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■ 2016/4/24 第4戦 スペイン へレス
天気 気温 観客
晴れ 22度 63,350人

ロウズ選手が今季初優勝を決める







第4戦はヨーロッパに戻り、スペイン南部のへレスで行われた。約4.4キロで中低速コーナーの多いテクニカル・コースで、毎年混戦が展開されている。
へレスでは事前にタイヤ・テストが行われ、データに基づいてフロントにソフト1、ミディアム2、リアにS1、ミディアムMS0が用意された。
予選はドライ・コンディションで行われ、S・ロウズ選手(KALEX)が今季2度目のポール・ポジションを獲得した。
「冬のテスト・データを基に、今週はいいベースのセット・アップからスタートできた。また、今週はあまり暑くないので、テストの時とかなり似たフィーリングだ。そのため感触はよくリラックスして走れている。明日はいいレースをしてトップ争いをしたい」とロウズ選手。
続いて、J・フォルガー選手(KALEX)が2位、S・コルテス選手(KALEX)が3位に続く。
また、中上貴晶選手(KALEX)は、フリー・プラクティス3回目に転倒し、調子が上がらず12位4列目となった。
「午前中のフリー走行で転倒してからリズムが狂ってしまった。路面コンディションが変わったせいか、ブレーキングからコーナーの入口で思いきり攻めることができなかった。12番手というポジションにはがっかりしているが、トップとのタイム差がないので、気持ちを切り替えて決勝に挑みます」

決勝は、フォルガー選手のホール・ショットで始まる。後ろからロウズ選手、F・モルビデッリ選手(KALEX)、S・コルシ選手(SPEED UP)、A・リンス選手(KALEX)などが続く。
コルシ選手は2周目に転倒してしまう。
まずは、ロウズ選手、フォルガー選手、リンス選手、モルビデッリ選手の4台がトップ・グループを形成。2周目からロウズ選手がトップに立ちレースをリードしていく。
中盤に向けて、モルビデッリ選手が遅れ始め、さらに、リンス選手も遅れると、ロウズ選手、フォルガー選手の戦いになっていく。
ロウズ選手はハイ・ペースでトップをキープしていくと、フォルガー選手に約1秒の差をつける。
リンス選手は単独3位を走っていく。
レース終盤に入ると、トップのロウズ選手は2秒以上のアドバンテージを築く。
ロウズ選手は、そのままトップを守り切り今季初優勝を飾った。続いてフォルガー選手が2位、地元スペインのリンス選手が3位となった。
また、中上選手は4列目から粘り強く追い上げていくと7位に入っている。

●コメント

優勝 S・ロウズ選手(KALEX)
「フォルガー選手が速いことは分かっていたし、リンス選手も強いので、厳しいレースになると思っていた。路面コンディションはレース・ウイーク中に何度も変わった。今日も気温が高くなり、路面コンディションにも大きな変化があった。今年は3戦を終えて2位を2度獲得していたので、今回は自信があった。勝てて本当にうれしいです。次のル・マンと残りのシーズンが楽しみです」

2位 J・フォルガー選手(KALEX)
「ロウズ選手のペースについていくのは大変だった。今日は彼の方が速かった。できる限りついていこうとがんばった。後ろにいるリンス選手に対しては、リードを広げようとプッシュした。2位になれてとてもうれしいです。チームはいい仕事をしてくれました。20ポイントを獲得できてよかったです」

3位 A・リンス選手(KALEX)
「序盤は一生懸命プッシュして、モルビデッリ選手との間に差をつけようとがんばった。厳しいレースだったが、最後まで3番手をキープできた。僕をここまで強くしてくれたライバルのザルコ選手にお礼を言いたい。僕の応援に来てくれたみんなにもお礼を言いたいです」

7位 中上貴晶選手
「ウイーク中で最も暑いコンディションになった。路面温度が上がったせいで、中盤あたりまで探り探りの走りになり、ペースを上げらなかった。7位という結果には満足していない。残念な結果ですが、これからのことを考えればいいデータを得るレースになった。今週はバルセロナで1日テストを予定しているので、土曜日に使ったニュー・サスペンションのテストをしっかり行いたい」


南アフリカのビンダー選手が、最後尾から初優勝を飾る







Moto3クラスには、フロントにソフト&ミディアム、リアにソフトS1、ミディアムM1を供給した。
予選では、16歳のイタリアン・ルーキー、N・ブレガ選手(KTM)が初のポール・ポジションを獲得する。
「ポール・ポジションをとれたなんて、本当にうれしい。少しチャタリングが出ているが、明日までに解決してレースに臨みたい」とブレガ選手は語った。
続いて、B・ビンダー選(KTM)2位、J・ナバーロ選手(HONDA)3位と続く。
しかし、ビンダー選手はマシンに規定違反があり、最高尾スタートとなってしまう。代わって、F・バグナイア選手が3位フロントローに並んだ。
また、尾野弘樹選手(HONDA)は18位、鈴木竜生選手(MAHINDRA)は20位となっている。
尾野選手は「ケガをしている右足の動きが悪く、右コーナーでタイム・ロスしているので、できるかぎりのことはしたかなと思う。明日は中団からのスタートになるが、ひとつでも上を目指してがんばります」とコメントした。

決勝レースが始まると、バグナイア選手がホール・ショット。ブレガ選手、ナバーロ選手などが続く。
序盤からナバーロ選手、バグナイア選手、ブレガ選手が4位以下を離してトップ争いを展開していく。
一方、最高尾スタートしたビンダー選手は、目覚ましい追い上げを披露。8周目には4位集団の先頭に立ち、約4秒先を行くトップ3台を追いかけ始める。
中盤に入っても、ナバーロ選手、バグナイア選手、ブレガ選手が順位を入れ替えながらトップ争いを続けていく。4位のビンダー選手は猛追し、残り10周でトップ3台に追いつく。
さらに、ビンダー選手は着実に順位を上げていくと、18周目についにトップに浮 上。後ろからバグナイア選手、ナバーロ選手、ブレガ選手と続く。
トップに立ったビンダー選手は、すぐに差を広げると残り3周で約2秒の差をつける。
ビンダー選手はそのまま初優勝を達成。南アフリカ人としては1981年以来の優勝となった。
2位争いは、ブレガ選手、バグナイア選手、ナバーロ選手がドッグ・ファイトを繰り広る。ラストラップの最終コーナーでブレガ選手が前に出て、初の2位表彰台をゲット。バグナイア選手が3位となった。
また、鈴木選手は今季初の15位ポイント圏内でゴール。尾野選手は転倒リタイアした。

●コメント

優勝 B・ビンダー選手(KTM)
「最後尾からのスタートになってしまって、ナーバスになった。でも、昨日までの走行で、自分が一番いいペースで走れると分かっていた。だから、スタッフには最後尾から勝てると言っていたんだ。でも、レースでは何が起きるか分からないから。本当に大変だった。特に最初の5周、追い上げるのはタフだった。とにかくチームやサポートしてくれるみんなのおかげで勝てた。チームにとっても、母国南アフリカにとっても最高の日になったよ」

2位 N・ブレガ選手(KTM)
「ナバーロ選手は強くて、大変だった。ラスト・コーナーは特に作戦はなくて、プッシュしただけ。表彰台に上がれたなんて、信じられない。チームのみんなに感謝しています」

3位 F・バグナイア選手(MAHINDRA)
「最後のバトルは大変だった。今週はずっといいペースで入れていて、マシンの状態がよくなっている。トップ・スピードも上がってきた。もう少し加速をよくしたいと思っている。表彰台に上がれたことは本当にうれしいよ」

15位 鈴木竜生選手(MAHINDRA)
「予選がよくなかったので、厳しいレースになると分かっていた。レースでは、かなりバトルができて、初めてポイントが獲得できたのはうれしいです。でも、まだまだだと思ったいる。この流れに乗って、次のル・マンでもがんばりたいです」

リタイア 尾野弘樹選手(HONDA)
「3周目の6コーナーで前を走る選手が転倒。そのマシンに接触し、さらに、後ろからぶつけられて転倒してしまった。そのときにマシンの下敷きになり、足と肩を痛めましたが、骨折がなかったのでよかったです。次のフランスGPではしっかり結果を残したいです」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Lowes Federal Oil Gresini Moto2 KALEX '44.58.624 DUNLOP user
2位 J.Folger Dynavolt Intact GP KALEX '45.01.104 DUNLOP user
3位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX '45.06.737 DUNLOP user
7位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '45.14.976 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM '41.29.882 DUNLOP user
2位 N.Bulega SKY Racing Team VR46 KTM '41.33.218 DUNLOP user
3位 F.Bagnaia ASPAR Mahindra Team Moto3 MAHINDRA '41.33.323 DUNLOP user
15位 鈴木竜生 CIP-Unicom Starker MAHINDRA '42.05.665 DUNLOP user

第4戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Lowes Federal Oil Gresini Moto2 KALEX 72 DUNLOP user
2位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX 62 DUNLOP user
3位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 56 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 B.BInder Red Bull KTM Ajo KTM 77 DUNLOP user
2位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA 62 DUNLOP user
3位 R.Fenati SKY Racing Team VR46 KTM 47 DUNLOP user