FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2016/6/26 第8戦 オランダ アッセン
天気 気温 観客
曇り 20度 105,000人

中上選手が、初優勝を達成!







第8戦はアッセンで行われるオランダGP。1949年の第1回大会から行われている歴史ある大会だ。これまで土曜日に決勝が行われてきたが、今年から他の大会と同じように、日曜日に決勝が行われることになった。
コースは、約4.5キロの高速コース。ダンロップは、フロントにソフト1、ミディアム2、リアにハードNo.3とハードNo.4を用意した。
毎年、変わりやすい天候に悩まされるアッセンだが、今年も初日からぐずついた空模様となった。
予選当日も朝から、雨が降ったりやんだりしていた。
Moto2クラスの予選は、ほぼドライ・コンディションで始まり、後半はウェットとなる。
序盤で好タイムを出した、T・ルティ選手(KALEX)が今季2度目のポール・ポジションを獲得する。
「ポール・ポジションを獲得することは、本当に素晴らしいことですね。それ以上にフリー・プラクティス3で10ラップ以上連続でハイ・ペースで走れたことがうれしかった。明日の天気はどうなるかわからないけど、勝利を目指して頑張ります」
続いて、J・ザルコ選手(KALEX)が2位、D・アーゲター選手(KALEX)が今季初のフロント・ロー3位となった。
また、中上貴晶選手(KALEX)は6位2列目。
「難しいコンディションの中で、なんとか2列目のグリッドを獲得できた。明日の決勝はどんな状態でもいいレースができると思います。明日が楽しみです」と中上選手。
首位のA・リンス選手(KALEX)は8位3列目となった。

決勝当日、朝は青空が見えていたが、徐々に曇っていったが、ドライ・コンディションでMoto2の決勝を迎えた。
スタートが切られると、ルティ選手がホール・ショット。アーゲター選手、S・ロウズ選手(KALEX)、ザルコ選手、中上選手、F・モルビデッリ選手(KALEX)などが続く。
4周目にモルビデッリ選手がトップに浮上。ルティ選手、中上選手、アーゲター選手も僅差で続く。
6周目になるとモルビデッリ選手の後方2位に中上選手がつける。
モルビデッリ選手、中上選手、ルティ選手がトップ争いを展開。その後ろで、アーゲター選手、L・バルダッサリ選手(KALEX)、ザルコ選手、ロウズ選手が続く。
そして、8周目に中上選手はトップに浮上。後ろからモルビデッリ選手、ルティ選手が続き、ザルコ選手もこの戦いに加わる。
12周目、トップの中上選手は約1秒のリードを奪う。後ろからルティ選手、ザルコ選手、モルビデッリ選手が続く。
レース中盤になると、中上選手は約3秒のリードを築く。モルビデッリ選手、ザルコ選手、ルティ選手、バルダッサリ選手が2位争いとなり、ザルコ選手が2位につけていく。
残り7周ころから雨がぱらつき始める。19周目にルティ選手はスリップ・ダウン。
終盤、トップの中上選手は、ザルコ選手の猛追を受けるが、逃げ切りを図る。
残り2周になったころ雨が強まり、赤旗が提示され、レースは終了。
中上選手は2010年の高橋裕紀選手以来の日本人ウィナーとなった。
続いて、ザルコ選手が2位、モルビデッリ選手が3位となった。リンス選手は6位。
この結果、ザルコ選手とリンス選手は同点で首位に並ぶことになった。

●コメント

優勝 中上貴晶選手(KALEX)
「今週は、フリー走行、予選と、とても気持ちよく走れていた。不安定なコンディションになった予選は6番手だったが、ドライになればいいレースができると思っていた。レースでは、序盤の混戦の中でも、落ちついて走れた。レース中盤にモルビデッリ選手を抜いてトップに立ってからは、自分のリズムで走れた。雨が降り始めた終盤も、後ろとの間隔を確認しながら落ちついて走れた。今年は第6戦イタリアから調子がよく、前戦カタルニアでは3位表彰台を獲得していた。アッセンは特別得意なサーキットではないが、初日から調子がよく、優勝できると思っていた。サポートしてくれているすべての人に感謝したいです」

2位 J・ザルコ選手(KALEX)
「2位になれたし、チャンピオンシップでも同ポイントで首位に立つことができ、とてもいい週末になった。今日は集団での戦いになり、とても難しいレースだった。トップに立てるペースだったのですが、何度もミスをしてポジションを落とした。中上選手がレースをリードしていたが、2番手に上がってから彼を捕まえることができると思った。しかし、雨が降り始めて、路面がとても滑りやすい状況だったので、赤旗中断はとてもいい判断だったと思う。今日の中上選手はとても速く、ウイナーとなるのにふさわしかった」

3位 F・モルビデッリ選手(KALEX)
「このチームで初めて表彰台を獲得でき、とてもいい1日だった。シーズンのはじめから表彰台に立てるポテンシャルがあって、それをやっと実現できたので、サポートしてくれたすべての人に捧げたい。レース終盤で雨が降り始めたとき、少しペースを落とした。レース序盤でトップに立てたり、とても楽しく走れた。次のザクセンリンクは好きなサーキットだから、とても楽しみです」


バグナイア選手が初優勝を決める







Moto3クラスには、フロントにソフト&ミディアム、リアにソフトS1、ミディアムM1のタイヤを準備した。
Moto3クラスの予選は、少し雨がぱらつく中で行われた。
その中で、E・バスティアニーニ選手(HONDA)が今季初のポール・ポジションをゲットした。
「速いことを証明できてうれしい。昨日と今日の午前中は、セット・アップに苦労したけど、予選に向けていい状態にすることができた。もし明日雨になったら、とても難しいレースになると思うが、ドライだったら、いいレースができると思う」とバスティアニーニ選手。
続いて、A・ミーノ選手(KTM)、N・ブレガ選手(KTM)が2位・3位、4位にR・フェナーティ選手(KTM)が入り、上位4台をイタリアンが独占した。
また、首位のB・ビンダー選手(KTM)は5位2列目となる。
鈴木竜生選手(MAHINDRA)は26位。
「予選前にセッティングを変更したら裏目にでてしまい、元に戻した。その後雨が降ってきて、転倒してしまった。状態は悪くないので少しでも前でゴールできるようにがんばります」と鈴木選手。
また、ランキング2位のJ・ナバーロ選手(HONDA)は、トレーニング中にケガを負ったために欠場。尾野弘樹選手(HONDA)は前戦の転倒でケガを負ったため欠場した。

決勝レースがスタートすると、フェナーティ選手が好スタート決めてトップに立つ、後ろからビンダー選手、バスティアニーニ選手、予選10位スタートのF・バグナイア選手(KTM)などが続く。
バグナイア選手、フェナーティ選手、ビンダー選手を中心に序盤から激しい順位争いが展開されていく。また、序盤から中団で転倒が相次ぐ波乱の展開となっていく。
中盤になると、バグナイア選手、フェナーティ選手、ミーノ選手、ビンダー選手とトップに立つライダーは目まぐるしくかわっていく。
後半に入っても上位13台が僅差で続く大混戦。
フェナーティ選手、ミーノ選手、バグナイア選手、ビンダー選手を中心にトップ争いは展開されていく。
17周目、ビンダー選手がコースアウトして、13位に後退する。
残り5周、バグナイア選手、ミーノ選手、フェナーティ選手、バスティアニーニ選手が上位につける。
19周目に、バスティアニーニ選手がクラッシュしてしまう。
ラスト・ラップはドッグ・ファイトが展開され、コース後半で前に出たバグナイア選手が初優勝を決めた。
続いて、ミーノ選手が2位、ディ・ジャンナントニオ選手が3位でゴール・ラインを通過する。
レース後、ミーノ選手は最後のパッシングがコースを外れていたとしてポジションをひとつ降格され、ディ・ジャンナントニオ選手2位、ミーノ選手3位となった。
一方、ビンダー選手は12位で、今季初めて表彰台を逃した。
また、鈴木選手は転倒リタイアに終わっている。

●コメント

優勝 F・バグナイア選手(MAHINDRA)
「初勝利を達成できて、信じられない気持ちです。ずっと調子はいいけど、予選がいつも難しくて、今回も10位だった。レースでは特に最後の2つのコーナーが大変だった。ストレートで3番手くらいにつけていれば勝てると思っていた。いつもストレートではスリップ・ストリームの使い合いで抜いたり、抜かれたりで大変だった。最後うまくいって勝つことができて最高の気分です」

2位 F・ディ・ジャンナントニオ選手(HONDA)
「序盤、トップ・グループに加わったが、他のライダーと接触して遅れてしまい、それを取り戻すのに全力を尽くした。そのときに、自分のペースがいいことを知り、今日は表彰台に立てるんじゃないかと思った。最終ラップは激しい戦いとなり、いいポジションを取るのが大変だった。今日は難しいレースだったが、表彰台を獲得できてうれしいです」

3位 A・ミーノ選手(KTM)
「レースは激しかったけど、楽しむことができた。走りのリズムがよかった。終盤は、表彰台を狙ってがんばった。ゴール・ラインで、勝利まであとちょっとだったから、悔しかったよ。最後のストレートでコースの横のグリーン・ラインのところを走って順位を上げたから、1ポジション降格のペナルティはしかたないと思う。この調子で次もがんばるよ」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '34.33.948 DUNLOP user
2位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX '34.36.383 DUNLOP user
3位 F.Morbidelli Estrella Galicia 0,0 Marc VDS KALEX '34.39.618 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 F.Bagnaia ASPAR Mahindra Team Moto3 MAHINDRA '38.11.535 DUNLOP user
2位 F.Di Giannantonio Gresini Racing Moto3 HONDA '38.11.574 DUNLOP user
3位 A.Migno SKY Racing Team VR46 KTM '38.11.553 DUNLOP user

第8戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 126 DUNLOP user
2位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX 126 DUNLOP user
3位 S.Lowes Federal Oil Gresini Moto2 KALEX 121 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 B.BInder Red Bull KTM Ajo KTM 151 DUNLOP user
2位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA 103 DUNLOP user
3位 R.Fenati SKY Racing Team VR46 KTM 93 DUNLOP user