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■ 2016/9/4 第12戦 イギリス シルバーストーン
天気 気温 観客
曇り 18度 73,310人

ルティ選手が今季2勝目、中上選手が3位表彰台に上がる







第12戦の会場は、イギリスのシルバーストーン。約6キロの高速コースで、毎年天候不順に悩まされるサーキットでもある。
ダンロップは、フロントにソフト1、ミディアム2、リアにリアにH3、H4のタイヤを用意した。
雨が降ったりやんだりの難しいコンディションの中、地元イギリスのS・ロウズ選手(KALEX)が今季4度目のポール・ポジションを獲得。ロウズ選手は、金曜日からすべてのセッションでトップ・タイムを出した。
「ポール・ポジションを取れるとは思っていなかった。雨のブルノで表彰台に上がったことが、今回のレースに向けて自信につながった。明日はドライ・レースになることを願っているけど、ドライでもウエットでも少しアドバンテージがあると思う」とロウズ選手。
続いて、目下ランキング・トップのJ・ザルコ選手(KALEX)が2位、J・フォルガー選手(KALEX)が3位となる。
中上貴晶選手(KALEX)は、雨の中でセッティングに苦しみ11位4列目となった。
「雨のチェコGPもリアの感触が課題だったが、今回もそれは同じだった。走行中に雨量がめまぐるしく変わったので、本当に難しかった。ドライでは2番手タイムを出せているし、11番グリッドからしっかり追い上げていきたい」と中上選手。

決勝当日は曇り空となった。ドライ・コンディションの中、決勝が始まるとフォルガー選手がホール・ショット。後ろからロウズ選手、ザルコ選手などが続く。
ロウズ選手は1周目にトップに立ち、レースをリード。フォルガー選手、ザルコ選手、H・シャリン選手(KALEX)、A・マルケス選手(KALEX)などが続く。予選10位スタートのT・ルティ選手(KALEX)は8位、中上選手は9位につけていた。
5周目、4位につけていたマルケス選手が転倒。ルティ選手がハイ・ペースが追い上げ、8周目にトップに浮上する。2位以下は、ザルコ選手、ロウズ選手、F・モルビデッリ選手(KALEX)、シャリン選手、中上選手のオーダー。
トップのルティ選手は逃げ切りを図る。後方から、ザルコ選手とロウズ選手が僅差で続く。モルビデッリ選手、シャリン選手、中上選手、J・フォルガー選手(KALEX)は4位争いとなっていく。
レース終盤、トップ争いはルティ選手、ザルコ選手、ロウズ選手の3台。
そして、残り2周で2位を争っていたザルコ選手とロウズ選手が接触。ロウズ選手は転倒し、ザルコ選手はコースアウトしてしまう。
この後、ルティ選手が単独1位。モルビデッリ選手、中上選手、シャリン選手の2位争いとなる。フォルガー選手は少し遅れをとる。
ルティ選手はそのままトップを守り切り、開幕戦以来の今季2勝目を決めた。前回のチェコGPは、予選中の転倒で頭部を強打したため欠場したルティ選手が、復帰戦で優勝を飾った。
2位争いは最後まで続き、最終ラップで前に出たモルビデッリ選手が2位、中上選手は3位となった。
また、ザルコ選手は6位でチェッカーを受けたが、ロウズ選手との接触が危険走行ということで30秒のペナルティを受けて22位に降格した。ロウズ選手は21位。
またランキング2位のA・リンス選手(KALEX)は、トレーニング中に鎖骨骨折のケガを負っていたが7位に入り、首位のザルコ選手に10点差となった。

●コメント

優勝 T・ルティ選手(KALEX)
「前戦チェコは、決勝をキャンセルすることになり、本当に残念だった。そして今大会の復帰も簡単ではなかった。正直いって、今大会の復帰にはとてもナーバスになっていた。そういった状況を今日の優勝で変えることができた。今日は序盤からペースがよくて、追い上げることができた。終盤になってザルコ選手とロウズ選手が接触するのをビッグ・スクリーンで見たので、それからは後ろとの差を確かめながら走った」

2位 F・モルビデッリ選手(KALEX)
「難しいレース・ウイークだったが、表彰台に立つことができて、とてもうれしい。プラクティスはとても苦戦した。表彰台争いはとても激しかったが、中上選手とのバトルはとても楽しかった。最後はクリアに抜いて、ルティ選手に追いつこうとしたが、差が大きすぎた。この表彰台は、すばらしい仕事をしてくれたチームのおかげです。本当に感謝しています」

3位 中上貴晶選手(KALEX)
「終盤まではセカンド・グループの中で厳しい戦いを繰り広げた。トップ・グループとの差もなかなか縮まらず、厳しい戦いだった。しかし、終盤ザルコ選手とロウズ選手が接触して、セカンド・グループが2位争いになり、表彰台に立つことができた。最終ラップにモルビデッリ選手に抜かれて、その点では悔しいレースだったが、後半戦のスタートとなったオーストリアで7位、チェコはぶつけられて転倒していたので、今日の結果はうれしいです」


ビンダー選手が混戦を制して今季4勝目







Moto3クラスには、フロントにソフト&ミディアム、リアにミディアムM1、ハードH3を供給した。
レイン・コンディションで行われた予選では、F・バグナイア選手(MAHINDRA)が初のポール・ポジションを獲得。
「今までウェットではあまりうまく走れなかったから、雨の予選でポール・ポジションを取れて、信じられない気持ちです。明日はドライでもウェットでもスタートからプッシュしていきたい。ドライでも、昨日いいタイムを出しているから大丈夫です」とバグナイア選手。
2位にE・バスティアニーニ選手(HONDA)、3位B・ベンズスナイデル選手(KTM)と続く。首位のB・ビンダー選手(KTM)は、5位2列目となる。
また、尾野弘樹選手(HONDA)は予選で転倒するとタイムを伸ばせず19位。鈴木竜生選手(MAHINDRA)は29位となる。
「予選でハイサイドを起こして転倒してしまった。調子がよかっただけに残念です。ドライになってもウエットになってもいい走りができているので、決勝では追い上げていきたいです」と尾野選手。
「予選だけが雨になって、セッティングが難しかった。フリー・プラクティス3の転倒でリズムを崩しているが、なんとか明日に向けて状態を上げていきたい」と鈴木選手。

決勝レースが始まると、バスティアニーニ選手がホール・ショット。オープニング・ラップから激しい順位争い展開され、3周目になるとビンダー選手がトップに浮上。後ろからバグナイア選手、バスティアニーニ選手、G・ロドリゴ選手(KTM)、J・ミル選手(KTM)、ベンズスナイデル選手、J・ナバーロ選手(HONDA)の6台が僅差で続く。
先頭集団は、ビンダー選手、ナバーロ選手、バグナイア選手を中心にトップ争いが展開されていく。
レース中盤になると、後方のライダーも追いつき、トップ集団は10台以上が続く大混戦。その中では、ナバーロ選手、ビンダー選手、バグナイア選手、バスティアニーニ選手を中心にトップ争いは繰り広げられる。
残り2周になると、ナバーロ選手がA・ミーノ選手(KTM)を巻き込んで転倒。この後、トップはベンズスナイデル選手、ビンダー選手、バグナイア選手の3台に絞られる。
ラストラップ、ビンダー選手が前に出ると、後続を抑えてトップでチェッカー。今季4勝目を決めた。
続いて、バグナイア選手が2位、ルーキーのベンズスナイデル選手が初の表彰台3位をゲットした。
この結果、バグナイア選手はランキング3位に上がっている。
また、尾野選手は19位、鈴木選手は25位となっている。

●コメント

優勝 B・ビンダー選手(KTM)
「タフなレースだった。レース中6位に落ちたこともあった。このポジションではだめだと思って集中して走った。そして、終盤には2、3位あたりに追い上げて、最終ラップに入れたんだ。その後、勝つためにどうしたらいいか分かっている。また優勝できて本当にうれしい。これもチームのおかげだと思う」

2位 F・バグナイア選手(MAHINDRA)
「ランキング3位に上がって、2位のナバーロ選手に8点差となった。レースでは、勝てると思ったけど、最後はベンズスナイデル選手が後ろからアタックしてきて、ビンダー選手に迫ることができなかった。最後はみんなが勝とうと必死だから、すごく難しい。でも、2位表彰台に上がれたからよかった。次のミサノでも、この調子で戦っていきたい」

3位 B・ベンズスナイデル選手(KTM)
「最高のレースだった。1周目は大変だったけど、その後はマシンもタイヤも調子よくて、プッシュしていったんだ。シルバーストーンに入る前、チーム・オーナーのアヨさんに『今回はお前のレースだから、鬼みたいに走ったらいいよ』と言われた。その通りにがんばったよ。本当に彼には感謝しています」

19位 尾野弘樹選手(HONDA)
「19番手という厳しいグリッドからのレースで、序盤はなかなか前に出られず苦戦した。そのうち、リア・ブレーキの調子が悪くなり、後半は全く効かない状態になった。そのため、リズムがつかめず思うように攻めることができなかった。しかし、ブレーキの問題以前に、前半でポジションを上げられなかったのが、今大会の反省点です。次のサンマリノでは、今回の反省点を生かしたい」

25位 鈴木竜生選手(MAHINDRA)
「初日からマシン・トラブルがあって、転倒があったり、今回はずっと流れが悪かった。レースでも全然よくなくて、みっともないレースをしたと思う。次のミサノでは、きちんと組み立ててもっといいレースをしたいです」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 T.Luthi Garage Plus Interwetten KALEX '38.49.473 DUNLOP user
2位 F.Morbidelli Estrella Galicia 0,0 Marc VDS KALEX '38.50.329 DUNLOP user
3位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '38.50.652 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM '38.39.142 DUNLOP user
2位 F.Bagnaia Northgate MAHINDRA ASPAR MAHINDRA '38.39.325 DUNLOP user
3位 B.BEndsneyder Red Bull KTM Ajo KTM '38.39.478 DUNLOP user
19位 尾野弘樹 Honda Team Asia HONDA '38.56.105 DUNLOP user
25位 鈴木竜生 CIP-Unicom Starker MAHINDRA '39.18.658 DUNLOP user

第12戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 181 DUNLOP user
2位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX 171 DUNLOP user
3位 S.Lowes Federal Oil Gresini Moto2 KALEX 137 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM 204 DUNLOP user
2位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA 118 DUNLOP user
3位 E.Bastianini Gresini Racing moto3 HONDA 110 DUNLOP user