ROADSMART、発進!
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ROADSMART特集第2回 八代氏が、ROADSMARTを斬る! ROADSMART


2007年1月にダンロップが新発売した、スポーツツーリングを主題としたビッグバイク用タイヤの「SPORTMAX ROADSMART」。もうお試しいただけたでしょうか? 今回は「これから履く」という皆様のために、元WGPライダーの八代俊二氏による徹底インプレッションの結果を、インタビュー形式でお届けします。ぜひ、タイヤ選びのご参考にしてください!


―'80年代には国内外の最高峰レースで活躍し、現在は的確かつ厳しい意見を述べるフリージャーナリストとしても知られる八代俊二さん。この「ROADSMART」は、そんな八代さんの眼からみて、どのようなタイヤだったでしょうか?
「このタイヤの良さを簡単に言うなら、適度な柔らかさだと思います。最近の傾向としては、サイドウォールが柔らかいタイヤが主流となっており、なかには過ぎた感のある製品もあります。しかしこのROADSMARTには、そこまでグニャグニャという印象ではないです。非常にバランスがよく、いいところを突いたタイヤだと思います」


―具体的には、どのようなフィーリングでしたか?
「まず、かつてのD221などと比較して、いい意味でタイヤのツブレ感があります。トレッドが路面に吸い付いているイメージが強く、とても安心感が高いです。また、たとえば路面にある縦溝なんかを横切ったときに、車体やハンドルに伝わる衝撃がうまくボヤけてくれるので、神経質にならずに乗ることができます。そしてコーナーでは、荷重を掛けることでツブシながら旋回すると、グリップ感が上がります。立ち上がりも、アクセルを開けることでタイヤがツブレれてくれるので、安心して立ち上がっていくことができました。さらにブレーキングも、ピタッと路面にタイヤが吸い付くので、非常に安心してブレーキが掛けられ、結果的には短い距離で制動が可能という感じでした」


―グリップ力そのものについてはどうだったでしょうか?
「グリップ力は、あくまでスポーツツーリングという使い方をするという前提で言わせてもらえば、十分すぎるくらいあります。変なクセもないですし、非常によいと言えます。スーパースポーツに履かせるタイヤではないと思うので、満足できると思います。」


―なるほど。ところで今回は、岡山県にあるダンロップのテストコースでの試乗ということで、ウェット路面も走っていただきましたが、いかがだったでしょうか?
「ウェットに関しても、変な挙動はなく、水の層が厚いところでもかなり安心して走ることができました。もちろんレース用レインタイヤのようには走れませんが、ツーリングなどで、ジワッと寝かしてジワッとアクセルを開けるぶんには、まったく問題はないと思います。写真を見るとかなりの水しぶきが上がっていることからも分かるように、排水性は非常に高いと思います」


―八代さんの眼から見て、このROADSMARTはかなり高い評価ができるタイヤということですね。では最後に、気になった点はありますか?
「そうですねえ。敢えて言うなら、高速旋回時にもう少し軽さがあるといいですね。でもこれは、粗探しをすれば、という感じです。それから、別の意味で気になったのは、耐久性について。D221に対し、明らかにグリップ力やツブレ感は上がっているのに、発表ではライフも約10%伸びているとのこと。だとしたら、スゴいことだと思います。全体的なバランスが高く、気に入ったタイヤだということもありますが、ぜひ自分のZZR1400に装着して、試してみたいところです」


―どうもありがとうございました。
このように、厳しい眼を持つ八代氏からも、このROADSMARTは高い好評をいただくことができました。今度はぜひ、皆様のバイクに履かせて、その高性能を実感してみてください!


八代俊二
1960年生まれ。24歳で国際A級に昇格した頃から執筆活動も開始する。昇格1年目でTT−F1初代チャンピオン。'86年から最高峰の500ccクラスに転向。参戦5戦目のスポーツランド菅生で初優勝。翌年から、HRC契約となり「ロスマンズホンダ」の一員としてWGPに参戦。以後2年間ワークスライダーとして活動後、'90年にレース活動を休止。'94年にスポット参戦した鈴鹿8耐ではプライベートチーム最上位の6位に入賞。これを機に以後レース活動から完全引退し、以後ジャーナリスとして活動。
約20年に渡るライダー&ジャーナリスト活動で様々なタイプの市販車やワークスマシンに試乗、多くの専門誌に試乗記を執筆。さらに、元WGPライダーの知識と経験、情報収集力を活かしたテレビのレース解説には定評がある。

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