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■ 2016/10/16 第15戦 日本 ツインリンクもてぎ
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ルティ選手が今季3勝目。中上選手が惜しくも表彰台を逃す







第15戦は、アジア、オーストラリアに渡って行われるフライ・アウェイ3連戦の初戦、日本GP。
今回Moto2クラスには、フル・エントリーしている中上貴晶選手(KALEX)に加えて、3人の日本人ライダーが参戦した。
今年スペインでレース活動している長島哲太選手(KALEX)、全日本J-GP2クラスで首位に立っている浦本修充選手(KALEX)、GP参戦は9年振りというベテラン、全日本J-GP2クラスに参戦中の関口太郎選手(TSR)の3人だ。
ダンロップは、フロントは前戦と同じソフト1とミディアム2、リアにはソフト0、ソフト1のタイヤを準備した。
もてぎは初日から晴天に恵まれ、予選当日は朝から快晴となった。
ディフェンディング・チャンピオンで目下1点差で首位に立つJ・ザルコ選手(KALEX)が、今季5回目のポール・ポジションをゲット。去年に続いて、もてぎのポール・シッターとなった。
「ここ数戦うまくいってなかったが、徐々によくなってきた。明日は、勝てそうだったら勝ちに行くけど、表彰台で終われたらいいと思う」とザルコ選手。
続いて、T・ルティ選手(KALEX)が2位、F・モルビデッリ選手(KALEX)が3位となった。
また、中上貴晶選手(KALEX)は7位。「自己ベストをコンマ8秒も上回ったが、周りがさらに速かったので、7位になってしまった。安定して走れているので、優勝を狙っていきたいです」と中上選手。
一方、ランキング2位のA・リンス選手(KALEX)は、初日に転倒して以前痛めた鎖骨を痛めてしまい、22位に沈んでしまった。
長島選手24位、浦本選手29位、関口選手30位となった。
浦本選手は「Moto2のライダーは本当にレベルが高いです。速いしうまい。レベルが違うかなと思う。いろんなライダーの後ろについて、走りを見て研究した。明日は少しでも前でゴールしたいです」とコメント。
関口選手は「世界のトップ・ライダーと走れて、いい経験になっています。みんなすごく速いので、少しでも吸収したいと思ってやっています。決勝でもまずは完走して、少しでも前に行けるようにがんばります」と語った。

決勝レースがスタートすると、ルティ選手がホールショット。後ろからモルビデッリ選手、ザルコ選手、S・ロウズ選手(KALEX)、中上選手などが続く。2周目にロウズ選手は転倒してしまう。
まずは、ルティ選手とモルビデッリ選手がトップ争い。中上選手、ザルコ選手が3位争いとなる。
中盤に向けて、トップのルティ選手が1秒以上のリードを奪う。2位はモルビデッリ選手、中上選手、ザルコ選手の戦いとなる。
13周目、中上選手がコーナーではらむと、ザルコ選手が3位に浮上。ザルコ選手はさらにモルビデッリ選手もとらえると2位に上がる。中上選手は4位に後退する。
後半に入ると、トップのルティ選手と2位ザルコ選手の差は約1秒。モルビデッリ選手と中上選手が3位争いとなる。
終盤になると、ザルコ選手が少しずつルティ選手に接近。モルビデッリ選手と中上選手は3位争いを続けていく。
トップのルティ選手とザルコ選手の差はコンマ3秒まで詰まるが、ルティ選手が逃げきって今季3勝目を達成。ザルコ選手が2位でゴールした。
モルビデッリ選手と中上選手は最後まで激しいバトルを演じたが、僅差でモルビデッリ選手が3位表彰台をつかんだ。中上選手は惜しくも4位。
また、リンス選手はスタート直後に転倒した後、再スタートして20位で完走している。この結果、首位のザルコ選手と2位リンス選手は差は21点となった。
一方、長島選手は14位で初ポイントを獲得。浦本選手は21位、関口選手22位でゴールした。

●コメント

優勝 T・ルティ選手(KALEX)
「今回はいい準備ができていたから、自信はあった。レースでは先頭に立ってリードしていった。後ろからザルコ選手に追われたけど、うまく差を保って勝つことができたよ。オーストラリアでもこの調子で走りたい」

2位 J・ザルコ選手(KALEX)
「序盤はきつかったけど、だんだんとペースをつかんで追い上げていった。集中して走っていって、ルティ選手を追いかけたが、追いつけなかった。でも表彰台で終われたからハッピーだよ」

3位 F・モルビデッリ選手(KALEX)
「今日は中上選手といいバトルができた。ルティ選手に追いつきたかったけど、難しかった。自分のペースをキープしていった。少しミスもあったけど、表彰台で終われてよかった」

4位 中上貴晶選手(KALEX)
「序盤いい位置につけて、ルティ選手がペース・アップしたので、遅れないようについていった。3コーナーでラインを外したときに、ザルコ選手に抜かれてしまった。最後は、モルビデッリ選手との3番手争いになった。ここで仕掛けなければ絶対に後悔すると思い、全力でトライした。競り負けたことが本当に悔しいが、昨年とは違う自分の走りをみせることはできたと思う」

14位 長島哲太選手(KALEX)
「予選はアタックに失敗して24位になってしまったが、決勝に向けてセッティングができた。最後まで全力で走り切って、初めてポイントを獲得できたので素直にうれしいです。来年フル参戦するので、来年に向けていい経験になったと思います」

21位 浦本修充選手(KALEX)
「ウィークを通して、世界との差の大きさに圧倒された。走りもそうですが、闘争心の部分も自分はまだまだだと思った。でも、他のライダーの走りを後ろから見て学ぶことが多かった。この舞台でいつか走ってみたいですね。次の全日本の最終戦ではこの経験を活かしたいです」

22位 関口太郎選手(TSR)
「異次元の走りを感じることができた。やはりテレビで見るのとはぜんぜん違った。実際走ってみて分かったことがいっぱいありました。この経験を生かしたいです。全日本の最終戦もがんばります」


バスティアニーニ選手が今季初優勝。尾野選手はマシンの規定違反で失格!







Moto3クラスにも、フル・エントリーの尾野弘樹選手(HONDA)、鈴木竜生選手(MAHINDRA)に加えて、全日本に参戦する女性ライダー、岡崎静夏選手(HONDA)、16歳の新鋭、佐藤励選手(HONDA)がエントリーした。
タイヤは、フロントにソフト&ミディアム、リアには柔らかめのソフトS1、ミディアムM1を供給した。
予選では、尾野選手がトップ・タイムをマーク。Moto3クラスでは日本人の予選1位は初となった。しかし、初日にスロー走行でペナルティを受けたために3ポジション・ダウン。4位2列目からのスタートとなる。
「初めてのポール・ポジションですごくうれしい。ペナルティで4位になってしまったのは残念だけど、リラックスしてスタートできるとは思います」と尾野選手。
代わってポール・ポジションにつくのは、A・ミーノ選手(KTM)。
続いて、すでにタイトルを獲得しているB・ビンダー選手(KTM)が2位、E・バスティアニーニ選手(HONDA)が3位となる。
また、鈴木選手は25位、岡崎選手は34位、佐藤選手は35位。佐藤選手は初日の転倒で右足を負傷したために、欠場となった。

決勝レースが始まると、ミーノ選手がホールショット。ビンダー選手、バスティアニーニ選手、尾野選手と続く。
1周目にビンダー選手がトップに立ち、レースをリード。F・バグナイア選手(MAHINDRA)、E・バスティアニーニ選手、ミーノ選手、尾野選手などが後ろから続く。
8周目になると、ビンダー選手の後ろに5台が続き、6台が先頭集団となる。
レース中盤も、ビンダー選手、バスティアニーニ選手、ミーノ選手など6台が僅差で続き、尾野選手もこのグループに加わっていく。
後半に入るとトップのビンダー選手が逃げ切りをはかる。
バスティアニーニ選手が追従し、ミーノ選手、尾野選手、ブレガ選手が3位争いとなっていく。
終盤になると、ビンダー選手とバスティアニーニ選手が激しいトップ争いを展開。
ラスト・ラップ、バスティアニーニ選手がダウンヒル・ストレートで前に出ると、今季初優勝をさらった。2位はビンダー選手。
3位争いは、尾野選手とミーノ選手が競り合いを展開。ミーノ選手はインを突いたときに尾野選手のマシンに接触してクラッシュ。尾野選手はそのまま3位を守り切り、ゴールした。ところが、レース後にマシンの最低重量違反が発覚して失格となった。
これで3位にはブレガ選手が繰り上がった。
また、鈴木選手は15位、岡崎選手は26位でゴールした。

●コメント

優勝 E・バスティアニーニ選手(HONDA)
「優勝は簡単じゃなかった。ビンダー選手はいつも速いから、だんだんと近づいていって後ろについたんだ。最後はストレートでプッシュして前に出ることができた。最後までビンダー選手がついてきたから、大変だった。勝てて本当によかったよ」

2位 B・ビンダー選手(KTM)
「今回は初日に2回も転倒してし、格闘していた。今朝のウォーム・アップでフィーリングがよくなった。レースではプッシュしていった。終盤まではうまくいったけど、最後で抜かれてしまった。でも表彰台で終わったからよかった」

3位 N・ブレガ選手(KTM)
「すごい接戦だった。スタートはよくなかったけど、すぐに先頭集団に追いついた。ストレートで遅れをとってしまったけど、なんとかついていった。こんな形で3位になるのは変だけど、今日は僕の誕生日だから、プレゼントみたいな感じだね。これでルーキーの中でランキング・トップになった。残りのレースもトップを守れるようにがんばるよ」

15位 鈴木竜生選手(MAHINDRA)
「予選でミスしてしまって、後方からの追い上げになった。決勝では、最終ラップに抜かれてしまって16位になった。ひとつ繰り上がってポイントを獲得できたことはラッキーでした。次のオーストラリアでもポイントを獲得したいです」

26位 岡崎静夏選手(HONDA)
「今回の参戦ではスタッフを増やしてもらい、走り出して、すぐに自己ベストに近いタイムを記録することができた。、それからは、どんな風にマシンを仕上げていけばいいのかが分からなかった。自分がどんなマシンを望んでいるのかということも分かっていなかった。それが本当に悔しいです。でも、それも参戦することができたから気がついたことだし、しっかり考えて、セッティングができるようになりたいです。成長できたら、また挑戦したいと思います」

失格 尾野弘樹選手(HONDA)
「スタートがうまくいって、トップ争いができた。終盤にプッシュして前に出ようと思っていた。序盤は辛くて、トップ争いができなかったことは心残りです。3位になって、初めて表彰台に登れたことは本当にうれしかった。しかし、レース後、着替えているときに失格を知らされ、トロフィーを持っていかれてしまった。自分としては、3位になれた充実感はあります。いったい何が起こったのかという気持ちですが、まだレースは続きます。次戦オーストラリアに向けて気持ちを切り替えたいです」


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 T.Luthi Garage Plus Interwetten KALEX '42.45.854 DUNLOP user
2位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX '42.46.240 DUNLOP user
3位 F.Morbidelli Estrella Galicia 0,0 Marc VDS KALEX '42.51.717 DUNLOP user
4位 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia KALEX '42.51.944 DUNLOP user
14位 長島哲太 Ajo Motorsport Academy KALEX '43.21.202 DUNLOP user
21位 浦本修充 Japan-GP2 KALEX '43.51.770 DUNLOP user
22位 関口太郎 Team Taro Plus One TSR '44.12.490 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 E.Bastianini Gresini Racing Moto3 HONDA '39.24.273 DUNLOP user
2位 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM '39.24.290 DUNLOP user
3位 N.Bulega SKY Racing Team VR46 KTM '39.28.275 DUNLOP user
15位 鈴木竜生 CIP-Unicom Starker MAHINDRA '39.45.564 DUNLOP user
26位 岡崎静夏 UQ & TELURU KOHARA RT HONDA '41.15.896 DUNLOP user

第15戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Zarco Ajo Motorsport KALEX 222 DUNLOP user
2位 A.Rins Paginas Amarillas HP40 KALEX 201 DUNLOP user
3位 T.Luthi Garage Plus Interwetten KALEX 179 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 B.Binder Red Bull KTM Ajo KTM 269 DUNLOP user
2位 E.Bastianini Gresini Racing Moto3 HONDA 164 DUNLOP user
3位 J.Navarro Estrella Galicia 0,0 HONDA 143 DUNLOP user