■ 2009/5/24 第3戦 オートポリスサーキット スーパーバイクレース in 九州
REPORT
JSB1000
中須賀選手が3位、今季初の表彰台を獲得
第2戦鈴鹿から約1ヶ月後、JSB1000クラスは大分県のオートポリスサーキットで第3戦を迎えた。今回はアジアングランプリ第2戦と併催となる関係で、JSB1000、ST600、125クラスが開催され、250クラスはお休みとなる。
金曜日の特別合同走行は、雨、風、霧に翻弄されたが、予選が行なわれた土曜日は曇り空となり、ドライコンディションで無事に走行が行なわれた。
今回も、JSB1000クラスは鈴鹿と同じようにノックダウン方式で予選が採用された。
中須賀克行選手(ヤマハ)は着実にタイムを更新していったが、惜しくも1列目はならず。5位2列目に並ぶ。
続いて、大崎誠之選手(ヤマハ)は6位。亀谷長純選手(ホンダ)は9位、今野由寛選手(スズキ)は11位、西嶋修選手(カワサキ)は12位となっている。
決勝当日は晴天に恵まれた。午後は雲が広がりはじめ、18度という涼しい天気の中で行なわれた。
決勝レースが始まると、山口辰也選手(ホンダ)がトップに立ち、酒井大作選手(スズキ)、中須賀選手、伊藤真一選手(ホンダ)、柳川明選手(カワサキ)と続く。この5台がトップ集団を形成し、後続を着実に引き離していった。
セカンドグループは、大崎選手、亀谷選手、高橋英倫選手(カワサキ)が形成している。
レース中盤に入ると、中須賀選手はペースは上がらず。山口選手、酒井選手、伊藤選手の3台に遅れをとり、4位を走行していく。5位の柳川選手は離していたが、中須賀選手は単独4位となっていた。
終盤に入ると、伊藤選手と酒井選手が接触して、伊藤選手が転倒、酒井はコースアウトして遅れをとる。これで、中須賀選手は一旦2位に上がるが、追い上げてきた酒井選手とバトルを展開。酒井選手に抜かれると、最後の逆転を狙っていく。残り周回は少なく抜くチャンスはなかったが、中須賀選手は今季初の表彰台3位をゲットした。
「想定範囲の結果です。今年のヤマハはニューマシンなので、やっとマシンとのコミュニケーションが取れてきた感じなんです。途中から単独走行になってしまったのですが、もう少しバトルをしたかったです。今日の表彰台は棚ボタですが、この位置を走っていたから取れた結果です。この結果を受け止めて、次につなげたいです」と中須賀選手は語った。
また、大崎選手は5位、亀谷選手は7位でそれぞれゴール。今野選手は11位、西嶋選手は12位に入っている。
ST600
中冨選手が4位入賞を果たす
第2戦鈴鹿はJSB1000クラスのみの開催となったため、ST600クラスは第2戦となる。今回は予選は40分の予選1回でスターティンググリッドが決められた。ダンロップユーザーでは、武田雄一選手(ヤマハ)が8位、稲垣誠選手(ホンダ)が10位、中冨伸一選手(ヤマハ)は12位にそれぞれ並んでいる。
決勝レースが始まると、中冨選手は1周目は9位だったが、着実に追い上げていくと、4周目には6位に浮上。前を行く宮崎敦選手(ヤマハ)に追い付くと、10周目に宮崎選手を抜き去って5位に上がる。
終盤に入ると、中冨選手、武田選手、宮崎選手が4位争いを展開。最後まで僅差の戦いとなるが、中冨選手が4位、武田選手が5位でゴールした。
「表彰台には届きませんでしたが、予選のときよりもいいフィーリングで走れました。これからもっと調子を上げていきたいです」と中冨選手。
また、佐藤選手は9位、稲垣選手は12位となっている。
GP125
尾野選手が念願の全日本初優勝
ST600同様、今季2戦目となる125クラス。40分1回の予選が行なわれ、終盤に入ると激しいタイムアタック競争が展開される。尾野弘樹選手(ホンダ)は好調な走りを披露すると、フロントロー3位をゲットした。
また、浦本修充選手(ホンダ)は7位、日浦大治朗選手(ホンダ)は9位、4サイクルのプロト2クラスの仲城英幸選手(ホンダ)10位、柳沢祐一選手(ホンダ)は11位につけている。
決勝レースが始まると、まずは浦本選手がレースをリード。しかし2周目に入ると菊池寛幸選手(ホンダ)が前にでて後続を引き離しに掛かる。浦本選手は、尾野選手と2位争いを始める。
5周目に入ると雨がぱらつき始め、トップの菊池選手はペースダウン。尾野選手、浦本選手、篠崎佐助選手(ヤマハ)、徳留真紀選手(ヤマハ)などが追い付いて、先頭グループは10台ほどの大集団となる。
77周目、浦本選手はコースアウトして後退。トップグループは尾野選手、菊池選手、篠崎選手、徳留選手の4台の戦いとなる。
レース終盤、トップは菊池選手、尾野選手、篠崎選手と次々に入れ替わる大混戦。11周目ころになると雨が強まり、菊池選手を含む数台が転倒。これで赤旗が提示されて、レースは成立。9周目終了時点の順位が総合結果となり、尾野選手が全日本初優勝を飾った。
「優勝できてうれしいです。最後まで走りきっての優勝なら、もっとうれしかったと思うのですが…。でもやっとここまでこられたという感じです。今日はいつも以上に勝とうという気持ちが強かったです。初めての1位の表彰台は思っていた以上に気持ち良かったです」と尾野選手は語った。
また、柳沢選手は6位、仲城選手は8位、日浦選手はリタイアに終っている。