FIMロードレース世界選手権
250CC
125CC
全日本ロードレース選手権
JSB1000
GP250
GP125
ST600
全日本モトクロス選手権
IR1
IR2
全日本トライアル選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
英国スーパーバイク選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2008/5/4 第4戦 中国 上海
天気 気温 観客
雨、曇り 21度 20,379人

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM '48.12.217 DUNLOP user
2位 青山博一 Red Bull KTM 250 KTM '48.15.455 DUNLOP user
3位 M.Pasini Polaris World Aprilia '48.26.028 DUNLOP user
7位 高橋裕紀 JiR Team Scot250 Honda '48.42.207 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Iannone I.C.Team Aprilia '46.02.275 DUNLOP user
2位 M.Di Meglio Ajo Motorsport Derbi '46.05.630 DUNLOP user
3位 G.Talmacsi Bancaja Aspar Team Aprilia '46.05.726 DUNLOP user
13位 小山知良 ISPA KTM Aran KTM '46.55.764 DUNLOP user
リタイア 中上貴晶 I.C.Team Aprilia '10.53.975 DUNLOP user

第3戦終了時点

250CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM 82 DUNLOP user
2位 M.Pasini Polaris World Aprilia 61 DUNLOP user
3位 H.Barbera Team Toth Aprilia Aprilia 49 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Corsi Jack & Jones WRB Aprilia 59 DUNLOP user
2位 J.Olive Belson Derbi Derbi 50 DUNLOP user
2位 N.Terol Jack & Jones WRB Aprilia 50 DUNLOP user

カリオ選手が今季2勝目。青山選手が今季初の表彰台2位を獲得

ポルトガルGPから3週間後、舞台をアジアに移して中国・上海で第4戦を迎えた。上海サーキットはF1も開催しているコースで、長いストレートを持つ高速コースとして知られている。
金曜日の走行は、春の温かい日差しの中で始まった。初日から、前戦のウィナー、A・バウティスタ選手(アプリリア)がトップタイムをマーク。翌日の予選でさらにタイムを詰めると、バウティスタ選手が今季2度目のポールポジションを獲得する。
「今日は午後になって、だいぶセッティングがよくなった。午後の予選は暑かったけど、プッシュしてタイムを上げたよ。またポールポジションを取れてうれしい。明日の天気が心配だけど、雨でもがんばるよ」とバウティスタ選手。
続いて、一昨年中国で優勝しているH・バルベラ選手(アプリリア)が今季最高の2位。「また勝てるといいんだけど。チャンスはあると思う。セッティングに問題があったけど、解決してよくなった。明日は天気次第だけど、とにかくがんばるよ」とバルベラ選手。
目下、ランキングトップにつけるM・カリオ選手(KTM)が3位、続いてJ・シモン選手(KTM)が今季初のフロントロー4位に並んだ。


カリオ選手は最後のタイムアタック中にスリップダウンして、1回目のタイムを更新できなかった。「最後の転倒は軽いものだった。おかげでタイムを更新できなくて残念だね。レースセッティングに専念していて、いいペースで走れている。雨でも晴れでも、大丈夫だよ」とカリオ選手。シモン選手は「初めてのKTMでのフロントローでうれしい。天気がどうあれ、いいレースをしたいね」とコメントした。
また、高橋裕紀選手(ホンダ)は予選でハイサイド転倒。ケガはなかったが、10位に留まる。「最後にタイムアタックしようとしていて転倒したのは残念だった。ちょっと右足が痛いけど大丈夫です。明日は上位陣についていけると思う」と高橋選手。
青山博一選手(KTM)は予選序盤にコースアウトする場面もあり、11位となった。「セッティングを変えたが、思ったようにタイムを上げることができなかった。レースに向けて、もう一度セッティングを考え直してみます」と青山選手は語っていた。


決勝レース当日は朝から雨に見舞われる。250クラスの決勝のときは雨は止んでいたが、ウェットコンディションで始まった。
スタートよく飛び出したのはバルベラ選手で、M・シモンチェリ選手(アプリリア)、バウティスタ選手、シモン選手、カリオ選手、パシーニ選手などが続く。
序盤は10台近くが僅差で続く大混戦。青山選手、高橋選手もトップ集団に加わっていく。
3周目、バルベラ選手を先頭に、シモンチェリ選手、バウティスタ選手、カリオ選手、シモン選手などがついていく。そして、5周目、シモン選手がエンジントラブルでリタイア。先頭集団に加わっていたA・デボン選手(アプリリア)が転倒と、徐々に路面が乾いていく難しいコンディションの中、アクシデントが相次いでいく。
5周目にバウティスタ選手がトップに立ち、バルベラ選手、カリオ選手、シモンチェリ選手、青山選手、高橋選手6台が先頭集団となる。
そして、8周目、後続を引き離しにかかったトップのバウティスタ選手がスリップダウン。再スタートしたものの大きく遅れてしまった。
これでトップはカリオ選手となり、青山選手、バルベラ選手、シモンチェリ選手、高橋選手の4台が2位争いとなる。そして、青山選手が他者を引き離して単独2位となっていく。


中盤に入ると、トップのカリオ選手、2位青山選手はそれぞれ単独走行となり、高橋選手とシモンチェリ選手が3位争いを展開し、バルベラ選手は遅れていった。高橋選手は終盤に向けて、シモンチェリ選手を引き離していく。
レース終盤、カリオ選手、青山選手、高橋選手のオーダーで続く。シモンチェリ選手は終盤遅れて、後方から追い上げてきたM・パシーニ選手(アプリリア)が4位に浮上していた。
最後まで危なげのない走りでトップを守ったカリオ選手が今季2勝目を決めた。
「雨が降ったり、止んだりで難しいコンディションだったよ。バウティスタ選手が転倒してからは、後ろとの差を確認しながら集中して走っていった。今回はセッティングが難しかったけど、雨が降ったらいい方向にいったよ」とカリオ選手。
続いて、青山選手が2位に入り、今季初の表彰台をゲット。「金曜日、土曜日はアプリリアの方が調子よかったけど、雨が降って状況が変わった。予選はよくなくて大変だったけど、雨が助けてくれた。路面の状況が変わっていって大変だったけど、2位に入れてうれしいです」と青山選手は語った。


一方、高橋選手はゴール直前の最終コーナーでマシントラブルが発生してコースアウト。なんとかゴールラインにたどり着くが7位に沈んでしまう。
「昨日転倒したけど、今日はすごくいい感じで走れていた。3位につけていたのに、最後のコーナーで何かトラブルが起きてマシンが止まってしまった。本当にがっかりだよ」と高橋選手は肩を落としていた。
高橋選手に替わってパシーニ選手が3位表彰台をつかんだ。
「スタートは悪くなかったけど、その後、他のライダーとぶつかって遅れてしまった。それからリズムを取り戻して追い上げていった。250クラスでウェットコンディションのレースは初めての体験だった。表彰台で終われたことは、よかったと思う」とパシーニ選手は語った。


この結果、首位のカリオ選手と、ランキング2位のパシーニ選手の差は21点差となっている。
また、転倒したバウティスタ選手は、再スタートして12位に入っている。「今日の朝のウォームアップでも調子がよくて、いいレースができると思っていたけど。フロントが切れ込んでしまって、転倒してしまった。本当に残念。次は、もう少し運があるといいな」とバウティスタ選手は語っていた。


雨の中、イアンノネ選手が初優勝を決める

目下、S・コルシ選手(アプリリア)が2連勝している125クラス。予選では、初日を2位で終えていたB・スミス選手(アプリリア)が今季3度目のポールポジションを獲得した。
「レコードを破りたかった。もうちょっとだったね。マシンのバランスはよくなってきた。前回は転倒してしまったので、今回はいい結果を残していい流れに変えたいです」とスミス選手。
続いて2番手にN・テロール選手(アプリリア)、3番手にM・デ・メグリオ選手(デルビ)と続き、フロントロー4番手最後のポジションにディフェンディング・チャンピオンのG・タルマクシ選手(アプリリア)が付けた。「フロントローに並べてよかった。スタートがうまくいけば、いいレースができると思う。明日の朝、ウォームアップでセッティングを調整してレースに臨むよ」とタルマクシ選手。
また、イタリア人のA・イアンノネ選手(アプリリア)が5位。コルシ選手はタイムを伸ばしきれずに11位に留まった。


日本人勢は、中上貴晶選手(アプリリア)が18位。「調子は少しずつ上がっています。今日は午前中よりも午後に1秒もタイムが上がった。上海は初めてなので、他のライダーについてラインを勉強しています。レースではなんとか一桁の順位を狙いたいです」と中上選手。小山知良選手(KTM)はエンジントラブルのためにあまり走行できず、25位と苦しいポジションからのスタートとなった。「予選2回目はエンジントラブルで2周しか走れなかった。セッティングはできていないので、雨になったほうがいいです」と小山選手は語っていた。


雨の中、決勝レースが始まると、ポールシッターのスミス選手がホールショット。後ろからイアンノネ選手、タルマクシ選手、P・エスパルガロ選手(アプリリア)、デ・メグリオ選手が続く。
序盤はこの5台が先頭集団を形成し、3周目ころからタルマクシ選手、イアンノネ選手、スミス選手の3台がトップ争い、エスパルガロ選手、デ・メグリオ選手が4位争いに替わる。
トップ争いでは、2周目にタルマクシ選手が先頭に立ち、イアンノネ選手、スミス選手と続いていたが、5周目にイアンノネ選手がトップに浮上する。そして、7周目に3番手につけていたスミス選手がスリップダウン。前回に続いて転倒リタイアとなってしまう。


トップ争いは、タルマクシ選手とイアンノネ選手に絞られ、デ・メグリオ選手、エスパルガロ選手が3位争いとなる。
11周目にイアンノネ選手がトップに浮上。タルマクシ選手も食い下がるが、中盤ころから徐々に後退。イアンノネ選手が単独トップに。タルマクシ選手は、後方から追い上げてきたデ・メグリオ選手と2位争いをはじめる。エルパルガロ選手は単独4位となっていく。
雨の中、次々と転倒車が現れ、コルシ選手も6周目に転倒してリタイアとなってしまう。
厳しいコンディションの中、レース終盤、イアンノネ選手は完全に独走体制。参戦4年目にしてGP初優勝を成し遂げた。
「いつか勝てるとずっと信じてやってきて、ようやく勝つことができた。今日は厳しいコンディションだったけど、とにかくプッシュしていったよ。最高の日になったね」とイアンノネ選手。


続く、2位争いはタルマクシ選手とデ・メグリオ選手が最後まで接近戦を展開。後半前にでていたデ・メグリオ選手が最後までタルマクシ選手を抑えきり、2位をゲット。タルマクシ選手は3位でチェッカーを受けた。「久々の表彰台でうれしい。追い上げて2位になったんだ。これもスタッフのおかげだと思う」とデ・メグリオ選手。


タルマクシ選手は「今シーズンはトラブルや不運があって、やっと表彰台に上がれた。レース終盤、エンジンのパワーが落ちて苦しかった。デ・メグリオ選手を抜きたかったけど無理だったね」とタルマクシ選手は語った。
また、小山選手は6列目から追い上げて13位。「予選で後ろの方になってしまったので苦しかった。今回はずっとマシントラブルを抱えていて、セッティングが十分じゃなかった。ウェットで走るのは大変だったよ」と小山選手。
中上選手はマシントラブルのためにピットインリタイアに終わっている。「スタートはまあまあだったけど、裏ストレートの先でコースアウトしてしまった。ブレーキトラブルがでていたので、危ないと思ってピットに戻りました。次のルマンではもう少しいい順位で走りたいです」と中上選手は語っていた。