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CATEGORY
■ 2008/6/22 第8戦 イギリス
天気 気温 観客
晴れ 20度 88,831人

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM '42.14.410 DUNLOP user
2位 M.Simoncelli Metis GIlera Gilera '42.14.763 DUNLOP user
3位 A.Bautista Mapfre Aspar Team Aprilia '42.15.647 DUNLOP user
6位 青山博一 Red Bull KTM 250 KTM '42.30.534 DUNLOP user
9位 高橋裕紀 JiR Team Scot250 Honda '42.47.681 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Redding Blusens Aprilia Junior Aprilia '41.39.472 DUNLOP user
2位 M.Di Meglio Ajo Motorsport Derbi '41.44.796 DUNLOP user
3位 M.Marquez Repsol KTM 125cc KTM '41.45.278 DUNLOP user
6位 小山知良 ISPA KTM Aran KTM '41.56.653 DUNLOP user
8位 中上貴晶 I.C.Team Aprilia '41.57.694 DUNLOP user

第8戦終了時点

250CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM 131 DUNLOP user
2位 M.Simoncelli Metis GIlera Gilera 123 DUNLOP user
3位 A.Debon Lotus Aprilia Aprilia 101 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Di Meglio Ajo Motorsport Derbi 132 DUNLOP user
2位 S.Corsi Jack & Jones WRB Aprilia 109 DUNLOP user
3位 S.Bradl Grizzly Gas Kiefer Racing Aprilia 77 DUNLOP user

カリオ選手が最後に逆転して今季3勝目を達成

第8戦はイギリスのドニントンパークで開催された。コースは高速セクションと低速セクションと併せ持つテクニカルなサーキットとなっている。


毎年悪天候に悩まされるが、今年のドニントンパークも天候の変化に苦しめられた。
初日はドライコンディションで行なわれたが、2日目は雨。250クラスは初日の1回目の結果でスターティンググリッドが決められた。
ポールポジションを獲得したのは、A・バウティスタ選手(アプリリア)。「ドライ、ウェットとコンディションが変わって大変だった。今日は、ウェットのセッティングを確かめていった。明日の天気は分からないが、状況を見ながらベストを尽くすよ」とバウティスタ選手。
続いて2連勝中のM・シモンチェリ選手(ジレラ)が2位。「ドライでもウェットでもいいセッティングができた。いいレースができると思う」とコメントした。
3、4位にはH・バルベラ選手(アプリリア)、T・ルティ選手(アプリリア)が入っている。


また、シモンチェリ選手に3点差の首位に立っているM・カリオ選手(KTM)は、雨の予選2回目ではトップタイムを出したが、ドライの予選1回目で低迷したため、14位4列目となった。「ドライではセッティングに問題があったが、ウェットでは問題を解決していい走りができた。ウェットのレースになればいいレースできると思う」とカリオ選手。
一方、高橋裕紀選手(ホンダ)は5位。「2回目の予選最後に転倒してしまったが、ドライでもウェットでもいい感じで走れています」とコメントした。
青山博一選手は6位につけ、「雨でもドライでも悪くないです。このサーキットではいつもいい感じで走れているので、明日もいいレースしたいです」と語った。


決勝レースがスタートするとシモンチェリ選手が好ダッシュ。後ろから高橋選手、バウティスタ選手、J・シモン選手(KTM)、バルベラ選手などが続く。

シモンチェリ選手はすぐに後続を引き離しにかかる。4周目に2位に上がったバウティスタ選手がシモンチェリ選手を猛追。3位争いは高橋選手、シモン選手、バルベラ選手、A・デボン選手(アプリリア)、青山選手、カリオ選手の6台が展開していく。
トップ争いはシモンチェリ選手とバウティスタ選手のテールトゥノーズ。3位争いはカリオ選手とバルベラ選手に絞られていく。
レース後半に入ると、トップの2台にカリオ選手が接近して、3台がトップ争いを展開。バルベラ選手は単独4位となっていく。
そして、最終ラップに入る直前の最終コーナーで、シモンチェリ選手がバウティスタ選手を抜こうとして止まりきれず、バウティスタもコースアウト側に押し出してしまう。この隙にカリオ選手が前にでて、そのまま後続を抑えきると、今季3勝目を達成した。


「今日は新しい車体を使った。今朝ドライで走ったらよくなかったが、ウェットのときのセッティングに戻したらよくなった。レースでは徐々調子が上がっていって追い上げることができた。最後はふたりのミスのおかげで楽に勝つことができたよ」とカリオ選手。
シモンチェリ選手は最終ラップにファステストラップを更新したが及ばず2位。バウティスタ選手は3位となる。
シモンチェリ選手は「バウティスタ選手を抜こうとして、ブレーキを遅らせすぎた。彼にはすまないことをした。でも、表彰台で終われてよかった」とシモンチェリ選手。バウティスタ選手はシモンチェリ選手のパッシングに不満を表していた。
この結果、首位のカリオ選手と2位シモンチェリ選手の差は8点に広がった。


また、青山選手はデボン選手とシモン選手との競り合いに勝ち、6位。「スタートは悪くなかった。でも、クラッチに問題があって、集中を欠いてしまった。気を取り直して最後は追い上げて6位になったけど、残念なレースだった」と青山選手。
高橋選手はペースが上がらず、9位でゴールしている。「いいスタートを切って、シモンチェリ選手についていった。何周か走っていたら、マシンのパフォーマンスが落ちてしまった。タイヤのサスペンションも調子がよかったので残念です」と高橋選手は語っていた。


地元の15歳、レディング選手が史上最年少優勝を達成

125クラスのグリッドも、予選1回目の結果で決められた。
ポールポジションを獲得したのは、目下ランキング2位につけるS・コルシ選手(アプリリア)で、今季2度目の獲得となった。
2番手はG・タルマクシ選手(アプリリア)。雨の予選でも2位に入っているタルマクシ選手は、「雨でもドライでもいいセッティングができている。明日は、あまり無視せずに落ち着いて戦いたい」と語っていた。
3位はS・ガデア選手(アプリリア)。続いて、地元イギリスの15歳、S・レディング選手(アプリリア)が4位フロントローをゲットした。2日目に雨の中で2度転倒したレディング選手だったが、「地元でいいレースをしたい。ドライなら表彰台を狙える」と強気に話していた。


一方、首位のM・デ・メグリオ選手(デルビ)は、予選1回目にギアボックスのトラブルがあり、21位からのスタートとなった。
また、今回から新しい車体で参戦している小山知良選手(KTM)は10番手を確保した。「雨の中ではちょっと厳しかったけど、新しい車体はフィーリングがいいです。旋回性がよくなった。ドライならいいレースができると思う」と語った。 中上貴晶選手(アプリリア)は22番手となったが、雨の中では10位のタイムを出していた。「予選1回目はミスがあってタイムが伸びなかった。雨の中ではいい感じで走れたので、今回は雨の方がいいです」と話した。


決勝レースが始まると、ガデア選手がホールショット。A・イアンノネ選手(アプリリア)、M・マルケス選手(KTM)、レディング選手などが続く。 1周目にイアンノネ選手はトップに立ち、すぐさま引き離しにかかる。2番手にはレディング選手が上がり、3位以下はガデア選手、コルシ選手、マルケス選手、B・スミス選手(アプリリア)などが僅差で続く。一方、タルマクシ選手は1周目に転倒してしまう。
トップのイアンノネ選手は2周目に約2秒のリードを奪い、レディングは単独2位に。3位以下は、ガデア選手、コルシ選手、マルケス選手、スミス選手など10台以上が僅差で続いていった。
レース中盤へ向けてトップのイアンノネ選手、2位レディング選手は単独走行。3位以下は大激戦という展開が続く。


後半に入った15周目、レディング選手はファステストラップを更新する速さでイアンノネ選手に接近していく。3位争いは後方から追い上げてきたデ・メグリオ選手と、マルケス選手、ガデア選手の3台にしぼられていった。
そして20周目、トップを走っていたイアンノネ選手がクラッシュダウン。これでレディング選手が単独トップに。
3位争いからはガデア選手が後退し、デ・メグリオ選手、マルケス選手が僅差で2、3位につける。


トップのレディング選手は、最後まで安定したライディングを見せると、地元イギリスで史上最年少優勝を達成。ドニントンパークで優勝を果たした初のイギリス人ライダーとなった。
「1日目からいいタイムがでて、調子はよかった。今日はすべてがうまくいった。本当にスタッフに感謝している。地元で初優勝できるなんて、信じられない。言葉で言い表せないくらいうれしい」とレディング選手は語った。
続いて、首位のデ・メグリオ選手が2位。15歳のルーキー、マルケス選手が初の表彰台3位を獲得した。
「スタートはそれほどよくなかった。とにかく上位陣に追い付こうとがんばった。多くのライダーといいバトルができた。2位になれてよかった」とデ・メグリオ選手。
マルケス選手は「風が強くて大変だった。とにかく前のライダーについていった。最後はデ・メグリオ選手の後ろについた。抜けなかったけど3位に入れてすごくうれしいよ」とマルケス選手は語った。


一方、小山選手はコルシ選手、J・オリーブ選手(アプリリア)などと5位争いを展開し、今季最高位6位でフィニッシュ。
「今年のベストリザルトです。レース中、タルマクシ選手、ブラドル選手が前で転倒して2度コースアウトした。クラッチトラブルもあって大変だったが、車体はよかった。次もがんばります」と小山選手。
コルシ選手は5位に入り、首位のデ・メグリオ選手と23点差となった。
中上選手は着実に追い上げて、初のトップ10入りを果たし、8位でゴールした。「今回、やっとレースらしいレースができて、一桁でフィニッシュしました。後半はコルシ選手の後ろで前の集団を追いかけていった。8位でうれしいです」と中上選手は話していた。