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CATEGORY
■ 2008/6/1 第6戦 ムジェロ
天気 気温 観客
晴れ 29度 96,252人

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Simoncelli Metis GIlera Gilera '40.19.910 DUNLOP user
2位 A.Debon Lotus Aprilia Aprilia '40.20.409 DUNLOP user
3位 T.Luthi Emmi-Caffe Latte Aprilia '40.20.622 DUNLOP user
8位 青山博一 Red Bull KTM 250 KTM '40.37.226 DUNLOP user
リタイア 高橋裕紀 JiR Team Scot250 Honda '32.44.544 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Corsi Jack & Jones WRB Aprilia '39.59.020 DUNLOP user
2位 G.Talmacsi Bacaja Aspar Team Aprilia '39.59.039 DUNLOP user
3位 P.Espargaro Belson Derbi Derbi '39.59.056 DUNLOP user
16位 中上貴晶 I.C.Team Aprilia '40.25.651 DUNLOP user
リタイア 小山知良 ISPA KTM Aran KTM '32.25.426 DUNLOP user

第6戦終了時点

250CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM 106 DUNLOP user
2位 M.Pasini Polaris World Aprilia 88 DUNLOP user
3位 A.Debon Lotus Aprilia Aprilia 79 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Corsi Jack & Jones WRB Aprilia 87 DUNLOP user
2位 M.Di Meglio Ajo Motorsport Derbi 87 DUNLOP user
3位 N.Terol Jack & Jones WRB Aprilia 75 DUNLOP user

転倒が相次ぐ波乱のレースで、シモンチェリ選手が地元で初優勝

第6戦イタリアは、有名な観光地フィレンツェの郊外、山の中にあるムジェロサーキットで開催された。
初日は雨に見舞われ、2日目も午前中に雨がぱらつくという悪天候となる。午後の2回目の予選は、完全なドライコンディションとなった。


ドライでの走行時間が短いという難しい状況の中、最速タイムをマークしたのはスペイン人ライダー、H・バルベラ選手(アプリリア)。2番手にコンマ7秒差をつけて、今季初のポールポジションを獲得した。
「天気が悪くて大変だった。最後にセッティングが決まって、ソフトタイヤでアタックしたんだ。いい感じで走ることができたよ」とバルベラ選手。
2番手もスペイン人のA・バウティスタ選手(アプリリア)。「今日の午後にセッティングがよくなった。最後はアタックしたけど、ポールは無理だったね。でも状態はいいよ」とコメントした。
続いて、地元イタリアのM・シモンチェリ選手(アプリリア)が3位。「セッティングを変えたらだめで、最後に元のセッティングに戻したらよくなった。地元だからいいレースしたいです」とシモンチェリ選手。首位のM・カリオ選手(KTM)がフロントロー4位を死守した。「このコースではアプリリアが速いけど、なんとかついていきたい」と語っていた。


また、青山博一選手(KTM)は、2回目の予選序盤に転倒。その後再スタートして10位に入る。「予選開始早々にスロットルを開けすぎて転倒してしまった。ナンバー1マシンにダメージがあったので、ナンバー2マシンで走ったら、感触が違って難しかった。明日は、ナンバー1バイクでレースに臨みます」と青山選手。
高橋裕紀選手(ホンダ)は11位につけた「セッティングに集中していた。レースに向けてはいい感触がある。いいスタートを決めて、上位集団についていきたいです」と高橋選手は語った。


決勝レースがスタートすると、バウティスタ選手、シモンチェリ選手が飛び出し、後ろからバルベラ選手、A・デボン選手(アプリリア)、高橋選手などが続く。
序盤は、バウティスタ選手、シモンチェリ選手、バルベラ選手がトップグループを形成。デボン選手、T・ルティ選手(アプリリア)、L・ペゼック選手(アプリリア)、高橋選手の4台がセカンド集団となる。
1周目からトップに立っていたバウティスタ選手は後続を引き離しにかかったが、7周目に無念の転倒。そのままリタイアとなる。
これでトップ争いはシモンチェリ選手とバルベラ選手に絞られる。
セカンドグループでは、ペゼック選手がクラッシュダウン。ルティ選手、デボン選手、高橋選手の競り合いとなった。
レース後半に入ってもシモンチェリ選手とバルベラ選手のドッグファイトは続き、3位争いはデボン選手とルティ選手となっていく。高橋選手は徐々に遅れ、18周目に転倒してしまった。


レース終盤に入ってもトップ争いは僅差の戦いが続いたが、19周目のメインストレートで前に出ようとしたバルベラ選手のマシンとシモンチェリ選手のマシンが接触して、バルベラ選手がクラッシュ。これでシモンチェリ選手が単独トップとなり、地元イタリアで250クラス初優勝を成し遂げた。
「地元で初優勝できるなんて、今日は世界で一番ハッピーな人だと思う。レースは大変で、最初はバウティスタ選手についていくのは大変だった。彼がミスした後、バルベラ選手との戦いとなった。彼のマシンは速かったので、ストレートで抜かれないようにと思っていたら、近づきすぎてぶつかって、彼は転倒してしまった。それは残念だけど、勝ててうれしいよ。」とシモンチェリ選手。


続いて、デボン選手とルティ選手が2位争いとなり、デボン選手が先にゴールしている。
「表彰台に上がれるとは思わなかった。今回は電気系トラブルがあって大変だったから。でも、レースではいい感じで走れたよ。バトルは楽しかった」とデボン選手。
初めて表彰台に上がったルティ選手は「最後にデボン選手を抜きたかったけど、ミスしてできなかった。でも、ようやく表彰台に上がれてうれしい」と語った。
また、青山選手は序盤出遅れていたが、カリオ選手と共に徐々に挽回。上位車の脱落で、最後はカリオ選手と4位争いとなった。ラストラップ、カリオ選手のインをついたが、そのままアウトにはらんでしまいコースアウト。カリオ選手は4位。青山選手はなんとかコースに戻り、8位でゴールした。
「スタートでクラッチトラブルがあって遅れてしまった。それから追い上げるのは大変だった。最後はカリオ選手の前にでようとしたら、止まりきれなくてアウトにはらんでしまった。残念だったけど、ペースは悪くなかったので、次がんばります」と青山選手。
転倒リタイアに終わった高橋選手は、「今回は昨日から状態がよかったので残念です。レース終盤、いきなりフロントが切れ込んで転倒してしまった。次のレースではいい結果を残したいです」と語った。


大混戦を制したコルシ選手が、地元で今季3勝目を達成

125クラスも、予選1回目は雨。ドライコンディションとなった予選2回目のタイムでグリッドが決まった。
地元イタリアのR・デ・ロサ選手(KTM)は、今回から新しいシャシーで走り、初のポールを獲得した。
「新しい車体で走ることができて、コーナーやブレーキングの感触がすごくよくなった。地元で初のポールポジションをとることができて本当にうれしいよ」とデ・ロサ選手。
続いて2番手に、ディフェンディング・チャンピオンのG・タルマクシ選手(アプリリア)。「マシンの状態はいい。明日はスタートを決めて、後ろをみないで集中して走っていきたい」とタルマクシ選手。
目下首位のM・デ・メグリオ選手(デルビ)、P・エスパルガロ選手(デルビ)が3、4位フロントローに並んだ。


また、小山知良選手(KTM)は10位3列目となる。「今回からフロントのステムが新しくなった。セッティングを変更したら、よくなっていいフィーリングで走れている。レースは大集団でのバトルになると思うので、ついていきたい」と小山選手。
中上貴晶選手(アプリリア)は、15位につけた。「今回は調子がよくて、ずっとトップ10につけていた。予選2回目もよかったけど、最後に転倒してしまって、15位になってしまった。今回はベストリザルトを目指します」と中上選手は語っていた。


決勝レースがスタートすると、タルマクシ選手がホールショット。後ろからデ・メグリオ選手、A・イアンノネ選手(アプリリア)、N・テロール選手(アプリリア)、B・スミス選手(アプリリア)、デ・ロサ選手などが続く。
序盤から、上位13台が僅差で続く大接戦。序盤は、テロール選手、S・ブラドル選手(アプリリア)、デ・メグリオ選手、タルマクシ選手を中心に目まぐるしくトップを入れ替えていった。


中盤の13周目に入るとデ・メグリオ選手が再びトップに浮上。タルマクシ選手、エスパルガロ選手、S・コルシ選手(アプリリア)、テロール選手、スミス選手、S・ガデア選手(アプリリア)の7台に絞られる。この7台は、デッドヒートを繰り広げていく。
終盤に入っても、デ・メグリオ選手がトップをキープしていくが、残り2周というところでスミス選手が先頭に立つ。しかし、スミス選手のトップの座は長くは続かなかった。


ラストラップを迎えると、メインストレートから第1コーナー入口へ向けて激しい順位争いとなり、前にでたのはコルシ選手だった。
地元イタリアの大観衆の応援をバックに、コルシ選手は後続を抑え続けていく。最後はコンマ2秒の間に5台がチェッカーを受けるという接戦となるが、コルシ選手はライバル達を僅差で抑えて、今季3勝目を飾った。
「地元で勝つことができて、最高な気分だ。とにかくプッシュしていった。最後の1コーナーで前にでたけど、そのままトップでゴールできるとは思わなかった。チーム、アプリリアに感謝しています」とコルシ選手。
続いて、タルマクシ選手がゴール直前で前に出て2位を死守。エスパルガロ選手が3位となった。
「大集団のレースで何位なのか分からなくて大変だった。経験を生かしてがんばった。シーズン序盤は不運があったから、また表彰台に上がれてうれしい」とタルマクシ選手。
「ここまでがんばってきてよかった。1、2位になれるかと思ったけど、でも3位でもうれしいです。」とエスパルガロ選手は語った。


デ・メグリオ選手は4位となったため、ポイントテーブルではコルシ選手とデ・メグリオ選手が同点で並んだ。
また、中上選手はスタートで出遅れてしまい、最後まで追い上げを図ったが、惜しくもポイント圏内を逃し16位でゴール。
小山選手は、エンジントラブルのためにリタイアに終わった。