玉田誠 インタビュー

玉田誠 インタビュー

今年ダンロップ・テック3・ヤマハに移籍してきたのは、日本のエース、玉田誠選手。タイヤ開発の重責を担いながら戦っている玉田選手に、第3戦トルコGPで話をうかがいました。

 


−最初にダンロップタイヤをテストしたときの印象はどうでしたか?
「初めてテストしたのは昨年の11月、マレーシア、セパンのときでした。昨年までホンダに乗っていたので、ヤマハのマシンは初めてでした。それに990ccから800ccに変わったので、まずは慣れることが先決でした。でも、ぱっと乗りでは乗りやすかったですね。タイヤはそのとき10種類近く履いてみました。去年レースで使ったタイヤをもってきてもらって、予選用タイヤも全部履いてみました。『正直いって、レベルアップは必要ですね』とダンロップのスタッフの方に言いました。接地感はいいんですが、グリップがいまいちよくなかったんです」

−第1戦カタール、第2戦ヘレスと戦ってこられたわけですが、現在の状況はどうですか?
「少しずつよくはなっていますが、まだ十分とは言えないです。ダンロップは1チームしかないので、そのへんは厳しいと思います。台数が少ないので、開発が遅れるのはしかたないですね。毎回、そんなに沢山テストできないんです。タイヤの種類を換えて、4、5周走って感触を確かめたりしています。タイム的には去年よりも上がっているので、今後はもっと戦闘力を上げていきたいです。」

−どのようにテストしているのですか?
「マシンのセッティングを変えないで、タイヤを換えて走っています。それでタイヤのフィーリングをスタッフにコメントして、最後にはレースにどのタイヤを使用するのか決めています。今のところフロントは悪くないのですが、リアのグリップがあまりよくないんです。」

−2戦のレース内容に関してはどうですか?
「今のところ苦しい戦いが続いています。自分の思ったような走りができていないんです。腐らずに、粘り強くタイヤ開発を行っていきたいと思います。実は、トルコから日本に帰ったら、ダンロップ本社でミーティングする予定なんです。開発陣全員で話し合って、これからみんなでがんばっていきたいです」

−初めてのチーム、フランス人チームのテック3に入ったわけですが、スタッフとの連携はどうですか?
「フランス人チームになって、最初はちょっと不安な面もありましたが、すごくいいチームでやりやすいです。今まで1人でやっていたので、チームメイトがいるのはいいですね。チームメイトと情報交換したりしてやっています。」


−ところで、現在ヨーロッパではどこに住んでいるのですか?
「今はイタリアのベローナに住んでいます。第5戦ルマンの後、フランスのラバンドゥールに引っ越します。テック3チームの近くで、海が目の前にあるアパートです。海まで10メートルというところでなんですよ。」


−ヨーロッパ生活には慣れましたか?
「食べ物はなんでも食べられるので大丈夫です。自炊もしますよ。生活面は問題ないです。言葉は大変ですけど、英語は独学で勉強しています。少しずつだけと分かるようになってきました」


−レースの合間にはトレーニングをするのですか?
「チームの人達は、みんな自転車好きなので、このあいだも一緒に連れて行ってもらいました。マウンテンバイクで、山に登ったりするんです。フランスに引っ越してからも、自転車に乗るのが楽しみです。」


−趣味は?
「趣味はゴルフなんです。今度引っ越すアパートの近くには、ゴルフ場があるので楽しみです」


−レースの話に戻りますが、今年の目標は?
「今のところ目標をはっきり言える状況ではないんです。とにかく、前向きに戦っていきたいです。」


−好きなコースは?
「カタール、アッセンは嫌いだけど、後はみんな好きですよ。ムジェロとか大好きです。ダンロップと相性がいいと言われているザクセンやエストリルなども楽しみです。」


−ありがとうございました。最後にファンへのメッセージをお願いします。
「ファンから応援のメールが来ます。今は、難しい状況ですけど戦闘力を上げるための地固めをしています。とにかく前向きにがんばっていますので、応援よろしくお願いします。」


−本日はありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。