリオ選手(KTM)と続いた。
また、高橋裕紀選手(ホンダ)は8位。「なんとか2列目になれました。ダンロップタイヤは、調子がよく終盤もいい走りができると思う」。青山博一選手(KTM)は12位につけている。「昨日とコンディションが変わって、うまくタイムを出せなかった。とにかくいいレースをして、ヨーロッパ戦につなげたい」と語った。
夜の9時15分に決勝レースがスタート。まずはT・ルティ選手(アプリリア)がトップに立つが、ジャンプスタートをとられ、ピットスルーペナルティのために後退する。
この後、トップ集団を形成したのは、バウティスタ選手とバルベラ選手で、デボン選手、カリオ選手、パシーニ選手、高橋選手がの4台がセカンド集団となる。
トップの2台は、テールトゥノーズのままレースは進んでいく。
後半に入ると、2位につけていたバウティスタ選手が徐々に後退。2位集団からデボン選手が抜け出して、トップのバルベラ選手に迫っていく。さらに、パシーニ選手、カリオ選手もトップの2台に追い付き、4台がトップ争いを展開。高橋選手は、終盤遅れをとり、単独5位となっていった。
バルベラ選手、デボン選手、パシーニ選手、カリオ選手の4台のバトルは何度も順位を入れ替える大激戦。終盤までバルベラ選手がトップを守っていたが、残り2周でパシーニ選手が一気にデボン選手、バルベラ選手を抜き去ってトップに浮上。ラストスパートをかけると、後続を抑えきってトップでゴール。250クラス初レースでデビューウィンを飾った。
「素晴しい日になった。初日から車体をよくしようとがんばって、どんどんよくなった。最高のリザルトを獲得できて、チームに感謝している」とパシーニ選手。
バルベラ選手は2位、カリオ選手が3位に滑り込んだ。デボン選手は終盤コーナーでアウトにはらむミスがあり、4位に終わった。
バルベラ選手は「右手に問題があって、終盤は腕に力が入らなくて厳しかった。だから2位でもよかったよ」とコメント。カリオ選手は「今週はマシンにいろんな問題がでたから、3位で終われて上出来だと思う」と語った。
続いて、高橋選手は5位でゴール。高橋選手は「上位陣で走れるとは思っていなかった。思ったよりいいペースで走れた。この調子でがんばりたいです」とコメントした。
青山選手はマシントラブルのためにペースが上がらず、16位でゴールした。「レースでは、調子を取り戻したかったのに、だめだった。ペースが上がらず、後半にはクラッチにトラブルがでて苦しかった」と青山選手は肩を落としていた。
250クラスでは、ベテランのデボン選手が初ポールを獲得したが、125クラスでは、17歳のイギリス人、B・スミス選手(アプリリア)が初のポールポジションを獲得した。イギリス人としては36年ぶりのポール獲得となった。また、予選終了間際に転倒する場面もあったが、ケガはなかった。
「イギリス人として久々のポールを取れてうれしい。最後に転倒してしまったけど、これは落ち着けってことかな。明日は初めての夜のレースだから、どうなるかは分からない。全力を尽くすよ」とスミス選手。
続いて、ディフェンディング・チャンピオンのG・タルマクシ選手(アプリリア)が百分の6秒差で2位となる。「ちょっとバイブレーションがでていたが、だいぶよくなった。2番手になってよかった。明日はどんなレースになるか分からないけど、がんばるよ」とタルマクシ選手。
3番手はM・デ・メグリオ選手(デルビ)が続き、4番手に入ったのがS・レディング選手(アプリリア)。15歳のイギリス人、レディング選手は、デビュー戦で最年少でフロントローを獲得するという快挙を成し遂げた。「1回目の予選でマシンに問題があったから、2列目でもうれしかったけど、1列目を取れたなんて最高だね」とレディングはコメントしていた。
また、小山知良選手(KTM)は、21位。「マシントラブルがあったりして、厳しい開幕戦になった。とにかく、少しでもマシンをよくして、いいレースしたいです」と小山選手。
今季から初参戦している中上貴晶選手(アプリリア)は23位となっている。「ちょっとエンジントラブルがでて、昨日のタイムを更新できなかった。ここは初めてのコースで、タイムを出すのが難しかった。夜間走行は問題ないです。明日は楽しく走ってポイントをとりたい」と中上選手は語っていた。
決勝レースは、今季最初のレースとして午後8時から始まった。ホールショットを決めたのはスミス選手で、タルマクシ選手、デ・メグリオ選手、R・デ・ロサ選手(アプリリア)などが後ろから続く。
期待されたスミス選手は2周目にマシンの不調から遅れてしまう。序盤からタルマクシ選手、デ・メグリオ選手、デ・ロサ選手、J・オリーブ選手(デルビ)、D・ウェブ選手(アプリリア)、S・ガデア選手(アプリリア)の6台がトップ争いを展開。その後、レディング選手も追い付いて、戦いは7台に膨れあがる。タルマクシ選手を中心にレースは進んでいった。
トップ集団の7台は、何度も順位を入れ替えながらドッグファイトを見せていく。後半に入ると、ウェブ選手が徐々に後退。そして、トップに立っていたタルマクシ選手のマシンが突然スローダウン、大きく遅れてしまう。
さらに、16周目にデ・ロサ選手がオリーブ選手に接触して転倒。オリーブ選手も一旦遅れを取るが、トップ争いに踏みとどまる。この波乱を尻目にガデア選手はトップに浮上、すぐさま引き離しにかかった。
終盤になると、後方からS・ブラドル選手(アプリリア)が追いついて2位争いに加わり、セカンド集団は、オリーブ選手、デ・メグリオ選手、レディング選手、ブラドル選手の4台となる。
ラストスパートをかけたガデア選手は後続を抑えきると開幕優勝。
「事前テストで転倒して鎖骨を痛めていたから、すごく苦しかった。それでも、スタートからゴールまで100%がんばって走った。最高のシーズンスタートだね。少し休んで次のレースに臨むよ」とガデア選手。
2位には、アクシデント後に追い上げたオリーブ選手が入る。
「デ・ロサ選手の転倒に巻き込まれて遅れてしまった。なんとかガデア選手に追い付きたかったけど、無理だったね」とオリーブ選手。
ラストラップに入ると、3位争いはデ・メグリオ選手、レディング選手、ブラドル選手の3台の戦いとなり、最後のストレートで前に出たブラドル選手が初の3位表彰台をつかんだ。
「夢みたいで信じられない。マシンはストレートで速くてそのおかげで前に出られた。サポートしてくれたみんなに感謝している」と17歳のブラドル選手は語った。
また、タルマクシ選手は12位、スミス選手は16位でゴールしている。