| 晴れ | 18度 | 131,563人 |
| 1位 | M.Kallio | Red Bull KTM 250 | KTM | '45.27.980 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | M.Pasini | Polaris World | Aprilia | '45.32.185 | |
| 3位 | 高橋裕紀 | JiR Team Scot250 | Honda | 45.32.195 | |
| 4位 | 青山博一 | Red Bull KTM 250 | KTM | '45.32.784 |
| 1位 | S.Corsi | Jack & Jones WRB | Aprilia | '41.46.100 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | N.Terol | Jack & Jones WRB | Aprilia | '41.49.306 | |
| 3位 | B.Smith | Polaris World | Aprilia | '41.51.086 | |
| 13位 | 小山知良 | ISPA KTM Aran | KTM | '42.20.526 | |
| 15位 | 中上貴晶 | I.C.Team | Aprilia | '42.30.615 |
開幕戦カタールから3週間後、舞台をヨーロッパに移して、第2戦スペインが開催された。場所は、毎年10万人以上の観客を集めるヘレスサーキット。レイアウトは、さまざまなコーナーが続くテクニカルなコースだ。
初日から、気温20度という温かい日差しの中で走行が開始された。
1日目は、KTMのM・カリオ選手がトップで終了していたが、2日目になると、地元のエース、A・バウティスタ選手(アプリリア)が、ポールポジションを奪った。
「予選セッションのはじめ、サスペンションのセッティングを変えたらうまくいかなかった。その後、さらに調整したら、よくなった。いいタイヤもみつかって、すごくいい走りができた。明日は全力を尽くして、いい結果をつかみたい」とバウティスタ選手。
2番手はカリオ選手。「ちょっとミスがあって、ポールを取れなかった。今日は気温が高くなって、昨日のタイムを更新するのが大変だったよ」と語った。
続いて、スペインのベテラン、A・デボン選手(アプリリア)が入ったが、予選終盤にクラッシュ。ケガはなかったが、転倒の影響が懸念されていた。フロントロー最後の一角にはT・ルティ選手(アプリリア)が入った。開幕戦のウィナー、M・パシーニ(アプリリア)は10位3列目につける。
また、青山博一選手(KTM)は、6位2列目。「今日はチェーンが切れるアクシデントがあってきつかった。セッティングは悪くないです。スタートを決めて、いいレースをしたいです」と語った。
高橋裕紀選手(ホンダ)は11位3列目。「予選セッションでは走りに集中した。最後にミスがあって、遅いマシンにひっかかったりしてタイムが伸びなかった。いいフィーリングで走れている。スタートが決まれば、トップグループについていけると思う」と高橋選手は語った。
決勝レースがスタートすると、カリオ選手がホールショット。ルティ選手、バウティスタ選手、M・シモンチェリ選手(アプリリア)、高橋選手などが続く。
2周目に入ると、バウティスタ選手がトップに立ち、シモンチェリ選手が後ろから続く。この2台が徐々に後続を離していき、カリオ選手、H・バルベラ選手(アプリリア)、J・シモン選手(KTM)、ルティ選手、高橋選手の5台がセカンドグループとなる。
レース中盤に入っても、バウティスタ選手とシモンチェリ選手はテールトゥノーズ。2位集団からはカリオ選手が徐々に抜け出して、ルティ選手、バルベラ選手、シモン選手、高橋選手は4位を争っていく。その後、カリオ選手とルティ選手が3位争い、高橋選手とバルベラ選手が5位争いとかわっていく
レース終盤に向かうと、戦いは目まぐるしく展開していく。トップの2台は接近戦を続け、その後方でカリオ選手とルティ選手が激しい3位争いを展開していたが、残り4周というところでルティ選手がハイサイド転倒。これでカリオ選手が単独3位。バルベラ選手を離した高橋選手が単独4位となった。さらに、その後方からは、青山選手、パシーニ選手などが着実に追い付いてきていた。
そして、ラストラップで大波乱が起きる。なんとシモンチェリ選手とバウティスタ選手がコーナーで接触して転倒。そのまま2台とも、コースサイドでレースを終えてしまう。
これでカリオ選手が単独トップとなり、今季初優勝を決めた。
「最終ラップで前の2台が転倒していて驚いた。ラッキーだね。決勝ではいいペースで走れなくて、3位を守ろうと思っていたんだ。」とカリオ選手。
カリオ選手の後ろからは高橋選手が続いていたが、終盤後方からパシーニ選手、青山選手が徐々に追い付いてきていた。序盤出遅れて15位から追い上げてきていたパシーニ選手は、ペースダウンしていた高橋選手に徐々に接近。ゴールライン直前で横に並ぶと、2位を勝ち取った。「スタート直後に他車にぶつかって遅れてしまった。それから追い上げていったけど、上位とは差が広がっていて無理だと思った。最終ラップに2台が転倒しているのが見えて、前の高橋選手に追い付いていたので、最後はがんばったんだ」とパシーニ選手。これでポイントテーブルでも首位を守っている。
続いて、高橋選手が3位。2006年のイギリスGP以来の表彰台となった。「2年前にケガをしてから、ようやく表彰台に戻れました。次は優勝できるようにがんばります」と高橋選手は語った。
高橋選手に僅差で、青山選手が4位でゴールしている。
1日目をトップを終えたのは、地元スペインのN・テロール選手(アプリリア)だった。そして、2日目になると、初日を3位で終えていたイギリス人、B・スミス選手が好タイムをマーク。コンマ4秒差をつけて、開幕戦に続いて2連続のポールポジションを獲得した。
「2戦連続でとれてうれしいよ。自信になるね。セッティングは難しかったが、少しずつよくなってきた。レースは長いから、1周のタイムアタックとは違うんだ。集中して走っていきたい。僕はヘレスで多くレースをしてきたから、第2の地元みたいな感じ。大観衆も素晴しいし、いいレースをしたいね」とスミス選手。
N・テロール選手は2番手、開幕戦で初の表彰台を獲得したS・ブラドル選手(アプリリア)が3位に入り、ふたりとも初のフロントローをゲット。ディフェンディング・チャンピオンのG・タルマクシ選手(アプリリア)が4位フロントローを死守している。「今日はセッティングがよくなった。明日に向けて車体をもう少し詰めれば、もっとよくなると思う。マシンは速いし、調子もいいから、明日は優勝を狙ってがんばるよ」とタルマクシ選手。
また、開幕戦の勝者、S・ガデア選手(アプリリア)はセッティングに苦しみ、12位3列目となった。
一方、中上貴晶選手(アプリリア)は、19位となっている。
「厳しいポジションからのスタートとなってしまった。でも、ヘレスはよく知っているコース。気持ちを切り替えて、いいレースをしたいです」と中上選手。
小山知良選手(KTM)は、マシンの不調から厳しい予選となった。「セッティングは決まらないし、エンジンもあまり走ってくれない。なんとか明日までにはよくしたいです。順位は厳しいが、落ち着いて順位をあげていきたい」と語った。
決勝レースは、スミス選手の好ダッシュで始まる。後ろからテロール選手、タルマクシ選手、S・コルシ選手(アプリリア)、ブラドル選手、P・ニエト選手(KTM)などが続く。2周目に入るとテロール選手がトップに立ち、コルシ選手、スミス選手、タルマクシ選手など7台がトップ集団を形成する。
ところが、4周目に入るとタルマクシ選手のマシンが突然スローダウン、リタイアしてしまう。
レース中盤に向けて、テロール選手、スミス選手、コルシ選手、ブラドル選手、ニエト選手、S・ボンセイ選手(アプリリア)の6台がトップグループとなる。
11周目、着実に順位を上げていったコルシ選手が、トップのテロール選手を捕らえてトップに浮上。テロール選手はコルシ選手にピタリとついていく。ブラドル選手、スミス選手、ニエト選手は少し離れて3位争いとなった。また、ボンセイ選手は徐々に後退していった。
レース終盤、トップのコルシ選手はテロール選手を引き離していく強さを見せると、今季初優勝を達成した。
「最高の日になった。スタートがうまくいって、中盤からトップに立ってプッシュしていった。チームメイトがついてきたから、終盤まで待ってスパートをかけた。作戦がうまくいったよ」とコルシ選手。
テロール選手は2位に入り、地元で初の表彰台をゲット。同じJack & Jones WRB の二人が1、2を独占した。「最後はコルシ選手に離されてしまったけど、今日はこれ以上は無理だった。2位でもうれしいよ」とテロール選手は語った。
3位争いは最後まで激戦となった。スミス選手、ブラドル選手、ニエト選手の三つ巴のバトルとなり、ラストラップで競り勝ったスミス選手が僅かの差で3位を奪った。「最後はミスもあって、コルシ選手、テロール選手に離されてしまった。でも、最後のバトルには勝って、表彰台に上がれてよかった」とスミス選手は笑顔で話した。
一方、小山選手は13位、中上選手は15位でポイントを獲得した。
小山選手は「スタートはうまくいったが、エンジンがうまく走らなくて厳しかった。次までにはなんとかしたい」とコメント。中上選手は「スタートで大失敗して後ろの方になった。それからいいタイムで走れなかった。でも初ポイントを取れたことはよかったです」と語っていた。
また、前戦の勝者、ガデア選手は転倒リタイアに終わっている。