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■ 2016/9/25 第14戦 スペイン アラゴン
天気 気温 観客
晴れ 22度 69,714人

ロウズ選手が他者を圧倒して今季2勝目を決める







第14戦の開催地は、スペイン北東部にあるアラゴン。約1キロのストレートを持つ高速コースだ。
ダンロップは、フロントにソフト1、ミディアム2、リアにハード3、ハード4という、前戦と同じタイヤ・セットを用意した。
予選は、晴天の中、ドライ・コンディションで行われた。ポール・ポジションを獲得したのは、S・ロウズ選手(KALEX)で今季5度目のポール・シッターとなった。
続いて、A・マルケス選手(KALEX)が2位、中上貴晶選手(KALEX)が3位となる。
一方、首位のJ・ザルコ選手(KALEX)は5位2列目、ランキング2位のA・リンス選手(KALEX)は13位5列目となる。
また、スポット参戦した長島哲太選手(KALEX)は、21位につける。

決勝当日も晴天に恵まれた。スタートが切られると、マルケス選手がホール・ショット。ロウズ選手、J・フォルガー選手(KALEX)、中上選手と続く。
オープニング・ラップでロウズ選手がトップに立ち、引き離しにかかる。マルケス選手が追従し、F・バルダッサリ選手(KALEX)、中上選手、T・ルティ選手(KALEX)、F・モルビデッリ選手(KALEX)が3位争いとなり、リンス選手もこの戦いに加わっていく。
レース中盤に向けて、トップのロウズ選手は約1秒半のリードを奪い、単独2位にマルケス選手がつける。
上位2台の後方ではルティ選手、中上選手、モルビデッリ選手が3位争いを展開する。
後半になると、トップのロウズ選手は約3秒のリードを奪う。2位マルケス選手にモルビデッリ選手が迫っていく。中上選手はペースが上がらず、ルティ選手の後方5位につける。
終盤に入ってもロウズ選手はハイ・ペースでトップを守っていくと、へレス戦以来の今季2勝目を達成した。
2位争いは、マルケス選手とモルビデッリ選手の僅差の戦いとなるがマルケス選手が逃げ切って2位、モルビデッリ選手は3位となった。また、中上選手は5位に入る。
一方、リンス選手は6位、ザルコ選手は8位となり、ポイント・テーブルでは、ザルコ選手が1点差で首位を守った。
スポット参戦した長島選手は23位となっている。

●コメント

優勝 S・ロウズ選手(KALEX)
「すべてのプラクティスでロング・ランをこなしてきたので、レースに向けて自信はあった。早くトップに出ていいリズムをつかもうとした。差がついてからは、リラックスして自分のペースをキープしていった。首位のザルコ選手と40ポイント差になり、最後まであきらめずに戦います。マシンの感触はいいから、自信を持って日本へ行きます」

2位 A・マルケス選手(KALEX)
「Moto2の2年目のシーズンでようやく表彰台に上がることができてとてもうれしい。昨年はあまり楽ではなかった。今回いい結果がでたので、自信になると思う。レース序盤はとてもいい感触があったので、ロウズ選手についていけたが、だんだんきつくなっていった。最後は、最終コーナーでモルビデッリ選手がイン側に見えたけど、抑える準備はできていた。次の日本でもこのレベルをキープしたい」

3位 F・モルビデッリ選手(KALEX)
「マルケス選手を抜くチャンスはラスト・ラップの最終コーナーしかなかった。スターティング・グリッドはあまりよくなかったから、レース序盤は彼のかなり後方にいた。彼に追いつくことができてとてもうれしかった。コンスタントにトップ・レベルに入れるチームであることを証明できたのでうれしい」

5位 中上貴晶選手(KALEX)
「予選までのフィーリングが決勝で変わってしまい、序盤から苦戦してしまった。かなり苦戦した状況でも、表彰台争いを視野に入れられるところで戦えたのはよかった。ランキングも7位から6位に上がった。月曜日のテストでいろいろ試して、いい状態で日本GPに向かいたいです」

23位 長島哲太選手(KALEX)
「序盤の順位争いが難しくて、順位を落としてしまった。それから追い上げようとがんばったが、マシンのいい感触をつかめなかった。順位をキープするのが精一杯でした」


南アフリカ出身のビンダー選手が初タイトルを決める







Moto3クラスにも前戦と同じフロントにソフト&ミディアム、リアにソフトM1、ミディアムM1を供給した。
予選では、ランキング2位のE・バスティアニーニ選手(HONDA)が今季3度目のポール・ポジションを獲得。
J・ナバーロ選手(HONDA)が2位、L・ロイ選手(HONDA)が3位となる。
また、タイトルに王手をかけているB・ビンダー選手(KTM)は7位3列目となった。
尾野弘樹選手(HONDA)は9位、鈴木竜生選手(MAHINDRA)は25位となる。

決勝レースは、バスティアニーニ選手のホール・ショットで始まる。
すぐにナバーロ選手がトップに立ち、バスティアニーニ選手、ビンダー選手、P・エッテル選手(KTM)の4台が先頭集団を形成する。
トップ争いは、ナバーロ選手、バスティアニーニ選手、ビンダー選手、エッテル選手を中心に展開されていく。
さらに後方から、F・ディ・ジャンナントニオ選手(HONDA)、J・ミル選手(KTM)なども追いつき、トップグループは11台に膨れ上がる。
終盤に向けて、トップ集団は徐々に人数が減っていき、ナバーロ選手、ビンダー選手、バスティアニーニ選手、ディ・ジャンナントニオ選手の4台に絞られる。
ラストラップに入ると、4台は激しいバトルを展開。バスティアニーニ選手がリードしていくが、バック・ストレートでビンダー選手がトップに立ち、ナバーロ選手、バスティアニーニ選手が2、3位に。
そして、最終コーナーでナバーロ選手がトップを奪い、そのままチェッカー。僅差でビンダー選手は2位、ランキング2位のバスティアニーニ選手は3位に終わった。
この結果、ビンダー選手が南アフリカ出身のライダーとして36年振りの世界チャンピオンに輝いた。
また、尾野選手は20位、鈴木選手は21位となっている。

●コメント

優勝 J・ナバーロ選手(HONDA)
「混戦から逃げるのは不可能だとわかったので、中盤は少し力を抜いた。終盤に向けてタイヤと自分のエネルギーを温存して、残り5周でアタックした。最後のバック・ストレートでバスティアニーニ選手を抜いた時、僕をパスしたビンダー選手には驚いた。勝ちたかったので、最終コーナーで全力を尽くした。地元で優勝できて最高の気分です。タイトルを獲得したビンダー選手におめでとうと言いたいです」

2位 B・ビンダー選手(KTM)
「フィニッシュ・ラインを通過してチーム・スタッフを見たときに、タイトル獲得したことが分かった。今でもまだ信じられない気持ちです。きっと、今夜寝るときに、何を成し遂げたのか分かるのかもしれない。僕を支えてくれた両親、チーム・スタッフ、ファンすべての人に感謝したいです。レースでは、いつものようにベストを尽くした。残り4戦もベストを尽くして、レースを楽しみたいです」

3位 E・バスティアニーニ選手(HONDA)
「レース序盤は、ナバーロ選手とレースをリードしたけど、ビンダー選手と他のライダーが追いついてきたので、リラックスして走った。リスクをあまり負わずに、トップ3のポジションをキープした。ビンダー選手がバック・ストレートで速いことはわかっていた。最終ラップ、僕が一番いいインサイドのラインを維持したが、すでにマシンは限界で挙動が激しかったので勝てなかった。今シーズンはまだ1度も優勝できていないので、なんとか勝ちたいです」

20位 尾野弘樹選手(HONDA)
「原因はわからないのですが、1周目からバイブレーションが出始めて、思うようにペースを上げられなかった。レースを終えて、その原因をチェックしている。とにかく、何もできないままレースを終えてしまったという感じで、とても残念です」

21位 鈴木竜生選手(MAHINDRA)
「スタートを決めて18位くらいを走っていたが、2周目に後ろから追突されて、26位に落ちてしまった。そこから追い上げていった。なんとか第3グループに追いつけたのはよかったと思う。次はもてぎなので、予選順位をもっとよくしたいです」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Lowes Federal Oil Gresini Moto2 KALEX '40.00.885 DUNLOP user
2位 A.Marquez Estrella Galicia 0,0 Marc VDS KALEX '40.04.174 DUNLOP user
3位 F.Morbidelli Estrella Galicia 0,0 Marc VDS KALEX '40.04.206 DUNLOP user
5位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '40.11.607 DUNLOP user
23位 長島哲太 Ajo Motorsport Academy KALEX '40.42.904 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA '39.56.973 DUNLOP user
2位 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM '39.57.003 DUNLOP user
3位 E.Bastianini Gresini Racing Moto3 HONDA '39.57.080 DUNLOP user
20位 尾野弘樹 Honda Team Asia HONDA '40.19.166 DUNLOP user
21位 鈴木竜生 CIP-Unicom Starker MAHINDRA '40.19.773 DUNLOP user

第14戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 202 DUNLOP user
2位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX 201 DUNLOP user
3位 S.Lowes Federal Oil Gresini Moto2 KALEX 162 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM 249 DUNLOP user
2位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA 143 DUNLOP user
3位 E.Bastianini Gresini Racing Moto3 HONDA 139 DUNLOP user