FIMロードレース世界選手権
250CC
125CC
全日本ロードレース選手権
JSB1000
GP250
GP125
ST600
全日本モトクロス選手権
IR1
IR2
全日本トライアル選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
英国スーパーバイク選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2008/5/11 第2戦 筑波サーキット
天気 気温 観客
雨〜曇り 13度 15,800人

JSB1000

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 中須賀克行 YSP & PRESTO レーシングチーム Yamaha 28'40.326 DUNLOP user
2位 秋吉耕佑 ヨシムラスズキwithJOMO Suzuki 28'41.287
3位 手島雄介 ドリームホンダ・レーシングチーム48 Honda 28'42.927 DUNLOP user
5位 山口辰也 モリワキMOTULレーシング Honda 28'45.200 DUNLOP user
8位 大崎誠之 SP忠男レーシングチーム Yamaha 28'51.066 DUNLOP user
13位 佐藤裕児 ワイズギアレーシング Yamaha 29'21.747 DUNLOP user

ST600

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 小西良輝 急募.com HARC-PRO Honda 26'23.790  
2位 武田雄一 HitMan RC甲子園ヤマハ Yamaha 26'32.492 DUNLOP user
3位 小林龍太 急募.com HARC-PRO Honda 26'36.706  
4位 稲垣誠 バーニングブラッドRT Honda 26'37.074 DUNLOP user

GP250

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 高橋巧 バーニングブラッドRT Honda 24'24.967 DUNLOP user
2位 富沢祥也 Team ProjectμFRS Honda 24'25.067 DUNLOP user
3位 渡辺一樹 RT森のくまさん佐藤塾 Yamaha 24'43.263  
7位 山崎郡 RC甲子園 Yamaha 25'18.283 DUNLOP user
- 位 宇井陽一 チームSpruce & PRO-TEC Yamaha - DUNLOP user

GP125

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 菊池寛幸 F.C.C.TSR Honda 25'40.252  
2位 柳沢祐一 18 GARAGE RACING TEAM Honda 25'40.942 DUNLOP user
3位 徳留真紀 チームテック2 Yamaha 25'44.392  
10位 日浦大治朗 TEAM NOBBY Honda 25'57.914 DUNLOP user
12位 仲城英幸 Team ProjectμFRS Honda 26'01.875 DUNLOP user

第2戦終了時点

JSB1000

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 中須賀克行 YSP & PRESTO レーシングチーム Yamaha 50 DUNLOP user
2位 酒井大作 ヨシムラスズキwithデンソー Suzuki 40  
3位 山口辰也 モリワキMOTULレーシング Honda 36 DUNLOP user

ST600

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 小西良輝 急募.com HARC-PRO Honda 40
2位 野田弘樹 テルル・ハニービーレーシング Honda 28  
3位 小林龍太 急募.com HARC-PRO Honda 28  

GP250

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 高橋巧 バーニングブラッドRT Honda 40 DUNLOP user
2位 富沢祥也 Team ProjectμFRS Honda 34 DUNLOP user
3位 及川誠人 WILL-ACCESS & SJR Yamaha 28  

GP125

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 山田亮太 TEAM PLUS ONE Honda 31  
2位 柳沢祐一 18 GARAGE RACING TEAM Honda 28 DUNLOP user
3位 徳留真紀 チームテック2 Yamaha 28  

中須賀選手が激戦を制して開幕2連勝を達成

開幕戦から約1ヶ月後、第2戦は筑波サーキットで行なわれた。予選が行なわれる土曜日は、朝から雨に見舞われてしまう。冬のような寒さでウェットという難しいコンディションで走行が行なわれた。
DREAM Honda RT48の手島雄介選手(ホンダ)は、小雨の中で行なわれた予選1回目にトップタイムをマーク。午後は雨が強まったが、厳しいコンディションの中でも1位のタイムを出す好調さを披露する。結局、手島は予選1回目に出したタイムで、見事に初のポールポジションを奪った。


「初のポールなので、正直うれしいです。昨日のドライでの走行にはテストでやってきたセッティングで臨んだのですが、あまりいい感じじゃなかった。ドライだと厳しいかなと思っていたが、ウェットになっていい方向に向かった。ダンロップさんのおかげです。ウェットでのテストデータもたくさんあったので、うまくいったと思います。明日はウェットでもドライでもいいレースをしたいです。筑波は地元なので、勝ちたいです」と手島選手は語った。


続いて2列目に、4位のYSP & PRESTO レーシングの中須賀克行選手(ヤマハ)、5位のTeam桜井ホンダの亀谷長純選手(ホンダ)、6位のMOTO BUM HONDA の高橋孝臣選手(ホンダ)が並ぶ。
また、山口辰也選手(モリワキMOTULレーシング、ホンダ)が7位、大崎誠之選手(SP忠男レーシングチーム、ヤマハ)が9位となる。佐藤裕児選手(ワイズギアレーシング、ヤマハ)はウェットのセッティングに苦しみ15位。波多野祐樹選手(MotoMapSUPPLY、スズキ)が16位となった。
一方、西嶋修選手(BEET LUMIX RACING、カワサキ)は、予選26位。筑波サーキットでは上位24台が予選通過するために、惜しくも予選落ちとなってしまった。


決勝レース当日、朝方は雨が降っていたが、昼過ぎに雨はほとんど止んでいた。JSBクラスの決勝のときは、ほぼドライコンディションとなった。絶妙のダッシュを決めた中須賀選手はホールショットを決めて、レースをリード。後ろから手島選手、秋吉耕佑選手(スズキ)、山口選手などが続く。
中須賀選手はトップを快走していくが、後ろから秋吉選手が追随し、序盤から2台がトップ争いを開始。手島選手、山口選手、酒井大作選手(スズキ)が3位争いとなる。
6周目、秋吉選手が中須賀選手を捕らえてトップを奪うが、中須賀選手はピタリと後ろにつけていく。また、3位争いからは酒井選手が抜け出していく。


レース中盤、14周目になると中須賀選手が第1コーナーでトップを奪回。なおも秋吉選手の猛追は続き、18周目に秋吉選手が前にでる。しかし、中須賀選手は慌てることなく追随し、残り5周になると再びトップへ。2台は激しい攻防を続けていったが、中須賀選手は最後は周回遅れを利用して差を広げ、開幕2連勝を達成した。
「スタートを決めて、ホールショットを取りたかった。うまくいきました。ダンロップタイヤの温まりがはやいので、最初からプッシュしていった。秋吉さんが後ろから来ているのが分かった。抜かれたけれど、終盤逆転して、周回遅れを利用していこうと思っていた。残り5周で勝負に出て、その後は周回遅れを利用して差を広げられました。2連勝できて最高にうれしいです。今後は1戦1戦、ミスのないようにやっていきたいです」と中須賀選手は語った。


一方、一旦遅れていた手島選手は終盤再び追い上げを開始。終盤に入ると、酒井選手に追い付き、残り4周となった27周目に酒井選手をパス。手島選手は初の3位表彰台を獲得した。
「ホールショットを取りたかったんですけど、中須賀選手に抜かれてしまいました。その後、序盤はペースがうまくつかめなくて、5位に落ちてしまった。後半からタイヤの感触がすごくよくなったので、追い上げていった。トップの2台に追い付きたかったけど、あまり無理して転倒したくなかった。まずは3位表彰台と思って最後は走りました」と手島選手。
続いて、山口選手が5位。大崎選手が8位、佐藤選手13位に入っている。また、亀谷選手はレース中盤にマシンに問題が出てピットイン。再スタートしたものの21位に終わる。波多野選手は1周目に転倒リタイアした。


難しいコンディションの中、武田選手が初優勝を決める

ST600の武田雄一選手(HitMAN RC甲子園ヤマハ)は、開幕戦では左手を負傷したために思ったように走れなかった。今回、ほぼケガも治り、調子を取り戻していった。ウェットの予選では、武田選手はポールポジションに僅かにコンマ2秒差でフロントロー3位を獲得。
9位に佐竹隆幸選手(チームOSG & モトスポーツ、ホンダ)が入っている。
また、バーニングブラッドRTの稲垣誠選手(ホンダ)は、ウェットのセッティングに手間取ってしまい、19位となった。


ハーフウェットのコンディションでレースはスタート。武田選手は1周目4番手につける。序盤から、寺本幸司選手(スズキ)と3位争いを展開。5周目の第1コーナーで寺本選手を捕らえると3位に浮上。2位を走っていた高橋英倫選手(カワサキ)が転倒すると武田選手は2位となる。

6周目あたりから、再び小雨が降り出してコンディションが難しくなっていく。武田選手はペースを落とし、10周目に寺本選手の先行を許す。小雨がぱらつく中、武田選手は苦しい走りとなるが、3位をキープ。後方から小林龍太選手(ホンダ)、稲垣選手が差をつめていったが、終盤に入ると武田選手はペースを取り戻していった。そのまま武田選手が、今季初の3位表彰台を獲得した。
「ドライのタイヤでいきました。昨日、雨の中でうまくいっていたので、雨のレースがいいなと思っていたんですが。5周目くらいから雨がふってきて難しかったです。25周がすごく長かったです。今回の結果が次につながるようにしたい。今年はマシンが替わって、セッティングがまだ十分じゃない。今後、テストがあるので、マシンのセッティングをよくして、レベルアップしていきたい」と武田選手は語った。


ところが、レース後の審査委員の協議により、1位の小西良輝選手(ホンダ)が白旗無視で3位へ降格。2位の寺本選手がマーキングしていないタイヤを使用したために失格となり、武田選手が繰り上がってST600初優勝となった。 また、稲垣選手は、最後まで小林選手のテールについていたが、捕らえることはできずチェッカー。7列目からスタートしていた稲垣選手は5位でゴールラインを通過し、繰り上がって4位。佐竹選手は8位となった。


高橋選手が開幕2連勝、富沢選手が2戦連続の2位に入る

ウェットコンディションの中で、好調な走りを見せたのはSP忠男レーシングのチームの濱本裕基選手(ヤマハ)で、2番手フロントローを獲得する。HitMAN RC甲子園ヤマハの山崎郡選手は4位で2列目に並んだ。
開幕戦で転倒してしまったディフェンディングチャンピオンの宇井陽一選手(SEV.spruce/PRO-TEC、ヤマハ)は5位2列目。富沢祥也選手(ProjectμFRS、ホンダ)は7位3列目となった。
また、開幕戦ウィナーの高橋巧選手(バーニングブラッドRT、ホンダ)は予選で転倒して、右膝の靱帯を痛めてしまう。10位4列目から決勝に臨んだ。


決勝日の最終レースとして行なわれた250クラスは、ほぼドライコンディションで行なわれた。ホールショットを決めたのは、3列目から抜群のスタートダッシュを決めた富沢選手。後ろから高橋選手、濱本選手、渡辺一樹選手(ヤマハ)などが続く。
2周目に入ると、高橋選手が先頭に立ち、富沢選手が続く。高橋選手はすぐに後続を引き離しにかかり、4周目には2秒以上のアドバンテージを築く。富沢選手が単独2位となり、濱本選手、渡辺選手、及川誠人選手(ヤマハ)、中本郡選手(ヤマハ)が3位争いとなる。

レース中盤、トップの高橋選手と富沢選手の差は徐々につまり、その差は1秒を切りテールトゥノーズの接近戦を続けていく。一方、3位争いでは濱本選手が13周目に転倒。再スタートしたが大きく遅れてしまう。


終盤を迎えても、高橋選手と富沢選手の僅差の戦いは続き、息詰まるような展開となる。逃げ切りを図る高橋選手、逆転を狙う富沢選手の攻防は最後まで続き、僅かコンマ1秒の差で高橋選手が先にチェッカー。開幕2連勝を決めた。
「朝フリーのときよりはうまく走れた。膝にテーピングしているので、ちゃんと曲がらなかった。でも、走っているときは痛くなかった。後半追い付かれそうになって、ペースをうまく上げられなかったけど、とにかく全開でがんばっていった。ケガしていたので勝てるとは思っていなかったです」と高橋選手。

続いて、富沢選手が惜しくも2位となった。
「やられたという感じです。最悪です。スタートは決めたけど、その後うまくペースを上げられなかった。中盤は離されてしまって、このままじゃかっこ悪いと思って、無理矢理ペースを上げました。今回は30点台、赤点です。でも、今後はタイトル取るためにがんばります」と富沢選手はコメントした。
また、山崎選手は7位、再スタートした濱本選手は9位でゴール。宇井選手はオープニングラップで転倒リタイアしてしまった。


柳沢選手が大健闘、惜しくも2位に入る

125クラスの予選では、尾野弘樹選手(BATTLE FACTORY、ホンダ)が5位。古市右京選手(TEAM ASPIRATION、ホンダ)が8位と好位置をつかむ。
また、柳沢祐一選手(18 GARAGE RACING TEAM、ホンダ)は9位。世界GPの併催レースとして行なわれているルーキーズカップのエストリル戦で優勝した日浦大治朗選手(Team NOBBY、ホンダ)は12位につけた。
一方、4サイクルマシンでエントリーしている仲城英幸選手(Team Project μFRS)は20位からスタートすることになった。


雨がぱらついていたが、ほぼドライコンディションでレースはスタート。ホールショットを決めたのは、2列目から好ダッシュを決めた尾野選手。後ろから柳沢選手、菊池寛幸選手(ホンダ)、徳留真紀選手(ヤマハ)などが続く。
4周目に柳沢選手がトップに立ち、尾野選手、菊池選手、山田亮太選手(ホンダ)、徳留選手がトップ集団を形成する。柳沢選手は8周目に菊池選手にトップを奪われるが、後方にピタリと付けていく。中盤に入ると、菊池選手、柳沢選手、徳留選手の3台が先頭争い、山田選手と尾野選手は4位争いに替わる。
レース終盤に向けて、トップ争いは菊池選手と柳沢選手の2台に絞られていく。一方、尾野選手は徐々に遅れると、後方から追い上げてきた竹内吉弘選手(ホンダ)と5位争いを繰り広げていく。


トップ争いは、最後まで菊池選手と柳沢選手の一騎打ち。一旦前にでた柳沢選手だったが、すぐに抜き返されてしまい惜しくも2位でチェッカーを受けた。
「前に出られたら逃げたいと思っていたんです。残り3周で前にでたんですが、その後ダンロップコーナーの切り返しで縁石に乗り上げてしまって遅れてしまった。最終ラップの最終コーナーで抜きたかったができなかった。冷静になれなかったのがよくなかったと思います。筑波は地元なので勝ちたかったです。悔しいですね」と柳沢選手は語った。
また、尾野選手は竹内選手に抜かれてしまい、6位でゴールした。
一方、日浦選手は10位、仲城選手は12位に入っている。

 

*5月21日、第2戦筑波のST600クラス決勝結果についてMFJより訂正があった。白旗無視で1位から3位に降格された小西良輝選手(急募.COM HARC-PRO.)のチームから控訴が提出され、当該大会審査委員会が協議した。テレビ放映用映像を検証した結果、白旗無視は認められなかったため、同委員会は降格処分を取り消した。この裁定により、武田雄一選手(HitMan RC甲子園ヤマハ、ヤマハ)は2位に訂正された。