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■ 2016/4/3 第2戦 アルゼンチン アウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンド
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晴れ 24度 51,535人

ザルコ選手が、王者の強さを見せて今季初優勝






第2戦は、南米アルゼンチンの北部にあるアウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンドが舞台となる。 コース・レイアウトは、約1キロのストレートを持つ、5キロ弱の高速コースだ。
ダンロップは、フロントにソフト1、ミディアム2、リアにハード4、ハード5のタイヤを用意した。
予選は、気温30度の中、ドライ・コンディションで行われた。ポール・ポジションを獲得したのは、S・ロウズ選手(KALEX)。
「カタールではジャンプ・スタートのミスがあったから、ここでポール・ポジションを取れてうれしいよ。今回はユーズド・タイヤでもいいペースで走れている。ザルコ選手も速そうだから、いいバトルができると思う」とロウズ選手。
続いて、ディフェンディング・チャンピオンのJ・ザルコ選手(KALEX)が2番手、J・フォルガー選手(KALEX)が3番手と続く。
中上貴晶選手(KALEX)は、4位2列目につける。
「フロント・ローは逃したが、初日から高いアベレージで走れているし、路面温度が変化しても安定した速いラップ・タイムを刻めている。明日は序盤からトップ・グループで争いたい。カタールの悔しさを晴らすためにも、最低でも表彰台を狙うつもりだ」と中上選手は語った。

決勝レース当日、朝から雨模様。朝のフリー走行はウェット・コンディションで行われた。
その後雨は止み、Moto2の決勝レースが行われるころには、ほぼドライ・コンディションとなっていた。
スタートが切られると、フォルガー選手がホール・ショット。そのままレースをリードしていき、後ろからロウズ選手、ザルコ選手、F・モルビデッリ選手(KALEX)が続き、この4台がトップ・グループを形成する。
ところどころ路面が濡れている難しい状況の中、4台は接近戦を展開。4周目からロウズ選手がトップに立ち、フォルガー選手、ザルコ選手、モルビデッリ選手というオーダーでレースは進んでいく。
中盤8周目に入ると、ザルコ選手がフォルガー選手を抜いて2位に浮上。さらに、13周目に入ると、ザルコ選手はメイン・ストレートでスリップ・ストリームを使ってロウズ選手をパス、トップに立つ。
その後、ザルコ選手は安定した速さで後続を抑えていくと、そのままチェッカー。王者の強さを見せて、今季初優勝を果たした。
また、2位争いはロウズ選手とモルビデッリ選手が競り合っていたが、ラスト・ラップでモルビデッリ選手がクラッシュ。ロウス選手が2位。続いてフォルガー選手が3位表彰台をつかんだ。
また、中上選手は序盤出遅れてしまい、その後追い上げたが9位でゴールしている。

●コメント

優勝 J・ザルコ選手(KALEX)

「スタート前はどうなるか分からなかったよ。トップ集団に加わっていこうとは思っていた。序盤から、トップ集団に入って様子を見ていた。自分のラインで走ったら逃げることができるかなと思ったので前に出た。最後の2周は集中してプッシュしたよ。前回はひどい結果だったから、勝ててうれしい」

2位 S・ロウズ選手(KALEX)
「大変なレースだった。トップを走っていたけど、ザルコ選手に抜かれてしまった。ミスしたくなかったから、無理はしなかった。20ポイントを取れたからよかったよ。次のアメリカは、大好きなコースだから、またいい結果を残せるようにがんばるよ」

3位 J・フォルガー選手(KALEX)
「前回ミスしてしまったから、なんとしても完走したかった。レース終盤は4番手にいて、最後にアタックしようと思っていた。そしたら目の前でモルビデッリ選手が転倒して、前と少し差がついてしまった。今年初の表彰台に上がれたからうれしいよ」

9位 中上貴晶選手
「ウェット・パッチが残る少し微妙なドライ・コンディションの中、スタート直後から序盤の5周でペースを上げられなかったことが今回の敗因だった。最後はシングル・ポジションまで追い上げたが、納得のいくレースにはならなかった。今回の内容を反省し、次戦こそ良いリザルトを得られるように全力で臨みたい」


ルーキーのパウイ選手が、マレーシア人としてGP初優勝を成し遂げる







Moto3には、フロントにソフト&ミディアム、リアにソフトS1、ミディアムM1を供給した。
予選では、B・ビンダー選手(KTM)がポール・ポジションをゲットした。
「午前中はなるべく多く走った。予選では、うまくスリップ・ストリームを使っていいタイムを出せたよ。明日は優勝を狙っていくよ」とビンダー選手。
続いて、R・フェナーティ選手(KTM)が2位、J・ナバーロ選手(HONDA)が3番手となる。
チーム・アジアのマレーシア人の17歳、K・I・パウイ選手(HONDA)は4位のタイムをマーク。金曜日の走行でペナルティを受けたため降格されたが、7位3列目からのスタートとなった。
また、尾野弘樹選手(HONDA)は11位、鈴木竜生選手(MAHINDRA)は27位につける。
「フロント周りを少し見直してフィーリングがさらに良くなり、良いアベレージで走れた。明日のウォーム・アップで最終確認をしてトップ・グループで戦いたい」と尾野選手はコメントした。

Moto3クラスは、ハーフ・ウェットという微妙なコンディションで決勝スタートとなった。ほとんどのライダーはスリック・タイヤでレースに臨んだ。
朝のウェット走行で最速タイムを出していたパウイ選手は1周目から抜群の速さでトップに立つ。2番手には唯一ウェット・タイヤを装着していたL・ロイ選手(HONDA)がつけていたが、路面が乾いていくと徐々に後退していった。
トップのパウイ選手は、着々とリードを広げると、5周目に12秒ものアドバンテージを築く。2位争いは、ナバーロ選手とマレーシア人のA・ノロディン選手(HONDA)が展開していく。4位以下はビンダー選手、A・ロカテッリ選手(KTM)、尾野選手などが競り合っていく。
中盤、雨がぱらつく場面もあったが、路面はハーフ・ウェットのままレースは続いていった。トップのパウイ選手は終盤に入ってもハイ・ペースをキープ。20秒以上の差をつけながらも、さらに差を広げていく。
最終的には、パウイ選手は26秒以上の大差をつけてチェッカー。Moto2デビュー2戦目にして、マレーシア人のGP初優勝を成し遂げた。
2位争いは、ナバーロ選手とノロディン選手が最後までバトルを展開していった。
ラストコーナー手前の13コーナーで、逆転を狙ったノロディン選手がハイサイドを起こして転倒。ナバーロ選手が2位でチェッカーを受けた。
続いて、4台による4位争いを制したビンダー選手が、繰り上がって3位表彰台をつかんた。
ノロディン選手は自力でバイクを押してゴール・ラインにたどりつき11位。マレーシア人2人の表彰台はならなかった。
また、尾野選手は最後まで4位争いの中で善戦し、6位に入る。鈴木選手は27位となっている。

●コメント

優勝 K・I・パウイ選手(HONDA)
「今日のレースは勝つことが出来て本当にうれしい。微妙なコンディションだったが、チームが素晴らしいバイクに仕上げてくれたので、レースは難しく感じなかった。序盤から良いラップ・タイムをキープして後続を引き離すことに集中した。自分をいつも支えてくれるすべての人たちと、今日の喜びを分かち合いたい」

2位 J・ナバーロ選手(HONDA)
「今日はタイヤ選択が大変だった。路面がだいぶ乾いてきていたので、スリック・タイヤを選んだ。それで最初は慎重に走っていった。このような状況に慣れていないライダーもいたから、気を付けて走っていたよ。ノロディン選手とバトルになって、彼が最後にアタックしてくることは分かっていた。そしたら彼は転倒した。彼には不運だったけど、僕たちはいい結果をつかめたよ」

3位 B・ビンダー選手(KTM)
「コンディションが難しかったけど、チームと相談してスリック・タイヤで走った。慎重にリラックスして走ることを心がけたよ。4位かと思っていたから、最後3位になってラッキーだったね。今年はずっといい感じで走れているからこの調子で戦っていくよ」

6位 尾野弘樹選手(HONDA)
「レースではスタートもまずまずで、良い集団の中でバトルをできたが、高速コーナーが少し厳しく、6位に終わったのは少し残念だ。次戦に向けて手応えをつかめたので、第3戦はさらに上を目指したい」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX '40.57.806 DUNLOP user
2位 S.Lowes Federal Oil Gresini Moto2 KALEX '40.59.153 DUNLOP user
3位 J.Folger Dynavolt Intact GP KALEX '41.00.560 DUNLOP user
9位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '41.29.209 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 K.I.Pawi Honda Team Asia HONDA '41.35.452 DUNLOP user
2位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA '42.01.622 DUNLOP user
3位 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM '42.05.512 DUNLOP user
6位 尾野弘樹 Honda Team Asia HONDA '42.06.188 DUNLOP user
27位 鈴木竜生 CIP-Unicom Starker MAHINDRA '43.14.236 DUNLOP user

第2戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 T.Luthi Garage Plus Interwetten KALEX 34 DUNLOP user
2位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 29 DUNLOP user
3位 L.Salom SAG Team KALEX 27 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 B.BInder Red Bull KTM Ajo KTM 36 DUNLOP user
2位 N.Antonelli Ongetta-Rivacold HONDA 31 DUNLOP user
3位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA 29 DUNLOP user