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■ 2017/5/7 第4戦 スペイン へレス
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晴れ 27度 68,731人

マルケス選手が、地元でMoto2クラス初優勝を達成







MotoGPは、第4戦でヨーロッパ・ラウンド初戦を迎えた。開催地はレースのメッカ、スペイン南部にあるへレス。熱狂的な大観衆が集まるサーキットだ。コースは約4.4キロのテクニカルコース。
ダンロップは、フロントはいつもミディアム2だが、リアにはスーパーソフト、ソフト1という柔らかいタイヤを供給した。
ドライ・コンディションで行われた予選では、A・マルケス選手(KALEX)が、コースの最速タイムを更新してMoto2クラスで初のポール・ポジションを獲得した。
「Moto2クラスで初めてのポール・ポジションを地元で獲得することができて、とてもうれしい。でも、一番重要なのは明日の決勝レースなので、気持ちを引き締めます。決勝に向けて準備は整っているので、明日はいいレースができると思う」とマルケス選手。
続いて、目下3連勝中のF・モルビデッリ選手(KALEX)が2位、D・アーゲター選手(SUTER)が3番手に並ぶ。
また、中上貴晶選手(KALEX)は8位3列目。
「マシンをウインター・テストの状態に戻して今日のセッションに挑んだ。しかし、望んでいたようなタイムは出なかった。でも、いいペースで走れているので、表彰台争いに加われると思う」と中上選手。
長島哲太選手(KALEX)は24位につけた。
「予選セッション序盤に、今週のベストを出すことができた。後半はなかなかクリア・ラップが取れず、それが焦りにもつながり、何度も転びそうになった。明日のウォーム・アップでマシンをよくして、決勝に臨みたい」と長島選手。

決勝当日も朝から晴天となった。
スタートが切られると、マルケス選手が好スタート。モルビデッリ選手、X・ヴィアージ選手(TECH3)、アーゲター選手、M・オリヴィエーラ選手(KTM)などが続く。
まずはマルケス選手とモルビデッリ選手の2台が後続に約1秒の差をつけてレースをリードする。
3位以下は、アーゲター選手、ヴィアージ選手、M・パシーニ選手(KALEX)、バグナイア選手(KALEX)、中上選手などが続く。
ところが3周目、中上選手はS・コルシ選手(SPEED UP)の転倒に巻き込まれ、ヴィアージ選手と共に転倒してしまう。
マルケス選手とモルビデッリ選手は後続を離して1、2体制。3位以下にバグナイア選手、パシーニ選手、アーゲター選手が続く。
8周目になるとモルビデッリ選手がトップに浮上し、マルケス選手が2位となる。
ところが9周目にトップのモルビデッリ選手が転倒。これでマルケス選手がトップに上がり、バグナイア選手とパシーニ選手が2位争いとなる。
レース後半に入ると、マルケス選手は約5秒の差をつけて独走態勢。パシーニ選手とバグナイア選手が2位を争いを繰り広げ、終盤オリヴィエーラ選手も加わり、3台の戦いとなる。
マルケス選手はそのまま大量リードを守ってトップでチェッカー。2位にはMoto2ルーキーのバグナイア選手。
3位争いには、終盤パシーニ選手を抜いたオリヴィエーラ選手が入った。
また、長島選手は15位に入り、初ポイントを獲得。中上選手は転倒後に再スタートして21位で完走した。

●コメント

優勝 A・マルケス選手(KALEX)
「ホーム・グランプリで優勝できるなんて思ってもいなかった。今日は母の日なので、母にこの勝利を捧げます。初優勝まで3年かかったけど、ヘレスで優勝するという夢を実現できた。今日は暑くて難しいレースだったが、モルビデッリ選手の転倒を見たときに、同じようなミスをしないように集中した。後ろのライダーとの差を確認しながら最後まで走った。チームのスタッフとこれまで応援してくれたすべての人に感謝したいです」

2位 F・バグナイア選手(KALEX)
「厳しいレースだったが、すばらしい日になった。とにかく、ペースをキープするのが難しく、苦労した。レース中盤には11コーナーでミスをしたが、なんとかフィニッシュできた。今大会は僕にとってMoto2クラスで4戦目だけど、表彰台を獲得できて夢のような気分です。アメリカ戦のあと、マシンの状態がすごくよくなった」

3位 M・オリヴィエーラ選手(KTM)
「スタートで失敗したけど、なんとか追い上げて、表彰台に立つことができて、とてもうれしい。序盤の遅れをなんとか取り戻せた。昨年11月にヘレスでテストをしたときには、表彰台に立てるなんて思っていなかった。あれから半年の間にすごくよくなってきた。これで2回目の表彰台獲得。初勝利に向けてがんばります」

15位 長島哲太選手(KALEX)
「ウォームアップでいい乗り方を見つけて、アベレージが安定するようになった。それでも、序盤になかなかペースを上げられず思ったほどポジションを上げられなかった。その後、13番手争いまで追い上げたが、終盤、シャリン選手とカルダス選手とバトルになり、カルダス選手の強引な走りでシャリン選手を抜くチャンスを失い、カルダス選手にも抜かれてしまった。しかし、目標だったポイントを獲得できたのはよかった。次戦のフランスではさらに上位を目指します」

21位 中上貴晶選手(KALEX)
「とても残念な結果でした。コルシ選手にぶつけられて転倒してしまった。コルシ選手はいつもそうですが、なにをしたいのかよく分からない走りをする。もう少し頭を使って走ってほしいと思います。今日はウォーム・アップでいい状態になり、スタートもよく十分に表彰台争いができると思っていた。それだけに悔しい。ただ、次戦のフランスから巻き返したいです」


地元のカネット選手が初優勝を決める







Moto3クラスにも、ソフトめのタイヤを選択。フロントにソフトS、ミディアムM、リアにソフトS1、ミディアムM1を供給した。
予選では、J・マルティン選手(HONDA)が開幕戦カタール以来のポール・ポジションを獲得した。
「今年になって2度目のポール・ポジションをとれてうれしい。今日は、ハード・タイヤでいいペースで走れた。マシンの状態は完ぺきです。いいレースをする自信があります」とマルティン選手。
続いて、A・カネット選手(HONDA)が2位、前戦のウィナーR・フェナーティ選手(HONDA)が3位フロント・ローに並ぶ。
鈴木竜生選手(HONDA)は、自己最高の7位。
「自己ベストを更新できてうれしい。さらにタイムを更新しようと欲を出しすぎて、最後は転んでしまった。リヤ・タイヤにハード側の選択となるミディアムで走るとタイムを出せるので、決勝に向けていい状況だと思う」と鈴木選手。
佐々木歩夢選手(HONDA)15位。鳥羽海渡選手(HONDA)28位となっている。
佐々木選手は「セッション序盤は順調にタイムを出せたが、終盤は、ミスをしてタイムを更新できなかった。ペースは悪くないので追い上げのレースができると思う」とコメント。
鳥羽選手は「うまくタイムを出すタイミングを逃してしまい、28位に終わった。決勝レースは後方からのスタートになるが、マシンの状態はよく、ペースは悪くないので、明日はポイント獲得を目標にがんばります」と話した

決勝が始まると、マルティン選手がホール・ショット。後ろからフェナーティ選手、カネット選手、J・ミル選手(HONDA)などが続く。
序盤からフェナーティ選手、マルティン選手、M・ラミレス選手(KTM)、D・ビンダー選手(KTM)、ミル選手を中心に激しい競り合いを展開。上位12台が僅差で続く。
レース中盤に向けて、フェナーティ選手、ラミレス選手、ビンダー選手がトップを入れ替えていくが、トップ集団は12台が密着したまま周回を重ねる。
11周目、2位につけていたビンダー選手がクラッシュして後退。
後半に入に入ると、ラミレス選手、ミル選手、フェナーティ選手、カネット選手など8台の戦いとなる。
ラミレス選手、フェナーティ選手を中心にトップ争いは展開される。
残り3周になると、カネット選手、ラミレス選手、フェナーティ選手、ミル選手に絞られる。
ラストラップ、ミル選手が前に出るがコーナーで振られると後退。最終コーナーで前に出たカネット選手が地元で初優勝を決めた。
フェナーティ選手は僅差の2位。ミル選手は3位表彰台をゲットした。
また、佐々木選手は15位で初ポイントを獲得。鳥羽選手は17位。
鈴木選手は、1周目に他者と接触して転倒してしまった。

●コメント

優勝 J・カネット選手(HONDA)
「母の日に優勝できたので、最高のプレゼントになった。今日はとても難しいレースでした。すごいバトルで、抜いてもすぐに抜き返された。こういう状況のレースで前に出るのは簡単ではないが、ヘレスは得意なので、ブレーキングで前に出るのはそれほど難しくなかった。最終ラップの最終コーナーの戦いになることは分かっていたし、作戦通り最後のブレーキングで前に出ることができた」

2位 R・フェナーティ選手(HONDA)
「今日は厳しいレースだった。すごい抜き合いだったし、目まぐるしくポジションが入れ替わった。1周がとても長く感じた。優勝はできなかったけど、とても楽しかったし、チャンピオンシップでも2位に上がった。次のル・マンがとても楽しみ。次も表彰台に立てるようにがんばります」

3位 J・ミル選手(HONDA)
「3位という結果に満足しているが、悔しいレースだった。今日はいい位置でレースを戦えていたし、最終ラップのコース終盤では後続を引き離そうとしていたが、フェナティ選手に抜かれてしまった。最終コーナーでハード・ブレーキングで彼を抜いたが、さらにイン側にカネット選手がいるのに気づかなかった。バック・ミラーがあればよかった。3位でフィニッシュできたことで多くのポイントを獲得し、首位をキープできたからよかった」

15位 佐々木歩夢選手(HONDA)
「気温も路面温度も上がったことで、苦しい戦いになった。タイトなコーナーでの走りが難しくて遅れをとってしまった。それでも前半は、高速コーナーで取り戻していたが、後半は厳しい走りになり、15位でフィニッシュするのがやっとだった。望んでいた結果ではなかったが、ポイントをとれたことはよかった」

17位 鳥羽海渡選手(HONDA)
「決勝に向けてマシンの状態はよく、とても気持ちよく走れるようになっていた。グリッドが悪かったことで、序盤、なかなか前に出られず、それが最後まで影響した。アメリカ、そしてスペイン戦と、予選での失敗が決勝で力を発揮できない原因になった。この課題を克服して、次のフランス戦に挑みたいです」

リタイア 鈴木竜生選手(HONDA)
「7番グリッドからいいスタートが切れたが、オープニング・ラップの6コーナーでアントネッリ選手にぶつけられて転んでしまった。再スタートを切ったが、転倒したときにエンジンにもダメージがあり、ピットに戻ってリタイアした。すごく残念です。これで2戦連続のリタイア。運のないレースが続いているけど、次のフランスではうっぷんを晴らしたいです」



順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Marquez EG 0,0 Marc VDS KALEX '43.24.350 DUNLOP user
2位 F.Bagnaia SKY Racing Team VR46 KALEX '43.27.792 DUNLOP user
3位 M.Oliveira Red Bull KTM Ajo KTM '43.29.308 DUNLOP user
15位 長島哲太 Teluru SAG Team KALEX '43.50.439 DUNLOP user
21位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '44.07.632 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Canet Estrella Galicia 0,0 HONDA '41.25.706 DUNLOP user
2位 R.Fenati Marinelli Rivacold Snipers HONDA '41.25.737 DUNLOP user
3位 J.Mir Leopard Racing HONDA '41.25.861 DUNLOP user
15位 佐々木歩夢 SIC Racing Team HONDA '41.39.768 DUNLOP user
17位 鳥羽海渡 HONDA Team Asia HONDA '41.46.405 DUNLOP user

第4戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 F.Morbidelli EG 0,0 Marc VDS KALEX 75 DUNLOP user
2位 T.Luthi CarXpert Interwetten KALEX 64 DUNLOP user
3位 M.Oliveira RedBull KTM Ajo KTM 59 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Mir Leopard Racing HONDA 74 DUNLOP user
2位 R.Fenati Marinelli Rivacold Snipers HONDA 65 DUNLOP user
3位 J.Martin Del Conca Gresini Moto3 HONDA 59 DUNLOP user