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■ 2016/3/20 第1戦 カタール ドーハ
天気 気温 観客
晴れ(ナイトレース) 22度 11,737人

波乱の開幕戦をルティ選手が制す






2016シーズンも、中東カタールのドーハでオープニングラウンドを迎えた。ダンロップは、2010年からMoto2クラスのオフィシャルサプライヤーとして、全チームにタイヤを供給している。
今年は、Moto2クラスにフロントは3種類、リアは6種類のタイヤを用意し、カタールにはフロントにソフト1、ミディアム2、リアにハード3、ハード4を持ち込んだ。
予選では、昨年のカタールGPウィナー、J・フォルガー選手(KALEX)が、2014年フランスGP以来のポールポジションをつかんだ。 「今年はチームを変わったこともあるから、ポールポジションを取れてうれしいよ。コンスタントに走れているから自信はある。でも、速いライダーはいっぱいいるから勝つのは簡単じゃないよ」とフォルガー選手。
続いて、S・ロウズ選手(KALEX)、A・リンス選手(KALEX)が2、3番手と続きフロントローに並ぶ。また、ディフェンディング・チャンピオンのJ・ザルコ選手(KALEX)は4番手。
Moto2クラス5年目のシーズンを迎えた中上貴晶選手(KALEX)は9番手3列目となる。
「いまひとつタイムが伸びなかったが、3列目を確保できた。明日に向けて、マシンの改善点を相談して万全の態勢で臨みたい」と中上選手。

決勝レースは、フォルガー選手の好ダッシュで始まる。ところが、ロウズ選手、リンス選手、ザルコ選手、M・シュロッター選手(KALEX)の4人がジャンプスタートの判定を受けて、ライドスルーペナルティを課せられる。さらに、3番手につける好走を見せていた中上選手も、ジャンプスタートのペナルティを受けてしまう。
また、スタートから飛び出していたフォルガー選手が3周目にクラッシュ、戦列を離れた。
 序盤から波乱の展開となった開幕戦。レースは予選10番手からスタートしたT・ルティ選手(KALEX)と、予選5番手のF・モルビデッリ選手(KALEX)がトップ争い、S・コルシ選手(SPEED UP)とS・コルテス選手(KALEX)が3位争いを展開していく。 中盤に入ってもトップ争いは、ルティ選手とモルビデッリ選手の一騎打ち。3位争いはコルシ選手とコルテス選手に、終盤L・サロム選手(KALEX)が追いついていく。
ラストラップをトップで入ったのはモルビデッリ選手だったが、ルティ選手が1コーナーで前に出る。ルティ選手は、そのままモルビデッリ選手を抑えていくと開幕優勝を達成した。
3位争いは、コルシ選手、サロム選手、コルテス選手の戦いとなり、サロム選手が真っ先にチェッカー。コルシ選手、コルテス選手と続いた。
そして、モルビデッリ選手とコルテス選手にもジャンプスタートで20秒加算のペナルティが与えられることになり、モルビデッリ選手は7位、コルテス選手は15位に降格となってしまった。
この結果、サロム選手が2位、コルシ選手が3位となった。
また、中上選手は後方から追い上げて、14位ポイント圏内でゴールした。

●コメント

優勝 T・ルティ選手(KALEX)

「大変なレースだった、最後はモルビデッリ選手のペナルティのことは知らなかった。知っていたらもっと楽だったのに。ともかく、トップでゴールして優勝したんだから最高のシーズンスタートになったね」

2位 L・サロム選手(KALEX)
「ここ2年間ほんとうに苦しいシーズンが続いていた。母からもっと楽しんでレースすれば結果は出ると言われて、楽しむように心がけて臨んでいた。ようやく結果がでて、これから最終戦までこの調子でがんばるよ」

3位 S・コルシ選手(SPEED UP)
「多くのライダーがジャンプスタートをとられるクレージーなレースだったね。僕はずいぶんパッシングをして行ったよ。最後はサロム選手が速くて抜かれたけど、表彰台に上がれてうれしいよ」

14位 中上貴晶選手
「スタートのグリーンシグナルが、いつもより少し長く点灯していたように感じた。ペナルティのライドスルーの後もいいペースで走れていただけに、このペナルティがなければ少なくとも表彰台争いはできていたと思う。不完全燃焼の非常に悔しい開幕戦になったが、次のアルゼンチンGPでは気持ちを切り替えて臨みたい」


アントネッリ選手がゴール直前で逆転、開幕優勝を決める







Moto2クラスに続いて、2012年よりMoto3クラスのオフィシャルサプライヤーとしてタイヤを供給している。
今年は、フロントは2種類、リアは3種類のタイヤを準備している。開幕戦には、フロントにソフト&ミディアム・タイヤ、リアにソフトS1、ミディアムM1のタイヤを全チームに供給した。
予選では、イタリア人ライダーのR・フェナーティ選手(KTM)が昨年のもてぎGP以来2度目のポールポジションを獲得した。
「予選の最初、フロントに問題があって調整してもらっていた。最後はアタックしていいタイムを出せたよ。でも、レースは大集団による混戦になると思う」とフェナーティ選手。
L・ロイ選手(HONDA)が初のフロントロー2番手。B・ビンダー選手(KTM)は3番手のタイムを出したが、予選中に危険な走行があったとしてペナルティーを受けて6位に降格。F・クアタラーロ選手(KTM)が3位フロントローをつかんだ。
また、鈴木竜生選手(MAHINDRA)は25位、尾野弘樹選手(HONDA)は29位となっている。

決勝レースはフェナーティ選手のホールショットで始まる。後ろからロイ選手、ビンダー選手、E・バスティアニーニ選手(HONDA)などが続く。
序盤から激しい順位争いが展開され、ビンダー選手、フェナーティ選手、N・アントネッリ選手(HONDA)、F・バグナイア選手(MAHINDRA)、J・ナバーロ選手(HONDA)の5台がトップ集団を形成し、目まぐるしく順位を変えていく。
中盤に入るとN・アントネッリ選手(HONDA)とN・ブレガ選手(KTM)も加わり大集団のバトルとなる。
トップ争いは、最後までまったく見えない接戦が続いていく。
そして、ラストラップへはビンダー選手、フェナーティ選手、アントネッリ選手、バグナイア選手、ナバーロ選手、ブレガ選手、バスティアニーニ選手のオーダーで突入。
ビンダー選手はトップを守っていき、最終ラップを真っ先に立ち上がる。アントネッリ選手はピタリとビンダー選手の後ろについていくと、メインストレートで横に並び僅かに前で出てチェッカー。開幕優勝をつかんだ。ビンダー選手との差は僅かに0.007秒だった。
ビンダー選手は惜しくも2位、バグナイア選手が3位に入る。
ラストラップの1コーナーでアウトに少しはらんでしまったフェナーティ選手は4位に終わった。
また、尾野選手は18位、鈴木選手は28位で完走した。

●コメント

優勝 N・アントネッリ選手(HONDA)
「信じられないような気持ちだよ。残り2周のときは、5位か6位くらいだったから。ラストラップはとにかくプッシュしていったんだ。勝てて本当に最高の気分だよ。アルゼンチンのコースは大好きだから、次もがんばるよ」

2位 B・ビンダー選手(KTM)
「最後は残念だったけど、開幕戦で表彰台に上がれたからよかったよ。僅かに0.007秒差でも負けは負けだよね。でも、マシンは最後まで調子よくて、チームに感謝しているよ。シーズンは長いんだ。この調子で戦っていきたい」

3位 F・バグナイア選手(MAHINDRA)
「いいレースができた。僕にとって最高のレースのひとつだね。コーナーの立ち上がりでパワー的に少しきつかったけど、ブレーキングでカバーした。表彰台に上がれて本当にうれしいよ」

18位 尾野弘樹選手(HONDA)
「決勝レースでは、今回のウィークを通しベストタイムを出せたので、今後に向けて収穫のある内容だった。もうひとつ前の集団でレースをしたかったが、序盤にポジションを上げることができず、思っていたよりもひとつ後ろのグループになってしまった。次戦では、良いグリッドからレースに臨めるようにしたい」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 T.Luthi Garage Plus Interwetten KALEX '40.14.293 DUNLOP user
2位 L.Salom SAG Team KALEX '40.23.903 DUNLOP user
3位 S.Corsi Speed Up Racing SPEED UP '40.23.958 DUNLOP user
14位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '40.41.285 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 N.Antonelli Ongetta-Rivacold HONDA '38.12.161 DUNLOP user
2位 B.BInder Red Bull KTM Ajo KTM '38.12.168 DUNLOP user
3位 F.Bagnaia ASPAR Mahindra Team Moto3 MAHINDRA '38.12.309 DUNLOP user
18位 尾野弘樹 Honda Team Asia HONDA '38.29.528 DUNLOP user
28位 鈴木竜生 CIP-Unicom Starker MAHINDRA '38.44.973 DUNLOP user

第1戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 T.Luthi Garage Plus Interwetten KALEX 25 DUNLOP user
2位 L.Salom SAG Team KALEX 20 DUNLOP user
3位 S.Corsi Speed Up Racing SPEED UP 16 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Antonelli Ongetta-Rivacold HONDA 25 DUNLOP user
2位 B.BInder Red Bull KTM Ajo KTM 20 DUNLOP user
3位 F.Bagnaia ASPAR Mahindra Team Moto3 MAHINDRA 16 DUNLOP user