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CATEGORY
■ 2009/5/31 第5戦 イタリア ムジェロ
天気 気温 観客
曇り、雨 15度 81,657人

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Pasini Team Toth Aprilia Aprilia '45.38.391 DUNLOP user
2位 M.Simoncelli Metis Gilera Gilera '45.38.508 DUNLOP user
3位 A.Bautista Mapfre Aspar Team Aprilia '45.39.684 DUNLOP user
6位 青山博一 Scot Racing Team 250cc Honda '46.08.428 DUNLOP user
リタイア 富沢祥也 CIP Moto-GP250 Honda '13.48.480 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 B.Smith Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia '40.09.523 DUNLOP user
2位 N.Terol Jack&Jones Team Aprilia '40.09.739 DUNLOP user
3位 J.Simon Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia '40.16.637 DUNLOP user
15位 中上貴晶 Ongetta Team I.S.P.A. Aprilia '40.46.159 DUNLOP user
リタイア 小山知良 Loncin Racing Loncin '4.25.064 DUNLOP user

第5戦終了時点

250CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 A.Bautista Mapfre Aspar Team Aprilia 83 DUNLOP user
2位 青山博一 Scot Racing Team 250cc Honda 76 DUNLOP user
3位 M.Simoncelli Metis Gilera Gilera 61 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 B.Smith Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 74.5 DUNLOP user
2位 J.Simon Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 71 DUNLOP user
3位 A.Iannone Ongetta Team I.S.P.A. Aprilia 46.5 DUNLOP user

雨の中、バトルを制してパシーニ選手が今季初優勝

第5戦の舞台は、世界遺産で有名なフィレンツェ郊外の山間にあるムジェロサーキット。コースレイアウトはアップダウンのある高速コースだ。また、熱狂的なファンを集めるサーキットとしても知られている。
今年は、天候が心配される中で開幕され、金曜日、土曜日は初夏の陽気の中、ドライコンディションで行なわれた。
第4戦終了時点では、250クラスは、首位のA・バウティスタ選手(アプリリア)と、青山博一選手(ホンダ)が1点差と僅差で続いている。さらに、ディフェンディング・チャンピオンのM・シモンチェリ選手(アプリリア)が前戦で今季初優勝を果たし、地元イタリアラウンドに臨んだ。


2日目、土曜日の午後の予選で、ポールポジションを獲得したのはバウティスタ選手で、2戦連続今季3度目の獲得となった。
「今日の午前中はフロントフォークに問題があったけど、午後はセッティングを変えてよくなった。いいフィーリングで走れたよ。上位はタイム差がなくて混戦になりそうだけど、がんばるよ」とバウティスタ選手。
2位には、シモンチェリ選手が入った。土曜日午前中のフリー走行でポールポジションより速いタイムをマークしていたが、午後の予選は気温が25度に上がったためタイムは伸びず。ポールシッターに僅かに百分の1秒差で2位となった。
「午前中に調子がよかったから、ポールポジションを取れると思ってたけど、2位でもハッピーだよ。明日はいいレースしたいね」とシモンチェリ選手。
続いて、3位のH・バルベラ選手(アプリリア)に続いて、青山選手が4位フロントローをゲットした。


「アプリリアの地元なのでポールをとるのは難しかったです。僕にとっては、チームの地元なのでがんばりました。いい感触で走れています。明日はいいスタートを切ってトップ争いしたいです」と青山選手は語った。
また、富沢祥也選手(ホンダ)は16位につけている。「初めてのコースで、日本にはこんな高速コースはないので難しかった。でも、徐々に慣れてきています。明日は自分のいいところを生かしていきたい」と富沢選手は語った。


朝のウォームアップ走行はドライコンディションで行なわれたが、250クラスの決勝を迎えたころ、雨が降り始めた。今週初めての雨となり、選手達はいきなりレインタイヤでレースに臨むことになった。
決勝レースはシモンチェリ選手のホールショットで始まった。バウティスタ選手、H・ファウベル選手(ホンダ)、バルベラ選手、青山選手などが続く。シモンチェリ選手はすぐに後続を引き離して、3周目には7秒以上のリードを奪う。2位以下はM・パシーニ選手(アプリリア)、バウティスタ選手、青山選手などが続き。パシーニ選手とバウティスタ選手が、トップのシモンチェリ選手を追いかけ始める。
8周目には2台はトップのシモンチェリ選手に追い付き、シモンチェリ選手、バウティスタ選手、パシーニ選手の3台が激しいトップ争いを始める。
そして、11周目にバウティスタ選手とシモンチェリ選手が接触して2台はコースアウト。転倒せずにコースに復帰するが、パシーニ選手がトップに上がり、2位シモンチェリ選手、3位バウティスタ選手にかわる。
一方、青山選手はペースが上がらず、T・ルティ選手(アプリリア)、バルベラ選手と4位争いを演じていく。


レース終盤、再びシモンチェリ選手にバウティスタ選手が追い付き、緊迫した戦いとなるが、バウティスタ選手はマシンが大きく振られる場面を切り抜けると、単独3位を走っていく。
終盤、シモンチェリ選手がトップのパシーニ選手に追い付き、最終ラップに2台は激しいドッグファイトを展開。雨の中で白熱のバトルが演じられたが、パシーニ選手が競り勝って今季初優勝を決めた。
「地元のイタリアGPで勝てるなんて信じられない気分だよ。スタート前に雨が降ってきてセッティングを少し変えて走ったんだ。慣れるのに5、6周はかかったよ。最後は素晴しいバトルだった」とパシーニ選手。
2位にシモンチェリ選手が入り、地元でイタリアンが1、2位を独占した。
「最初からリズムよく走れた。バウティスタ選手に追い付かれて、抜かれた後、ミスして彼にぶつかってしまった。申し訳ない。コースアウトした後、がんばって追い上げて、最後はパシーニ選手に追い付いた。いいバトルができたね。今日は彼の方が強かった」とシモンチェリ選手。
続いて、バウティスタ選手が3位となる。「3位は大事な結果だね。コースアウトした後、追い上げてシモンチェリ選手に接近したけど、転倒しそうになったので無理するのはやめた。ヘルメットのシールドが曇って、前が見づらくて大変だったよ」とバウティスタ選手はコメントした。


また、青山選手は、ルティ選手、バルベラ選手の先行を許し、6位でゴール。
「レース序盤はいいフィーリングで入れたが、中盤からエンジンに問題がでてしまった。完走できてよかったです」と青山選手。
この結果、ポイントテーブルでは、首位のバウティスタ選手が7点差に広げている。
また、富沢選手は転倒リタイアに終っている。「いきなり雨になったので、タイヤを替えた。感触が分からなくて、難しかったです。いい勉強になりました」と富沢選手は語った。


スミス選手が今季2勝目を飾る

125クラスの予選では、イギリス人のB・スミス選手(アプリリア)が今季初のポールポジションを獲得した。
「マシンの調子がよくて、いいフィーリングで走れた。明日は混戦になるだろうから、ミスしないように戦いたい。チームメイトのシモン選手と1、2位になれればいいね」とスミス選手はコメントした。
2番手に、S・レディング選手(アプリリア)が続き、イギリス人ライダーが1、2位を占めた。
3番手は目下ポイントリーダーのJ・シモン選手(アプリリア)、フロントロー最後の4番手にはS・ガデア選手(アプリリア)が並ぶ。
シモン選手は「最後はスミス選手と僕との戦いになりそうだね。僕はいい準備ができている。レースが楽しみだね」と語った。


また、中上貴晶選手(アプリリア)は、セッティングに苦しみ22位。
「前半セクションがうまくいかなくて、厳しい予選でした。なんとかレースでは追い上げていきたい」と中上選手。
小山知良選手(ロンシン)は、マシントラブルに悩まされて僅か6周しか走れず、28位に沈んだ。「ニューエンジンを使ったのですが、トラブルであまり走れなかった。エンジンの調子を見て、レースにでるかどうか決めます」と小山選手は語った。


決勝日朝のウォームアップはドライコンディションで行なわれた。その後雨が降り出したが、125クラスの決勝を迎える頃には雨は止み、路面はほぼドライコンディションとなっていた。
決勝レースが始まると、シモン選手がオープニングラップを制すが、レディング選手、イアンノネ選手、N・テロール選手(アプリリア)、スミス選手などが僅差で続き、序盤から8台の大混戦となる。


地元のイアンノネ選手、テロール選手、シモン選手とトップに立つライダーは目まぐるしく替っていく。そして、6周目にイアンノネ選手はマシントラブルのためにスローダウン。そのままピットへと戻ってしまう。
このころから上位陣はばらけ始め、6周目にトップに立ったスミス選手は引き離しにかかり、シモン選手とテロール選手の2台がついていく。この3台がトップ争いとなり、レディング選手、M・マルケス選手(KTM)、P・エスパルガロ選手(デルビ)などがセカンドグループとなる。
レース後半に入っても、テロール選手、シモン選手、スミス選手の3台は僅差で続くが、13周目にトップに浮上したスミス選手が他の2台を抑えていく。


レース終盤、シモン選手はエンジントラブルのために遅れ始め、最後はスミス選手とテロール選手の戦いとなる。スミス選手はそのままトップを守りきり今季2勝目を達成した。
「ヘレスと同じように前にでて、後続を離そうとしたけど、テロール選手を引き離すことはできなかった。ハードなレースだったけど、ポールポジションをとって優勝できたから、最高だね」とスミス選手。この結果、シモン選手に3.5点差のランキングトップに立った。
続いて、2位にテロール選手が入り、シモン選手は3位を死守した。
「必死で追いかけたけど、スミス選手には追いつけなかった。だけど、表彰台に上がれてうれしいです」とニコール選手。
シモン選手は「最初のうちはよかったけど、最後はエンジンの調子が悪くなって、水温が上がってしまったんだ。完走できてよかった」と語った。


また、4位争いのグループでは、エスパルガロ選手が先頭の4位でチェッカーを受けている。
一方、中上選手はポイント圏内15位でゴール。「朝のウォームアップではいい感じで走れたんですが、決勝では序盤ペースが上がらなかった。最後の2周で集団の戦いとなって、15位に走るのが精一杯でした」と中上選手。
小山選手はマシントラブルのためにリタイアしている。「エンジンの調子が悪かったので、安全を考えてピットに戻った。次戦までにエンジンをよくしたいです」と小山選手は語った。