トニ・エリアス選手 インタビュー

ステファン・ブラドル選手
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ステファン・ブラドル選手
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ステファン・ブラドル選手
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第6戦イギリス戦を終え、4勝をあげてMoto2クラスのランキングトップに立っているのが21歳のドイツ人ライダー、ステファン・ブラドル選手。元GPライダーを父に持つブラドル選手は、久々のドイツ人のトップライダーとしても注目されている。第6戦イギリス、シルバーストーンのレース前にブラドル選手に好調の要因、今後の目標などについて聞いた。
 
−今年は絶好調でランキングトップに立っていますね。去年との違いはなんですか?
「去年はSuterのバイクに乗っていたけど、今年はKalexに替えたことが大きかった。チームも僕もここまですごくいい感じで仕事できているんだ。この調子を続けていきたいね」
 
−去年はランキング9位でしたが、今年はいつもトップ争いしていますね。
「去年1年間走った経験が生きていると思う。今はクレバーなレースができている。マシンの調子もいいので、自信を持って走れていることが大きいよね」
 
−開幕5戦連続ポールポジションはすごいですね。
「そうだね。ポールポジションを取れていることはすごくエキサイティングだね。ラッキーな面もあったとは思うよ。予選だけじゃなくて、レースでもいいパフォーマンスができていると思う。この調子で戦っていきたいね」
 
−ダンロップから2種類のリアタイヤ、フロントタイヤが支給されているわけですが、セッティングは大変ですか?
「今年のラップタイムが去年に比べて上がっているのは、タイヤの性能が上がったからだと思う。僕はフロントタイヤは好きなのが決まっているけど、リアはサーキットによって合うタイヤが違ったりするんだ。走ってみて決めているよ」
 
−今、ランキングトップですが、タイトルのことは意識しますか?
「まだシーズンの序盤で、先が長いからタイトルについては特に意識しないようにしている。この調子を続けられるようにクレバーに戦っていきたいんだ。今はすごく調子がいいけど、タイトルを語るのはまだ早いよね。今年はずっと安定した成績をあげていきたい、そう考えている」
 
−今年はすごく落ち着いたレースぶりを見せていますね。
「無理して転倒したりミスしたりしないように走れているんだ。へレスでは雨の中で5位、ルマンではセッティングにちょっと問題があったから3位だった。無理しないで精一杯走って、勝てないときでもそれなりの順位でゴールできた。今のところうまくいっているよ
 
−自分の走りをどう思いますか?
「今、いいライディングができていると思う。レースの後、家に帰ってから自分の走りをビデオで見るのが楽しみなんだ。」
 
−ライダーとしての強みは、なんだと思いますか?
「今年はレースを全体的に考えて走れていることかな。もし何か問題があってトップ争いができなくても、しっかりと完走することを第1に考えている。毎戦の結果がすべてじゃない。シーズン全体を考えて戦っていきたい。」
 
−ライバルは誰ですか?
「ライバルは、マルケス、ルティ、イアンノネ、高橋…。ライバルはいっぱいいるよ。シモンはケガしちゃって気の毒だけど。Moto2レースは、すごく接戦が多いんだ。ファンにとっては見ていて面白いレースだと思うけど、接戦が多いと簡単じゃない。ライダーにとっては、ライバルに差をつけられるレースのほうが楽ではあるよね。でも、これがMoto2なんだ。僕は楽しんでレースしているよ」
 
−お父さんは元GPライダー(※)ですね。お父さんからいろいろアドバイスを受けるのですか?
「今年はいつも来てくれるわけじゃないけど、いろいろアドバイスをしてくれている。レースを戦う上でのコツみたいなことを教えてくれるね。父のことを誇らしく思うよ」
(※:ヘルムート・ブラドル=88〜93年にGP250クラスで活躍していたライダー。最高ランキングは91年の2位)
 
−レース以外に趣味はありますか?
「レースが僕の生活のすべてみたいな感じだから、あまり趣味はないね。でも、たまにサッカーをやったり、冬にはスキーもやるよ。プロのサッカーリーグもたまにテレビで見ることもある。でも、シーズン中はサーキットにいないときも取材とかで忙しいから、他のことをする時間はあまりないね。」
 
−トレーニングは何をしていますか?
「5年くらい前からトレーナーについてトレーニングしている。体全体を鍛えているから、ランニング、自転車、エクササイズ、ウェイトトレーニングといろんなことをやっている」
 
−将来は、MotoGPライダーを目指してるのですか?
「もちろん、MotoGPライダーになるのが僕の夢だよ。でも、今はMoto2でいいシーズンを送ることに集中している。だからMotoGPはまだ先のことだね。Moto2でがんばって走って、そのあとで考えるよ」
 
−ドイツ人ライダーとしては久々の活躍で、ドイツではだんだんGPファンが増えていますね。
「父がGPライダーだったころに比べたら、最近はドイツでのMotoGPの人気は落ちていた。ドイツ人ライダーが少なかったことが問題だったと思う。今は少しずつライダーも増えてきた。僕の成績がいいこともあって、最近少しずつファンが増えてきたよ。僕がもっとがんばっていけば、もっとドイツでもMotoGPの人気が高まると思う」
 
−それでは最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。
「今年日本で起きたことを聞いた時はすごくショックだったよ。僕は日本も日本人も大好きなんだ。日本の人たちはとても親切で、いつもフレンドリーだから。日本での滞在をいつも楽しんでいるよ。今、日本が抱えている問題についてはすごく残念だし、はやく普通の生活が戻ることを祈っているよ」
 
−今日はお忙しいところありがとうございました。今後のご健闘を期待しています。
「(日本語で)ありがとう」