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CATEGORY
■ 2008/6/28 第9戦 オランダ アッセン
天気 気温 観客
曇り、雨 20度 94,978人

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Bautista Mapfre Aspar Team Aprilia '40.54.117 DUNLOP user
2位 T.Luthi Emmi-Caffe Latte Aprilia '40.54.117 DUNLOP user
3位 M.Simoncelli Metis GIlera Gilera '41.00.120 DUNLOP user
6位 青山博一 Red Bull KTM 250 KTM '41.05.632 DUNLOP user
8位 高橋裕紀 JiR Team Scot250 Honda '41.07.739 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 G.Talmacsi Bancaja Aspar Team Aprilia '9.04.520 DUNLOP user
2位 J.Olive Belson Derbi Derbi '9.04.648 DUNLOP user
3位 S.Corsi Jack & Jones WRB Aprilia '9.04.775 DUNLOP user
13位 小山知良 ISPA KTM Aran KTM '9.07.721 DUNLOP user
- 位 中上貴晶 I.C.Team Aprilia '9.07.721 DUNLOP user

第9戦終了時点

250CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM 140 DUNLOP user
2位 M.Simoncelli Metis GIlera Gilera 139 DUNLOP user
3位 A.Debon Lotus Aprilia Aprilia 114 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Di Meglio Ajo Motorsport Derbi 141 DUNLOP user
2位 S.Corsi Jack & Jones WRB Aprilia 125 DUNLOP user
3位 J.Olive Belson Derbi Derbi 94 DUNLOP user

バウティスタ選手が今季2勝目を飾る

イギリスGPの4日後、舞台をオランダ、アッセンに移して第9戦が行なわれた。アッセンは、世界グランプリが始まった1949年からGPを開催している長い歴史を誇るサーキットで、テクニカルコースとして知られている。オランダGPは伝統的に土曜日に決勝が行なわれるために、木曜日から予選が始まった。


初日はドライコンディション。翌金曜日は午前中に雨が降ったが、午後の予選はドライとなった。しかし、風速10メートルの強風が吹いたため、上位陣の多くのライダーはタイムを更新できなかった。

A・バウティスタ選手(アプリリア)は、2回目にタイムを更新できなかったが、初日のタイムで3戦連続今季5度目のポールポジションをゲットした。
「マシンのセッティングはできている。今日は風が強くて、タイムを更新できなかった。でもまたポールを取れてうれしい。明日はいいレースができると思う」とバウティスタ選手。

続いて、H・バルベラ選手(アプリリア)が同じく初日のタイムで2番手。M・シモンチェリ選手(アプリリア)は、2回目にタイムを上げたが、僅かにバルベラ選手に及ばず3位となる。「今日の午後になってセッティングがよくなった。少しタイムを上げたけど、順位は上がらなかったね」とシモンチェリ選手。


A・デボン選手(アプリリア)は予選2回目に転倒したが、再スタート後にタイムを上げて、フロントロー4位に滑り込んだ。
また、首位のM・カリオ選手(KTM)は11位となっている。「フロントにチャタリングがでる問題が出ていて、セッティングが決まっていない。明日の朝、セッティングを大きく変えて走ってみるよ」とカリオ選手。

一方、高橋裕紀選手(ホンダ)は10位。「昨夜の雨で路面が滑りやすくなっていて難しかった。明日の朝、少しセッティングを調整してレースに臨みます。」と高橋選手。

青山博一選手(KTM)は、初日に転倒してタイムアタックできずに終わっていた。2回目の予選でタイムを更新するが13位となった。「昨日転倒したので、今日は最初からセッティングをしなければならなかった。多くのライダーがタイム更新できなかったのに、僕は上げることができたのでよかったです。天候が難しいが、うまく順応して戦いたいです」と青山選手。


決勝当日の朝のウォームアップはウェットコンディションだったが、250クラスの決勝はほぼドライコンディションで始まった。
スタートよく飛び出したのは、デボン選手で、ルティ選手、A・エスパルガロ選手(アプリリア)、J・シモン選手(KTM)、カリオ選手などが続く。シモンチェリ選手はオープニングラップで他車と接触して遅れ、1周目は12位で通過する。


1周目にルティ選手がトップに立ち、すぐさま引き離しにかかる。後方からデボン選手、カリオ選手、エスパルガロ選手、シモン選手、バウティスタ選手、バルベラ選手などが続く。
トップのルティ選手は6周目には3秒以上のリードを築くが、2位に浮上したバウティスタ選手がルティ選手を追いかけ始める。3位争いは大接戦となったが、徐々にデボン選手、バルベラ選手、青山選手、カリオ選手、後方から追い上げてきたシモンチェリの5台に絞られていく。

レース中盤に向けてバウティスタ選手はルティ選手に迫っていき、ついに13周目にトップを奪う。

その後、再び雨がぱらつき始めるとバウティスタ選手はペースを落とし、再びルティ選手が前に。雨が止むとバウティスタ選手は再びペースを上げて、19周目に再びトップに浮上。そのままルティ選手を離して今季2勝目を飾る。
「今日は雨が途中で降ってきたりして大変だった。スタートはよくなかったけど、追い上げていって2位になってからはプッシュしていった。雨が降ってきたとき、少しペースを落として様子を見ていた。雨が止んでからまたプッシュしてルティ選手を抜いたんだ」とバウティスタ選手。
ルティ選手は自己最高の2位を獲得。「雨がぱらついたとき、僕の方が速かったけど、雨が止んでからはバウティスタ選手は速くてついていけなかった。最後は2位を守ったよ」とルティ選手。
3位争いからは、終盤に向けてシモンチェリ選手が抜け出していき3位表彰台を獲得する。「1周目にルティ選手、バルベラ選手とぶつかって遅れてしまった。リズムを取り戻してからは追い上げていったんだ。3位になれてよかった」とシモンチェリ選手は語った。


青山選手は終盤遅れて6位、カリオ選手は7位となる。
「スタートは悪くなかったが、4列目からだったので序盤は厳しかった。中盤雨がぱらついたとき、ペースを伸ばせなかった」と青山選手は語った。

この結果、ポイントテーブルでは、首位のカリオ選手と2位シモンチェリ選手の点差は1点と詰まっている。
また、高橋選手は3位争いの集団の後方で8位に入っている。「今日の朝、セッティングを変えて、ぶっつけ本番という感じでレースに臨んだ。なかなかうまく走れず、ペースをつかんだのは終盤になってからだった。」と高橋選手はコメントした。


雨で中断された波乱のレースをタルマクシ選手が制す

125クラスの予選2回目もドライコンディションで行なわれた。しかし、軽い125ccマシンは強風の影響を受けやすく、上位陣のほとんどが初日のタイムを更新することができなかった。


目下ランキング2位につけるS・コルシ選手(アプリリア)が初日のタイムを守り、2戦連続今季3度目のポールポジションを獲得する。
「今日は風が強くて、タイムを更新することができなかった。まだセッティングは十分じゃないので、明日の朝、調整してレースに臨みます」とコルシ選手。

2、3番手にはB・スミス選手(アプリリア)、J・オリーブ選手(アプリリア)が続き、首位のM・デ・メグリオ選手(アプリリア)はフロントロー4位を死守している。


また、小山知良選手(KTM)は初日にマシントラブルがでていたために17位。「今日は風が強くて、タイムアタック中に他車の転倒に巻き込まれそうになったりしてタイムをのばせなかった。ドライではセッティングができています」と小山選手。
中上貴晶選手(アプリリア)は26位となった。「昨日はエンジンの調子がよくなくて、今日はスタッフが直してくれた。セッティングを変えたのですが、風が強くてタイムを更新できなかった。でも、ドライでもウェットでも準備はできています。」と中上選手は語った。


決勝当日、朝のウォームアップは雨の中で行なわれた。その後、雨は止み、125クラスの決勝はほぼドライコンディションでスタートした。スミス選手がホールショットを決めてトップに立ち、そのまま後続を引き離しに掛かる。後方ではJ・オリーブ選手(デルビ)、N・テロール選手(アプリリア)、E・バスケス選手(アプリリア)、S・コルテス選手(アプリリア)、M・マルケス選手(KTM)が2位集団を形成する。

スミス選手は着実に後続を離していき、7周目には3秒以上のリードを奪うが、9周目あたりから雨が再びぱらつきはじめる。そして、スミス選手は 10周目にスリップダウン。バスケス選手、マルケス選手と次々に転倒するライダーが現れると、赤旗が提示されてレースは中断された。


この後、レースは5周のヒートレースとして行なわれることになった。2度目のスタートはテロール選手のホールショットで始まり、オリーブ選手、スミス選手、コルテス選手、A・イアンノネ選手(アプリリア)などが僅差で続く。
5周のレースということで、1周目から激しいバトルが展開されていく。オープニングラップでトップに出たのはオリーブ選手だったが、コルシ選手、G・タルマクシ選手(アプリリア)、E・ラバット選手(KTM)、スミス選手など8台が激しい順位争いを展開。
ラストラップに入るとラバット選手が先頭にでるが、すぐにタルマクシ選手がラバット選手を抜き去る。最後のシケインにトップで入ったタルマクシ選手は、後続を抑えきってチェッカー。今季初優勝を決めた。


「はじめのレースでは調子がよくなかったので、赤旗がでて助かった。第2レースに向けてセッティングを変えて臨んだ。2回目のスタートはうまくいって、最初からプッシュしていった。勝てるとは思わなかったよ。大事なポイントをとれた」とタルマクシ選手。

続いて、オリーブ選手、コルシ選手が2、3位に入る。オリーブ選手は「レースをリードしていたので残念。エンジンのセッティングを変えて2回目のレースに臨んでいた。最後は必死にアタックしたけどだめだったね」とコメントした。一方、第1レースでトップを走っていたスミス選手は5位に終わった。

また、デ・メグリオ選手はラストラップで2つ順位を上げる粘り強さを見せて、7位でゴールしている。この結果、首位のデ・メグリオ選手と2位コルシ選手の点差は16点と詰まっている。
一方、小山選手は13位。「すごく危ないレースだった。車体はよくなったが、エンジンのセッティングがよくなくて厳しい状態だった。ポイントが取れてよかったと思う」と小山選手。
中上選手は序盤10位につけていたが、最終ラップに転倒リタイアとなった。「2回目のスタートはよくて、1周目は10位くらいにつけていた。3周目に後ろから追突されて転倒してしまって残念です。左手を負傷したけど、次のレースには出られます」と中上選手は語っていた。