カルロス・チェカ インタビュー

カルロス・チェカ インタビュー

インタビュー:カルロス・チェカ(Calros Checa) [ Tech 3 Yamaha ]
※ このインタビューは「MOTO GP:第4戦中国GP」直前に行ったものです。

 


「方向性をつかんで開発することが大切だね。トップレベルに追い付く自信はあるよ。」


世界のトップライダーのひとり、スペイン人のカルロス・チェカ選手は、今年テック3ヤマハに移籍。初めてダンロップタイヤで戦うことになった。開発をしながらレースを戦うという、忙しいシーズンを送っているチェカ選手に、第4戦中国GPでインタビュー。今後の目標などを聞いてみた。


−第2戦カタール、第3トルコGPは、ケガのために体調がよくなかったようですが、ケガの状況はどうですか?
「開幕戦のへレスで背中を打って、その影響で左の腕に力が入らなかったんだ。今は、だいぶよくなった。大丈夫です。」

−トルコでは、セッティング、タイヤ選択が難しかったようですね。
「天候も変化したこともあって、金曜日からずっとセッティング出しに専念していたが、うまくいかなかった。」


−それでも、トルコでは、レース終盤にベストタイムを出していますね。
「不思議だけどね。マシンとタイヤのバランスがよかったんだと思う。今は、だんだんとマシンをどのように仕上げていったらいいのか、わかってきた。毎回、いろいろとテストしていて、だんだんとよくなってきている。今後は、テストもあるから、徐々によくなっていくと思う。我々は、トップチームよりまだ遅れているからテストは大事だね。」

−テストで走ると、だいぶ違いますか?
「レースのときは、コンディションに応じてセッティングを変えたり、レース用のタイヤをテストしたり忙しいんだ。だから、テストでじっくりマシンのバランスを作っておくと、だいぶ違うよね。」


−タイヤ開発の進み具合はどうですか?
「チームもタイヤも僕自身も着実によくなっているよ。一番大事なのは、マシンとタイヤのコンビネーションなんだ。セッティングの方向性を見極めること、限界を見極めることが大事だね。まだダンロップは、経験が不足しているから、エンジニアたちがどのようなタイヤの性質が大事なのか理解していくことが必要なんだ。いいタイヤを作る実力は十分にある。あとは方向性をつかむだけなんだ。
トップレベルに追い付く自信はあるよ。」

−これまで多くの経験がありますね。その経験が生かされると思いますが。
「まあ、僕はただタイヤのフィーリングを伝えるているだけだよ。ライバルたちのレベルを知ってはいるよ。まだ、シーズンは始まったばかりだけど、今後どんどんよくしていきたいね。」


−中国GPも予選は雨になりましたが、雨は嫌いですか?
「雨は嫌いじゃないけど。天候が変わると忙しいね。セッティングを変えないとならないから。とにかく、雨でも晴れでも、僕の目標はトップに立つことさ。」


−今年の目標を教えていただけますか?
「今年の目標は、とにかく前進あるのみっていう感じ。まだ、順位とかいえる段階じゃない。僕にとっていつも目標は勝つこと。今年は、これからどんどんレベルを上げていくことが大切なんだ。そのために、僕やダンロップががんばっていくことだね。同じようにライバルたちもよくなっていくわけだから、負けないようにがんばらないと。」


−一番好きなサーキットはどこですか?
「アメリカのラグナセカが好きだね。嫌っているライダーもいるけど、僕は好き。特に、コークスクリューは、エキサイティングだから好きだね。ダンロップもいいと思うよ。」


−ところで、ライダーとして尊敬している人はいますか?
「ウェイン・レイニーが好きだし、今でも友達なんだ。彼がレースをしていたときは、影響を受けたね。ヒーローみたいな感じかな。
子どものときは、スペイン人のシト・ポンスとかも好きだったよ。」

−生まれ故郷はバルセロナ郊外のサン・フルートスなのに、今はロンドンに住んでいますね。なぜですか?
「ロンドンにいるのは、便利だから。移動しやすいし、友達もいるし、僕がいるところは静かなんだ。ホームタウンは、バルセロナから車で5分くらいの小さな町だよ。」


−趣味は何かありますか?
「冬はスキーをする。山登り、サイクリング、マウンテンバイク。いろんなスポーツをするよ。トレイニングのためだけでなくて、楽しみでもあるよ。モトクロス、トライアル、スーパーモトも楽しむね。」


−サッカーも楽しみますか?
「サッカーも好きだけど、22人必要だから。人を集めないとならないよね。仲間がいれば、サッカーも楽しいね。」


−レースの合間など、気分展開やリラックスするために、どんなことをしていますか?

「読書が好きだね。移動するとき、飛行機の中で小説を読む。いろんな小説を読むね。友達が教えてくれた本とか、おもしろそうならなんでも読むね。スリラーやら歴史とか。」


−日本は好きですか?
「寿司は好きだよ。だけど、日本は忙しいところだから。日本にいるときは、いつも忙しい。一度、田舎にいったことがあったけど、それはよかったね。東京は、忙しいところだね。ロンドンにも日本食レストランがあるし、バルセロナにもある。たまに行くこともあるよ」


−今日はお忙しいところ、ありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。
「少しずつよくなっていくように、毎回がんばっていきます。応援してください」