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CATEGORY
■ 2008/5/18 第5戦 フランス ル・マン
天気 気温 観客
曇り、雨 20度 74,602人

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Debon Lotus Aprilia Aprilia '47.27.406 DUNLOP user
2位 M.Simoncelli Metis GIlera Gilera '47.32.222 DUNLOP user
3位 M.Pasini Polaris World Aprilia '47.32.404 DUNLOP user
4位 高橋裕紀 JiR Team Scot250 Honda '47.33.176 DUNLOP user
7位 青山博一 Red Bull KTM 250 KTM '48.15.455 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Di Meglio Ajo Motorsport Derbi '10.08.574 DUNLOP user
2位 B.Smith Polaris World Aprilia '10.09.374 DUNLOP user
3位 N.Telol Jack & Jones WRB Aprilia '10.11.651 DUNLOP user
16位 中上貴晶 I.C.Team Aprilia '10.34.770 DUNLOP user
リタイア 小山知良 ISPA KTM Aran KTM - DUNLOP user

第5戦終了時点

250CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM 93 DUNLOP user
2位 M.Pasini Polaris World Aprilia 77 DUNLOP user
3位 A.Debon Lotus Aprilia Aprilia 59 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Di Meglio Ajo Motorsport Derbi 74 DUNLOP user
2位 N.Terol Jack & Jones WRB Aprilia 66 DUNLOP user
3位 S.Corsi Jack & Jones WRB Aprilia 62 DUNLOP user

ウェットからドライに替わる難しいコンディションでデボン選手が初優勝を決める

世界グランプリの戦いは、ヨーロッパに戻り第5戦フランスを迎えた。舞台は24時間耐久レースが行なわれることでも知られているル・マン。毎年、不順な天候に悩まされる場所でもある。
予選初日は、ドライコンディションで行なわれた。初日はA・バウティスタ選手(アプリリア)がトップに立っていた。そして、2日目、午後の予選2回目が始まると雨が降り始める。すぐに止み、路面は乾いていったが、走行時間は減ってしまった。
この難しいコンディションの中でタイムを更新したのは、32歳のベテランのA・デボン選手(アプリリア)。開幕戦のカタール以来、今季2度目のポールシッターとなった。
「コンディションが難しくて大変な予選だった。ポールがとれて本当にうれしい。中国では問題があったけど、今回はいいペースで走れている。明日はいいレースがしたいね」とデボン選手。
2番手は、バウティスタ選手。1回目のタイムを僅かながら更新できず、デボン選手に千分の1秒差でポールを逃した。
「僅かの差でポールを取れなくて残念だけど、2位でもうれしいよ。すごくいい感じで走れている。明日はタイムが接近していて大変なレースになると思うけど、ドライになればいいレースができると思う」とバウティスタ選手。


続いて、M・シモンチェリ選手(ジレラ)が3位、T・ルティ選手(アプリリア)が4位で今季2度目のフロントローをつかんだ。
また、ランキングトップに立つ、M・カリオ選手(KTM)は、初日からセッティングに手こずり、6位となる。
「最初からセッティングが決まらなくて、今日はリアのショックを調整した。さらに、フロントの調整をしたらだいぶよくなった。だけど、もう少し時間が必要だった。終盤になってようやくタイムが上がったけど、うまくタイムを詰め切れなかった」とカリオ選手。


一方、チームメイトの青山博一選手(KTM)は、「セッティングを変えたら、タイムは上がった。でも、午後の予選は雨に降られて、攻めきれなかった。3列目から追い上げたいです」と青山選手。
高橋裕紀選手(ホンダ)は、初日に転倒したがケガはなく、12位につけた。「今回から新しいスイングアームが入ったので、セッティングしている。雨が降ってまだ十分にできていない。明日の朝のウォームアップ走行でもう少し詰めて、レースに臨みたいです」と高橋選手は語った。


決勝レース当日、朝から曇り空で怪しい雲行きだった。125クラスのレース中に一旦雨が降り出したが、雨は止み、徐々に路面が乾いていく中で250のレースは始まった。再び雨が降り出すかどうか予想は難しかっただけに、カットスリックを選んだライダー、スリックを装着したライダーと、タイヤ選択は分かれた。ポールシッターのデボン選手などはスリックタイヤで出走した。
そして、デボン選手は好ダッシュを見せると1周目からトップに立ち、レースをリード。路面が乾き出す中、ハイペースで後続を引き離していく。
2位以下は、カリオ選手、H・バルベラ選手(アプリリア)、M・パシーニ選手(アプリリア)、M・シモンチェリ選手(ジレラ)、青山選手、J・シモン選手(KTM)などが続く。


序盤から、デボン選手はすぐにトップを独走。トップの後方では、青山選手、高橋選手、シモン選手が続いた。しかし青山選手は徐々に後退し、中盤は高橋選手とシモン選手が2位争いを展開。カリオ選手、パシーニ選手、M・ポジャーリ選手(アプリリア)、シモンチェリ選手の4台が4位争い、青山選手は遅れをとっていった。カットスリックを選んだ青山選手はペースが上がらなかった。
レース終盤になると、パシーニ選手、シモンチェリ選手、カリオ選手、ポジャーリ選手の4台が、前の2台に追い付き表彰台をかけた激しい戦いを開始していく。

路面が徐々に乾いていく難しいコンディションの中、デボン選手は独走でGP初優勝を達成した。
「最高の日になった。最初は路面が濡れていてスリックで走るのは大変だった。僕は2年間テストライダーで表に出られなかったが、ようやく復帰したことをアピールできたと思う。」とデボン選手は語った。


そして、激戦の2位争いは最後までバトルが続いた。高橋選手はレース終盤まで善戦していたが、パシーニ選手に続いて、シモンチェリ選手にも抜かれて4位へ後退。
最後はシモンチェリ選手とパシーニ選手の2位争いとなり、ゴール直前の最終コーナーでインをついたシモンチェリ選手が2位でチェッカー。パシーニ選手は3位となる。
「コンディションが難しくて大変なレースだった。終盤にはいい感じで走れるようになってプッシュしていった。最後はパシーニ選手といいバトルができたよ」とシモンチェリ選手。カットスリックを装着していたが、終盤にめざましい追い上げを披露した。
3位のパシーニ選手は「スリックを履いていたので、最初は路面が濡れていてフロントの感触がよくなかった。それから路面が乾くのを待って、プッシュしていった。最後はシモンチェリ選手が来て抜かれてしまったけど、また表彰台に上がれてうれしいよ」と語った。
また、高橋選手は惜しくも表彰台を逃して4位。「スリックを選んだので序盤は大変だった。でも、表彰台争いができたのでこの調子で次もがんばります」と高橋選手。
続いて、カットスリックを選んだカリオ選手が5位に入り、ランキングトップを守っている。
青山選手は7位でゴールしている。「僕らはカットスリックを選んで、それが失敗だった。徐々に路面が乾いてきて、ペースが上がらなかった。次はドライで走りたいですね」と青山選手は語っていた。


地元フランスのデ・メグリオ選手が雨の中、今季初優勝

125クラスは、予選1、2回ともドライコンディションで行なわれた。初日にトップに立っていたS・ガデア選手(アプリリア)は、予選2回目にタイム更新できなかったが、今季初のポールポジションを獲得した。
「2回目にタイムを更新できなかったけど、いい感じで走れていたよ。ポールを取れてうれしい。いいペースで走れているから、いいレースができると思う。スミス選手が速いけど、スタートから飛ばしていきたいね」とガデア選手。
2番手は、B・スミス選手(アプリリア)が付ける。「2回目の予選は、朝方の雨の影響で路面の状況が難しかった。その中でタイムを更新できてうれしい。ドライのレースになれば、激しいバトルになると思う。ベストを尽くすよ」とスミス選手。
続いて、S・ブラドル選手(アプリリア)、首位のS・コルシ選手(アプリリア)がフロントローに並んだ。


「ファーストバイクに問題があって、セカンドバイクで走ったが、セッティングが十分じゃなかった。レースに関してはいいペースで走れているから自信がある」とコルシ選手はコメントした。
また、小山知良選手(KTM)は14位。「昨日よりセッティングはよくなった。車体、エンジンともにまだ問題があるが、よくしていきたい。明日はトップ10を目指します」と小山選手。
中上貴晶選手(アプリリア)は22位。「セッティングはまだまだできていないが、少しずつフィーリングはよくなっている。レースではスタートを決めて、少しでも前でゴールしたいです。ベストタイムを更新したいです」と中上選手は語った。


曇り空の中、決勝レースはスタート。ガデア選手がホールショット。ブラドル選手、E・ラバット選手(KTM)、N・テロール選手(アプリリア)、コルシ選手、G・タルマクシ選手(アプリリア)、M・デ・メグリオ選手(デルビ)などが続き。序盤から8台がトップ集団を形成して、激しい戦いを展開していく。ガデア選手、ブラドル選手、タルマクシ選手を中心にトップ争いは展開されていく。さらに、後方からスタートで出遅れたスミス選手、P・エスパルガロ選手(アプリリア)も追い付いてトップ集団は10台に。そして、14周目に後方から追い上げたオリーブ選手がトップに立ち、後続を引き離しに掛かった。
ところが、12周目ころから降り出した雨が強まり、15周目についに赤旗が出される。14周目の終了順位でグリッドに並び、ウェットコンディションの中、5周のレースが行なわれることになった。


雨の中で僅か5周のヒートレースがスタート。ホールショットを決めたのはラバット選手だったが、すぐにスリップダウン。次にタルマクシ選手がトップに立つが、またしても悪路にリアを滑らせて転倒してしまう。この後、トップ集団はテロール選手、スミス選手、デ・メグリオ選手の3台に絞られる。そして、地元フランスのデ・メグリオ選手は残り2周でトップに立つと、そのままトップをキープ。地元フランスで今季初優勝を果たした。125クラスでフランスが地元優勝したのは、79年以来のことだった。この結果、デ・メグリオ選手はランキングトップに浮上した。


「地元で勝てて最高の気分だよ。ドライでスタートしたときは大変だった。だけど、雨になってからはうまく走れたんだ。長いこと地元でフランス人が勝っていなかったから、よかったと思う」とデ・メグリオ選手。


続いて、スミス選手が自己最高の2位。テロール選手が3位表彰台をゲットした。
「デ・メグリオ選手は雨の中で速くて、地元だから優勝を目指していた。僕はここ2戦転倒しているし、今日の朝も転倒したから、ゴールすることが大事だった。2位に入れてすごくうれしいよ」とスミス選手は語った。
また、オリーブ選手はスタートで出遅れて8位。コルシ選手は13位となり、ランキング3位に後退している。予選のポールシッター、ガデア選手は雨の中で苦戦して20位に終わった。


また、中上選手は11番手からスタートしていたがペースが上がらず、16位。「ドライでは残り9周で11位を走っていて、前に追い付きそうだった。雨のレースでは、フロントのフィーリングが悪くて16位になったが、ドライでは感触がよかったので、次に活かしたいです」と中上選手。
小山選手はレースの第1パートで他車の転倒に巻き込まれて転倒リタイアに終わっている。
「車体のセッティングも変えてよくなってきた。エンジンの調子も悪くなかった。マルケス選手の転倒に巻き込まれたのは残念だけど、次のムジェロではがんばります」と小山選手はコメントしていた。