| 曇り、雨 | 15度 | 81,657人 |
| 1位 | M.Pasini | Team Toth Aprilia | Aprilia | '45.38.391 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | M.Simoncelli | Metis Gilera | Gilera | '45.38.508 | |
| 3位 | A.Bautista | Mapfre Aspar Team | Aprilia | '45.39.684 | |
| 6位 | 青山博一 | Scot Racing Team 250cc | Honda | '46.08.428 | |
| リタイア | 富沢祥也 | CIP Moto-GP250 | Honda | '13.48.480 |
| 1位 | B.Smith | Bancaja Aspar Team 125cc | Aprilia | '40.09.523 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | N.Terol | Jack&Jones Team | Aprilia | '40.09.739 | |
| 3位 | J.Simon | Bancaja Aspar Team 125cc | Aprilia | '40.16.637 | |
| 15位 | 中上貴晶 | Ongetta Team I.S.P.A. | Aprilia | '40.46.159 | |
| リタイア | 小山知良 | Loncin Racing | Loncin | '4.25.064 |
| 1位 | A.Bautista | Mapfre Aspar Team | Aprilia | 83 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | 青山博一 | Scot Racing Team 250cc | Honda | 76 | |
| 3位 | M.Simoncelli | Metis Gilera | Gilera | 61 |
| 1位 | B.Smith | Bancaja Aspar Team 125cc | Aprilia | 74.5 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2位 | J.Simon | Bancaja Aspar Team 125cc | Aprilia | 71 | |
| 3位 | A.Iannone | Ongetta Team I.S.P.A. | Aprilia | 46.5 |
第5戦の舞台は、世界遺産で有名なフィレンツェ郊外の山間にあるムジェロサーキット。コースレイアウトはアップダウンのある高速コースだ。また、熱狂的なファンを集めるサーキットとしても知られている。
今年は、天候が心配される中で開幕され、金曜日、土曜日は初夏の陽気の中、ドライコンディションで行なわれた。
第4戦終了時点では、250クラスは、首位のA・バウティスタ選手(アプリリア)と、青山博一選手(ホンダ)が1点差と僅差で続いている。さらに、ディフェンディング・チャンピオンのM・シモンチェリ選手(アプリリア)が前戦で今季初優勝を果たし、地元イタリアラウンドに臨んだ。
2日目、土曜日の午後の予選で、ポールポジションを獲得したのはバウティスタ選手で、2戦連続今季3度目の獲得となった。
「今日の午前中はフロントフォークに問題があったけど、午後はセッティングを変えてよくなった。いいフィーリングで走れたよ。上位はタイム差がなくて混戦になりそうだけど、がんばるよ」とバウティスタ選手。
2位には、シモンチェリ選手が入った。土曜日午前中のフリー走行でポールポジションより速いタイムをマークしていたが、午後の予選は気温が25度に上がったためタイムは伸びず。ポールシッターに僅かに百分の1秒差で2位となった。
「午前中に調子がよかったから、ポールポジションを取れると思ってたけど、2位でもハッピーだよ。明日はいいレースしたいね」とシモンチェリ選手。
続いて、3位のH・バルベラ選手(アプリリア)に続いて、青山選手が4位フロントローをゲットした。
「アプリリアの地元なのでポールをとるのは難しかったです。僕にとっては、チームの地元なのでがんばりました。いい感触で走れています。明日はいいスタートを切ってトップ争いしたいです」と青山選手は語った。
また、富沢祥也選手(ホンダ)は16位につけている。「初めてのコースで、日本にはこんな高速コースはないので難しかった。でも、徐々に慣れてきています。明日は自分のいいところを生かしていきたい」と富沢選手は語った。
朝のウォームアップ走行はドライコンディションで行なわれたが、250クラスの決勝を迎えたころ、雨が降り始めた。今週初めての雨となり、選手達はいきなりレインタイヤでレースに臨むことになった。
決勝レースはシモンチェリ選手のホールショットで始まった。バウティスタ選手、H・ファウベル選手(ホンダ)、バルベラ選手、青山選手などが続く。シモンチェリ選手はすぐに後続を引き離して、3周目には7秒以上のリードを奪う。2位以下はM・パシーニ選手(アプリリア)、バウティスタ選手、青山選手などが続き。パシーニ選手とバウティスタ選手が、トップのシモンチェリ選手を追いかけ始める。
8周目には2台はトップのシモンチェリ選手に追い付き、シモンチェリ選手、バウティスタ選手、パシーニ選手の3台が激しいトップ争いを始める。
そして、11周目にバウティスタ選手とシモンチェリ選手が接触して2台はコースアウト。転倒せずにコースに復帰するが、パシーニ選手がトップに上がり、2位シモンチェリ選手、3位バウティスタ選手にかわる。
一方、青山選手はペースが上がらず、T・ルティ選手(アプリリア)、バルベラ選手と4位争いを演じていく。
レース終盤、再びシモンチェリ選手にバウティスタ選手が追い付き、緊迫した戦いとなるが、バウティスタ選手はマシンが大きく振られる場面を切り抜けると、単独3位を走っていく。
終盤、シモンチェリ選手がトップのパシーニ選手に追い付き、最終ラップに2台は激しいドッグファイトを展開。雨の中で白熱のバトルが演じられたが、パシーニ選手が競り勝って今季初優勝を決めた。
「地元のイタリアGPで勝てるなんて信じられない気分だよ。スタート前に雨が降ってきてセッティングを少し変えて走ったんだ。慣れるのに5、6周はかかったよ。最後は素晴しいバトルだった」とパシーニ選手。
2位にシモンチェリ選手が入り、地元でイタリアンが1、2位を独占した。
「最初からリズムよく走れた。バウティスタ選手に追い付かれて、抜かれた後、ミスして彼にぶつかってしまった。申し訳ない。コースアウトした後、がんばって追い上げて、最後はパシーニ選手に追い付いた。いいバトルができたね。今日は彼の方が強かった」とシモンチェリ選手。
続いて、バウティスタ選手が3位となる。「3位は大事な結果だね。コースアウトした後、追い上げてシモンチェリ選手に接近したけど、転倒しそうになったので無理するのはやめた。ヘルメットのシールドが曇って、前が見づらくて大変だったよ」とバウティスタ選手はコメントした。
125クラスの予選では、イギリス人のB・スミス選手(アプリリア)が今季初のポールポジションを獲得した。
「マシンの調子がよくて、いいフィーリングで走れた。明日は混戦になるだろうから、ミスしないように戦いたい。チームメイトのシモン選手と1、2位になれればいいね」とスミス選手はコメントした。
2番手に、S・レディング選手(アプリリア)が続き、イギリス人ライダーが1、2位を占めた。
3番手は目下ポイントリーダーのJ・シモン選手(アプリリア)、フロントロー最後の4番手にはS・ガデア選手(アプリリア)が並ぶ。
シモン選手は「最後はスミス選手と僕との戦いになりそうだね。僕はいい準備ができている。レースが楽しみだね」と語った。
また、中上貴晶選手(アプリリア)は、セッティングに苦しみ22位。
「前半セクションがうまくいかなくて、厳しい予選でした。なんとかレースでは追い上げていきたい」と中上選手。
小山知良選手(ロンシン)は、マシントラブルに悩まされて僅か6周しか走れず、28位に沈んだ。「ニューエンジンを使ったのですが、トラブルであまり走れなかった。エンジンの調子を見て、レースにでるかどうか決めます」と小山選手は語った。
決勝日朝のウォームアップはドライコンディションで行なわれた。その後雨が降り出したが、125クラスの決勝を迎える頃には雨は止み、路面はほぼドライコンディションとなっていた。
決勝レースが始まると、シモン選手がオープニングラップを制すが、レディング選手、イアンノネ選手、N・テロール選手(アプリリア)、スミス選手などが僅差で続き、序盤から8台の大混戦となる。
地元のイアンノネ選手、テロール選手、シモン選手とトップに立つライダーは目まぐるしく替っていく。そして、6周目にイアンノネ選手はマシントラブルのためにスローダウン。そのままピットへと戻ってしまう。
このころから上位陣はばらけ始め、6周目にトップに立ったスミス選手は引き離しにかかり、シモン選手とテロール選手の2台がついていく。この3台がトップ争いとなり、レディング選手、M・マルケス選手(KTM)、P・エスパルガロ選手(デルビ)などがセカンドグループとなる。
レース後半に入っても、テロール選手、シモン選手、スミス選手の3台は僅差で続くが、13周目にトップに浮上したスミス選手が他の2台を抑えていく。
レース終盤、シモン選手はエンジントラブルのために遅れ始め、最後はスミス選手とテロール選手の戦いとなる。スミス選手はそのままトップを守りきり今季2勝目を達成した。
「ヘレスと同じように前にでて、後続を離そうとしたけど、テロール選手を引き離すことはできなかった。ハードなレースだったけど、ポールポジションをとって優勝できたから、最高だね」とスミス選手。この結果、シモン選手に3.5点差のランキングトップに立った。
続いて、2位にテロール選手が入り、シモン選手は3位を死守した。
「必死で追いかけたけど、スミス選手には追いつけなかった。だけど、表彰台に上がれてうれしいです」とニコール選手。
シモン選手は「最初のうちはよかったけど、最後はエンジンの調子が悪くなって、水温が上がってしまったんだ。完走できてよかった」と語った。