■ 2008/7/6 第6戦 北海道 わっさむサーキット
REPORT
IA1
成田選手が、5大会連続の総合優勝!
全日本モトクロス選手権の今季第6戦が、前戦から約1ヵ月のインターバルを挟み、北海道は旭川の北側に位置する、わっさむサーキットで開催された。今大会は、今季初めて土日ともが天候に恵まれ、気温も上昇。とくに決勝日は、強い日差しの影響もあって真夏日となった。ここは、山の斜面にレイアウトされた、アップダウンのある超ハイスピードコース。路面は非常に硬く、これを改善するために、この大会にあわせて大量のもみ殻がコース全周に撒かれた。今回も、走行を繰り返すうちに多くの石が出現し、かなり危険なコンディションとなった。また時間帯によっては、かなり大量の土ぼこりも発生した。
IA1クラスでは、今季前半を終えて、ダンロップタイヤを履く昨年度王者の成田亮選手(#1)が、実力どおりランキングトップを独走中。今大会でも、予選トップから決勝に臨んだ。しかしそのヒート1では、1周目7番手と出遅れてしまった。このコースはタイム差が出づらく、抜きどころも少ない。このなか成田選手は、2周目に出原忍選手(#12)をパスして6番手、3周目5番手と、着実に順位を上げ、さらに7周目には前走車の転倒により4番手につけた。そしてレース中盤からは、ほぼ同じペースで走る3番手のライダーをきっちりマーク。ラスト2周でこれを抜き去り、成田選手は3位でフィニッシュした。
また決勝ヒート2では、成田選手は1周目を5番手でクリア。ここから、2周目にはヒート1の優勝ライダーを抜いて4番手、5周目には出原選手をパスして3番手、7周目にはトップのライダーがパンクにより後退したため2番手に浮上した。そして8周目に、ついにトップを奪取。その後の12周を危なげなく走りきり、今季9度目のヒート優勝を達成した。ヒート1が3位だったため、連勝記録こそ前大会までの6ヒートでストップしたが、成田選手は今大会も両ヒート総合成績でトップの成績。総合成績トップは、第2戦以降の5大会連続となり、シリーズポイントランキングでは2番手以下をさらに突き放した。
また今大会では、今季は全日本にフル参戦している福留善秀選手(#952)も活躍。ヒート1は、1周目に転倒を喫してしまい16番手からの追い上げとなったが、パッシングポイントの少ないこのコースで最終的には11番手も順位を上げて5位フィニッシュ。そしてヒート2では、1周目7番手から堅実な走りで追い上げ、3位表彰台に上がった。また出原選手も健闘。ヒート1ではレース中盤に5番手、そしてヒート2では1周目からレース終盤まで3番手を走行した。そして、残念ながらヒート2では転倒があったものの、両ヒートとも8位フィニッシュを果たした。両ヒート総合では、福留選手が4位、出原選手が8位に入った。
IA2
ヒート1で須田選手、ヒート2で井上選手が4位入賞!
決勝ヒート1のホールショットを奪ったのは須田純選手(#45)。須田選手は、昨年の同大会ヒート1から3回連続で、このコースの決勝ホールショットライダーとなった。3周目、須田選手は2番手に後退。さらに翌周以降もひとつずつ順位を落としてしまった。しかし、6周目に前走車の転倒により3番手に復帰し、7周目に再び4番手へとポジションを下げた後は、自分のペースを守り順位をキープ。20周を走りきり4位でゴールした。1周目22番手と大きく出遅れた井上眞一選手(#41)は7位、富田俊樹選手(#59)はラスト2周で平塚雅樹選手(#768)を抜き、9位でゴールした。
また決勝ヒート2では、井上選手が3番手、須田選手が7番手でオープニングラップをクリアした。4周目に、井上選手は4番手に後退してしまったが、その後も安定したハイペースで周回を重ね、ポジションをキープ。また須田選手も、10周目に8番手へと後退したが、猛烈な暑さのなか最後まで粘り強く走り続けた。そして、井上選手が4位、須田選手が8位でチェッカーを受けた。この結果、両ヒート総合成績では井上選手が4位。須田選手が6位に入賞した。なお富田選手は、ヒート2で15位となり、両ヒート総合成績では12位となった。
「ここはスタートで出られないと厳しいのですが、僕はここのスタートが得意なんです。本当はヒート2も好スタートだったのですが、1コーナーのイン側で転んだライダーがいて、これを避けた関係で少し遅れてしまったんです。昨年ケガしてから、ようやくカラダの状態もよくなってきました。次のコースは好きな藤沢なので、また頑張ります!」と須田選手。また井上選手は、「ヒート1はスタートに失敗してしまいました。そこで、ヒート1でホールショットだった須田選手を参考にスターティンググリッドを決めたら、うまくいきました」と、この大会を振り返った。次戦は、2週間後に岩手県・藤沢スポーツランドで開催される。