| 曇り、雨 | 20度 | 74,602人 |
| 1位 | A.Debon | Lotus Aprilia | Aprilia | '47.27.406 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | M.Simoncelli | Metis GIlera | Gilera | '47.32.222 | |
| 3位 | M.Pasini | Polaris World | Aprilia | '47.32.404 | |
| 4位 | 高橋裕紀 | JiR Team Scot250 | Honda | '47.33.176 | |
| 7位 | 青山博一 | Red Bull KTM 250 | KTM | '48.15.455 |
| 1位 | M.Di Meglio | Ajo Motorsport | Derbi | '10.08.574 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | B.Smith | Polaris World | Aprilia | '10.09.374 | |
| 3位 | N.Telol | Jack & Jones WRB | Aprilia | '10.11.651 | |
| 16位 | 中上貴晶 | I.C.Team | Aprilia | '10.34.770 | |
| リタイア | 小山知良 | ISPA KTM Aran | KTM | - |
| 1位 | M.Kallio | Red Bull KTM 250 | KTM | 93 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | M.Pasini | Polaris World | Aprilia | 77 | |
| 3位 | A.Debon | Lotus Aprilia | Aprilia | 59 |
| 1位 | M.Di Meglio | Ajo Motorsport | Derbi | 74 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | N.Terol | Jack & Jones WRB | Aprilia | 66 | |
| 3位 | S.Corsi | Jack & Jones WRB | Aprilia | 62 |
世界グランプリの戦いは、ヨーロッパに戻り第5戦フランスを迎えた。舞台は24時間耐久レースが行なわれることでも知られているル・マン。毎年、不順な天候に悩まされる場所でもある。
予選初日は、ドライコンディションで行なわれた。初日はA・バウティスタ選手(アプリリア)がトップに立っていた。そして、2日目、午後の予選2回目が始まると雨が降り始める。すぐに止み、路面は乾いていったが、走行時間は減ってしまった。
この難しいコンディションの中でタイムを更新したのは、32歳のベテランのA・デボン選手(アプリリア)。開幕戦のカタール以来、今季2度目のポールシッターとなった。
「コンディションが難しくて大変な予選だった。ポールがとれて本当にうれしい。中国では問題があったけど、今回はいいペースで走れている。明日はいいレースがしたいね」とデボン選手。
2番手は、バウティスタ選手。1回目のタイムを僅かながら更新できず、デボン選手に千分の1秒差でポールを逃した。
「僅かの差でポールを取れなくて残念だけど、2位でもうれしいよ。すごくいい感じで走れている。明日はタイムが接近していて大変なレースになると思うけど、ドライになればいいレースができると思う」とバウティスタ選手。
続いて、M・シモンチェリ選手(ジレラ)が3位、T・ルティ選手(アプリリア)が4位で今季2度目のフロントローをつかんだ。
また、ランキングトップに立つ、M・カリオ選手(KTM)は、初日からセッティングに手こずり、6位となる。
「最初からセッティングが決まらなくて、今日はリアのショックを調整した。さらに、フロントの調整をしたらだいぶよくなった。だけど、もう少し時間が必要だった。終盤になってようやくタイムが上がったけど、うまくタイムを詰め切れなかった」とカリオ選手。
一方、チームメイトの青山博一選手(KTM)は、「セッティングを変えたら、タイムは上がった。でも、午後の予選は雨に降られて、攻めきれなかった。3列目から追い上げたいです」と青山選手。
高橋裕紀選手(ホンダ)は、初日に転倒したがケガはなく、12位につけた。「今回から新しいスイングアームが入ったので、セッティングしている。雨が降ってまだ十分にできていない。明日の朝のウォームアップ走行でもう少し詰めて、レースに臨みたいです」と高橋選手は語った。
決勝レース当日、朝から曇り空で怪しい雲行きだった。125クラスのレース中に一旦雨が降り出したが、雨は止み、徐々に路面が乾いていく中で250のレースは始まった。再び雨が降り出すかどうか予想は難しかっただけに、カットスリックを選んだライダー、スリックを装着したライダーと、タイヤ選択は分かれた。ポールシッターのデボン選手などはスリックタイヤで出走した。
そして、デボン選手は好ダッシュを見せると1周目からトップに立ち、レースをリード。路面が乾き出す中、ハイペースで後続を引き離していく。
2位以下は、カリオ選手、H・バルベラ選手(アプリリア)、M・パシーニ選手(アプリリア)、M・シモンチェリ選手(ジレラ)、青山選手、J・シモン選手(KTM)などが続く。
序盤から、デボン選手はすぐにトップを独走。トップの後方では、青山選手、高橋選手、シモン選手が続いた。しかし青山選手は徐々に後退し、中盤は高橋選手とシモン選手が2位争いを展開。カリオ選手、パシーニ選手、M・ポジャーリ選手(アプリリア)、シモンチェリ選手の4台が4位争い、青山選手は遅れをとっていった。カットスリックを選んだ青山選手はペースが上がらなかった。
レース終盤になると、パシーニ選手、シモンチェリ選手、カリオ選手、ポジャーリ選手の4台が、前の2台に追い付き表彰台をかけた激しい戦いを開始していく。
路面が徐々に乾いていく難しいコンディションの中、デボン選手は独走でGP初優勝を達成した。
「最高の日になった。最初は路面が濡れていてスリックで走るのは大変だった。僕は2年間テストライダーで表に出られなかったが、ようやく復帰したことをアピールできたと思う。」とデボン選手は語った。
そして、激戦の2位争いは最後までバトルが続いた。高橋選手はレース終盤まで善戦していたが、パシーニ選手に続いて、シモンチェリ選手にも抜かれて4位へ後退。
最後はシモンチェリ選手とパシーニ選手の2位争いとなり、ゴール直前の最終コーナーでインをついたシモンチェリ選手が2位でチェッカー。パシーニ選手は3位となる。
「コンディションが難しくて大変なレースだった。終盤にはいい感じで走れるようになってプッシュしていった。最後はパシーニ選手といいバトルができたよ」とシモンチェリ選手。カットスリックを装着していたが、終盤にめざましい追い上げを披露した。
3位のパシーニ選手は「スリックを履いていたので、最初は路面が濡れていてフロントの感触がよくなかった。それから路面が乾くのを待って、プッシュしていった。最後はシモンチェリ選手が来て抜かれてしまったけど、また表彰台に上がれてうれしいよ」と語った。
また、高橋選手は惜しくも表彰台を逃して4位。「スリックを選んだので序盤は大変だった。でも、表彰台争いができたのでこの調子で次もがんばります」と高橋選手。
続いて、カットスリックを選んだカリオ選手が5位に入り、ランキングトップを守っている。
青山選手は7位でゴールしている。「僕らはカットスリックを選んで、それが失敗だった。徐々に路面が乾いてきて、ペースが上がらなかった。次はドライで走りたいですね」と青山選手は語っていた。
125クラスは、予選1、2回ともドライコンディションで行なわれた。初日にトップに立っていたS・ガデア選手(アプリリア)は、予選2回目にタイム更新できなかったが、今季初のポールポジションを獲得した。
「2回目にタイムを更新できなかったけど、いい感じで走れていたよ。ポールを取れてうれしい。いいペースで走れているから、いいレースができると思う。スミス選手が速いけど、スタートから飛ばしていきたいね」とガデア選手。
2番手は、B・スミス選手(アプリリア)が付ける。「2回目の予選は、朝方の雨の影響で路面の状況が難しかった。その中でタイムを更新できてうれしい。ドライのレースになれば、激しいバトルになると思う。ベストを尽くすよ」とスミス選手。
続いて、S・ブラドル選手(アプリリア)、首位のS・コルシ選手(アプリリア)がフロントローに並んだ。
「ファーストバイクに問題があって、セカンドバイクで走ったが、セッティングが十分じゃなかった。レースに関してはいいペースで走れているから自信がある」とコルシ選手はコメントした。
また、小山知良選手(KTM)は14位。「昨日よりセッティングはよくなった。車体、エンジンともにまだ問題があるが、よくしていきたい。明日はトップ10を目指します」と小山選手。
中上貴晶選手(アプリリア)は22位。「セッティングはまだまだできていないが、少しずつフィーリングはよくなっている。レースではスタートを決めて、少しでも前でゴールしたいです。ベストタイムを更新したいです」と中上選手は語った。
曇り空の中、決勝レースはスタート。ガデア選手がホールショット。ブラドル選手、E・ラバット選手(KTM)、N・テロール選手(アプリリア)、コルシ選手、G・タルマクシ選手(アプリリア)、M・デ・メグリオ選手(デルビ)などが続き。序盤から8台がトップ集団を形成して、激しい戦いを展開していく。ガデア選手、ブラドル選手、タルマクシ選手を中心にトップ争いは展開されていく。さらに、後方からスタートで出遅れたスミス選手、P・エスパルガロ選手(アプリリア)も追い付いてトップ集団は10台に。そして、14周目に後方から追い上げたオリーブ選手がトップに立ち、後続を引き離しに掛かった。
ところが、12周目ころから降り出した雨が強まり、15周目についに赤旗が出される。14周目の終了順位でグリッドに並び、ウェットコンディションの中、5周のレースが行なわれることになった。
雨の中で僅か5周のヒートレースがスタート。ホールショットを決めたのはラバット選手だったが、すぐにスリップダウン。次にタルマクシ選手がトップに立つが、またしても悪路にリアを滑らせて転倒してしまう。この後、トップ集団はテロール選手、スミス選手、デ・メグリオ選手の3台に絞られる。そして、地元フランスのデ・メグリオ選手は残り2周でトップに立つと、そのままトップをキープ。地元フランスで今季初優勝を果たした。125クラスでフランスが地元優勝したのは、79年以来のことだった。この結果、デ・メグリオ選手はランキングトップに浮上した。
続いて、スミス選手が自己最高の2位。テロール選手が3位表彰台をゲットした。
「デ・メグリオ選手は雨の中で速くて、地元だから優勝を目指していた。僕はここ2戦転倒しているし、今日の朝も転倒したから、ゴールすることが大事だった。2位に入れてすごくうれしいよ」とスミス選手は語った。
また、オリーブ選手はスタートで出遅れて8位。コルシ選手は13位となり、ランキング3位に後退している。予選のポールシッター、ガデア選手は雨の中で苦戦して20位に終わった。