FIMロードレース世界選手権
250CC
125CC
全日本ロードレース選手権
JSB1000
GP250
GP125
ST600
全日本モトクロス選手権
IR1
IR2
全日本トライアル選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
英国スーパーバイク選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2009/5/17 第4戦 フランス ル・マン
天気 気温 観客
雨、曇り 15度 75,903人

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Simoncelli Metis Gilera Gilera '49.07.591 DUNLOP user
2位 H.Faubel Valencia CF-Honda SAG Honda '49.25.719 DUNLOP user
3位 R.Locatelli Metis Gilera Gilera '49.29.233 DUNLOP user
8位 青山博一 Scot Racing Team 250cc Honda '50.30.473 DUNLOP user
リタイア 富沢祥也 CIP Moto-GP250 Honda '2.33.974 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Simon Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia '47.08.273 DUNLOP user
2位 J.Folger Ongetta Team I.S.P.A. Aprilia '47.35.357 DUNLOP user
3位 S.Gadea Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia '47.39.189 DUNLOP user
5位 中上貴晶 Ongetta Team I.S.P.A. Aprilia '48.17.508 DUNLOP user
リタイア 小山知良 Loncin Racing Loncin '20.14.480 DUNLOP user

第4戦終了時点

250CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 A.Bautista Mapfre Aspar Team Aprilia 67 DUNLOP user
2位 青山博一 Scot Racing Team 250cc Honda 66 DUNLOP user
3位 H.Barbera Pepe World Team Aprilia 48 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Simon Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 55 DUNLOP user
2位 B.Smith Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 49.5 DUNLOP user
3位 A.Iannone Ongetta Team I.S.P.A. Aprilia 46.5 DUNLOP user

ウェットレースで、シモンチェリ選手が今季初優勝

4輪の24時間レースで有名なル・マンで迎えた第4戦。初日から雨が降ったり止んだりの悪天候に悩まされる。2日目は午前中で雨は止み、午後の予選はドライ・コンディションで行なわれた。


ポールポジションを獲得したのは、A・バウティスタ選手(アプリリア)で今季2度目の獲得となる。
「ちょっとフロントフォークに問題があるけど、明日までには解決できると思う。ここは、天気が安定しないから、明日はどうかな?
とにかく優勝を目指してがんばるよ」とバウティスタ選手。


続いて、ディフェンディング・チャンピオンのM・シモンチェリ選手(ジレラ)が2位。「フロントのセッティングに問題があるけど、明日までには直すよ。明日はいいレースしたいね」とシモンチェリ選手はコメント。
目下首位に立つ青山博一選手(ホンダ)が3位。「調子はいいです。コンスタントに走れています。コンディションが僕らに味方してくれるといいですね」と青山選手は語った。続いてT・ルティ選手(アプリリア)が今季初のフロントローをつかんだ。
また、富沢祥也選手(ホンダ)は17位となっている。「初めてのコースだったので慣れるのが大変だった。面白いコースですね。明日は完走してポイントを取りたいです」と富沢選手は語った。


決勝当日、朝のウォームアップはドライコンディションで行なわれたが、その後雨が降り始める。決勝レースは、ウェットコンディションの中で始まった。
スタートよく飛び出したのはシモンチェリ選手と、青山選手だったが、青山選手は少しコースを外れると順位を下げる。シモンチェリ選手が1周目からレースをリードしはじめ、すぐに後続を引き離していく。
序盤、2位以下にはT・ルティ選手(アプリリア)、H・ファウベル選手(ホンダ)、M・パシーニ選手(アプリリア)、青山選手、A・デボン選手(アプリリア)などが続く。
トップのシモンチェリ選手は4周目には6秒以上のリードを奪って、はやくも独走体制を築く。
2位争いはルティ選手、ファウベル選手、パシーニ選手が演じていたが、パシーニ選手が転倒。後方からデボン選手が追い付いて、ルティ選手、ファウベル選手、デボン選手の戦いとなる。青山選手はペースが上がらす7位につける。バウティスタ選手も序盤は10位につけていた。


レース中盤になると、ルティ選手が単独2位となり、デボン選手とファウベル選手が3位争いを展開。その後方からは34歳のベテランのR・ロカテリ選手(ジレラ)が続く。
後半に入ると、デボン選手が追い上げて2位のルティ選手を猛追。デボン選手は転倒すると、ルティ選手を巻き込んで2台とも転倒してしまった。これでファウベル選手が2位、ロカテリ選手が3位に上がる。
後続車の転倒により、シモンチェリ選手のリードは約20秒になり、そのまま今季初優勝を決めた。
「今シーズンはじめは、ケガしたり、2レース0ポイントだったし大変だった。やっと勝ててうれしい。今日は路面が滑りやすくて大変だったよ。」とシモンチェリ選手。
続いて、ファウベル選手は250クラス初の表彰台2位をゲットした。「大変なコンディションだった。とにかくうれしい。今後もいい結果を続けたいです」とファウベル選手。
ロカテリ選手は3年ぶりの3位表彰台をつかんだ。「ドライだったら表彰台は難しかっただろう。最後はミスしないように心がけたよ」とロカテリ選手は語った。
また、バウティスタ選手は4位でゴール。青山選手は8位に終ったため、バウティスタ選手が逆転して1点差の首位に立つことになった。


青山選手は「決勝では、いいフィーリングで走れず、ペースが上がらなかった。転倒せずにゴールを目指すのが精一杯でした」と語った。
一方、富沢選手は2周目に転倒リタイアしている。「1周目にいい位置につけて、攻めていったらハイサイドしてしまった」富沢選手は首を痛めたが、幸い大事には至らなかった。


悪路の中で、シモン選手が独走優勝を決める

125クラスの予選は、ハーフウェットではじまり、予選終盤に向けて路面が乾いていくという難しいコンディションで行なわれた。
終盤には、激しいタイムアタック競争が繰り広げられ、スペインの16歳、M・マルケス選手(KTM)が、歴代2位の最年少ポールポジションを獲得した。
「初のポールが取れて、本当にうれしい。コンディションは難しかったけど、最終ラップでリスクを犯してアタックしたよ。明日はスタートを決めていきたい。ウェットのセッティングはいいけど、ドライはもう少し修正したいんだ」とマルケス選手は語った。


続いて、S・レディング選手(アプリリア)、N・テロール選手(アプリリア)、D・アーゲター選手(デルビ)がフロントローに並んだ。
また、首位のA・イアンノネ選手(アプリリア)は予選中に転倒してしまい、23位に沈んでいる。
一方、小山知良選手(ロンシン)は9位と大健闘。「路面が乾き始めて、はやめにスリックタイヤに替えたのがよかった。コンスタントにいい走りができている」と小山選手。中上貴晶選手(アプリリア)は予選序盤はウェットコンディションで好調な走りを見せていたが、ハイサイド転倒。このため結局33位に沈んでしまった。


125クラスの決勝レースはウェットコンディションではじまった。スタートよく飛び出したのはN・テロール選手(アプリリア)で、シモン選手、マルケス選手、B・スミス選手(アプリリア)、J・オリーブ選手(デルビ)などが続く。
まずはテロール選手が飛び出すが、3周目に転倒。代わってトップに上がったのはシモン選手で、この時点で2位以下に8秒近くのリードを奪っていた。2位を争っていたのはオリーブ選手と、マルケス選手だったが、この2台が6周目に接触して転倒。2位にはスミス選手が浮上する。


しかし、後方からS・ブラドル選手(アプリリア)、J・ファルガー選手(アプリリア)、レディング選手や小山選手も追い付いて大混戦となっていく。
中盤ころから雨が止み、路面は徐々に乾いていく難しいコンディションとなり、多くのライダーが転倒する波乱の展開となる。小山選手も、中盤2位を争う集団に加わっていたが、11周目にスリップダウンしてしまった。


中盤に入っても、トップはシモン選手が独走を続ける。2位争いからは、15歳のルーキー、フォルガー選手が上がり、スミス選手とガデア選手が3位を争い始める。
レース終盤に入ると、シモン選手は後続に30秒近い大差をつけると今季初優勝。
2位にドイツの新鋭、フォルガー選手が入る。3位争いは、終盤ガデア選手が前にでて表彰台を奪った。
また、首位のイアンノネ選手は1周目に転倒したが、再スタート後に追い上げて7位でゴール。この結果、シモン選手が首位に浮上している。


一方、中上選手は厳しいサバイバルレースで健闘して、自己最高の5位入賞を果たした。「ウェットは自信があったが、レース前は不安だった。とにかく自分を信じて前だけを見て走っていった。この結果は、本当にうれしいです」と中上選手。
また、リタイアした小山選手は「難しいレースだったが、チャンスだったので攻めていったら転倒してしまった。序盤の走りでアピールはできたと思う」と語っていた。 終ってみれば、17台が転倒リタイアするという、荒れたレースだった。