


全日本トライアル選手権シリーズの今季開幕戦となる関東大会が、3月14日(日)に茨城県の真壁トライアルランドで行われた。ダンロップタイヤD803を履いて、国際A級スーパークラスの王座奪還をめざす小川友幸選手(#2)は、黒山健一選手、同じくダンロップタイヤを履く野崎史高選手(#3)と、三つ巴の激しい優勝争いを展開。最後までもつれた勝負に、会場は大いに盛り上がった。
昨年までの競技は、5時間30分の持ち時間で10セクションを3ラップしたが、今年は4時間30分の持ち時間で9セクションを2ラップし、最後にスペシャルステージ(SS)として2つのセクションを走る、新方式となった。
今大会は、岩盤や大岩のセクションを主体とした構成で、とくにSSの大岩とヒルクライムは、観戦しやすく迫力のある設定とされた。
競技は、快晴のもとスタート。小川選手は、1ラップ目は3番手と出遅れたものの、2ラップ目の第4セクションで野崎選手を逆転して、2番手に浮上。続く第5セクションでは、トップの黒山選手に同点で並んだ。
ところが第6セクションで小川選手は失敗し、再び3番手に後退。黒山選手、野崎選手、小川選手がいずれも優勝の可能性を残して、SSを迎えた。
その第1セクションでは、小川選手と黒山選手がともにクリーン(減点0)で走破し、野崎選手は減点5で後退。そして、いよいよ最終セクションのヒルクライムへ。
ここで小川選手は、惜しくも失敗して5点減点。野崎選手と黒山選手は2点減点となり、小川選手は2位、野崎選手は3位で表彰台に登壇した。
小川友幸選手のコメント
「勝ちたかったですが、あまり調子は良くなかったことを考えれば、まずまずのデキだったと思います。今年の競技システムは、セクション数が少ないので、ひとつのミスが成績に大きく響く可能性が高く、選手にとっては神経戦になりやすい設定です。今回のセクションは、簡単すぎる部分もありましたが、時間的にも短くなり、また勝負ポイントも数ヵ所あったので、お客さんにとっても良い部分は多かったのではないかと思います。今年は、国際A級スーパークラスでは、黒山選手を除くトップ5のライダーは、みんなダンロップタイヤを履いています。ダンロップは、今日のような岩盤では、他社のタイヤと比べてヨレがなくて走りやすいですが、さらに上を目指して進化させていきたいと思います。」