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CATEGORY
■ 2008/3/30 第2戦 スペイン ヘレス
天気 気温 観客
晴れ 18度 131,563人

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM '45.27.980 DUNLOP user
2位 M.Pasini Polaris World Aprilia '45.32.185 DUNLOP user
3位 高橋裕紀 JiR Team Scot250 Honda 45.32.195 DUNLOP user
4位 青山博一 Red Bull KTM 250 KTM '45.32.784 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Corsi Jack & Jones WRB Aprilia '41.46.100 DUNLOP user
2位 N.Terol Jack & Jones WRB Aprilia '41.49.306 DUNLOP user
3位 B.Smith Polaris World Aprilia '41.51.086 DUNLOP user
13位 小山知良 ISPA KTM Aran KTM '42.20.526 DUNLOP user
15位 中上貴晶 I.C.Team Aprilia '42.30.615 DUNLOP user

最終ラップで大波乱。カリオ選手が今季初優勝を飾る

開幕戦カタールから3週間後、舞台をヨーロッパに移して、第2戦スペインが開催された。場所は、毎年10万人以上の観客を集めるヘレスサーキット。レイアウトは、さまざまなコーナーが続くテクニカルなコースだ。
初日から、気温20度という温かい日差しの中で走行が開始された。
1日目は、KTMのM・カリオ選手がトップで終了していたが、2日目になると、地元のエース、A・バウティスタ選手(アプリリア)が、ポールポジションを奪った。
「予選セッションのはじめ、サスペンションのセッティングを変えたらうまくいかなかった。その後、さらに調整したら、よくなった。いいタイヤもみつかって、すごくいい走りができた。明日は全力を尽くして、いい結果をつかみたい」とバウティスタ選手。


2番手はカリオ選手。「ちょっとミスがあって、ポールを取れなかった。今日は気温が高くなって、昨日のタイムを更新するのが大変だったよ」と語った。
続いて、スペインのベテラン、A・デボン選手(アプリリア)が入ったが、予選終盤にクラッシュ。ケガはなかったが、転倒の影響が懸念されていた。フロントロー最後の一角にはT・ルティ選手(アプリリア)が入った。開幕戦のウィナー、M・パシーニ(アプリリア)は10位3列目につける。
また、青山博一選手(KTM)は、6位2列目。「今日はチェーンが切れるアクシデントがあってきつかった。セッティングは悪くないです。スタートを決めて、いいレースをしたいです」と語った。
高橋裕紀選手(ホンダ)は11位3列目。「予選セッションでは走りに集中した。最後にミスがあって、遅いマシンにひっかかったりしてタイムが伸びなかった。いいフィーリングで走れている。スタートが決まれば、トップグループについていけると思う」と高橋選手は語った。


決勝レースがスタートすると、カリオ選手がホールショット。ルティ選手、バウティスタ選手、M・シモンチェリ選手(アプリリア)、高橋選手などが続く。
2周目に入ると、バウティスタ選手がトップに立ち、シモンチェリ選手が後ろから続く。この2台が徐々に後続を離していき、カリオ選手、H・バルベラ選手(アプリリア)、J・シモン選手(KTM)、ルティ選手、高橋選手の5台がセカンドグループとなる。


レース中盤に入っても、バウティスタ選手とシモンチェリ選手はテールトゥノーズ。2位集団からはカリオ選手が徐々に抜け出して、ルティ選手、バルベラ選手、シモン選手、高橋選手は4位を争っていく。その後、カリオ選手とルティ選手が3位争い、高橋選手とバルベラ選手が5位争いとかわっていく
レース終盤に向かうと、戦いは目まぐるしく展開していく。トップの2台は接近戦を続け、その後方でカリオ選手とルティ選手が激しい3位争いを展開していたが、残り4周というところでルティ選手がハイサイド転倒。これでカリオ選手が単独3位。バルベラ選手を離した高橋選手が単独4位となった。さらに、その後方からは、青山選手、パシーニ選手などが着実に追い付いてきていた。
そして、ラストラップで大波乱が起きる。なんとシモンチェリ選手とバウティスタ選手がコーナーで接触して転倒。そのまま2台とも、コースサイドでレースを終えてしまう。
これでカリオ選手が単独トップとなり、今季初優勝を決めた。
「最終ラップで前の2台が転倒していて驚いた。ラッキーだね。決勝ではいいペースで走れなくて、3位を守ろうと思っていたんだ。」とカリオ選手。


カリオ選手の後ろからは高橋選手が続いていたが、終盤後方からパシーニ選手、青山選手が徐々に追い付いてきていた。序盤出遅れて15位から追い上げてきていたパシーニ選手は、ペースダウンしていた高橋選手に徐々に接近。ゴールライン直前で横に並ぶと、2位を勝ち取った。「スタート直後に他車にぶつかって遅れてしまった。それから追い上げていったけど、上位とは差が広がっていて無理だと思った。最終ラップに2台が転倒しているのが見えて、前の高橋選手に追い付いていたので、最後はがんばったんだ」とパシーニ選手。これでポイントテーブルでも首位を守っている。
続いて、高橋選手が3位。2006年のイギリスGP以来の表彰台となった。「2年前にケガをしてから、ようやく表彰台に戻れました。次は優勝できるようにがんばります」と高橋選手は語った。
高橋選手に僅差で、青山選手が4位でゴールしている。


「スタートで出遅れて、その後他のライダーと接触があって、追い上げるのは大変だった。最後はもう少しで表彰台だったから悔しいレースだったけど、ペースは悪くなかった。次はもっといい結果を残したい」と青山選手は語っていた。
一方、トップを走りながら転倒したバウティスタ選手は、「コーナーでいきなりエンジンが失速して、シモンチェリ選手とぶつかってしまった。すごく残念だよ」と肩を落としていた。


コルシ選手が混戦を制す

1日目をトップを終えたのは、地元スペインのN・テロール選手(アプリリア)だった。そして、2日目になると、初日を3位で終えていたイギリス人、B・スミス選手が好タイムをマーク。コンマ4秒差をつけて、開幕戦に続いて2連続のポールポジションを獲得した。
「2戦連続でとれてうれしいよ。自信になるね。セッティングは難しかったが、少しずつよくなってきた。レースは長いから、1周のタイムアタックとは違うんだ。集中して走っていきたい。僕はヘレスで多くレースをしてきたから、第2の地元みたいな感じ。大観衆も素晴しいし、いいレースをしたいね」とスミス選手。


N・テロール選手は2番手、開幕戦で初の表彰台を獲得したS・ブラドル選手(アプリリア)が3位に入り、ふたりとも初のフロントローをゲット。ディフェンディング・チャンピオンのG・タルマクシ選手(アプリリア)が4位フロントローを死守している。「今日はセッティングがよくなった。明日に向けて車体をもう少し詰めれば、もっとよくなると思う。マシンは速いし、調子もいいから、明日は優勝を狙ってがんばるよ」とタルマクシ選手。
また、開幕戦の勝者、S・ガデア選手(アプリリア)はセッティングに苦しみ、12位3列目となった。


一方、中上貴晶選手(アプリリア)は、19位となっている。
「厳しいポジションからのスタートとなってしまった。でも、ヘレスはよく知っているコース。気持ちを切り替えて、いいレースをしたいです」と中上選手。
小山知良選手(KTM)は、マシンの不調から厳しい予選となった。「セッティングは決まらないし、エンジンもあまり走ってくれない。なんとか明日までにはよくしたいです。順位は厳しいが、落ち着いて順位をあげていきたい」と語った。


決勝レースは、スミス選手の好ダッシュで始まる。後ろからテロール選手、タルマクシ選手、S・コルシ選手(アプリリア)、ブラドル選手、P・ニエト選手(KTM)などが続く。2周目に入るとテロール選手がトップに立ち、コルシ選手、スミス選手、タルマクシ選手など7台がトップ集団を形成する。
ところが、4周目に入るとタルマクシ選手のマシンが突然スローダウン、リタイアしてしまう。
レース中盤に向けて、テロール選手、スミス選手、コルシ選手、ブラドル選手、ニエト選手、S・ボンセイ選手(アプリリア)の6台がトップグループとなる。
11周目、着実に順位を上げていったコルシ選手が、トップのテロール選手を捕らえてトップに浮上。テロール選手はコルシ選手にピタリとついていく。ブラドル選手、スミス選手、ニエト選手は少し離れて3位争いとなった。また、ボンセイ選手は徐々に後退していった。


レース終盤、トップのコルシ選手はテロール選手を引き離していく強さを見せると、今季初優勝を達成した。
「最高の日になった。スタートがうまくいって、中盤からトップに立ってプッシュしていった。チームメイトがついてきたから、終盤まで待ってスパートをかけた。作戦がうまくいったよ」とコルシ選手。
テロール選手は2位に入り、地元で初の表彰台をゲット。同じJack & Jones WRB の二人が1、2を独占した。「最後はコルシ選手に離されてしまったけど、今日はこれ以上は無理だった。2位でもうれしいよ」とテロール選手は語った。


3位争いは最後まで激戦となった。スミス選手、ブラドル選手、ニエト選手の三つ巴のバトルとなり、ラストラップで競り勝ったスミス選手が僅かの差で3位を奪った。「最後はミスもあって、コルシ選手、テロール選手に離されてしまった。でも、最後のバトルには勝って、表彰台に上がれてよかった」とスミス選手は笑顔で話した。
一方、小山選手は13位、中上選手は15位でポイントを獲得した。
小山選手は「スタートはうまくいったが、エンジンがうまく走らなくて厳しかった。次までにはなんとかしたい」とコメント。中上選手は「スタートで大失敗して後ろの方になった。それからいいタイムで走れなかった。でも初ポイントを取れたことはよかったです」と語っていた。
また、前戦の勝者、ガデア選手は転倒リタイアに終わっている。