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CATEGORY
■ 2008/6/8 第7戦 カタルニア
天気 気温 観客
晴れ 27度 113,150人

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Simoncelli Metis GIlera Gilera '41.01.787 DUNLOP user
2位 A.Bautista Mapfre Aspar Team Aprilia '41.01.898 DUNLOP user
3位 H.Barbera Team Toth Aprilia Aprilia '41.13.150 DUNLOP user
7位 青山博一 Red Bull KTM 250 KTM '41.37.677 DUNLOP user
12位 高橋裕紀 JiR Team Scot250 Honda '41.58.515 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.De.Meglio Ajo Motorsport Derbi '41.08.708 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Belson Derbi Derbi '41.08.976 DUNLOP user
3位 G.Talmacsi Bacaja Aspar Team Aprilia '41.09.046 DUNLOP user
13位 小山知良 ISPA KTM Aran KTM '41.33.721 DUNLOP user
22位 中上貴晶 I.C.Team Aprilia '42.10.026 DUNLOP user

第7戦終了時点

250CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM 106 DUNLOP user
2位 M.Simoncelli Metis GIlera Gilera 103 DUNLOP user
3位 M.Pasini Polaris World Aprilia 98 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Di Meglio Ajo Motorsport Derbi 112 DUNLOP user
2位 S.Corsi Jack & Jones WRB Aprilia 98 DUNLOP user
3位 S.Bradl Grizzly Gas Kiefer Racing Aprilia 77 DUNLOP user

シモンチェリ選手が最終ラップで逆転、2連勝を決める

イタリアGPの翌週、スペインの有名都市、バルセロナ郊外にあるカタルニアサーキットで第7戦が行なわれた。
初日の早朝に大雨が降り、1日目は難しい路面コンディションとなった。走行が始まると多くのライダーが転倒するシーンが見られ、第7戦は不穏な雰囲気の中で進んでいった。
2日目の午前中も雨がぱらつくが、午後の予選2回目は完全なドライコンディションで行なわれた。


前回トップを走行中に転倒したA・バウティスタ選手(アプリリア)は、地元スペインで初日から好調な走りを披露。今季3度目のポールポジションを獲得した。
「イタリアGPのときより、調子を上げている。今日の午後は風が強くて大変だったが、プッシュしていった。明日は地元ファンの前でいいレースをしたいです」とバウティスタ選手。
続いて、ベテランのA・デボン選手(アプリリア)、H・バルベラ選手(アプリリア)と上位3台はスペイン人が並ぶ。「いいセッティングはできている。ファンのためにいい結果を残したい」とデボン選手。前回、トップ争い中に不運な転倒を喫したバルベラ選手も「状態はいい。レースに向けて自信はある」と力強く語った。


フロントロー最後の一角に、前回のウィナー、M・シモンチェリ選手がつけた。「また勝つのは難しいと思うけど、セッティングも最後にはよくなった。全力を尽くすよ」とシモンチェリ選手はコメントしていた。
また、高橋裕紀選手(ホンダ)は、2日目の午前中に転倒したがケガはなかった。予選では7位2列目につける。
青山博一選手(KTM)は、最後のタイムアタック中にクラッシュ。ケガはなかったが、タイム更新できずに8位2列目となった。


決勝当日、早朝に雨が降ったが、決勝レースはドライコンディションで行なわれた。
レースがスタートすると、バウティスタ選手が好ダッシュ。後ろからデボン選手、シモンチェリ選手、高橋選手、M・カリオ選手(KTM)、バルベラ選手などが続く。そして、好スタートを切っていた高橋選手は1周目にL・ロカテリ選手(アプリリア)と接触してコースアウト、大きく後退してしまった。
序盤から、バウティスタ選手、シモンチェリ選手、バルベラ選手の3台がトップグループを形成して三つ巴のバトルを展開。セカンド集団はデボン選手、ルティ選手、カリオ選手、M・パッシーニ選手(アプリリア)など6台が続く。


レース中盤に入っても、上位3台の接近戦は続き、後半に入るとバルベラ選手が徐々に遅れ始める。終盤は、バウティスタ選手とシモンチェリ選手の一騎打ち。一方、バルベラ選手は単独3位、デボン選手が後続車を離して単独4位につけている。
終盤トップに立っていたのはバウティスタ選手だった。地元優勝を狙うバウティスタ選手は、ラストラップに入るとスパートをかけて、シモンチェリ選手を引き離しにかかった。ところが、後半セクションの左コーナーでマシンが振られるとワイドにはらんでしまう。この隙にシモンチェリ選手が前にでて、イタリア戦に続いて2連勝を決めた。
「ファンタスティックな結果だね。バウティスタ選手は速くてついていくのは大変だった。最後に彼がミスして、勝つことができたよ。」とシモンチェリ選手。
バウティスタ選手は2位、バルベラ選手は3位で、スペイン勢は2、3位に終わった。
「勝ちたかったけど、最後にプッシュしていたらミスしてしまった。だけど、ポイントを取れたことはよかったよ」とバウティスタ選手は語った。バルベラ選手は「タイヤの選択がよくなかった。でも、前回の不運を思えば、表彰台だからいいと思う」と語った。


また、首位のカリオ選手は終盤7位につけていたが、マシントラブルのためにスローダウン。ピットインリタイアとなる。この結果、シモンチェリ選手は、カリオ選手に3点差に迫っている。
一方、青山選手はペースが上がらず7位。「スタート直後に他車と接触して遅れてしまった。その後、追い上げたかったが、ペースが上がらなくて厳しいレースでした」と青山選手。
高橋選手は最後尾から追い上げて12位ポイント圏内でゴールしている。「1周目に前のライダーを抜いておきたくて、インをついたら接触してコースアウトしてしまった。その後、いつもの走りができなかった。ポイントを取れたことはよかった」と高橋選手は語っていた。


デ・メグリオ選手、接戦を制して今季2勝目を果たす

125クラスでもスペイン勢が速さを見せて、17歳の新鋭、P・エスパルガロ選手(デルビ)が、初のポールポジションを獲得する。
続いて、2番手はランキングトップに立つ、M・デ・メグリオ選手(デルビ)。目下ランキング3位のスペイン人のN・テロール選手(アプリリア)が3位、イギリスのS・レディング選手(アプリリア)が4位をつかんだ。


前戦イタリアのウィナーでデ・メグリオ選手と同点首位のS・コルシ選手(アプリリア)はフロントローを逃したが、5位2列目につけている。
また、中上貴晶選手(アプリリア)は、19位となる。「今日の午前中は少しずつよくなっていた。午後は最後にソフトなタイヤでアタックしたのですが、ミスしてタイムを更新できなかった。このコースはよく知っているので、いい結果を残したいです」と中上選手。
小山選手は、22位と苦しいポジションからスタートすることになった。「タイムアタックのタイミングを逃してしまって、速い集団にうまくついて行けなかった。エンジン的には厳しい状態が続いている。車体はまだ新しいのが来ていないけど、サスペンションを調整してフィーリングは良くなっている。ひとつでもいい順位で終わりたいです」と小山選手は語った。


決勝レースがスタートすると、エスパルガロ選手がホールショット。テロール選手、セルジオ・ガデア選手、ファン・オリーブ選手などが続く。序盤は12台が僅差で続く大混戦となる。2周目にガデア選手がトップに上がり、ガデア選手、テロール選手、デ・メグリオ選手を中心にトップ争いは続いていく。
7周目になると、トップ集団はデ・メグリオ選手、テロール選手、ガデア選手、エスパルガロ選手、レディング選手、コルシ選手、オリーブ選手、G・タルマクシ選手(アプリリア)の8台に絞られていく。そして、序盤トップに立っていたガデア選手はコースアウトして遅れてしまう。


中盤になると、デ・メグリオ選手とテロール選手が後続を約1秒離してトップ争いを展開する。2台は何度も順位を入れ替えながらレースは終盤を迎えた。
残り4周になると、エスパルガロ選手、タルマクシ選手、オリーブ選手が追い付いて、5台がトップ争いを開始。しかし、オリーブ選手は20周目、テロール選手は21周目に転倒してしまう。
これでデ・メグリオ選手、エスパルガロ選手、タルマクシ選手の3台の戦いとなる。最後まで僅差の戦いは続いたが、レース中盤からトップを守っていたデ・メグリオ選手がスパートをかけると、他者を抑えきり今季2勝目を決めた。


「今日はドライになってよかった。レースではずっとプッシュしていった。いつも表彰台に上がれるように、今後もがんばります」とデ・メグリオ選手。
続いて、地元スペインのエスパルガロ選手が自己最高の2位、タルマクシ選手が3位となった。
「地元で表彰台に上がったから特別な日になった。今回は予選でも決勝でもよかった。多くの友人の前でいい結果が残せてうれしい」とエスパルガロ選手。「トップ集団についていったが、けっこう大変だった。最後は2位を狙っていたが厳しかった。毎回表彰台で終わりたいね」とタルマクシ選手はコメントした。
また、コルシ選手は後半遅れ始め、最後はS・ブラドル選手(アプリリア)に抜かれて5位に終わった。
この結果、首位のデ・メグリオ選手はコルシ選手に14点差をつけた。


また、小山選手は粘り強く走り続けると、徐々に順位を上げて13位でチェッカー。「前の集団についていきたかったが、できなかった。次のドニントンには、新しい車体が来る予定なのでセッティングをつめていいレースしたいです」と小山選手。
中上選手はエンジンの不調でペースが落ちてしまい、22位に終わった。「スタートは決まったのですが、2周目の第1コーナーに無理して入ったらまっすぐに行ってしまった。その後はエンジンパワーが落ちて、ゴールを目指して走りました」と中上選手は語った。