中上貴晶選手 インタビュー

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Moto2クラスで2年目を迎えた中上貴晶選手は、今年大きくレベルアップしている。開幕戦カタールで初の表彰台3位を獲得。開幕から5戦連続してフロントローに並び、完全にトップライダーの仲間入りを果たした。第7戦オランダでは鎖骨骨折のために欠場したが、第8戦ドイツGPに復帰。レースを前に、今年の飛躍の理由、これまでの戦いぶり、さらに今後の目標などを聞いた。
 
−アッセンで負った鎖骨骨折のケガはもう大丈夫ですか?
「土曜日にはすぐにイタリアに戻って、日曜日の朝から手術をしてもらって1日入院して、月曜日の朝には退院しました。そんなに骨のずれがなかったので4本のビスで留めてもらった。退院して火曜日からリハビリを始めて、今ではウェイトトレーニングもしています。痛みもほとんどなく、大丈夫です」

−今年は開幕戦からフロントローに並んでいて、好調なスタートを切りましたね。
「今年はウインターテストから調子がよかったんです。去年の反省点を踏まえて、自分の弱いところを改めたり、セッティングについてもいろいろと分かってきた。去年とは取り組み方をいろいろ変えたんです。それでテストから上位のタイムを出せた。去年みたいに15位以下に落ちるということもなく、いいときはトップタイムを出せる状態になったし、パッケージとしても高いレベルに上がったと思います」

−今年はいろいろな面で余裕が出たのですか?
「そうですね。大きいのは去年1年経験を積んで、バイクの上でうまく動けるようになったこと。去年、いろんなデータも取れたし、チームとしても2年目ということで、今年は結果を求める状況になった。いろんなことがあいまって、開幕からコンスタントに走れていると思います。」

−GPに復帰されて2年目ということで、生活面も慣れましたか?
「はい。グランプリの世界にも慣れて、今年は同じチームで2年目。去年、初めてチームの人の家にホームステイして、今年も同じようにホームステイしています。その家の家族のように暮らしていて、落ち着いてレースに臨めています。他のことは考えずに、バイクのことだけ考えてできるようになりました」

−レースではトラブルなどもあって、結果にはまだ満足されていないと思いますが。その辺はどうですか?
「決勝でのトラブルも何戦かあって、リタイアもあった。それがよくなかったと思っています」

−今後の戦い方については、どのように考えていますか?
「これからレースをこうすればいいという解決策は見えています。今求められているのは、レースでのアベレージスピード。どれだけ速いペースで走り切れるかなんで、そこが一番難しいんです。いろんなバランスがあるので、それを探している状況です」

−タイヤについてはどうですか? フロント、リアともに毎回、2種類のタイヤが用意されていますね。
「本数が限られているので、難しいですね。例えば、フロントのソフトタイヤなら4セットしかないので。6回のセッションで4本をどう使っていくのか、本当に難しいです」

−ダンロップのスタッフにタイヤの印象を伝えたりしていますか?
「毎戦ではないですけど、予選のあとに、このタイヤを使ってこうだったとか情報を提供しています」

−ここザクセンでは、左右非対称のデュアルコンパウンド(右左で硬さが違う)のタイヤが用意されていますね。
「左右非対称のタイヤは、すぐに違いが分かります。温度の上がり方も違うので。タイヤに合わせてセッティングをしないとならないので、大変です。初日に2本のうち、どちらがいいのか見極めてセッティングを進めようと思っています」

−今回は、ケガからの復帰戦になりますが、どうですか?
「ケガの状況は問題ないと思います。明日は慎重に走り出して行こうと思います。幸い、暑くはなさそうなので、涼しいとタイヤにはやさしいですね」

−初優勝が期待されていますね。
「優勝まであと少しというところまで来ているので、はやく優勝した姿をファンの方にお見せしたいという気持ちが強いです。そして、調子の良くないときは、悪いなりにきちっと結果を残していきたいです。チャンピオンシップを考えると、ノーポイントはこれ以上できないので」

−今回のレースと、後半戦の目標は?
「今回は、サマーブレーク前の大事なレースなので、気分良く夏休みに入れるよう、きちっと結果を残したいです。その後、残り10戦もあるので、1戦1戦きちっと結果を残したいし、優勝したいという気持ちでいっぱいです。転倒ケガはもうできないので、安定した好リザルトを残したいです」

−ライバルは誰ですか?
「エスパルガロ選手が上り調子になってきていて、あとレディング選手ですね。このふたりをしっかり捕まえられるようにしたい。」

−10月終わりには日本ラウンド、もてぎ戦ですね。
「もてぎ戦はとても大事です。1戦1戦ひとつずつポジションを上げて、もてぎへ弾みをつけたいです」

−ところで、レースの合間はどんな風に過ごしているのですか?
「チームが個人トレーナーを付けてくれているので、毎日トレーニングしています。ランニング、バランスボールとか。その人がプログラムを組んでくれたことをやっています。最近は、トレーニングというより楽しみとして、テニスもよくやっています。体を動かすのが好きですね。あとは、ホームステイしている家族と一緒にご飯を食べに行ったりします」

−他の趣味はありますか?
「あまりないです。普通に音楽を聴いたり、ゲームはします。音楽はヒップホップとかR&Bとか洋楽が多いです。でも、スタート前に音楽を聞いたりはしないです」

−レースのとき、げん担ぎで何かしますか?
「げん担ぎというか、普段の生活から何をするにも右からします。バイクに乗るとき、つなぎ、グローブとかも右から。小さいときからそうしています。それから、レースのときは、赤いパンツを履くことです」

−来年について、言える範囲で教えてください。
「GP復帰したときに、Moto2は2年やって、結果が出たらMotoGPにはやく上がりたいと思っていました。状況にもよりますけど、納得いくチームに行かれればMotoGPに出たいですね。でも、今はそのことは頭の隅にあるだけです。きちっと結果を残すこと、1戦1戦目の前のレースに集中してやっていきたいです」

−今日はお忙しいところありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。ケガしないようにがんばってください。